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Yamareco

記録ID: 6164156
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
近畿

高島トレイル (ハンモック泊、若狭駒ヶ岳手前で途中撤退)

2023年11月09日(木) 〜 2023年11月11日(土)
 - 拍手
GPS
23:55
距離
56.1km
登り
3,874m
下り
4,006m

コースタイム

1日目
山行
8:23
休憩
0:35
合計
8:58
9:08
83
スタート地点
10:31
10:33
113
12:27
12:27
45
13:13
13:13
26
13:39
13:39
18
13:58
14:00
7
14:07
14:07
49
14:56
15:07
27
15:33
15:36
9
15:45
15:46
28
16:14
16:26
39
17:05
17:11
43
17:54
17:55
16
18:10
宿泊地
2日目
山行
12:06
休憩
0:45
合計
12:51
4:42
63
宿泊地
5:44
5:45
91
7:16
7:23
115
9:19
9:19
100
11:00
11:31
111
13:22
13:23
162
16:05
16:12
84
17:36
宿泊地
3日目
山行
1:56
休憩
0:03
合計
1:59
6:37
65
宿泊地
7:42
7:46
51
8:37
ゴール地点
天候 1日目: 晴れ のち 曇り
2日目: 雨(寒気流入)
3日目: 雨 のち 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
夜行バス:東京→京都駅
JR湖西線:京都駅→マキノ駅
コミュニティバス:マキノ駅バス停→国境バス停

コミュニティバス:横谷口バス停→朽木学校前バス停
バス:朽木学校前バス停→安曇川駅バス停
JR湖西線:安曇川駅→京都駅
新幹線:京都駅→東京駅
コース状況/
危険箇所等
詳細は写真コーナーのコメントにて。

今回歩いたのは愛発越~駒ヶ池あたりまでだけで、撤退した。
そのかぎりでの全体的なインプレッションのみを、ここでざっくりとだけ述べる。

・登山道が不明瞭になるポイントは数えきれないぐらいにはある
・アップダウンが多い。標高900m台のピークに乗ることもあれば、200m台の峠にいちど下ろされるなどする
・便利な水場は少ないが、歩いた範囲に限れば問題なかった。三国山、抜土、水坂峠、横谷峠には近くに豊富でキレイそうな沢があった。塵などはあるから濾過はするべきだが。心配して大量の水をあらかじめ背負っていたが、こんな重い思いをすることなかった、と今だから知る。
その他周辺情報 朽木学校前バス停の近くにローソンあり

温泉などもあるようなので、いちど街におりての補給や体制再構築をともなうロングトレイル計画とするならば、この朽木集落だろう。
残業後、4列シートの夜行バスで京都へ。環境が悪くてまともに寝れず。
早く滋賀県入りしても、始発バスが遅いので無駄。京都駅で時間を潰す。6時開店の旭第一をたずねるも定休日。朝ラー文化に触れられず。
2023年11月09日 05:27撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
11/9 5:27
残業後、4列シートの夜行バスで京都へ。環境が悪くてまともに寝れず。
早く滋賀県入りしても、始発バスが遅いので無駄。京都駅で時間を潰す。6時開店の旭第一をたずねるも定休日。朝ラー文化に触れられず。
通勤・通学など平日日常ムードの湖西線にゆられ、滋賀県のマキノ駅に移動。本数の少ないバスにようやく乗れる。
駅前に開店している商店などは見当たらない。
2023年11月09日 08:25撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
11/9 8:25
通勤・通学など平日日常ムードの湖西線にゆられ、滋賀県のマキノ駅に移動。本数の少ないバスにようやく乗れる。
駅前に開店している商店などは見当たらない。
高島トレイルのトレイルヘッドは遠かった。
前回のロングトレイルである、あまとみトレイルとは真逆だ。
9時過ぎ、ついに入山。遅いスタートだ。
2023年11月09日 09:06撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 9:06
高島トレイルのトレイルヘッドは遠かった。
前回のロングトレイルである、あまとみトレイルとは真逆だ。
9時過ぎ、ついに入山。遅いスタートだ。
まだ紅葉が残っている国境スキー場を登る。
2023年11月09日 09:12撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 9:12
まだ紅葉が残っている国境スキー場を登る。
トレイルのシンボルマークだ。
スキー場から登山道に入り、まずは稜線上まで乗り上げなければならない。初っ端から、なかなか登らされるぞ。
2023年11月09日 09:28撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
1
11/9 9:28
トレイルのシンボルマークだ。
スキー場から登山道に入り、まずは稜線上まで乗り上げなければならない。初っ端から、なかなか登らされるぞ。
序盤はよく整備されたハイキングコースだ。
2023年11月09日 09:36撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
11/9 9:36
序盤はよく整備されたハイキングコースだ。
山はもうすっかり落葉シーズン。
熊との遭遇報告が多い高島トレイルだが、もう標高の低い里に下りていることを期待する。
2023年11月09日 10:03撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 10:03
山はもうすっかり落葉シーズン。
熊との遭遇報告が多い高島トレイルだが、もう標高の低い里に下りていることを期待する。
関西電力が若狭湾岸で発電した電気が、高島トレイルの山を越えて滋賀・京都方面へと運ばれているのか。
高島トレイルの登山道状況は、関電との兼ね合いも小さくないと見た。
2023年11月09日 10:12撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
11/9 10:12
関西電力が若狭湾岸で発電した電気が、高島トレイルの山を越えて滋賀・京都方面へと運ばれているのか。
高島トレイルの登山道状況は、関電との兼ね合いも小さくないと見た。
さっそく琵琶湖が見えてテンションがあがる。
2023年11月09日 10:16撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 10:16
さっそく琵琶湖が見えてテンションがあがる。
高島トレイルを攻略するにあたって最重要要素になると言っても過言ではない、それが黄色い道案内だ。この存在無しにスムーズに進行できるほど、高島トレイルは甘くない。
自然に還る素材で作られていて、千切れたり色褪せていたりするものも多々ある。
2023年11月09日 10:24撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 10:24
高島トレイルを攻略するにあたって最重要要素になると言っても過言ではない、それが黄色い道案内だ。この存在無しにスムーズに進行できるほど、高島トレイルは甘くない。
自然に還る素材で作られていて、千切れたり色褪せていたりするものも多々ある。
最初の山頂、乗鞍岳を通過。
2023年11月09日 10:31撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 10:31
最初の山頂、乗鞍岳を通過。
一日目の天気予報は、晴れ→午後から曇り→夜中から雨だ。今はまだ展望がある。開放感がある風景に出会える序盤〜前半だけでも、天気が守られてよかった。
2023年11月09日 10:32撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 10:32
一日目の天気予報は、晴れ→午後から曇り→夜中から雨だ。今はまだ展望がある。開放感がある風景に出会える序盤〜前半だけでも、天気が守られてよかった。
琵琶湖ビュースポットがたびたび巡り来る稜線歩き。
2023年11月09日 10:40撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 10:40
琵琶湖ビュースポットがたびたび巡り来る稜線歩き。
初日も樹林帯は多くあるが、ススキなどの草原地帯の方が印象的だ。低山だが、琵琶湖からの風と日本海からの風、その両方から影響を受けているところもあるのだろう。首都圏の奥多摩とか奥武蔵とは性格が違う。
2023年11月09日 10:40撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 10:40
初日も樹林帯は多くあるが、ススキなどの草原地帯の方が印象的だ。低山だが、琵琶湖からの風と日本海からの風、その両方から影響を受けているところもあるのだろう。首都圏の奥多摩とか奥武蔵とは性格が違う。
ずっと前から名前は知っていて憧れていたトレイル。やっと、ついに来られたんだなと感慨に耽る。
2023年11月09日 10:48撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 10:48
ずっと前から名前は知っていて憧れていたトレイル。やっと、ついに来られたんだなと感慨に耽る。
しかし高島トレイルは険しい。初日の午前中から、すでになかなかのアップダウンを演じる。道の明瞭さは、このあたりはまだ全然マシだけれど、写真の通りメジャールートのそれにはまったく及ばない。
2023年11月09日 11:00撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 11:00
しかし高島トレイルは険しい。初日の午前中から、すでになかなかのアップダウンを演じる。道の明瞭さは、このあたりはまだ全然マシだけれど、写真の通りメジャールートのそれにはまったく及ばない。
豊かなブナ林。
2023年11月09日 11:08撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 11:08
豊かなブナ林。
芦原岳。

今回スルーハイクを3日間で急ぐのにあたっては、原則として各寄り道ピークには立たない方針なのだが。気分次第で近い山頂には立つこともある。
2023年11月09日 11:32撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
11/9 11:32
芦原岳。

今回スルーハイクを3日間で急ぐのにあたっては、原則として各寄り道ピークには立たない方針なのだが。気分次第で近い山頂には立つこともある。
芦原岳の山頂とそこから先までは、しばらくの間は日本海(若狭湾)が見える地点が点在する。
琵琶湖と海、体感ではどちらも同じぐらいの距離感に見える。
2023年11月09日 11:33撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 11:33
芦原岳の山頂とそこから先までは、しばらくの間は日本海(若狭湾)が見える地点が点在する。
琵琶湖と海、体感ではどちらも同じぐらいの距離感に見える。
鉄塔と送電線好きにオススメなエリアだ。
2023年11月09日 12:07撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
11/9 12:07
鉄塔と送電線好きにオススメなエリアだ。
落葉シーズンである11月は、メリットとしては暑くなく水分消費が抑えられるとか、虫が目立たない、などがある。
デメリットとしては、陽が短いこと、防寒着が重くなること、落葉堆積で路面の方は見通しが劣ること、がある。
2023年11月09日 12:19撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 12:19
落葉シーズンである11月は、メリットとしては暑くなく水分消費が抑えられるとか、虫が目立たない、などがある。
デメリットとしては、陽が短いこと、防寒着が重くなること、落葉堆積で路面の方は見通しが劣ること、がある。
黒河峠に下降。
山頂部→峠→山頂部→峠、と高島トレイルの累積標高差はエグい。
立派なトイレがあるのは、この黒河峠ぐらいになるのだろうか。自由と倫理で特徴付けられるこのトレイルゆえ、携帯トイレは多めに持ちたい。
2023年11月09日 12:28撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 12:28
黒河峠に下降。
山頂部→峠→山頂部→峠、と高島トレイルの累積標高差はエグい。
立派なトイレがあるのは、この黒河峠ぐらいになるのだろうか。自由と倫理で特徴付けられるこのトレイルゆえ、携帯トイレは多めに持ちたい。
紅葉がわずかに。
2023年11月09日 12:34撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
11/9 12:34
紅葉がわずかに。
ほんとうにめずらしく、木道なんかが整備されているポイント。
2023年11月09日 13:04撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 13:04
ほんとうにめずらしく、木道なんかが整備されているポイント。
琵琶湖には何度でも目が行ってしまう。

雲は多いが、予想よりも天気が保ってくれていて嬉しい。
2023年11月09日 13:05撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 13:05
琵琶湖には何度でも目が行ってしまう。

雲は多いが、予想よりも天気が保ってくれていて嬉しい。
貴重な水場だ。
2023年11月09日 13:27撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 13:27
貴重な水場だ。
明王の禿が見えてきた
2023年11月09日 13:34撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 13:34
明王の禿が見えてきた
禿に到着。
高島トレイルにおいて、ここだけが異色な風景。
2023年11月09日 13:38撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 13:38
禿に到着。
高島トレイルにおいて、ここだけが異色な風景。
禿を渡る
2023年11月09日 13:38撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 13:38
禿を渡る
晩秋ですな
2023年11月09日 13:40撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
11/9 13:40
晩秋ですな
禿の岩場
2023年11月09日 13:44撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 13:44
禿の岩場
赤坂山へ登る
2023年11月09日 13:45撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
11/9 13:45
赤坂山へ登る
赤坂山に登頂。ここも琵琶湖眺望。
2023年11月09日 13:57撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
11/9 13:57
赤坂山に登頂。ここも琵琶湖眺望。
鉄塔が乱立する草地を進む
2023年11月09日 13:58撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 13:58
鉄塔が乱立する草地を進む
快適な道になったが、地味にアップダウンがある。思いのほか時間がとられていて、気づけば14時をまわっている。苦戦、しているのか?
2023年11月09日 14:14撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
11/9 14:14
快適な道になったが、地味にアップダウンがある。思いのほか時間がとられていて、気づけば14時をまわっている。苦戦、しているのか?
歩き続ける。大変なこと。楽しいこと。
いいトレイルだな。
2023年11月09日 14:21撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 14:21
歩き続ける。大変なこと。楽しいこと。
いいトレイルだな。
道が駆け登っていくのが見える
2023年11月09日 14:25撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 14:25
道が駆け登っていくのが見える
またまた下って登るのか。
2023年11月09日 14:33撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
11/9 14:33
またまた下って登るのか。
はじめて歩く山域に没頭していたら、もう昼下がり。
2023年11月09日 14:56撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 14:56
はじめて歩く山域に没頭していたら、もう昼下がり。
寒風
2023年11月09日 14:58撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
11/9 14:58
寒風
ここからの琵琶湖がベストかな
2023年11月09日 14:59撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 14:59
ここからの琵琶湖がベストかな
草原地帯はまだ続く。とにかくまずは樹林帯に到達しなければ、ハンモック泊ゆえに話にもならない。
2023年11月09日 15:11撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
11/9 15:11
草原地帯はまだ続く。とにかくまずは樹林帯に到達しなければ、ハンモック泊ゆえに話にもならない。
暗い雲が
2023年11月09日 15:11撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
11/9 15:11
暗い雲が
晩秋ススキノハラ
2023年11月09日 15:15撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 15:15
晩秋ススキノハラ
長い
2023年11月09日 15:18撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
11/9 15:18
長い
大谷山に登頂
2023年11月09日 15:35撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 15:35
大谷山に登頂
開放感のある区間はもうすぐ終わる
2023年11月09日 15:35撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
11/9 15:35
開放感のある区間はもうすぐ終わる
ブナゾーンに入る。いっきに下る。
2023年11月09日 15:50撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
11/9 15:50
ブナゾーンに入る。いっきに下る。
抜土に下りてきた。
スルーハイクに4日以上かけられる人は、ここで1泊目のテント泊をすることが多いだろう。私はここで休むわけにはいかず、さらに距離を稼ぐのが必須。ハンモックは攻める武器にもなりうる。平地に縛られることはなく、森ならば進めるだけ前に進みうる。
2023年11月09日 16:14撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
1
11/9 16:14
抜土に下りてきた。
スルーハイクに4日以上かけられる人は、ここで1泊目のテント泊をすることが多いだろう。私はここで休むわけにはいかず、さらに距離を稼ぐのが必須。ハンモックは攻める武器にもなりうる。平地に縛られることはなく、森ならば進めるだけ前に進みうる。
抜土の水場
2023年11月09日 16:19撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
11/9 16:19
抜土の水場
日没が近い。なおも登山。
道は徐々に不明瞭になっていく。
2023年11月09日 16:48撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 16:48
日没が近い。なおも登山。
道は徐々に不明瞭になっていく。
年季を感じる看板。
高島トレイルは、信越トレイルとならんで、日本におけるロングトレイル黎明期からある道だ。信越よりも登山道状況はずっとワイルドみたいだが。
2023年11月09日 17:06撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/9 17:06
年季を感じる看板。
高島トレイルは、信越トレイルとならんで、日本におけるロングトレイル黎明期からある道だ。信越よりも登山道状況はずっとワイルドみたいだが。
大御影山、標高は950m.
トレイル中でも特に高いピークの一つに、ヘッドライト登頂。

さらに進むが、霧が出てきた。ライトが本領を発揮しない。予想以上に道が解りづらい。減速する。ブレーキを踏む。苦戦してきた。
2023年11月09日 17:50撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
2
11/9 17:50
大御影山、標高は950m.
トレイル中でも特に高いピークの一つに、ヘッドライト登頂。

さらに進むが、霧が出てきた。ライトが本領を発揮しない。予想以上に道が解りづらい。減速する。ブレーキを踏む。苦戦してきた。
1日目の目標地点は大日尾根分岐点だったが、そこまでには及ばず。安全のために歩行終了を余儀なくされた。なんとかまだ望みは残る距離まで、攻めることはできたが。微妙な初日の成果だった。
少し風が通るが許容範囲のポイントで、ビバーク。ハンモックシステムを展開。夜中からの雨予報に備えて、タープは低めにはる。
2023年11月09日 19:17撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
3
11/9 19:17
1日目の目標地点は大日尾根分岐点だったが、そこまでには及ばず。安全のために歩行終了を余儀なくされた。なんとかまだ望みは残る距離まで、攻めることはできたが。微妙な初日の成果だった。
少し風が通るが許容範囲のポイントで、ビバーク。ハンモックシステムを展開。夜中からの雨予報に備えて、タープは低めにはる。
2日目
まる一日、雨予報の日だ。しかしこの日こそ正念場、たくさん歩かなければ2泊3日は成り立たなくなる。

暗い森を照らして、一時間ほどフミアトを追っていくと、ようやく大日尾根分岐点だ。なんどかルートロスをして来た。
2023年11月10日 05:43撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
2
11/10 5:43
2日目
まる一日、雨予報の日だ。しかしこの日こそ正念場、たくさん歩かなければ2泊3日は成り立たなくなる。

暗い森を照らして、一時間ほどフミアトを追っていくと、ようやく大日尾根分岐点だ。なんどかルートロスをして来た。
雨が降る。濡れたシダなどの藪ばかりがトレイルに被さる。露の水圧でブーツの中もソックスも、すでにぐちゃぐちゃになってしまった。もう古い靴だから防水性も劣化していて、不安だ。
2023年11月10日 06:19撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
11/10 6:19
雨が降る。濡れたシダなどの藪ばかりがトレイルに被さる。露の水圧でブーツの中もソックスも、すでにぐちゃぐちゃになってしまった。もう古い靴だから防水性も劣化していて、不安だ。
三重ヶ嶽への分岐点。寄り道登頂する予定ではなかったが、調べてみるとトレイル最高地点とのこと。比較的短い距離だし、行く。
2023年11月10日 07:13撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
2
11/10 7:13
三重ヶ嶽への分岐点。寄り道登頂する予定ではなかったが、調べてみるとトレイル最高地点とのこと。比較的短い距離だし、行く。
高島トレイル最高峰、三重ヶ嶽。
天気悪くて何も見えず。
2023年11月10日 07:22撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/10 7:22
高島トレイル最高峰、三重ヶ嶽。
天気悪くて何も見えず。
びしょびしょの細いフミアト。写真でもわかる?
2023年11月10日 07:27撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/10 7:27
びしょびしょの細いフミアト。写真でもわかる?
池があった
2023年11月10日 07:49撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/10 7:49
池があった
武奈ヶ嶽。山頂標のダメージは熊によるものだろうか。
いやそんなことよりも、一山一山の登下降がキツい。
2023年11月10日 09:16撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/10 9:16
武奈ヶ嶽。山頂標のダメージは熊によるものだろうか。
いやそんなことよりも、一山一山の登下降がキツい。
激くだり。
標高が低くなると、杉などの植林が目につくようになる。
2023年11月10日 10:13撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
1
11/10 10:13
激くだり。
標高が低くなると、杉などの植林が目につくようになる。
865mの武奈ヶ嶽からトレイル最低地点までひたすら下る。
2023年11月10日 10:54撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
11/10 10:54
865mの武奈ヶ嶽からトレイル最低地点までひたすら下る。
高島トレイルの最低地点まで連れていかれてしまった。スタート地点よりも低いことにショック。どうせまた900mあたりまで登るのに。
2023年11月10日 11:01撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/10 11:01
高島トレイルの最低地点まで連れていかれてしまった。スタート地点よりも低いことにショック。どうせまた900mあたりまで登るのに。
水坂峠には沢が流れる。給水する。
2023年11月10日 11:02撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
11/10 11:02
水坂峠には沢が流れる。給水する。
さて、また登る。
下っては登る。ひたすら登山だ。ただガチ登山だけが休みなく続く。それが高島トレイルの正体だと、気づきはじめた。
2023年11月10日 11:02撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
1
11/10 11:02
さて、また登る。
下っては登る。ひたすら登山だ。ただガチ登山だけが休みなく続く。それが高島トレイルの正体だと、気づきはじめた。
急登。
もうすぐ午後になってしまう。進捗は良くない、と客観的分析が冷酷に告げる。
2023年11月10日 11:50撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
1
11/10 11:50
急登。
もうすぐ午後になってしまう。進捗は良くない、と客観的分析が冷酷に告げる。
高島トレイルの中間地点(40km地点)だとされる、ニの谷山付近。もう山頂に寄り道するような時間的余裕はない。靴を着脱してフヤケた足裏をケアする時間すら惜しい、それよりは少しでも行動食を口に詰め込むことを優先したかった。動くことを出来るだけ優先。急がば回らない。
2023年11月10日 12:32撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/10 12:32
高島トレイルの中間地点(40km地点)だとされる、ニの谷山付近。もう山頂に寄り道するような時間的余裕はない。靴を着脱してフヤケた足裏をケアする時間すら惜しい、それよりは少しでも行動食を口に詰め込むことを優先したかった。動くことを出来るだけ優先。急がば回らない。
山から桜峠に下ろされてしまう。その標高の低さに、またもショック。
2023年11月10日 13:24撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/10 13:24
山から桜峠に下ろされてしまう。その標高の低さに、またもショック。
高島トレイルではとてもめずらしい車道歩き区間だ。車が通るだけの。なにも補給ポイントはない。
2023年11月10日 13:32撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/10 13:32
高島トレイルではとてもめずらしい車道歩き区間だ。車が通るだけの。なにも補給ポイントはない。
再び、不明瞭ぎみでマイナー系な雰囲気の登山道へ。

2日目は、あきらかに1日目と比べて写真を撮っていない。雨天なのと、開放的な草原地帯は終わったのと、それから何よりも撮影する気が起きない。
2023年11月10日 13:44撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/10 13:44
再び、不明瞭ぎみでマイナー系な雰囲気の登山道へ。

2日目は、あきらかに1日目と比べて写真を撮っていない。雨天なのと、開放的な草原地帯は終わったのと、それから何よりも撮影する気が起きない。
しばらく急登に苦しんでいた。
高島トレイル、もしかしてロングトレイルみたいな横文字は似合わないのでは。アメリカン・カルチャー臭とは無縁な、ただの山のかたまりなのでは。ガチ登山のみが持続する。良くも悪くも。
2023年11月10日 14:49撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/10 14:49
しばらく急登に苦しんでいた。
高島トレイル、もしかしてロングトレイルみたいな横文字は似合わないのでは。アメリカン・カルチャー臭とは無縁な、ただの山のかたまりなのでは。ガチ登山のみが持続する。良くも悪くも。
行者山に寄る気にもなれない。
ただ行者という文字を見て、高島トレイル、結局おまえも修行系か、と思った。
2023年11月10日 15:18撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/10 15:18
行者山に寄る気にもなれない。
ただ行者という文字を見て、高島トレイル、結局おまえも修行系か、と思った。
また峠に下ろされた。
日没が迫るが、この後も2時間ほどヘッドライトであがいた。1000ルーメンもある光量で道迷いまではしなかったが、やはり限界があり、霧と針葉樹林の暗さで足を止めまくる。
もともと2日目は13時間以上行動をする計画でその体力も残ってはいたが、ふやけた足裏が標高800前後ある三つの山を乗り越える頃には壊れていると予想。寒気も入ってきて身の危険の兆候を感じはじめた。決断の時だ。
2023年11月10日 16:04撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/10 16:04
また峠に下ろされた。
日没が迫るが、この後も2時間ほどヘッドライトであがいた。1000ルーメンもある光量で道迷いまではしなかったが、やはり限界があり、霧と針葉樹林の暗さで足を止めまくる。
もともと2日目は13時間以上行動をする計画でその体力も残ってはいたが、ふやけた足裏が標高800前後ある三つの山を乗り越える頃には壊れていると予想。寒気も入ってきて身の危険の兆候を感じはじめた。決断の時だ。
けっきょく、駒ヶ池の手前にブナ林が地図表記されていたので、その辺でビバーク。雨は翌朝まで止まない予報だ。ほぼ無風のコルだったため、北西からの風向きを考慮したタープ壁を作り、そこにハンモックシステムを展開する判断。

ところが、夜23時頃から環境急変。思い出したように、断続的に突風が流れ込んできた。ハンモック専用シェルが防風・撥水・防寒を補うから平気ではあるのだが、風に叩かれるごとにアンダーキルトの熱がいくらか冷まされ、ハンモックの長所である快眠には至らなかった。
2023年11月10日 19:29撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/10 19:29
けっきょく、駒ヶ池の手前にブナ林が地図表記されていたので、その辺でビバーク。雨は翌朝まで止まない予報だ。ほぼ無風のコルだったため、北西からの風向きを考慮したタープ壁を作り、そこにハンモックシステムを展開する判断。

ところが、夜23時頃から環境急変。思い出したように、断続的に突風が流れ込んできた。ハンモック専用シェルが防風・撥水・防寒を補うから平気ではあるのだが、風に叩かれるごとにアンダーキルトの熱がいくらか冷まされ、ハンモックの長所である快眠には至らなかった。
3日目。

ゆっくりめの起床。2泊3日スルーハイクの望みはもうないと、昨夜のビバークのうちに理解していたから無理はしない。ほんらいは2日目で木地山峠あたりまで進むのがノルマだったが、まったく及ばなかった。
本日、せめて木地山峠あたりまで前進してからエスケープ下山も可能だったが、どうせスルーハイク出来ないしな。
横谷峠までもと来た道を引き返して、早めに気持ちに整理をつけることに決めた。
2023年11月11日 06:17撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/11 6:17
3日目。

ゆっくりめの起床。2泊3日スルーハイクの望みはもうないと、昨夜のビバークのうちに理解していたから無理はしない。ほんらいは2日目で木地山峠あたりまで進むのがノルマだったが、まったく及ばなかった。
本日、せめて木地山峠あたりまで前進してからエスケープ下山も可能だったが、どうせスルーハイク出来ないしな。
横谷峠までもと来た道を引き返して、早めに気持ちに整理をつけることに決めた。
ようやく雨上がり。下山する。1日目と同じように、琵琶湖が見えた。
2023年11月11日 07:07撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/11 7:07
ようやく雨上がり。下山する。1日目と同じように、琵琶湖が見えた。
峠へ下ると、まだ紅葉がわずかに残っていた。
陽の短い11月中旬の高島トレイルは、ちと難易度が高かったか。そうはいっても、積雪や酷暑のない時期で、やっと到来した挑戦権だったからな。なるようにしかならなかったのだが。
2023年11月11日 07:33撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/11 7:33
峠へ下ると、まだ紅葉がわずかに残っていた。
陽の短い11月中旬の高島トレイルは、ちと難易度が高かったか。そうはいっても、積雪や酷暑のない時期で、やっと到来した挑戦権だったからな。なるようにしかならなかったのだが。
横谷峠。ここから長い林道あるき。
2023年11月11日 07:43撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
11/11 7:43
横谷峠。ここから長い林道あるき。
峠からわずか3分下った林道沿いに、水量豊富な水場。
まともな水場に乏しいとされる高島トレイル。だが猛暑期間でなければ、ここまでは水に困らないと思った。不安をかかえ、身体に負担をかけ続けて、多くの飲料水を持参する必要はなかったようだ。実際に歩いてみて研究できた。
この先は知らんけど。
2023年11月11日 07:49撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/11 7:49
峠からわずか3分下った林道沿いに、水量豊富な水場。
まともな水場に乏しいとされる高島トレイル。だが猛暑期間でなければ、ここまでは水に困らないと思った。不安をかかえ、身体に負担をかけ続けて、多くの飲料水を持参する必要はなかったようだ。実際に歩いてみて研究できた。
この先は知らんけど。
無事、下山。コミュニティバスを待つ。濡れた地図をガードレールにかけて乾かす。
破り捨てたくなるような悔しさも心の片隅にあったけれど、おそらくもう一度来たいと思うようになるはずだ。大事にこの地図はとっておこう。
2023年11月11日 09:02撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/11 9:02
無事、下山。コミュニティバスを待つ。濡れた地図をガードレールにかけて乾かす。
破り捨てたくなるような悔しさも心の片隅にあったけれど、おそらくもう一度来たいと思うようになるはずだ。大事にこの地図はとっておこう。
下山したら晴れたパターン。バスが来た。これなら午前中に京都駅に着けてしまうだろう。
さらば憧れの高島トレイル。残り区間をセクションハイクできる、その時まで。2連休でいいからくれ!
2023年11月11日 09:05撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/11 9:05
下山したら晴れたパターン。バスが来た。これなら午前中に京都駅に着けてしまうだろう。
さらば憧れの高島トレイル。残り区間をセクションハイクできる、その時まで。2連休でいいからくれ!
人でごったがえす京都駅の百均で匂わない靴下に履き替え、お散歩。サウナが人気の銭湯で、脱臭作業。パッキングも詰め替え、ブーツなどの汚物を封じ込めた。
2023年11月11日 12:00撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/11 12:00
人でごったがえす京都駅の百均で匂わない靴下に履き替え、お散歩。サウナが人気の銭湯で、脱臭作業。パッキングも詰め替え、ブーツなどの汚物を封じ込めた。
シティボーイに変身?して、京都の路地をぶらぶらする。京都醸造のクラフトビールを片手に。そうやって、まずは心身のクールダウンに時間を費やしたかった。とはいえ、結局また歩くのね。
2023年11月11日 12:51撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/11 12:51
シティボーイに変身?して、京都の路地をぶらぶらする。京都醸造のクラフトビールを片手に。そうやって、まずは心身のクールダウンに時間を費やしたかった。とはいえ、結局また歩くのね。
寺社を歩いたあと、つづいては高島トレイルにも縁がありそうなブルワリーへ。
2023年11月11日 13:49撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
11/11 13:49
寺社を歩いたあと、つづいては高島トレイルにも縁がありそうなブルワリーへ。
高島麦酒さんは、アパレルまで扱うおしゃれなお店だった。
高島トレイルを歩いてきた次第を話しながら、ビールをオーダーする。
2023年11月11日 14:00撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
11/11 14:00
高島麦酒さんは、アパレルまで扱うおしゃれなお店だった。
高島トレイルを歩いてきた次第を話しながら、ビールをオーダーする。
4種ビール飲み比べセット。滋賀県高島市の湧水をつかった自家醸造のIPAとアルト。さらに同じく高島市にある琵琶湖ブルワリーさんが作ったヴァイツェンとペールエール。
高島トレイル後には、最高のご褒美でしょう。今日は不在だったが、醸造家の店主は登山方面にも詳しいらしい。インターナショナルな客層で、楽しいお店だった。
2023年11月11日 14:06撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/11 14:06
4種ビール飲み比べセット。滋賀県高島市の湧水をつかった自家醸造のIPAとアルト。さらに同じく高島市にある琵琶湖ブルワリーさんが作ったヴァイツェンとペールエール。
高島トレイル後には、最高のご褒美でしょう。今日は不在だったが、醸造家の店主は登山方面にも詳しいらしい。インターナショナルな客層で、楽しいお店だった。
新幹線の時間まで京都で遊び続けろ。
日没頃をねらって、京都タワー展望台におのぼりさん。目的は夜景だけではない。山を見にきた。年始に京都一周トレイルをやりたいのだ。もう次のことを考えてる。
2023年11月11日 17:49撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
11/11 17:49
新幹線の時間まで京都で遊び続けろ。
日没頃をねらって、京都タワー展望台におのぼりさん。目的は夜景だけではない。山を見にきた。年始に京都一周トレイルをやりたいのだ。もう次のことを考えてる。
新幹線で帰京する。滋賀県の二兎醸造によるクラフトビールを飲みながら、ようやく高島トレイルのことをゆっくり反芻しはじめた。
失敗した。しかし気持ちに整理がついた。いつになるかわからないけど、必ずセクションハイクで完歩したいと思う。
2023年11月11日 19:48撮影 by  iPhone 12 Pro, Apple
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11/11 19:48
新幹線で帰京する。滋賀県の二兎醸造によるクラフトビールを飲みながら、ようやく高島トレイルのことをゆっくり反芻しはじめた。
失敗した。しかし気持ちに整理がついた。いつになるかわからないけど、必ずセクションハイクで完歩したいと思う。

感想

指定野営地をさだめないと公式にアナウンスしている、日本のロングトレイル。
そこから敷衍すれば、登山熟練者の自己責任と内発的な環境倫理によって、基本的には自由に野営ポイントを決定できると言い換えられる。
それゆえ、ハンモック泊ロングトレイルの憧れの地でもある。

ハンモッカーでもある私だが、10ヶ月ぶりの有休消化を、二日間だけできることが急遽決まった。
土曜とあわせて三連休となる。どんなに疲れていようが、何かに挑戦できるこの希少なチャンスを逃してはならない。
高島トレイルのスルーハイクを企むには、積雪期に入る前のギリギリのタイミングに思えた。
突然の三連休のみで、突貫工事のような登山計画を余儀なくされるが、行けるのか?やれるのか?

詳細マップを高島トレイルクラブに発注。直前に家に届くらしい。
夜行バスと新幹線を予約。バスはアメニティがよい3列シートの席がもう無かった。窮屈なチケットを迷わず買う。

こうして遠いトレイルヘッドに立つことができた。
事前研究がいまいち甘い。装備等は本当にこんなものでよかったのだろうか。
私らしくないスタイル。今回はほとんどノリだけで突入するスタイル。たまにはいいじゃないか。楽しみだ。

結果。
みごとに敗退しました。

理由や分析は、写真コーナーで語っていった通り。
高島トレイルは相当難しかった。
4連休があれば足を引きずってでもゴールできたけど、少なくとも東京から3連休では厳しかった。

いいや、体力不足、登山の総合力不足です。はい。

それほどに高島トレイルは、ガチ登山・オブ・ガチ登山だった。
避難小屋もない、補給ポイントもない、便利な水場もない。
必要最低限の登山道整備のみをしただけの、ただひたすら続く山道。自然のかたまり。
登山、登山、また登山だ。

言い換えれば、孤独に登山行為のみに没頭できる、良いロングルートである。
登山オタク向けだ。
素晴らしいロングトレイルだった。

悔しい気持ちはまだ残る。
でも、念願のトレイルに挑むことだけはやれた。
この時しかなかったので、その限りでやれるだけのことは試みた。
準備もそこそこに、山に飛び込んでみた。

バスの時刻表が健在であれば、いつか2連休さえあれば残り区間のセクションハイク再挑戦は可能だとわかった。
往復ともに夜行バスでもいい。
暑すぎない時期、雪が溶けた時期に。
何年後になるかわからないけれど、また来たいと思う。

遠いぞ、すごいぞ、強いぞ、高島トレイル!

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コメント

高島トレイル、情報が少ないのと、何より楽しそうに歩いている記録がなかったのとで、気になっていました。
疑似体験させてもらえました。ありがとうございました。
また行きたいと言う最後の一言が、いろいろなことを物語っていますね。
2023/11/14 20:16
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晴れが好き。さん、コメントありがとうございます。
高島トレイルは、苦しみが8割、楽しさが2割、といった感じで愉しいです!

私もシンデレラ山行ばかりで、高島トレイルをリベンジする機会も滅多にない者ではありますが、いつかまたと思っております。
悔しいけれど、燃えています!
2023/11/15 12:22
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