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Yamareco

記録ID: 612803
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
尾瀬・奥利根

静寂の尾瀬ヶ原でテン泊、至仏山

2015年04月11日(土) 〜 2015年04月12日(日)
 - 拍手
mitsu3232 その他2人
GPS
64:00
距離
32.5km
登り
1,516m
下り
1,558m

コースタイム

1日目
山行
3:20
休憩
1:30
合計
4:50
9:50
120
戸倉分岐
11:50
12:50
0
津奈木橋
12:50
13:20
80
鳩待峠
14:40
山の鼻ビジターセンター
2日目
山行
6:50
休憩
1:10
合計
8:00
7:20
230
山の鼻ビジターセンター
11:10
11:50
100
至仏山山頂
13:30
14:00
80
鳩待峠
15:20
戸倉分岐
行きは戸倉分岐から自転車。MTBにスノータイヤ(スパイク)を履いていたのと、圧倒的体力不足により坂道は押して歩くほうが長かったです。
天候 1日目、小雨から曇り。2日目、快晴。
過去天気図(気象庁) 2015年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
県道63号戸倉分岐分岐以降は冬季閉鎖のため自転車での移動。MTBなど変速機付の自転車じゃなければほぼ押して歩くことになります。歩きで鳩待峠まで3時間〜4時間。鳩待峠の手前500m付近まで除雪は進んでいました。
コース状況/
危険箇所等
登山道での危険箇所はほぼありません。早朝6時頃は至仏山付近はクラストしているのでその時間に登る場合はアイゼン、ピッケル必須です。山頂直下300mは木道がほぼ露出しています。そこから山頂へはノーアイゼンで問題ありません。
鳩待峠。4mほどの雪に覆われています。
2015年04月11日 13:20撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
1
4/11 13:20
鳩待峠。4mほどの雪に覆われています。
鳩待峠から山の鼻へ向かうルート。最初はわかりにくいが、すぐに小屋関係者のスノーモービルのトレースが出てくるのでそれを辿れば山の鼻へは迷うことなく着く。
2015年04月11日 14:07撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/11 14:07
鳩待峠から山の鼻へ向かうルート。最初はわかりにくいが、すぐに小屋関係者のスノーモービルのトレースが出てくるのでそれを辿れば山の鼻へは迷うことなく着く。
沢にはスノーブリッジや雪庇状の張り出しが多く残っている。沢に近寄る際、沢に沿ったトレース上では注意が必要。クラックが露出していないところでは踏み抜く。
2015年04月11日 14:07撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/11 14:07
沢にはスノーブリッジや雪庇状の張り出しが多く残っている。沢に近寄る際、沢に沿ったトレース上では注意が必要。クラックが露出していないところでは踏み抜く。
山の鼻手前の森。トレースはしっかりとしていてよほどのガスでなければ迷うことは無い。
2015年04月11日 14:19撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
1
4/11 14:19
山の鼻手前の森。トレースはしっかりとしていてよほどのガスでなければ迷うことは無い。
水は山の鼻ビジターセンター裏の沢で確保できる。水源がわかっているのでお腹を壊す心配はなかった。※水場が無いのは冬季だけ?
2015年04月11日 15:43撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/11 15:43
水は山の鼻ビジターセンター裏の沢で確保できる。水源がわかっているのでお腹を壊す心配はなかった。※水場が無いのは冬季だけ?
沢沿い。スノーブリッジが所々崩壊しているのでそこを伝って沢に降りれる。
2015年04月11日 15:47撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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4/11 15:47
沢沿い。スノーブリッジが所々崩壊しているのでそこを伝って沢に降りれる。
尾瀬ヶ原から至仏山方面。全てガスがかかっている。
2015年04月11日 15:59撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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4/11 15:59
尾瀬ヶ原から至仏山方面。全てガスがかかっている。
尾瀬ヶ原散策。視界はガスったり、開けたり。先週降った雪で融雪水を期待したけど、既に黒味がかっており調理は出来ない。鹿の毛等も混ざる。
2015年04月11日 17:42撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/11 17:42
尾瀬ヶ原散策。視界はガスったり、開けたり。先週降った雪で融雪水を期待したけど、既に黒味がかっており調理は出来ない。鹿の毛等も混ざる。
尾瀬ヶ原散策。夏には行けない場所方面の1735ピーク。スノーブリッジが崩落していて道は無かった。
2015年04月11日 18:08撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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4/11 18:08
尾瀬ヶ原散策。夏には行けない場所方面の1735ピーク。スノーブリッジが崩落していて道は無かった。
山の鼻からそう離れていない場所でテン泊。
2015年04月11日 18:25撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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4/11 18:25
山の鼻からそう離れていない場所でテン泊。
2015年04月11日 18:33撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/11 18:33
夜の至仏山方面。下の黒いのは至仏山に架かった雲です。
2015年04月11日 19:43撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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4/11 19:43
夜の至仏山方面。下の黒いのは至仏山に架かった雲です。
静寂に包まれる午前5時半の尾瀬ヶ原。土曜日とは打って変わって快晴。
2015年04月12日 05:32撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
3
4/12 5:32
静寂に包まれる午前5時半の尾瀬ヶ原。土曜日とは打って変わって快晴。
至仏山も。ほぼ夏道に沿ったトレースがありました。
2015年04月12日 05:34撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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4/12 5:34
至仏山も。ほぼ夏道に沿ったトレースがありました。
森林を偽山頂目掛けて直登します。
2015年04月12日 08:00撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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4/12 8:00
森林を偽山頂目掛けて直登します。
2015年04月12日 08:18撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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4/12 8:18
2015年04月12日 08:20撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 8:20
ハイマツが露出している左を登るとちょうど木道に出ます。木道が見えたら、雪質に依りますがアイゼンを外しても山頂まで行けました。
2015年04月12日 08:47撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 8:47
ハイマツが露出している左を登るとちょうど木道に出ます。木道が見えたら、雪質に依りますがアイゼンを外しても山頂まで行けました。
山頂ではヒトガタは不可です。ヒトガタ検定不合格です。
2015年04月12日 11:27撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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4/12 11:27
山頂ではヒトガタは不可です。ヒトガタ検定不合格です。
BCボーダーの方が山頂からワル沢方面にドロップ。相方の女性との無線の確認やり取りがカッコ良かったです。※後姿だけUPさせて頂く許可をいただきました。
2015年04月12日 11:38撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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4/12 11:38
BCボーダーの方が山頂からワル沢方面にドロップ。相方の女性との無線の確認やり取りがカッコ良かったです。※後姿だけUPさせて頂く許可をいただきました。
無線を受けて、女性のBCボーダーもドロップしていきました。すごい!カッコいい!
2015年04月12日 11:40撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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4/12 11:40
無線を受けて、女性のBCボーダーもドロップしていきました。すごい!カッコいい!
小至仏山のトラバーストレースがありました。下山時間の関係で、登山者の我々もトラバース。
2015年04月12日 12:06撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 12:06
小至仏山のトラバーストレースがありました。下山時間の関係で、登山者の我々もトラバース。
小至仏からの下山ルートはBCスキーヤーの方、スノーシューのトレースが多く迷うことはなさそうでした。
2015年04月12日 12:28撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
4/12 12:28
小至仏からの下山ルートはBCスキーヤーの方、スノーシューのトレースが多く迷うことはなさそうでした。
撮影機器:

感想

鳩待峠の冬季閉鎖解除を待てずに、雪景色の尾瀬ヶ原を見たいとの思いから、尾瀬ヶ原と至仏山にいってきました。写真のように不摂生がたたって圧倒的体力不足によりコースタイムより遅い結果になってしまいましたが、休憩を多く挟んだためという言い訳をさせていただきます。

今回単独での尾瀬と思っていたのですが、駐車場で会った2人のパーティーと、即席パーティーを組ませていただいて、テン場と至仏山登山をご一緒させていただきました。

金曜日は車中泊で、雨が止むのをひたすら待って止んだら登るという計画でしたが、天気予報どおり朝9時に雨は止み、遅いスタートを切りました。
狭い車に自転車を押し込んで戸倉分岐から颯爽とスタートを切りましたが、すぐに上り坂で自転車を押してタラタラと歩くことになってしまいました。

コース状況/詳細
戸倉分岐(尾瀬パークホテル前)〜鳩待峠
夏のスタート地点、鳩待峠に着いたときは重い荷物も手伝って疲れは大きかったです。分岐から鳩待峠まで約10kmアスファルトの道です。
今回は鳩待峠から1km程度手前まで除雪されていましたが、今週末あたりはもっと除雪が進むのではないかと思われます。帰りには500m手前までの除雪でした。
ルートを見ていただければわかるのですが、津奈木橋から鳩待峠までのルートで
一部S字カーブの区間をショートカットできますが、水量の多い雪渓を渡るため気温の高い日は避けたほうが良いかも知れません。

鳩待峠〜山の鼻
無雪期ルートは沢の上部数十m付近に木道が整備されていますが、積雪期は埋もれており川上川に沿ったトレースがあります。山の鼻手前で右岸から左岸側に渡りますが、見当たらなかったためスノーブリッジを通過しました。気温の高い日に渡る場合は十分注意が必要かと思われます。

テン場
国立公園であるこの時期の尾瀬にどの程度のテント泊に対する規制があるのかわかりませんので、コメントは控えさせていただきます。
夜は外で煮炊きが出来る気温(夜は晴れ時々曇り)、厳冬期のシュラフで快眠できる(深夜から明け方は快晴)、靴はテント内で凍る程度の気温です。

山の鼻〜至仏山
早朝は雪面がガチガチにクラストしていますが、朝7時には日差しで緩んできました。アイゼンがあったほうが歩きやすいです。
写真の説明の通り、偽山頂以降は木道が露出しているのでアイゼンを外しても大丈夫です。

至仏山〜鳩待峠
下山時間の関係で、小至仏他のピークをことごとくトラバースで通過しましたので、あまり詳しくは書けませんが登山道の雪はかなりなくなっていました。

反省点
先週木曜日の雪で、戸倉から鳩待峠までの区間が薄く雪に覆われているのではないかと思い、MTBにスパイクタイヤを履いていきましたが全く不要で、むしろそれが足枷となりかなりの行程を押して歩くことになりました。スリックタイヤにすればよかった。
テント泊装備のザックが重く、自転車のサドルに座っていられない。
荷台を付けて荷物を分散させるべきだった。
日ごろの暴飲暴食のせいで体重が増え、行動に支障をきたした。※普通の人のダブルザックくらい。

感想
今回、戸倉で会った登山の方2名とご一緒させていただきました。
同世代の方で、もともと友達だったかの様に3人で楽しく登山が出来ました。この場を借りて厚くお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
当日即席パーティーでほぼ最初から最後までというのは初めてだったのですが、こんなにも楽しいものだとは知りませんでした。

初日には濃い霧に覆われた尾瀬ヶ原の幻想的な雪原を縦横無尽に散歩、早朝には雪原に浮かぶように聳える燧ケ岳。山頂では遠くの山々まで見渡せる快晴。
山の良い所を満喫した大満足な1泊2日でした。

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