常念岳🍂紅葉彩るピラミダルと大眺望🌈白い虹現る
- GPS
- 09:40
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,743m
- 下り
- 1,735m
コースタイム
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 2:01
- 合計
- 9:41
天候 | ・標高2400m以下はガスで雲海、その上は快晴。 ・気温:駐車場 6時40分11℃ 15時半15℃ 山頂6℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・一ノ沢駐車場〜登山口:舗装路歩きを20分。登山相談所にトイレあり。 ・登山口〜胸突八丁:樹林帯を経て、山の神先からは、一ノ沢沿いを歩いていく。河原状でゴーロと流水や、洗堀と木の根の道など。泥濘も多く渡渉十数回あり、丸太橋渡りも数回ある。 ・胸突八丁〜常念乗越:一ノ沢を離れ高巻きする。足場が悪いので注意。沢の水場が豊富。最終水場から先は急坂の九十九折れ。ガスに覆われたが美しい紅葉の道。 ・常念乗越〜山頂:雲上に出て快晴。ゴーロ帯から大岩の道。浮石注意。雲海に浮かぶ山頂からは360度のパノラマ。紅葉彩る稜線と槍穂など北アルプスの絶景。 |
写真
感想
記録的な猛暑となった今夏。10月に入っても例年より気温が高い。それでも朝晩の爽やかな空気に触れると秋を感じる。今朝の前橋市は気温14℃湿度35%で、ウオーキングには上着を着た。
10月上旬は例年谷川主脈縦走や苗場山へ行くのだが、今年は色付きが遅く延期に。晴天が望める北アルプスへ行こうかと模索していたが、標高が低いと低層雲が堆積していてガスガスの予想。
雲の上に行けば晴れているので、前橋から無理なく日帰で行ける標高2500m以上の山から常念岳を選択。分水嶺なので西からの強風により、ガスに覆われるのも午後になると予想する。穂高岳槍ヶ岳などの眺望も素晴らしく、一ノ沢や稜線の紅葉も色付いていると思われる。
前橋を3時に出発。前橋南ICから高速道路。群馬は薄曇りで小雨が降っていた。長野に入ると小雨は止み薄曇り。やはり低層雲が堆積している。安曇野ICで下り市街地を抜け、ゴルフ場脇を通って一ノ沢林道を進む。落石が多くて驚いた。
駐車場には5時40分に到着。10台程度で空いていた。奥に停めて出発。気温11℃で肌寒い。ヒエ平の登山口まで舗装路を歩いていく。途中の路肩に車が停まっていたが、緊急車両などの通行や退避を考えると、停めない方が良いと思う。
登山相談所は平日だからだろうか、無人だった。トイレは使用できる。登山口のブナは少し色付いていた。山の神で祈願して進む。基本的に一ノ沢沿いを歩く。河原状のゴーロの道。前日の雨で水量が増えたのだろうか、登山道の流水が多い。
樹林帯では泥濘と木の根で滑りやすく、流れ込む水で洗堀し湿地を作っていた。渡渉は10回以上あり、丸太橋渡りも多い。腐食したり割れているのが多いので注意。
王滝ベンチを越えると、まともに沢を歩いての石飛び。水量が多いと難儀するだろう。烏帽子沢からは青空とピラミダルな常念岳と紅葉が見えた。胸突八丁手前で揚げもちとコーラでエナジーチャージ。乗越までと山頂の急坂に備える。
胸突八丁からは沢を高巻きする。一ノ沢には紅葉が色付いていた。標高を徐々に上げると紅葉の色付きも増えてきた。ただし予想通り平野部の低層雲が東風に吹かれて、あっという間にガスガス。乗越に出れば晴れると確信しているので構わず歩く。
最終水場からは九十九折れの急登。ガスでも色付いた紅葉が美しい。特にハウチワカエデとナナカマドの紅葉のトンネルは素晴らしかった。吹き上げるガスと紅葉を眺めて常念乗越に到着。快晴の青空と穂高岳槍ヶ岳の絶景が出迎える。
やはり乗越は分水嶺で西からの強風が吹いており、東からのガスを押し戻していた。正午までは晴れるので、山頂からの眺望を期待できる。気温7℃で風が強いのでレインウェアを着用した。風避け。
乗越から山頂へ向かう。横通岳や常念岳の麓の紅葉が素晴らしい。赤や黄色の色とりどりの模様は、神の絨毯の縦長六畳モデル。登山道はゴーロ帯から大岩帯へと変わる。浮石注意。前常念岳分岐周辺でライチョウを探したが、行きも帰りもいなかった。寒くなってきたので、奥の方へ移動したのだろう。
左手に雲海、右手に槍穂を従えて常念岳山頂に到着。平日なので10名もいなかった。山頂で記念撮影して山座同定。北から南は雲海に覆われていて、標高2500m以上の八ヶ岳や富士山しか見えなかった。
気温6℃だが、予想された10m/s以上の風速は、5〜8m/s程度で、体感温度は低くない。山頂の西側で絶景を眺めながら昼食を摂った。オール前橋製造の弁当とカップ麺は美味かった。デザートを食べながらしばらく景色を眺めていた。涸沢にいるirohaさんに手を振って下山。
正午を過ぎて予想通り東側からガスが攻め込んできた。西風が弱まったこともある。あっという間にガスに覆われて大岩の道を下る。上はまだ晴れているので、条件が揃い白い虹「霧虹」が現れた。
「霧虹」は霧の細かい水滴に光が反射して起こるので白く見える。ブロッケン現象は、光を錯乱させるので虹のように七色が現れる。反射ではない。虹は光の屈折と内部反射によるもの。それぞれ原理や条件が異なる。
下山途中でガスに覆われたのだから、当然ながら常念乗越はガスガス。行きより濃い霧に覆われた。ガスで幻想的になった紅葉はさらに美しく見えた。胸突八丁からは紅葉も無く、淡々と下って登山口へ。舗装路歩きを経て駐車場に到着。着替えて帰路へ。
平日は閼伽流山トンネルの工事渋滞もなく群馬県内へ。高速道からは、妙義山と夕焼けがきれいだった。買い物を済ませ、自宅に着く頃には夜の帳も下りて暗い。
高い気温は季節に似つかわしくないが、月日の出入り時刻は変わらず。乾いた風とスズムシの鳴き声が秋を告げていた。夜長は「鵺の礎」をゆっくりと読むのが日課になりそうだ。
こんばんは
やっぱり北アルプスは違いますね。
歩く距離も高度差も半端でない。
その分紅葉も景色も素晴らしいです。
お疲れさまでした。
いいゆさんは平標山仙ノ倉山行かれてましたね。やはり今年は遅いようなので、主脈縦走は15日か16日に行こうかと思っています。
紅葉の色付きを求めるなら、標高の高い北アルプスへ行くしかないなと、先週から予定していました。無理なく日帰りできる唐松岳、針ノ木岳、常念岳、燕岳です。天気を予想すると、標高が一番高い常念岳にしました。低層雲で平野部は曇るからです。
胸突八丁から先は足が進まなくなりましたね。これが最盛期だったら、さらにすごかったと思います。雲上の山頂からも素晴らしい眺望で、昼食をとりながらのんびりと1時間近くいました。
来週の連休は東北遠征第二弾で安達太良山行きです。関東の雨を避けて福島県北部へ行きます。
ラインでライブ中継しましたが、思った以上に紅葉が良かったですよ。ジムニーさんからも谷川の写真がライブで来ていて、まだ早いかなと思いました。万太郎辺りが良いかもです。谷川苗場巻機はこれからですね。主脈縦走は15日か16日に予定しています。
登利平は会社の帰りに寄れるので、前日に弁当を買って帰りました。だるま弁当は1100円もしますからね。登利平なら松弁当でも900円です。竹で780円です。案外量も多くて味が濃いので満腹感があります。容器もプラで軽くて潰せますからね。今度谷川や苗場で食ってください。
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