飛龍山


- GPS
- 29:28
- 距離
- 21.5km
- 登り
- 2,637m
- 下り
- 2,616m
コースタイム
- 山行
- 8:38
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 9:47
天候 | 3/2晴れ、3/3日曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
7:54着 丹波BS ※ICカード使えます。 |
写真
装備
個人装備 |
ポール×2
ワカン
野営道具一式
|
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感想
===== 飛龍山登山の裏側に隠されたドラマがあった =====
【1日目】
6:51着 JR奥多摩駅
7:00発 西東京バス(丹波行き)
7:54着 丹波BS
<登山口〜飛龍権現>
バス停を降りるとトイレがあった。観光マップを見ると結構整備されている模様。
途中、電気柵に囲まれた畑の中を通り登山口へ向かう。
10:15 サヲウラ峠に着くも、どうもおかしい。いつもならコースタイムを上回り移動できるがはずが、今日はまったく余裕ない。このときは「山と高原地図」の執筆者の足が異常に速いのかと思っていた。
11:10 熊倉山
13:00 前飛龍。ここに来るまでにガスってしまうのではないかと心配したが、眺望を得ることができた。
14:20 飛龍権現。予定のコースタイムより顕著に遅れている。スタミナ切れか、それとも先月酔っ払って痛めた膝の影響か、少し歩くとすぐ休みたくなる。
これから将監小屋まで行く予定だが相当暗くなりそう。飛龍山に立ち寄るのはダメだろう。
<飛龍権現から将監峠へ>
深雪に難儀、なかなか先へ進めない。道もあやしげになり、たまらずGPSを取り出すと正規登山道から若干はずれている。ただ、このままの高度で突き進めば、いずれはルートに合流するはずなので、しばらく頑張るものの・・・。
15:25 腕時計を見ると、飛龍権現から既に1時間くらい経つが、さほど進んでいない。このまま進むと夜行軍必至。体力的(と膝)に厳しいと思われ、来た道を引き返して下山することにした。(撤退を決意)
<飛龍権現から飛龍山へ>
16:20 分岐となる禿岩地点に戻り、本来正しいルートであろう北側斜面を見上げる。ルートを間違えずにそちらへ進んだなら将監小屋へ辿りつけたであろうか。それとも2泊3日の旅に突入し、予報されていた雨にあたっただろうか。
このまま飛龍権現から下山したかったが、それではあまりに寂しい。形作りのために飛龍山へ向かった。
足取り重いが、このままショボい山行記録に終わるか否かの瀬戸際。途中、四つん這いにシャクナゲをくぐること数か所。
17:15 飛龍山頂上。関東および山梨百名山。眺望はないが、そんなものはどうでもよい。
17:30頃、頂上より少し降りたところで野営。ようやく晩飯にありつく。
用意した寒さ対策グッズのおかげで、深夜2〜3時間くらいは寝たか。
【2日目】
6:07 シェルターに光が当たり慌てて目を開ける。日の出前に起き、日の出とともに下山しようと思っていたが寝坊。腕時計の目覚まし音がまったく聞こえなかった。かなりアバウトな温度計指針は−8℃だが、体感的にはさほど寒くなかった。
7:42頃 朝食はリュックの中ですっかりつぶれたアンパン。雪を溶かして温めたものを水筒に詰めて出発した。
膝の痛み(自己診断、腸脛靭帯炎)は下りがキツく、テーピングする。いつもなら小走りに時間を稼ぐのだが。
膝の負担が軽くなる方法はないかと、ナンバ歩きやら色々と試してみるが、たいして違いはなかった。多少いいかも知れないと思ったのが、痛い足の側だけストックを持つ方法、痛い足の動きと同じ動きで左右のストックを出す松葉杖歩行。
前飛龍を過ぎて人とすれ違った。
この方は以前飛龍山から将監峠に横断したことがあり、その時は正規ルートではなく飛龍山山頂から稜線を伝って行ったとのこと。ただし相当の時間は要する模様。
その他、下山がバスの時刻に間に合わなければ近傍の温泉(のめこい湯)に行くのがいいこと、下山路を工夫して鴨沢まで下りればバスの本数が増えることなどを教えてもらった。
12:10頃 やたら落石やら落ち葉のガサガサという音がすると思ったら、茶色い毛の生えた尻が走っている。よく見ると赤ら顔のサルだった。行きに見た電気柵を思い出した。
13:20頃 丹波BSに到着。13:35の便に滑り込んだのだった。
しばらく飲んだくれに戻るのも楽でいいか・・・
帰宅後、夕陽を見ながら舐める紙パック酒の味は辛かった。
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