久住山・平治岳(法華院温泉山荘泊)


- GPS
- 11:10
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 1,205m
- 下り
- 1,502m
コースタイム
- 山行
- 4:05
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 5:44
天候 | 晴れのち曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
東北新幹線:最寄駅→東京駅08:36 東海道・山陽新幹線:東京駅09:12→博多駅14:09 レンタカー:博多駅14:30頃→九重観光ホテル16:50頃 九重観光ホテル05:30→牧ノ戸峠05:40 2)復路 レンタカー:寒の地獄旅館08:35→博多駅11:00 東海道・山陽新幹線:博多駅12:15→東京駅17:15 東北新幹線:東京駅18:36→最寄駅 ○駐車場 牧の戸峠(無料) ○バス(九重コミュニティバス) 長者原13:54→牧の戸14:02くらい 500円 ※時刻表については写真参照 https://www.town.kokonoe.oita.jp/docs/2018091900022/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
○牧の戸峠〜沓掛山 第一展望台までは観光コースなのでコンクリートで道が舗装されていますが傾斜はきつめです。 第一展望台からも階段などで整備された道が続きます。 ○沓掛山〜久住山避難小屋 沓掛山から少しだけくだる際に梯子がありますが、ごく短いです。 迂回するルートもある模様。 扇ヶ鼻分岐までは緩やかな登りとなります。 扇ヶ鼻分岐からもなお、緩やかな登りは続き、星生山を左手に見送る頃より岩ゴロの道を進みます。 道が下りに転じ始めたら間もなく久住山避難小屋です。 ○久住山避難小屋〜久住山 久住山へは、回り込むようにしながら進んでいきます。 山肌を直登で登りますが、ガレ場なので下りでは転倒に注意。 久住山の山頂では360度の展望が得られます。 ○久住山避難小屋〜北千里ヶ浜〜法華院温泉山荘 北千里ヶ浜へ向かい、しばらく急な下りが続きます。 この後、北千里ヶ浜までは沢に沿って歩きますが、うっかりすると沢を進みそうになり、登山道を探して復帰することが何度かありました。 北千里ヶ浜では道が平坦になります。 その後、法華院温泉山荘までは下りです。 ○法華院温泉山荘〜平治岳 法華院温泉山荘から坊ガツルキャンプ場までは景色の良い安心の道です。 坊ガツルキャンプ場を過ぎると、道が二手に分かれますので、左手の平治岳登山道へと入ります。 序盤は緩やかですが、次第に沢に沿って傾斜が増すようになります。 テープやロープで道が示してありますが、ちょっと分かりにくいかもしれません。 平治岳と大船山との鞍部である、大戸(うとん)越から平治岳への登りに取り付きますが、登りと下りでルートが分かれています。 どちらも急登です。 平治岳の前峰で急登は収まり、もう一歩きすると山頂に到着です。 ○法華院温泉山荘〜長者原 長者原までは法華院温泉山荘とのメインルートの一つなので道は整備されています。 法華院温泉山荘側からは雨ヶ池越までが登りです。 雨ヶ池越を過ぎると長者原までは下りですが、樹林の中をずっと道が伸びていて長く感じられました。 樹林を抜けてタデ原湿原に出ると長者原は間もなくです。 ○トイレ 牧の戸峠・久住山避難小屋・法華院温泉山荘・坊ガツルキャンプ場・長者原 ※久住山避難小屋と法華院温泉山荘の外トイレは100円の強力金制です。 ○水場 法華院温泉山荘・坊ガツルキャンプ場 〇山小屋 法華院温泉山荘 http://hokkein.co.jp/ 大人1人1泊2食11,000円 昼食弁当1,000円 |
その他周辺情報 | ○長者原に日帰り温泉あり https://www.kuju.jp/?page_id=585 ○長者原にはmont-bellもあります。 https://store.montbell.jp/sp/search/shopinfo/?shop_no=678564 |
写真
そのうちに、下から雲がモクモクと湧いてきて、山頂はあっという間に真っ白気に。
眺めを得られるギリギリでした。
計画では三俣山に寄ることを考えていましたが、往復すると法華院温泉山荘到着は12時を回った頃になりそう。
特に三俣山は踏みたいピークというわけではないし、天気のことを考えてパスすることにしました。
ゆっくり楽しみたいのはどちらかといえば坊ガツルなので。
まだ午前中なので登るか考えましたが、往復すると午後になってしまいます。
まだ分からないけど、明日も今日と同じような天気らしいので、朝の晴れてるうちに登ったほうが良いでしょう。
おでんは持ち込んだレトルトのもの。
なお、法華院温泉山荘はランチ営業していますが、ツマミのメニューとしては枝豆やウインナーがあります。
翌朝、朝食を弁当でいただきました。
法華院温泉山荘の朝食時間は7時半だったので、平治岳を歩いているときに雨に降られないよう、早めの出発とするために弁当に代えてもらいました。
なぜ登ったか?
それは、「ありがとう!山のガイド犬 平治」の平治号の名前の由来となった山だからに他なりません。
ただ、草で足元は見えないわ、灌木に帽子やザックを引っ掛けるわ、草についた朝露で全身濡れるわなのはオフシーズンだから・・・?
まさしく私が露払いになっていました。
7〜8種類ある中から選べます。
一番気に入ったのは、青森県西田酒造の田酒(でんしゅ)。
すこぶる飲みやすいです。
群馬県龍神酒造の尾瀬の雪どけもなかなか。
装備
共同装備 |
ヘッドランプ(1)
折畳傘(1)
1/25000地形図(1)
虫除けスプレー(1)
シルバコンパス(1)
熊鈴(1)
筆記具(1)
保険証(1)
飲料水
ティッシュ(1)
医薬品類(1)
タオル(1)
雨具(1)
携帯電話(1)
計画書(1)
ウェットティッシュ(1)
腕時計(1)
食糧
エマージェンシーシート(1)
携帯用簡易トイレ(2)
ツェルト(1)
サバイバルシュラフ(1)
調理用バーナー(1)
バーナー用ガス(1)
行動食
コッヘル
チタンカップ(1)
|
---|
感想
人みな花に 酔うときも
残雪 恋し 山に入り
涙をながす 山男
雪解の水に春を知る
子どもの頃、NHKの「みんなのうた」で、「坊がつる賛歌」は良く聞いたものだった。
その歌のメロディーは今でもよく覚えており、口ずさむことができる。
さらに、小学校の道徳の教科書の中で、「ありがとう!山のガイド犬 平治」を読み、その話の素晴らしさは私の脳裏に深く焼き付いた。
長者原、牧ノ戸峠、法華院温泉山荘、坊がつる・・・遥か彼方の九州の山の地でありながら、そこに出てきた地名は私の頭になぜか鮮明に残り続けた。
「くじゅう連山」が、私にとって特別な山となるのは必然だったと思う。
それから時は経ち、私もいつしか山を歩く人間になっていた。
「くじゅう連山」を歩いてみたい。
そう思うのに、長い時間は掛からなかった。
だが、叶うまでの時間はとても長いものだった。
何年も前から行程や日程を調べ、計画を練った。
その計画を、実現するときがやってきた。
というわけで、念願であったくじゅう連山を歩いてきました。
出発日に台風は来るわ、引きずるくらいのショックを受けることが仕事で起こるわで、まるで天か神様が「行くな」と引き留めようとしているのかというくらいだったけど、結果オーライの旅でした。
山行当日は、二日間の行程の両方とも、午後、それか早ければ昼頃には天気が崩れると言われるような予報だったけど、どちらも青空の中で山頂を踏むことができたのはラッキーだったと思います。
天気の崩れを踏まえて、出発時間を早めたことも功を奏したと思います。
そして法華院温泉山荘。
山の中だから石鹸類は使えないけど、お湯は温泉で、しかも硫黄泉なのでとても良かったです。
チェックインまでの空き時間にも、坊がつるを散策したり、本を読んだり、ビールを飲んだりして、有効に使えました。
私にとっては、山頂を踏むことよりも坊がつる散策のほうが目的としては大きかったので、余した時間でそれを叶えられたのは良かったと思います。
坊がつる賛歌、そして「ありがとう!山のガイド犬 平治」、これらの聖地探訪ともいえる山行は、大成功となりました。
下山後の、寒の地獄温泉旅館も良かったですね。
貸し切り風呂にも入れたし、夕食のときの日本酒のラインナップが良く、お料理によく合いました。
福島県にも良いお酒はたくさんあるけど、また素晴らしいお酒に出会えたと思います。
他にも、レンタカーでやまなみハイウェイをドライブしたり、長者原のmont-bellでお店の人と山談義したり、レストハウスでコーヒーを飲んでゆっくりしたり、思う存分、新幹線に乗れたりと、最後の最後まで楽しみのある行程でした。
これまでにもいろいろな山に遠征はしたけど、思い出深さでは今回の旅がイチバンだと思います。
こういう出会いや楽しみを与えてくれる山には感謝ですね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する