山伏〜大谷嶺〜八紘嶺周回で富士見ハイキング

2023年11月03日(金) [日帰り]

• GPS: 10:45
• 距離: 21.8km
• 登り: 1,940m
• 下り: 1,932m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:39
• 休憩: 1:06
• 合計: 10:45

5:05 黄金の湯
5:11 5:12 新田バス停
5:54 5:54 山伏登山者用駐車場
5:59 5:59 山伏 登山口
6:36 6:41 大岩／ワサビ小屋
7:29 7:29 蓬峠
8:38 8:38 西日影沢分岐
8:49 8:52 山伏
9:46 9:46 大平沢ノ頭
10:04 10:18 新窪乗越
10:56 11:00 大谷嶺
11:14 11:14 アザミ次郎の頭
11:29 11:29 五色の頭
12:23 12:29 八紘嶺
12:44 12:44 八紘沢の頭
13:36 13:45 富士見台
14:08 14:09 八紘嶺登山道入口
14:36 14:37 八紘嶺安倍峠登山口
14:44 14:44 梅ヶ島温泉バス停
14:51 15:12 梅ヶ島温泉
15:20 15:21 安倍大滝入口バス停
15:50 黄金の湯

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

梅ヶ島新田温泉「黄金の湯」の駐車場を利用

コース状況／危険箇所等

・紅葉シーズンの三連休に歩いたが登山者の数は驚くほど少ない（なので、多分オフシーズンはもっと少ないと思われます）
・全般に登山道の整備は必要最小限、分岐点の標識や危険箇所のロープくらいは設置されているが、歩く人が少ないので踏み跡が落ち葉で埋もれているところも多い。
・山伏登山口から西日影沢に沿う登山道は渡渉点の橋が流失していて仮設の丸太橋が設置されている。増水時は通過困難と思われる。
・大谷崩れは登山道を外れて身を乗り出さない限り転落や滑落の危険は小さいと思われるが、景色に見とれて登山道から身を乗り出すと危ないです…。

その他周辺情報

下山後、駐車場をお借りした梅ヶ島新田温泉「黄金の湯」を利用（大人700円）

写真

11/3 5:19

午前5時、黄金の湯を出発して暗闇の茶畑の中を山伏登山口目指して歩き始めました

11/3 5:51

夜が明け、紅葉した安倍奥の山が見えてきました

11/3 5:59

黄金の湯から1時間ほどで山伏登山口

11/3 6:08

良い感じに色付いています😊

11/3 6:09

丸太橋による渡渉

11/3 6:10

本来の橋は流失してしまった模様

11/3 6:29

ワサビ田の跡です

11/3 6:32

再び仮設橋による渡渉
増水したらアウトですね

11/3 6:35

安倍の大岩

11/3 6:35

たくさんの枝で支えられています😂

11/3 6:36

「山歩きのあなたへ」
味と愛のある内容です😇

11/3 6:38

大岩上部

11/3 7:12

大岩を通過して蓬峠の手前辺りから道が険しくなってきました

11/3 7:23

崩壊地の横断で足元はザレザレ、勾配も急で滑りやすいです

11/3 7:28

午前7時半、蓬峠を通過

11/3 7:38

標高1,500mの辺りが紅葉のピーク

11/3 8:02

富士山がチラっと🤗

11/3 8:37

牛首からの縦走ルートと合流

11/3 8:37

合流点で振り返ると「非常に危険です」の標識が立っていました
ぶっちゃけ、非常に…という程かな？とは思いますが途中の橋が流されているので増水したら非常に危険ですね😅

11/3 8:41

牛首の合流地点を過ぎると木々が疎らになって空が開けてきました

11/3 8:43

急登も落ち着いて緩やかな登りに

11/3 8:44

秋空がとても心地よい

11/3 8:45

そして富士山ドーン🤗

11/3 8:46

これを見たかったんですよ😆

11/3 8:47

草原と富士山

11/3 8:49

山伏登頂！
とても広々とした山頂部です

11/3 8:51

富士山とは反対側は…？
南アルプス南部の山々を一望できました🤗

11/3 9:02

山伏を後にして次に目指すは大谷嶺！
ところが、山伏から先の縦走路は歩く人がかなり少ないらしく、登山道は落ち葉と倒木に埋もれていて踏み跡を何度も見失いそうになりました😇

11/3 9:08

土に還る一歩手前の朽ちた倒木が神秘的

11/3 9:10

山伏〜大谷嶺の縦走路は基本的に樹林帯ですがたまに雄大な富士山も見えます🤗

11/3 9:11

良い眺め！

11/3 9:18

そう言えば今日は三連休の初日、しかも紅葉シーズン。
なのに誰も歩いていない…
静かな山歩きでとても良きです😌

11/3 10:00

山伏から1時間ほどで大谷嶺が見えてきました

11/3 10:01

そろそろ大谷崩れの縁に差し掛かり、縦走路の東側を覗き込むとこの迫力😨

11/3 10:04

大谷嶺のピークまで稜線の東は全部崩壊しています😨
流石は日本最大崩れ、スケールが凄い！

11/3 10:07

新窪乗越を通過

11/3 10:07

新窪乗越から覗く大谷崩れ

11/3 10:17

新窪乗越から先は大谷嶺に向かっての急登、しかも足場はガレガレ

11/3 10:19

大谷崩れと安倍奥の山なみが大迫力

11/3 10:20

南側（海の方向）を見ているはずだけど見えるものは山ばかり

11/3 10:22

崩壊地の縁はまだまだ上へと続いています

11/3 10:22

荒々しいけど紅葉も綺麗🍁

11/3 10:23

ひえぇ吸い込まれそう😨

11/3 10:25

11/3 10:29

大谷嶺に向かってまだまだ登る

11/3 10:33

煌めくカラマツ

11/3 10:43

新窪乗越からだいぶ登って後方に山伏を望めるようになりました

11/3 10:44

ちなみに崩れていない側は至って普通の樹林帯です😇

11/3 10:55

午前11時前、大谷嶺に登頂
標高は2,000mジャスト

11/3 10:55

西暦2000年を記念して設置された綺麗な案内板がありましたが、南アルプスの方向は樹木が成長してほとんど展望がありませんでした😅

11/3 10:54

大谷崩れのある南側は大展望です

11/3 10:57

左手前の緩いピークが山伏
中央奥が大無間山でしょうか

11/3 10:57

安倍奥…何度見ても山なみが深いです

11/3 10:58

紅葉のV字谷が素晴らしい

11/3 10:58

大谷崩れの谷底も美しい紅葉で埋め尽くされています

11/3 10:59

南アルプス新南部の山々

11/3 11:03

樹間から富士山🗻

11/3 11:07

大谷嶺の次は八紘嶺へ！
またしても踏み跡が落ち葉に埋もれ見えません😅

11/3 11:39

大谷嶺から30分ほど歩き、五色の頭を越えると八紘嶺がかなり近くに見えてきました

11/3 11:52

木々の合間から北側に見えた大きな山…喜望峰や七面山だろうか？
山肌の紅葉が凄いです🤗

11/3 11:53

遥か遠くに北岳
手前は荒川三山？

11/3 11:56

五色の頭と八紘嶺の鞍部付近はプチ難所
慎重にトラバースを通過します…

11/3 12:00

難所を抜けると今度は踏み跡が薄い…😇
とりあえずこの辺りは尾根に沿って歩けば大丈夫

11/3 12:17

八紘嶺に向かって今日最後の登り返し！

11/3 12:25

八紘嶺到着！

11/3 12:34

八紘嶺のピークは展望が無いけど少し南側へ下ったところに絶景ポイントがありました

11/3 12:35

草地と灌木の爽快な尾根道♪

11/3 12:35

11/3 12:53

疎林のような灌木のような明るい樹林帯が続きます

11/3 12:59

八紘沢の頭から少し下ったところで再び絶景ポイント
登山道から一歩踏み出すと崩壊地の縁でした😨

11/3 13:00

安倍川源流域を一望

11/3 13:00

立ち枯れのような疎林のような不思議な森

11/3 13:10

今度は富士山側の展望

11/3 13:11

今日一番の富士山ビュー🥳

11/3 13:30

さらにもう少し下って地図に「富士見台」とあるポイントからの眺め
登山道には富士見台の標識がどこにもなく、それっぽい場所で斜面をよじ登るとこの眺めでした（笑）

11/3 13:36

ちゃんと「富士見台」の標識が括りつけられているけど登山道からは見えません😂

11/3 13:36

素晴らしい富士山ビュー
そして山裾を染める紅葉も最高です

11/3 13:38

とても美しい…

11/3 13:44

それにしても、この辺りの山はあっちもこっちも崩れているなぁ😓

11/3 13:56

富士見台を後にして梅ヶ島温泉に向かって下ります
標高が下がるにつれて登山道沿いの紅葉も綺麗になってきました

11/3 13:56

燃えるような赤さ

11/3 14:15

さらに下ると鬱蒼とした人工林の森の中へ

11/3 14:42

梅ヶ島温泉に下山しました！

11/3 14:43

静岡駅まで46.0kmのキロポスト
ここも静岡市内だからね…、「駅」までの表示になるのか🤔

11/3 14:54

温泉街にある「湯元屋」の食堂で静岡おでんを食べました😋

11/3 14:57

山菜そばもいただきました🤗

11/3 15:12

静岡おでんと山菜そばをいただいた湯元屋さん

11/3 15:33

最後は梅ヶ島温泉からクルマを置いてきた黄金の湯まで3kmの車道歩きです😇

11/3 15:34

途中で後方を振り返ると八紘嶺

11/3 15:37

周囲の山は綺麗に紅葉しています

11/3 15:39

安倍川の上流部

11/3 15:47

夕陽に映える紅葉を眺めながら黄金の湯に戻りました

11/3 15:55

黄金の湯に戻ってきました
クルマに荷物を置いて温泉へ直行です♨

撮影機器：

D750 ニコン

Xperia Ace SO-02L docomo SONY

感想

kuge

今回、初めての足を踏み入れた安倍奥という自分にとって未知のエリア。
山伏〜大谷嶺〜八紘嶺と3つのピークを繋いで歩いてみましたが、想像していたよりずーっと人が少なくてとてもとても静かな山域でした。

紅葉シーズン真っ只中の三連休…、少しマイナーな山域でもそれなりに賑わっているだろうと思っていました。
ところが、山伏の登山口から八紘嶺の間で行き会った人はほんの数名。八紘嶺の方は梅ヶ島からピストンする人がそれなりに居るっぽいけど、それでも会ったのは10人くらいか…？
登山道の整備状況もほとんど必要最小限という感じで、お隣の深南部エリアに似た秘境感を味わえてとても良きです🤗

そして今回歩いたコースの絶景ハイライトは、やっぱり富士山！
山伏から望む草原越しの富士山と、八紘嶺登山道沿いの富士見台というポイントから見る大きな富士山は特に格別でした。いつもは御坂山地とか奥多摩とか、東側or北側から眺める機会が多い富士山を西側から眺めるというのはなかなか新鮮なんですよねぇ。

もうひとつ、日本三大崩れの1つに数えられる「大谷崩れ」の光景は足が震えるくらいの迫力！他にも山伏から八紘嶺までを通して歩くといろんな風景に出逢えるので、一日かけてしっかりと周回ルートを歩いてみて正解でした。

最後に、下山後に梅ヶ島温泉で食べる静岡おでんand黄金の湯の泉質（アルカリ性温泉）も最高です。秘境の地「安倍奥」、普段の遠征では訪れる機会の少ない場所ですが、山も温泉もとても味わい深い場所でした😊