三百名山完登 大門山 日本三百名山 301/301座目

2023年10月27日(金) [日帰り]

• GPS: 06:25
• 距離: 25.3km
• 登り: 1,446m
• 下り: 1,436m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:31
• 休憩: 0:54
• 合計: 6:25

6:51 林道上平福光線ゲート
7:13 7:13 落合橋
9:12 9:26 ブナオ峠
10:48 10:50 大門山分岐
11:09 11:41 大門山
11:52 11:52 大門山分岐
12:36 12:42 ブナオ峠
13:10 13:10 落合橋
13:16 林道上平福光線ゲート

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

林道上平福光線ゲート前に駐車

コース状況／危険箇所等

全体を通じて
下記の二区間に分類される
林道区間　林道上平福光線ゲート〜ブナオ峠　約10キロ
登山道区間　ブナオ峠から大門山2.7キロ
もしブナオ峠までクルマが入れたのであれば、片道2.7キロの三百名山ハンターとしてはどぉ〜ってことのない登山
しかしブナオ峠までの林道通行止めの現在、林道と共に徐々にであるが登山道の荒廃が進んでいる…
ゲートからブナオ峠までの片道約10キロの飽きるような舗装路の林道歩きが面倒くさい
下山時のコトを考えると自転車持ち込みがお勧めの登山となる

林道上平福光線ゲート〜ブナオ峠　林道区間
ブナオ峠まで舗装されているが廃道になっており落石・倒木が数々ある（最低限の手入れはされている）
歩行には（落石危険箇所等で休憩するようなコトさえしなければ）何ら問題はない
自転車でブナオ峠へ行く場合　倒木などの障害物で自転車を担げば乗り越えられる
ブナオ峠はクルマが入れる時代はキャンプ場だったそうだ…
キャンプ場跡地らしく峠にも関わらず大きな広場がある

ブナオ峠〜大門山
ブナオ峠までクルマが来れたの時代は登山道が整備されさほど難易度の高くない登山だっただろう
ブナオ峠からの登山道は元々はよく整備されており、ここ数年手入れはされていないものの登山道の基礎はしっかりしている
階段のステップの木が朽ちてフレームの鉄筋だけ残っている箇所があり、躓きやすいのでよく足元を見て丁寧に足を運ばねばならない
刈払いが数年間なされていないので草木が伸び放題
疎林体となり徐々に樹林が薄くなる山頂が近づくにつれて笹藪漕ぎがきつくなる
標高が上がると勾配がキツクなり北側が切れ落ちた箇所が一か所ある
大門山分岐から進路を直角に右折し、最後のひと登り
足元の見えにくい笹藪の中に段差のある泥濘が少しだけあり、少々いやらしい
最後の急登を登り山頂か？と思ったらまだもぅ一歩きの激しい藪漕ぎ区間
最後の最後が根曲がり竹の激しい藪漕ぎが必要になる
藪漕ぎ中に首に二度、ダニが付着していた（刺されてはいない）
藪漕ぎ後のダニチェックは忘れずに…

その他周辺情報

五箇山温泉 赤尾館
林道上平福光線ゲートすぐ傍の温泉旅館
大門山登山者の為のような立地の温泉旅館
宿泊者は下山後にも大浴場入浴させてもらえる
https://akaokan.com/

写真

10/27 6:50

林道上平福光線ゲート
自転車を組み立てて登山開始

10/27 6:59

歩き始めて程なく改修された土砂崩れ現場
すでに落石がごろごろしている

10/27 8:04

秋晴れ
天気予報では上空に寒気が入り、局地的に大荒れ予報だったが、幸いにして大門山は快晴だ

10/27 8:21

倒木
写真のような倒木が数か所ある
倒木だけ自転車を担いで越えれば問題はない

10/27 8:27

小さな土砂崩れ現場
舗装路の中で一番荒れている現場
パット見は突破できないようにも見えるが、問題なく通行できる
下山時には自転車を降りることなくココを通過できた

10/27 8:45

大荒れ予報がウソのようだ…
局地的な積乱雲が発生するのだろう

10/27 8:57

大門山山頂は右奥

10/27 9:11

ブナオ峠見えてきた

10/27 9:18

ブナオ峠とうちゃこ
因みに小矢部川方の林道は既に自然に還っていた

10/27 9:18

自転車は舗装の真ん中にデポ
今日は僕ら以外誰も登ってこなかった

10/27 9:23

大笠山方面案内図

10/27 9:31

さぁ行ってみよ〜
最初は穏やかな樹林帯歩き
ここ数年手入れはされていないものの登山道の基礎はしっかりしている

10/27 9:34

紅葉が美しい

10/27 9:34

気持ちよい木漏れ日のなか大門山へ登る

10/27 10:05

笹藪が出てきた…

10/27 10:06

大門山山頂が見えてきた

10/27 10:29

右側が切れ落ちておる

10/27 10:41

大門山分岐とうちゃこ
この時点で首の背面側にダニが一匹付着していた
（刺されてはいない）

10/27 10:48

大門山分岐　奈良岳方面
ここからすでに激しい藪漕ぎ感満載だ

10/27 10:55

藪漕ぎ
Aさんの顔が目の前にあるのが判らない

10/27 11:02

最後の急登
ここを登れば山頂！と思って登ってみたが…

10/27 11:04

あそこが山頂か？
いえ違いました
最後の最後に一番激しい根曲がり竹の藪漕ぎが待ち構えている

10/27 11:06

山頂見えた！
最後の激しい藪漕ぎ
ここで首にダニが付着

10/27 11:07

大門山山頂とうちゃこ

10/27 11:07

大門山
立派な石碑だ

10/27 11:09

大門山山頂標識

10/27 11:11

大門山ゲット
三百名山コンプリート！

10/27 11:30

三角点たっちち
三等三角点「大門山」

大笠山方面の眺望

10/27 11:41

さぁ下山しよう

10/27 11:41

目の前に人がいるのに判らない
ホンの3メートルほど先にAさんが歩いている

10/27 11:41

Aさんが居るのは4メートルほど先かな…
藪が濃い！

10/27 11:41

激しい藪漕ぎ

10/27 11:41

急坂を下る
下山時はストックを収納して革手袋を着用
笹の葉をブレーキ代わりに掴んで一気に下山

10/27 12:23

一気に樹林帯へ

10/27 12:36

ブナオ峠見えた

10/27 12:37

ブナオ峠到着

Aさんとはここで解散
自転車の僕はラクチン下山

10/27 12:53

土砂崩れ地帯
意外にもスンナリと通過

10/27 12:54

10/27 12:54

10/27 13:12

土砂崩れ現場通過
ゲートまでもぅ少し

10/27 13:14

ゲート見えた

10/27 13:17

下山完了
ありがとう三百名山

10/27 13:17

道路情報の表示は
「土砂崩れ　この先　通行止め」

10/27 13:54

300メートル離れた「まち並み観光無料駐車場」に移動
無料駐車場の目の前が「五箇山温泉 赤尾館」

10/27 13:55

五箇山温泉 赤尾館
赤尾館で汗を流してきれいサッパリ
赤尾館宿泊者は下山後に無料でお風呂に入るコトができる

撮影機器：

AQUOS sense4 SH-41A docomo シャープ

感想

けいじ

三百名山最後の山

登山前夜、宿で独り寝ながら考えた
二・三百名山の約200座を色々な山を色々な方々と登ってきた
それもコレで最後
最後の山を独りで粛々と登るのは寂しいな…

ヤマレコには△△名山が次々とUPされているが、これらを意識し、次々とチャレンジし始めると沼にハマる
俺の趣味の本筋は「鉄道趣味」
以前と比べると鉄道趣味は少々なおざり気味だ
もぉ登山の新たなチャレンジは辞めておこうかぁ…あぁどうしよう？

TVの天気予報では「気温は暖かいが、上空に強い寒気が入り局地的に荒れ模様になる」と告げている
天気図をみると午前中は大丈夫そうだが…
けど、まぁ雷雨があっても稜線歩きは短時間なので、何とかなるだろう
でも最後の一座、荒れ模様で迎えるのはイヤだな…
明日は辞めて後日、晴天の時に誰かを誘ってから登ろうか？
とりあえず朝起きて空を見てから考えてみよう…

色んなコトを悶々と考える

朝起きてみると秋晴れ！　大荒れ予報が出ているなんて信じられない空模様
6時すぎ宿を出て、ゲートで身支度をする
三百名山最後の山ナノに何となく乗り気にならない…
自転車を組み立て、ダラダラと身支度を整えていると一台の登山者のクルマがやってきた
クルマから降りてきた人は昨日、大笠山ですれ違ったAさんだった
「三百名山最後のナンですが、独りで寂しいので一緒に登ってもらえませんか？」
と声をかけ一緒に登ってもらうコトになった

Aさんとずっと話をしながらブナオ峠まで約10キロの舗装路を歩く
ザックを自転車前かごに固定してしまったため、倒木を乗り越える自転車が重いが、まぁ何とかなる

ブナオ峠で休憩ののち本格登山開始
紅葉がとても美しい　ブナオ峠までクルマが入れたら紅葉登山のハイカーで大賑わいになるだろう
登山道の基礎はしっかりとしており数年間手入れがされていはいないモノの、登山道そのものは歩きやすい
徐々に勾配がきつくなり樹林帯が薄くなると笹藪が登山道にはみ出して藪漕ぎをしなければならなくなる
大門岳分岐までにダニが首の背中側に一匹ついていた

大門岳分岐から奈良岳方面は目の前から激しい藪だった…
大門岳・奈良岳・大笠山縦走登山を選択しなくて良かった…この激しい藪をみてつくづく実感

大門岳分岐を越すと藪は一層濃くなり、大門岳山頂直前は根曲がり竹の猛烈な藪漕ぎ
藪漕ぎの先に広い大門山山頂があった

これで三百名山コンプリート！
本来なら記念すべき三百名山最後の山を単身で登っていたところだったが、Aさんが居たのでありがたかった

登頂後、首の後ろをさわるとまたダニが付いていた
藪漕ぎ後はダニチェックが重要だ

大門山からの下山時は、ストックを収納、革手袋を着用して笹の葉をブレーキ代わりに掴みならがブナオ峠へ一気に下山
ブナオ峠でAさんとは解散
独り自転車でブナオ峠からの30分チョイでラクチン下山

登山口から近い五箇山温泉 赤尾館で汗を流してキレイさっぱり

雨に祟られることもなく気持ちよく三百名山フィナーレを終えることが出来た

コメント

シン山

３０１名山完登
おめでとう😃ございます🎵
凄いですね‼️
どのくらいの期間でやり遂げたのですか？

けいじ

シン山さん
ありがとうございます
百名山は随分前に終えており、三百名山はふと登ろうと思い始めて二年半もかかりました
実は一年半で完登するつもりで予定を立てていたのですが、昨年カムエク、ペテガリ岳に天候不良で登るコトが出来ず、予定より一年間延びてしまいました
(昨秋荒天も多かったのでカムエク　ペテガリ岳登れたとしても厳しかったかも？）

_Daisuke

三百名山完登、おめでとうございます🎉

すごいとしか、言いようがないです🤩

次をどするかお悩みのようですが、沼れる趣味ってなかなかないかなって思っています😅

次も何かに挑戦するようであれば、応援してます😊

個人的に七大陸最高峰を頑張って欲しいです（笑）

けいじ

_Daisukeさん
ありがとうございます

鉄道趣味も沼れるんですよ…
取り合えず日本の（鉄道事業法による）鉄道を完全踏破をしようと思いますが、実はあと数日間で出来そうなので逆に乗る気が失せているというのが現状です…
世界の鉄道50以上の国と地域を乗ってますが、乗り潰しなんて夢のまた夢状態で完全に沼です…
鉄道模型も然り…　数千万円単位をかけてる友達がいるので鉄道模型趣味もその方々と比べたら、まだまだ浅いです

セブンサミット
今まで誰一人として応援してくれる人がいなかったのでとても嬉しいです
ありがとうございます

shima913

日本三百名山完登おめでとうございます。
二年半での完登とのことですが，すごいの一言しかありません。
日本の山ではこれ以上のものはないので，今後は海外の山（七大陸最高峰，8000ｍ峰）を目標にチャレンジされるのでしょうか。応援させて頂きます。

けいじ

shima913さん
ありがとうございます

セブンサミット
今年は円安が一気に進みすぎてビンソンマシフ登山料6万ドルを今は支払う気にはなれません
セブンサミットは2025年冬に終わらせたいとは思います💦

8000ｍ峰
8000m完登は精神的に少々キツイかなぁ〜と思っています…
一時期、僕はイケイケだったのですが…
エベレスト・ローッツエ登山でコロナに罹患、死にかけてカトマンズで入院したのがトラウマになっているのが現状です…
来年度はエベレスト日本人登山者だけでも20名近くエントリーがあり、少々フィーバーしすぎているので少し落ち着いてから考えたいです

mocokurobe

けいじ様
日本三百名山登頂おめでとうございます。

けいじ

mocokurobeさん
ありがとうございます

Nikkotaro

ご一緒させてもらったAです。三百名山と大陸最高峰登頂の話を聞きながら登れてすごい楽しかったです。完登おめでとうございます。ありがとうございました。

けいじ

Nikkotaroさん
こちらこそありがとうございました

お話をしていた来年6月のデナリ登山
もし宜しければ参加しませんか？
参加者が多い方が何かと有り難いのでご検討頂ければ幸いです