Re:大朝日岳(日暮沢反時計周回）

2023年10月14日(土) [日帰り]

• GPS: 10:40
• 距離: 21.1km
• 登り: 2,001m
• 下り: 1,991m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:00
• 休憩: 0:38
• 合計: 10:38

5:25 日暮沢小屋
6:38 6:38 ゴロビツ沢源頭水場
7:30 7:30 清太岩山
7:56 7:56 ユーフン山
8:31 8:31 竜門山
9:29 9:30 西朝日岳
10:12 10:13 中岳
10:22 10:36 金玉水
10:49 10:49 大朝日岳山頂避難小屋
11:02 11:04 大朝日岳
11:40 11:40 大朝日岳山頂避難小屋
11:57 11:57 銀玉水
12:29 12:35 小朝日岳巻道分岐（南側）
12:52 12:57 小朝日岳
13:04 13:05 小朝日岳巻道分岐（北側）
13:23 13:30 古寺山
13:46 13:46 三沢清水
14:05 14:06 ハナヌキ峰分岐
14:13 14:13 ハナヌキ峰
15:21 15:21 竜門滝
16:03 16:03 日暮沢小屋
16:03 ゴール地点

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

10/14 5:25

7月にガスで何も見えぬまま周回した大朝日周回のリベンジに睡眠2時間で日暮沢登山口までやって参りました。この日は快晴予報で朝5時着でも駐車場は全て埋まってました。ヘッデンスタートします。

10/14 5:43

コース状況は前回通りで割愛します。空が白み出しヘッデンを消灯しました。

10/14 5:59

寝不足時の急登は相変わらず挫けそうになります。発汗度合も半端ありません。気温7℃、薄手のフリースで滝汗　稜線上で汗冷必至、脱ぐと絶対寒い。窮地に立たされます。

10/14 7:10

しどろもどろしてる間に清太岩山直下の稜線に出ました。ほぼ無風で陽が燦々と照ってます。「天は我の味方せり」

10/14 7:24

実は防寒対策でダウン、冬用ジャケット、手袋、帽子までリュックに忍ばせていましたが出すのが面倒なのでこうやって気分を高めました。そんなことより山頂に僅かに雲を纏う以東岳が格好よかったです。

10/14 7:30

清太岩山を越えた瞬間に前回とは全く違う景色が目に飛び込みました。前は全部白かったのに　今は青と緑どころかそれと違う色まで混じってるじゃないですか！興奮します。

10/14 7:31

ただ弊害もありました。遥か先の尖がってる大朝日が見えます。前回は訳が分からないままガスの中を時折GPSを見て黙々と歩くだけでよかったのですが今回は「遠い…」とショックを受けます。

10/14 7:52

それでも大朝日山系の魅力は登山道中98％以上、小屋以外の人工物が見えないところで　しかもそんな山達が多彩な色彩を持って自分を取り囲む、

10/14 7:56

そこを歩けるだけで僥倖と言わざるを得ません。

10/14 8:00

自分にはもう亡くなってしまいましたが毎日の様に山に登っていたお婆さんがいました。採れる時期はいつでも山菜を採って帰ってきてました。

10/14 8:01

当時は派手な味が流行でお婆さんが持ち帰ってきた山菜には誰も箸をつけませんでした。
親族に山を登る者はおらず　皆から「誰も食べない山菜を採ってくる物好きな婆さん」と親族が集まるごとに嘲笑されてました。

10/14 8:01

人はもとより生物全般に自分と異なる者、理解できぬ者に対しては攻撃するか、無視するか、逃げるかのおおよそ3通りの反応が本能として刻まれており

10/14 8:20

理解の外にあるものを理解しようとするのはごく稀かと思います。

10/14 8:34

今考えると　親族の嘲笑という攻撃は生物としてごく正常な反応だったのでしょう。

10/14 8:34

しかし当時子供だった自分はそれを不思議な目で見ていました。

10/14 8:38

「何故、誰にも迷惑を掛けずに好きなことをやってるだけなのに笑われるのだろう」と。

10/14 9:10

自分もお婆さんほどは登ってないですが　山に登るようになって暫らくしてから

10/14 9:11

何故お婆さんが毎日山に登っていたか、誰も食べない山菜を採ってきたか、少しづつ理解してきました。

10/14 9:24

その理解が深まるのに比例し　やはり自分は紛れもなくお婆さんの孫なのだ　と実感します。

10/14 9:36

今となってはお婆さんと登ることは叶いませんが　この様な素晴らしい景色を見る度

10/14 10:32

もしもこの世に魂というものが存在するなら

10/14 11:04

この目を通してお婆さんにこの光景を見てもらいたい

10/14 11:09

山はこんな荒み切った自分にすら　そんな感情を抱かせるパワーがあるのです。

10/14 15:54

無事下山しました。相変わらず古寺からが長いです。古寺で終わった気になってることが重大な要因のひとつになってることに気付きました。

撮影機器：

Google Pixel 6a au Google

感想

yamano3

朝4:00過ぎ、国道112号線から月山方面に右折する車列の多さにちょっと度肝を抜かれました。

コメント

行雲流水

お疲れ様です。
yamano3さんのすごい体力の謎が少し解けた気がしました。
おばあさんはきっとこの素晴らしい眺めをいっしょに見ていたと思いますよ。そしてありがとうって。
一つ残念なのが紅葉の発色がいまひとつのような気が。先週の月山、今週の蔵王もそうでした。今年はどこもそんな感じなのですかね。

yamano3

行雲流水さん ありがとうございます。
ただ自分は体力は無いですｗ　この周回でも下山したのは最後のほうで、特に飯豊や大朝日のロングコースを歩く時は「世の中は広いものだ」と毎回、驚かされます。行雲流水さんの自転車ロングライドからの登山も同様に驚かされます(笑)
紅葉は確かに色付きがちょっと例年とは違いますね。葉の一枚、一枚を見ると落葉前なのに落葉後のような色をしているのが多い？といった印象を受けました。

草

おはようございマス☀️
凄い距離と標高差、そしてタイムですね♪😆
おばあさまの話、考えされマス。
せめてワタクシは、攻撃的な態度や嘲笑はしない様にしてきたツモリですが、、、

光景、届いていると思いマスよ。🙏🙇🏻

yamano3

おはようございます。
行雲流水さんへの返信の通りタイムはこの界隈を登ってる中では遅いです。速い人はトレランじゃなくても8時間切ってるかと思います。自分が真似すると1/4行程くらいで救助ヘリを要請することになるので真似しませんが(笑)

草さんの山行記録を見ると優しいお人柄が伝わってきます。他人と比較せずやれることをやる　そんな方は人を無意味に攻撃するな方ではないと思いますよ。

かん

おはようございます。朝日連峰の稜線美とおばあさんのお話、どちらもとても素敵です。ありがとうございます😊

yamano3

かんさん こんばんは。お婆さんは思いだすだけで心が温まりますがお爺さんはハードボイルドでした(笑)
この山行で通過した清太岩山、ユーフン山、竜門山、西朝日岳、中岳（←ピークからはちょっと外れてます）大朝日岳、小朝日岳、古寺山　どのピークから見ても360°山以外は無く是非一度歩いてみることをお勧めしますｗ