記録ID: 608015
全員に公開
積雪期ピークハント／縦走
槍・穂高・乗鞍
常念岳（東尾根ルート）
2015年03月26日(木) 〜
2015年03月28日(土)
長野県
knot
体力度
7
1〜2泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 22:34
- 距離
- 27.9km
- 登り
- 2,467m
- 下り
- 2,462m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
13:48
宿泊地
2日目
- 山行
- 5:57
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 7:12
一日目
06:00 ほりで〜ゆ〜四季の郷(烏川林道ゲート）
07:10 東尾根取付(930m)
10:40 1500m
13:50 2000m(テン場)
二日目
06:00 テン場
07:30 森林限界
10:20 前常念岳
11:30 常念岳(到着)
11:50 〃 (下山)
14:20 森林限界
15:50 テン場
三日目
05:00 テン場
08:45 ほりで〜ゆ〜四季の郷(烏川林道ゲート)
06:00 ほりで〜ゆ〜四季の郷(烏川林道ゲート）
07:10 東尾根取付(930m)
10:40 1500m
13:50 2000m(テン場)
二日目
06:00 テン場
07:30 森林限界
10:20 前常念岳
11:30 常念岳(到着)
11:50 〃 (下山)
14:20 森林限界
15:50 テン場
三日目
05:00 テン場
08:45 ほりで〜ゆ〜四季の郷(烏川林道ゲート)
| 天候 | 三日間晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
これから気温が上がり雪が解けてくると、 東尾根のシーズンも終りに近い。 ぎりぎりのところか。 |
写真
歩き始めてすぐに、東尾根と南東尾根の真ん中から常念岳(見えるのは前常念岳。常念はその後ろに隠れている)が顔を出す。
やがて現れる高瀬川線の��63の鉄塔。ここまでは巡視路も付いているので、これを使ってもいいだろう。
ちょうど2000mにテント設営。急傾斜の狭い場所だが、足はもう一歩も前には動いてくれなかった。
二日目。
今日はアイゼンを装着する。時代遅れのアイゼンだが、具合が良いのでいまだに使っている。
今日はアイゼンを装着する。時代遅れのアイゼンだが、具合が良いのでいまだに使っている。
暗い樹林帯を抜けるといきなりのこの光景。おもわず「おお！」と叫んでしまった。
がたがたの身体だが、この景色を見たら、何が何でも上に立ちたいという考えしか浮かばなかった。
岩稜のトラバースでアイゼンを引っかければ、滑落距離数百メートルの行って来いの世界まちがいない。
前常念の石窟横に飛び出す前のプチトラバース。滑落は一ノ沢まで止まらない。
ここからは何度も歩いた稜線だが、この時期、この風景を読み取れるほど場数は踏んでいない。
夏道と違って、エッジ沿いにこの見上げるような斜面を一気に登る。アイゼンは気持ちよく食いつく。
北、南、中央アルプスはもちろん、富士山、八ヶ岳、そして我らの丹沢もよく見えたが、とりわけ、この信越国境の山並みには感動した。左から雨飾山、焼山、火打山、高妻山の後ろに妙高山。
8
北、南、中央アルプスはもちろん、富士山、八ヶ岳、そして我らの丹沢もよく見えたが、とりわけ、この信越国境の山並みには感動した。左から雨飾山、焼山、火打山、高妻山の後ろに妙高山。
北方向。中奥のピラミダルな針ノ木岳を中心に、剣、立山、大天井、鹿島槍、白馬岳などの山々が右に左に展開している。
前常念からの下り、振り返ってみた。夏のように照りつける太陽は、本当に、あのムルソーを殺人者にしたのかもしれない。
感想
丹沢を飛び出して、北アルプスの常念岳までやって来てしまったが、昔は何でもなかったアプローチ時点で、すでに息が上がってしまっている体たらくぶりである。そんな常念岳、スリーシーズンに何度も登っている山であるが、冬場の東尾根は今回初めてなのである。と、言いたいが、実は昨年初挑戦して敗退しているので、今回は二度目の挑戦と云う事になる。
昨年はスタートが雨の中、途中から雪に変わるという最悪のコンディションもあって、はじめから気持ちは萎えていた。だから、撤退の決断をするのにまったく躊躇はなかったが、烏川林道を一人とぼとぼと歩くあの寂しさ、無念さは、背中のずっしりとしたザックよりも重く辛く、この一年間、ずっと引きずってきていた。
タフな尾根だという事は分かっていただけに、この歳で大丈夫かなという思いはあった。難易度的にはそう難しくはないので、あとは体力勝負ということなのだが、特に、四月を前にすると、雪が解けて埋もれていた笹が顔を出しとんでもないヤブ漕ぎを虐げられるらしい。このため、東尾根は冬限定の登山ルートと呼ばれているのだ。
結局、二泊三日予備日を入れて三泊四日のピストンプランをだした。体力の消耗状態では前常念石小屋泊の南東尾根経由で大平原に降り立つ案もあったが、それは1400mあたりからの登り斜面であっさりと却下された。何しろ、10歩も進むと立ち止まる始末で、そんな状態で20�埃紊離競奪�を背負い、前常念への岩稜帯通過はとても無理と判断したからだ。これは大正解だった。
おかげで、リベンジというと大袈裟だが、一年間にも及ぶモヤモヤは解消され雪辱を晴らすことができた。
来月からは再び丹沢に神出鬼没しますのでよろしくです。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数：3910人
拍手
コメント
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山登りをみんなが安全・安心に楽しむために、あなたの貴重な情報が役立ちます。
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
常念岳の最新記録
【北ア】常念岳
2025年06月01日 (日帰り) [A]
常念岳、前常念岳
2025年06月01日 (日帰り) [A]
常念岳 三股登山口からピストン
2025年06月01日 (日帰り) [B]
お久しぶりの北アルプス♡ 常念岳
2025年06月01日 (日帰り) [B]
常念岳 三股駐車場からピストン
2025年05月26日 (日帰り) [B]
前常念岳の最新記録
【北ア】常念岳
2025年06月01日 (日帰り) [A]
常念岳、前常念岳
2025年06月01日 (日帰り) [A]
常念岳 三股登山口からピストン
2025年06月01日 (日帰り) [B]
お久しぶりの北アルプス♡ 常念岳
2025年06月01日 (日帰り) [B]
常念岳 三股駐車場からピストン
2025年05月26日 (日帰り) [B]
1955m峰の最新記録
常念岳 東尾根から
2025年04月12日 (日帰り) [B]
東尾根から常念岳…高齢者でも時間を掛けたら行けましたw
2025年04月09日 (日帰り) [A]
常念岳東尾根
2025年04月08日 (日帰り) [S]
常念岳・東尾根
2025年04月05日 (日帰り) [B]
東尾根から無風快晴の常念岳に登ってみた。
2025年04月05日 (日帰り) [S]
myamanishi3 さん
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する