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Yamareco

記録ID: 617133
全員に公開
雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科

富士見リゾート駐車場 〜 編笠山 ピストン

2015年03月06日(金) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:12
距離
8.3km
登り
998m
下り
1,195m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:04
休憩
0:07
合計
6:11
距離 8.3km 登り 998m 下り 1,202m
7:51
37
8:28
194
11:42
11:48
90
13:18
24
13:42
5
13:47
13:48
14
14:02
ゴール地点
天候
過去天気図(気象庁) 2015年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
富士見高原リゾートB-1駐車場は平日(金曜日)とあってか、私のほかに駐車している車はありませんでした。
コース状況/
危険箇所等
先週末以降、月〜木までほとんど誰も登った形跡がなく、登山道には全く踏み跡がありませんでした。登山道を示すものはピンクリボンのみ。それを頼りに山頂を目指しました。
盃流しを過ぎた辺りから積雪が深くなり、傾斜もきつくなり始めたので、12本爪のアイゼンを装着。しかし新雪の登山道ではつぼ足地獄を徹底的に味わう試練が延々と続きました。
しかも目印のピンクリボンも途切れ途切れで、勘で歩くも何度か登山道を逸れてしまい、そのたびに後戻り。
そんな苦行の登山にホトホト嫌気が差し、今回は断念する事にして100m程来た道を引き返しました。後ろ髪を惹かれる思いってこんな感じなんだな、と振り返ると、少し先で途絶えた自分の足跡が目に入り、このままじゃ夢見が悪く後悔すると思い、また山頂を目指し、つぼ足修行を続けることにしました。
樹林帯を抜ける辺りの登山道は積雪でかさ上げされ、樹の枝が低く被さり、その枝からツララが行く手をさえぎるかのように垂れ下がっていました。
トンネルのような登山道を自衛隊の演習さながら、ほふく前進で進むと、ようやく森林限界を抜けられました。
はい松帯が終わり、大きな岩の山頂直下の領域に入ると、富士見高原側から吹き上げてくる強風に悩まされることに。不安定な岩の上でバランスを保つのが難しく極めて危険な状況。いつもなら15分くらいで行ける山頂まで、倍以上は掛かったと思います。
精魂果てて、ヘトヘトでたどり着いた山頂はガスで視界もきかず、写真を撮るなど5分程度留まり、早々に退却。
登りにほふく前進で進んだ枝の低く垂れ下がったツララの登山道は、尻セード(どちらかと言うとリュージュが正しい)で難なくこなし、樹林帯に入ると風も止み、ホッと安堵。
帰り道は自分のふみ跡がくっきり残っていたので、比較的楽に下山することが出来ました。
その他周辺情報 敢えて人が少ないだろう金曜日に有給休暇を取って登りに行きましたが、それが裏目となってしまった間抜けな登山でした。まさか誰も居ない、そして踏み跡がない、なんていうことは夢にも想定していませんでした。
今回はワカンかスノーシューがあれば少しは苦労しなかったと思われ、それら装備を持っていない私としては来年の重要な課題となりました。
翌日の土曜日、日曜日に同じコースを登られた方は、私が試行錯誤した踏み跡に随分悩まされたことだと思います。この場をお借りしてお詫び申し上げます。
教訓:単独の雪山は土日祝日に限る。
この富士見高原B−1駐車場は冬に使います。夏は観音平駐車場を使います。
2015年03月06日 06:54撮影 by  iPhone 6 Plus, Apple
3/6 6:54
この富士見高原B−1駐車場は冬に使います。夏は観音平駐車場を使います。
冬の編笠山はどんな景色なんでしょう、楽しみです。
2015年03月06日 07:39撮影 by  Canon PowerShot SX600 HS, Canon
3/6 7:39
冬の編笠山はどんな景色なんでしょう、楽しみです。
この辺はすたすた登れます。
2015年03月06日 07:39撮影 by  Canon PowerShot SX600 HS, Canon
3/6 7:39
この辺はすたすた登れます。
そろそろこの辺から雪深くなってきました。
2015年03月06日 07:39撮影 by  Canon PowerShot SX600 HS, Canon
3/6 7:39
そろそろこの辺から雪深くなってきました。
でもまだアイゼンはなくても大丈夫。
2015年03月06日 07:40撮影 by  Canon PowerShot SX600 HS, Canon
3/6 7:40
でもまだアイゼンはなくても大丈夫。
振り返ると自分の足跡だけ。
2015年03月06日 07:42撮影 by  Canon PowerShot SX600 HS, Canon
3/6 7:42
振り返ると自分の足跡だけ。
どっちへ進めばいいんでしょう?ピンクリボンが見えません。
2015年03月06日 08:05撮影 by  Canon PowerShot SX600 HS, Canon
3/6 8:05
どっちへ進めばいいんでしょう?ピンクリボンが見えません。
不安な中でも朝日をみると心が和みます。なかなかいい感じです。
2015年03月06日 08:05撮影 by  Canon PowerShot SX600 HS, Canon
3/6 8:05
不安な中でも朝日をみると心が和みます。なかなかいい感じです。
そろそろ斜面で滑るようになったのでアイゼン装着
2015年03月06日 08:53撮影 by  Canon PowerShot SX600 HS, Canon
3/6 8:53
そろそろ斜面で滑るようになったのでアイゼン装着
覆いかぶさる木の枝の下、這って進んでいると頭上から氷柱が伸びていました。
2015年03月06日 11:05撮影 by  Canon PowerShot SX600 HS, Canon
3/6 11:05
覆いかぶさる木の枝の下、這って進んでいると頭上から氷柱が伸びていました。
わっ、登山道がどこだかさっぱりわかりません。
2015年03月06日 11:05撮影 by  Canon PowerShot SX600 HS, Canon
3/6 11:05
わっ、登山道がどこだかさっぱりわかりません。
苦労した末、やっと森林限界を退けて視界が開けます。
2015年03月06日 11:27撮影 by  iPhone 6 Plus, Apple
3/6 11:27
苦労した末、やっと森林限界を退けて視界が開けます。
わかってはいるのですが、強風でなかなか前に進めません。
2015年03月06日 11:28撮影 by  Canon PowerShot SX600 HS, Canon
3/6 11:28
わかってはいるのですが、強風でなかなか前に進めません。
心細いですが頑張ります。
2015年03月06日 11:38撮影 by  Canon PowerShot SX600 HS, Canon
3/6 11:38
心細いですが頑張ります。
山頂部が見えてきました。
2015年03月06日 11:38撮影 by  Canon PowerShot SX600 HS, Canon
3/6 11:38
山頂部が見えてきました。
やった!編笠山山頂到着。遠かった、怖かった。
2015年03月06日 11:48撮影 by  Canon PowerShot SX600 HS, Canon
3/6 11:48
やった!編笠山山頂到着。遠かった、怖かった。
こっちは誰もいません。
2015年03月06日 11:48撮影 by  Canon PowerShot SX600 HS, Canon
3/6 11:48
こっちは誰もいません。
こっちにも誰もいません。
2015年03月06日 11:48撮影 by  Canon PowerShot SX600 HS, Canon
3/6 11:48
こっちにも誰もいません。
見渡す限り誰もいません。到着早々ですが強風で立っていられないので帰ります。
2015年03月06日 11:48撮影 by  Canon PowerShot SX600 HS, Canon
3/6 11:48
見渡す限り誰もいません。到着早々ですが強風で立っていられないので帰ります。
登ってきた斜面を矢印に従って下ります。
2015年03月06日 11:52撮影 by  iPhone 6 Plus, Apple
3/6 11:52
登ってきた斜面を矢印に従って下ります。
下りはアイゼンが岩に引っかからないよう気をつけます。
2015年03月06日 11:52撮影 by  iPhone 6 Plus, Apple
3/6 11:52
下りはアイゼンが岩に引っかからないよう気をつけます。
西岳が見えます。
2015年03月06日 11:59撮影 by  Canon PowerShot SX600 HS, Canon
3/6 11:59
西岳が見えます。
ガスが切れて富士見方面が望めます。
2015年03月06日 11:59撮影 by  Canon PowerShot SX600 HS, Canon
3/6 11:59
ガスが切れて富士見方面が望めます。
帰りは自分の踏み跡が道案内。無事に帰ることができました。
2015年03月06日 12:34撮影 by  iPhone 6 Plus, Apple
3/6 12:34
帰りは自分の踏み跡が道案内。無事に帰ることができました。

装備

備考 ワカンorスノーシュー

感想

登っている時は不安で怖くて帰りたいとばかり思っていました。もういいやと、何度かくじけそうになりました。結果として山頂まで行くことができて、いまはとても満足です。

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