荒島岳 中出から勝原へ 郷土の里山を歩く


- GPS
- 07:42
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,419m
- 下り
- 1,363m
コースタイム
- 山行
- 6:29
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 7:42
天候 | 雲 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
11月になって高山は冬モードに突入。基本スタンスで雪山には行かないので、私的には里山歩きの時期になってきました。そろそろ百名山リストと無縁のシーズンだと思ったのですが、未登頂の里山が残っているじゃないですか。それが今回行ってきた荒島岳。それも深田久弥地元推薦枠で入っているともいわれている山。はたしてどんなものかと確かめてきました。
前日、中出コース登山口近くの民泊にお世話になる。こんなうってつけの場所に在るのは本当にありがたい。
翌朝6時にスタート。しばらくは車道歩き。中出駐車場でトイレと登山届を済ませる。少し先の林道から登山道が始まる。この頃には空もだいぶ明るくなる。
緩やか傾斜の道を登っていく。森林帯の中ながら、九十九折りの黙々感を強いられることもなく、のんびり感のまま高度が上がっていくのがいい。時々木々の間から平地が見えたりしながら、2時間ほどゆったりと進む。
そうしてまずは小荒島岳山頂に到着。前に雲を被った荒島岳、後ろに大野の街を望む。しばらく朝食補給休憩。
小荒島岳を後にして尾根道を伝い、先ほど眺めていたもちがかべという箇所に取り付く。滑落注意の看板もあるが、初歩的な岩上りのある急斜面のちょっとしたアスレチックで特に問題ない。
そこを越えるとまた緩やかな道に戻り、その辺りからちらほらとうっすら積雪が現れる。そしていつの間にやら乗っかっていた雲が取れていて、最後の取りつきは山頂が目視できるような状態。なかなか運が良い。
出発から4時間ほどで荒島岳山頂に到着。荒島神社奥宮の祠、山座同定の円盤、一等三角点があって案外広い。
曇天ながら360度の展望が楽しめる。近くにはその名の通りの神々しさの白山、遠くには南アルプスや更に遠くには養老山地まで確認出来る。もちろん眼科には大野や勝山の市街地、その先には日本海も望める。こうしてみると展望の良さがありながら、生活圏との近さでやはり里山感がある。ここで景色を眺めながら昼食補給。
下山は勝原コースへ。もちがかべの先まで一旦戻り、分岐を北に向う。
緩やかにブナ林を下っていく。紅葉時期は過ぎているので枯れ木ばかりなのが少し残念。リフトの残骸を見かけた地点からススキが茂るスキー場跡を通っていく。
もう少しで駐車場だというあたり、山の斜面から落石の音が。何か動物がいるようだが、姿も見えず声もせずで若干緊張感が増す。結局何とも遭遇せずにやり過ごす。
勝原駐車場に着く。トイレと靴洗い場があったので利用する。
そこから車道歩きで勝原駅にゴール。駅では着替えや隣の公民館修復工事をしていた方とおしゃべりしたりして小一時間ほど電車を待つ。
わざわざ福井まで遠征して里山歩きというのも不思議な感覚でしたが、展望の素晴らしさは十二分に満足出来るものでした。どうしてもこの山を百名山に入れたかったのも理解できた気がします。それと関東だとあまりピンとこない白山の信仰の対象になる美しさも印象的でした。実際歩いてみないと分からないことは色々とありますね。
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