記録ID: 6167290
全員に公開
ハイキング
甲斐駒・北岳
日程 | 2023年11月11日(土) [日帰り] |
---|---|
メンバー | , |
天候 | 登り始め概ねガス、2000mを越えるとガスが薄くなり、最終的にはそれより上はほぼ晴れ。雲海がすごかった。風は弱かった。 |
アクセス |
利用交通機関
大門沢登山道入り口ゲート脇に駐車。車はわれわれ1台のみ。
車・バイク
入山者も我々除いてゼロ。
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|




地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/ 危険箇所等 | 序盤の超急登を除けば、全体を通して思っていたよりも歩きやすい。 ゲートを越えるとすぐ右側に祠がありそこが取りつき点。その先、1100mぐらいの鉄塔までは巡視路あり。 その先、200m余りが全体を通して最大の核心部。登りはまだよいが、下りは掴まるものが少なく滑ると滑落間違いなしの急斜面。ピッケル、アイゼンがあってもいいぐらいの斜面。この斜面さえなければ、山全体、難関峰とは思えなかった。 |
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その他周辺情報 | 女帝の湯700円。かなりぬるかった。前に使ったときはもっと熱かったが燃料費節約かな。 |
過去天気図(気象庁) |
2023年11月の天気図 |
写真
感想/記録
by ルピモさん
感想の大半はmurphyさん書いているので割愛します。
大唐松山、どのレコを見ても急登と書いてありますが、正直なめてました。
どの山も急登なので、大した事ないと思っていたけど違ってた。
そこについてだけ書いておきます。
まず道はないので足をフラットにおける場所はないと思ったほうがいい
次にこの時期だけなのか落ち葉が堆積しており非常に滑りやすい
足場を作ろうと蹴り込んでも粘土質の土壌は蹴っても蹴っても決まらない
掴まる根っこも少なく、たまにある根っこは掘り起こしながら掴まる
木や枝も少なく、丁度いい枝につかまると、大体は枯れていて直ぐに折れる。
下りなんて滑りながら下の木に掴まるを繰り返し、無事鉄塔へ帰還。
ホント大袈裟ではなく下りでは立ち往生してもおかしくないと思いました。
今から大唐松山を狙うならマジ12本アイゼン、ダブルアックスくらいの気持ちでお願いしますし、一人での山行はお勧めしません。
murphyさん 今回はお互い未踏の難関2500m峰、お付き合いいただきありがとうございました。大変ではありましたが二人力合わせ無事下山できましたね、苦労した山ほど思い出に残りますので、これに懲りずに残りの難関2500m峰にもお付き合いくださいね。
改めてたいへんお疲れさまでした。
大唐松山、どのレコを見ても急登と書いてありますが、正直なめてました。
どの山も急登なので、大した事ないと思っていたけど違ってた。
そこについてだけ書いておきます。
まず道はないので足をフラットにおける場所はないと思ったほうがいい
次にこの時期だけなのか落ち葉が堆積しており非常に滑りやすい
足場を作ろうと蹴り込んでも粘土質の土壌は蹴っても蹴っても決まらない
掴まる根っこも少なく、たまにある根っこは掘り起こしながら掴まる
木や枝も少なく、丁度いい枝につかまると、大体は枯れていて直ぐに折れる。
下りなんて滑りながら下の木に掴まるを繰り返し、無事鉄塔へ帰還。
ホント大袈裟ではなく下りでは立ち往生してもおかしくないと思いました。
今から大唐松山を狙うならマジ12本アイゼン、ダブルアックスくらいの気持ちでお願いしますし、一人での山行はお勧めしません。
murphyさん 今回はお互い未踏の難関2500m峰、お付き合いいただきありがとうございました。大変ではありましたが二人力合わせ無事下山できましたね、苦労した山ほど思い出に残りますので、これに懲りずに残りの難関2500m峰にもお付き合いくださいね。
改めてたいへんお疲れさまでした。
感想/記録
by murphy
今回は、ヤマレコきっての人気ユーザー、rupmoさんと初めてのハイキング。
どこに行こうかとやり取りをしているうちに、2人とも2500m峰リストの残数が15-18ぐらいで、未登峰もおおむね同じに気づく。2500m峰は、登山道のない難関峰が4-5あって、そもそも全部登れるのか自信はないが、一緒に行くなら、こういう骨のある山がいいですね!と意気投合。来年、もっとも厳しい峰々への登頂を目指し、今回は、その中では一番優しい、大唐松山を目指すことで二人、奈良田に集合し、ごあいさつ。背高いし足長いし歩くの早いし全国飛び回ってるし、すんごいイカツイ人を想像していたが、ルピモさん、めちゃんこステキな方でした。
ちなみに、大唐松山とは、白嶺三山縦走時に利用する奈良田から農鳥岳へ登り上げる大唐松尾根(バリエーションルート)上に存在する峰の名前。
さて、相変わらず、大したリサーチもせずに直近のレコを少し見るだけで、誰もいない大門沢ゲートを越え、ヘッデンで暗闇の大唐松山へスタートする。
序盤は、巡視路で歩きやすいが、その後、いきなりの超急登にさしかかる。まだ、真っ暗で、道などありそうもなく、手がかりも少ない、超急斜面をへばりつくように登っていき、何とかクリア。これ、下りヤバくないですか??と話し合うも、もう登ってしまったし、明るくなれば、たぶん、多少、歩きやすいルート見えますよと二人とも楽観主義。しかし、下りはそんなに甘くなく、何倍も厳しいと知るのはその6時間後…。
その後は、急登や平坦な道、やや険しい痩せ尾根はあるものの、想像していたよりは歩きやすく、最高点に到達。初めての決めポーズで登頂の祝福。そこで、展望岩に向かおうと何気なく、ポッケのスマホに手を伸ばすと、スマホがない。え??うそ?
どっかに落としたー!
ヤバいぞ、これは。ここまでえらい急登がたくさんあったし登山道も不明瞭だし、見つかる気がしないんだけど…。と、あることをふと思いつく。二人ともヤマレコアプリをスタート地点で同時に起動したため、時刻の機械スピーチがこれまでずっと同時にしゃべっていた。この同時スピーチをたしか、三角点ピークでも聞いた記憶がある。ということは、三角点ピークとここまでの間に落ちているに違いないと見当をつけ、あとで見に行くことににして、展望岩でパノラマを楽しみ、パンを食べて、帰りに捜索を開始。すると、案の定、非常に平坦な踏み跡の上にスマホが佇んでいた。なんで、こんなとこで落としたんだ?それにしても見つかって良かった。これからはひもをつけないとな。
さて、喜びもつかの間。この先、最後の最後に一番の難所、すんごい急坂の下りがある。手前にさしかかりストックをしまい、二人、それぞれ別々に一番、安全そうなルートを見出し、何とかかんとか下っていく。踏み跡がどこかにあるのか知らないが、とにかく見た感じ、そんなものは全くなく、大量の落ち葉の下は非常にスリッピーな腐葉土の急斜面。雪山のごとくけりこんで何とか足場を作り、腐った木々は下手につかむと簡単にぶっちぎれ(もう滑落事故はコリゴリ)、滑落ギリギリの状態で何とか二人安全地帯まで下り切って、いや〜、マジ、ヤバかったですね、と固い握手。こんなに厳しい下りはたぶん、初めての経験かもしれない。
結局、最後まで誰にも会うことなく、二人占めの大唐松山、無事、終了。
初めてのコラボで登る山にしてはちょっと厳しすぎたが、来年のさらに厳しい2500m峰挑戦の前哨戦にしては、よい経験ができた。
rupmoさん、今日は遠路はるばるの大唐松山登山、ありがとうございました。とても楽しかったです。また、行きましょう!
どこに行こうかとやり取りをしているうちに、2人とも2500m峰リストの残数が15-18ぐらいで、未登峰もおおむね同じに気づく。2500m峰は、登山道のない難関峰が4-5あって、そもそも全部登れるのか自信はないが、一緒に行くなら、こういう骨のある山がいいですね!と意気投合。来年、もっとも厳しい峰々への登頂を目指し、今回は、その中では一番優しい、大唐松山を目指すことで二人、奈良田に集合し、ごあいさつ。背高いし足長いし歩くの早いし全国飛び回ってるし、すんごいイカツイ人を想像していたが、ルピモさん、めちゃんこステキな方でした。
ちなみに、大唐松山とは、白嶺三山縦走時に利用する奈良田から農鳥岳へ登り上げる大唐松尾根(バリエーションルート)上に存在する峰の名前。
さて、相変わらず、大したリサーチもせずに直近のレコを少し見るだけで、誰もいない大門沢ゲートを越え、ヘッデンで暗闇の大唐松山へスタートする。
序盤は、巡視路で歩きやすいが、その後、いきなりの超急登にさしかかる。まだ、真っ暗で、道などありそうもなく、手がかりも少ない、超急斜面をへばりつくように登っていき、何とかクリア。これ、下りヤバくないですか??と話し合うも、もう登ってしまったし、明るくなれば、たぶん、多少、歩きやすいルート見えますよと二人とも楽観主義。しかし、下りはそんなに甘くなく、何倍も厳しいと知るのはその6時間後…。
その後は、急登や平坦な道、やや険しい痩せ尾根はあるものの、想像していたよりは歩きやすく、最高点に到達。初めての決めポーズで登頂の祝福。そこで、展望岩に向かおうと何気なく、ポッケのスマホに手を伸ばすと、スマホがない。え??うそ?
どっかに落としたー!
ヤバいぞ、これは。ここまでえらい急登がたくさんあったし登山道も不明瞭だし、見つかる気がしないんだけど…。と、あることをふと思いつく。二人ともヤマレコアプリをスタート地点で同時に起動したため、時刻の機械スピーチがこれまでずっと同時にしゃべっていた。この同時スピーチをたしか、三角点ピークでも聞いた記憶がある。ということは、三角点ピークとここまでの間に落ちているに違いないと見当をつけ、あとで見に行くことににして、展望岩でパノラマを楽しみ、パンを食べて、帰りに捜索を開始。すると、案の定、非常に平坦な踏み跡の上にスマホが佇んでいた。なんで、こんなとこで落としたんだ?それにしても見つかって良かった。これからはひもをつけないとな。
さて、喜びもつかの間。この先、最後の最後に一番の難所、すんごい急坂の下りがある。手前にさしかかりストックをしまい、二人、それぞれ別々に一番、安全そうなルートを見出し、何とかかんとか下っていく。踏み跡がどこかにあるのか知らないが、とにかく見た感じ、そんなものは全くなく、大量の落ち葉の下は非常にスリッピーな腐葉土の急斜面。雪山のごとくけりこんで何とか足場を作り、腐った木々は下手につかむと簡単にぶっちぎれ(もう滑落事故はコリゴリ)、滑落ギリギリの状態で何とか二人安全地帯まで下り切って、いや〜、マジ、ヤバかったですね、と固い握手。こんなに厳しい下りはたぶん、初めての経験かもしれない。
結局、最後まで誰にも会うことなく、二人占めの大唐松山、無事、終了。
初めてのコラボで登る山にしてはちょっと厳しすぎたが、来年のさらに厳しい2500m峰挑戦の前哨戦にしては、よい経験ができた。
rupmoさん、今日は遠路はるばるの大唐松山登山、ありがとうございました。とても楽しかったです。また、行きましょう!
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コメント
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大唐松山は「中央線から見える山」のラスボスの山なので、いつかは行かないと、できれば誰かと思ってたので私もご一緒したかったです
でも今回のレコで核心部がよくわかったので、いつか登るときはピッケル・チェーンスパイク持って行こうと思いますw
大唐松山の鉄塔以降200mはマジで急登なので、大袈裟ではななピッケル、チェンスパなどをお勧めしますよ。
もし行かれる場合は下りは本気で気をつけて下さいね🙏
あと狙っていたのですか?それをもし知っていればお誘いしたのに残念😢です。
タケさんともコラボしたいです。
コメントどうもありがとうございました😊
ノリも合いそうなお二人♪
大唐松山、全く行く気がしないけどそのうち行くことになりそうなお山です。狙ってるような狙ってないような、でも私も2500の残りが僅かなのは自覚してますが、、、悩ましいお山ばかりなんですよね〜(・・;)
ここに行く時はピッケル持って行くことにしますわー笑 でもルピモさんオススメじゃないソロになるかなぁ〜汗 怖いです😱
とりあえず、私のための(?)インスペありがとうございました!
そうなんですよ、ふたりでずーっとしゃべってて、まずまず時間かかってますがあっという間に終わってしまいました。あと、足とかはすごくあっていて、山頂までノンストップで歩いたりで、とても、お互い歩きやすかったです。
ハルボーさんは、大唐松山なんてちっちゃいこと言ってないで、大唐松尾根からの農鳥岳でしょ?
農鳥岳まで行けば問題の下りは通らなくていいし。
冬の南アルプス、高山シリーズでの登頂、期待してますよ♪
murphyさんとは初コラボでしたが、ノリが合う二人なのかは分かりませんが(笑)足並みは合うので、とても歩き易かったと思ってますが、murphyさんはどうなんでしょう?(笑)
さて肝心の大唐松山インスぺの結果ですが、我々が登った日は最悪のコンディションです、落ち葉が最大に堆積した晩秋、かつ雨の翌日で落ち葉も泥も滑りまくり、日の出が遅く難所はどうしても闇上がりになる。これらを回避して立ち往生した場合に備えピッケルさえあれば問題ないとおもいますよ。山そのものは距離も少なく大したことはありません、鉄塔以降の難所さえ気を付けて(特に下り)チャレンジしてみてください。あと農取超えは見るからに険しそうでした、もし踏み入る場合は十分な装備をお願いします。
この後もmurphyさんとは難関2500はご一緒したいと思っています、ハルボーさん、もしタイミング合う機会ればばヨロシクです。
コメントどうもありがとうございました。
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