月山(姥沢〜月山八合目)
- GPS
- 02:51
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 538m
- 下り
- 642m
コースタイム
- 山行
- 2:34
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 2:49
天候 | 曇り、13時前からしばらく雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰り)庄内交通・月山八合目〜鶴岡駅前2140円/JR羽越本線特急いなほ・新潟/上越新幹線・東京/東海道新幹線 |
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備されています。 |
その他周辺情報 | 帰りのバス経路上に、日帰り入浴やまぶし温泉ゆぽか。羽黒山には宿坊など。西川町側にも志津温泉ほか色々とあるようです。鶴岡駅前に、観光案内所・郷土資料展示・土産物屋・フードコート・バーなどを兼ねた建物があります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
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感想
3年前の子年から干支登山をしている私ですが、さて卯年の2023年はどこに登ろうと調べていると、なんでも卯年に月山に参ると12年分のご利益があるとか。一昨日上京する用があった機会を利用して、そこから足を延ばして昨日は山形駅前で前泊、月山に登ってきました。あ、名前に兎がつく山はそれはそれで別に登りたいと思っていますが。
コースは分県登山ガイドにもある、姥沢から月山八合目に縦走してバスで鶴岡駅に出る計画。コースタイム的には短いので余裕だろうと思っていたら、帰りのバスが1日4本と少なく、後から2番目の13時10分のバスに間に合うように下山しないとその日中に関西の自宅まで帰りつけないことが判明。庄内地方の遠さを甘く見ていました… 休憩も含めてらくルートCTの0.7で歩かねばならず、前日は早寝して万全の態勢で挑みました。飲料水も1.5Lといつもより少なめに。
7時20分、山交バスターミナルから山形〜鶴岡・酒田線に乗車。予約なしの高速バスなので万一満席で乗れないことを警戒して、宿から近く始発のBTから乗ったのですが、余裕でしたね。次の山形駅前でもまだ2人掛けに1人づつ坐って座席に空きがある程度でした。その後いくつかのバス停で少しづつ乗ってきて2人掛けに2人坐っている座席もあるように。鉄道で東西の連絡が悪い、仙台ー山形ー鶴岡の連絡手段として需要があるようです。
さてここで交通トラブル発生。山形自動車道の事故で西川ICー月山ICが通行止めに。西川バスストップには止まれないので西川町路線バスの西川町役場前バス停で降ろしてもらいました。特に路線バスに乗り換える予定だとは伝えなかったのですが委細承知ということでしょうか。乗り換えにはもともと40分もあったので全く問題なしです。私の他にも2,3人ハイカーっぽい人がいましたが、ここで降りたのは私だけでしたね。どこの山に向かう人だったのでしょう。
西川町路線バスの乗客は当初私だけでしたが、途中で2人乗り込んできて全員終点の姥沢まで。1人は麓の施設にご用のようでしたが、もう1人はハイカーだったのでさっきの高速バスに乗っていた人かも。(月山口バス停でも連絡できるのです。町路線バスは定額のいっぽう高速バスは料金が上がり総額で約500円割高になるので私はそうしませんでしたが、不測の事態に備えてなるべく近くまで行っておくという判断もあるかも)
姥沢にはホテルやカフェやトイレがあるみたいでしたが、とにかく今日は時間がないので急いでリフトへ。リフト乗り場にもレストハウスがあり食事などできるようでした。リフトを降りると姥ヶ岳への急登で始まりますが、石段がよく整備されているので登りやすいです。階段が嫌いな人は判りませんが… 登りではだいぶ追い抜いたと思いますが姥ヶ岳を過ぎたあたりから徐々に下りてくる人とすれ違うことが増えてきました。まだ11時前というのに早いなという印象。
とにかく今日は急いでいましたし、皆さんスムーズに道を譲ってくださったのと、概して道幅が広くすれ違いに困難がなく、ノーストレスだったのであまり記憶していませんね。唯一、縦走路から少し外れて頂上までピストンする区間がぬかるんだ急坂だったので降りるのに苦戦している人がいてやや時間を要したくらいでしょうか。私も登っているときは、ここ降る時は慎重にいかないとと思ったのですが、実際降りる段になると心配したほどのことはありませんでした。ピストンのとき案外下りが簡単に感じる現象、あれ不思議ですね。一般には降る方が難しいとされているのに。登りで見て覚悟ができているのと、上から見下ろすと視界が広くステップなどに気づきやすいのがあるかなあと思っています。
幸いというか何というか、ガスが出ていて展望にも乏しく、季節的に花も多くなかったため写真撮影の回数が少なくずんずん歩いて弥陀ヶ原に到着。周回ルートで湿原を見て廻る余裕もありました。周回路に入った後先が詰まっていらどうしようと心配になりましたが、ところどころにある狭い木道でも親切に道を譲っていただきました。有り難いことです。さらにもう少し寄り道すればオゼコウホネが見られる池塘にも行けたのですが、もう花の季節でもありませんしここはパスすることにしました。「この先熊出没注意」との看板も出ていましたし。「そんなピンポイントに出没するとかある!?」と思いましたが。代わりに御田原参籠所で御守りを授かる時間がありました。月山神社は閉山していましたがここはやっています。御朱印を書いてもらっている人もいました。
どうにか発車時刻の10分あまり前にバス停に着くことができました。帰りの庄内バスは直行便の場合でも羽黒山頂BSで20分ほど休憩します。私はお土産物を買っていたのですが、あとで考えたらこの時間でピークハントできたかも。このバスは路線バスなので羽黒山頂BSから羽黒随身門BS、市街地にかけて結構人が乗ってきます。八合目では空席がありましたが、鶴岡駅前に着くころには立ち客で満員でした。
鶴岡駅では電車まで1時間待ち。バスの中で何の気なしに帰りの経路と時間を確認していると、なんと上越新幹線が新潟〜越後湯沢間で架線にビニールが付着したため上下線とも運転見合わせとのこと。とはいえこれという代替経路もないので復旧すると信じてともかく予定のコースを進もうと決めました。新潟に着いた頃には復旧していて助かりました。遅れの影響で大宮〜東京間に電車が詰まって30分ほど余計にかかりましたが。新潟と東京の乗り換えは時間が短かったので、鶴岡でお弁当でも買って車内で食べておけばよかったですね。鶴岡に入ってきた特急いなほはガラガラで、その後だんだんと乗客が増えてくるものの結局最後まで2人掛けの私の隣の席には誰も来ませんでした。予定より2,3本後ののぞみに乗ることになりましたがどうにか終電で自宅に帰りつくことができました。
行き帰りとも交通トラブルに見舞われるというアクシデントがありましたが無事(主に関係各位の尽力によって。私は何もしていませんが)切り抜けられました。結局一番危なかったのは帰りのバスの時刻でしょうか。内心はもう少し早く着けるかと思っていたのですが結果は10分あまり。登りが短くあまり捲けなかったためでしょうか。遅いグループの後についてずっと歩いていたら間に合わなかったかもしれず、スマートに道を譲ってくださった方々には感謝です。
時間を気にしていたのであまりのんびり楽しむ余裕はありませんでしたが、ガスで展望はなかったので結果オーライ。代わりに弥陀ヶ原の池塘群は見もので、展望を補って余りある素晴らしさ。コウホネの開花シーズンに来たらもっとよかったかもしれませんがともかく前半急いで貯金を作って回り道した甲斐がありました。今回、2泊3日で山形行きは過去いちばんの遠出をしたという充実感もあって大満足でした。
〇今日のヤマスタチェックポイント
月山(日本百名山)
姥沢から月山八合目までの当日逆ルートを堪能させていただきました。同じ日に同じ山に登って最寄り駅まで同じなのにこんなに違った旅行記を楽しめたのはなかなか新鮮でした!
私の知らない情報も多くてすでに月山閉山してたとか登っていない姥ヶ岳とかも楽しめて違う世界も垣間見れて楽しかったです。
肝心のすれ違いというかニアミスについては月山ピークから本宮までの間でそういえば茶色いキャラバンを見たような見てないような、ちょうど高低差のあるすれ違いのできる道で私は下のルートを歩いている時に眼下に「あ、私と同じ色のC1だ」と思った記憶があるのでその方かな〜と思うのです。残念ながらお姿は、視界に入ったのが靴だけだったのでわかりませんでしたがタイムレコードを見る限り一致しているのでそうなのでしょう、たぶん…
そんなわけで楽しい楽しい初山形旅行でしたがLunasaさんも満喫されたようで良かったです。これからもヤマレコログを楽しく読ませていただきますね〜
私の無茶ぶりに応えてコメントありがとうございます(笑)
何かちょっと挨拶以上の言葉を交わしたり、印象的な出来事がないとなかなか記憶には残りませんよね。人も多いですし。時おり遭難者の捜索で目撃証言が出たりしていますがよく覚えているなあと感心します。
月山神社は鶴岡の観光ウェブサイトで閉山と聞いて通行できないのかと早合点して一瞬焦りました。1週間くらい前に知ったのでご注進に及ぼうかとちらっと考えたのですが、登山には影響ないと確認して思い留まったり。レコで宗教的概念にはご関心が薄いとあったので安心しました。
私は性分でかなり事前にアクセス方法など調べておかないと不安なのですが、そうしても今回のようにトラブルもありますし、平実檸檬さんのレコを拝見すると大体何とかなる(検索能力とか必要なものはあるのでしょうが)、の感を抱いて色々挑戦してみよう、という気になります。
これからも新しいレコを拝見するのを楽しみにしております。
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