塩之沢峠から笠丸山&ソデガヤへマイナールート
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 753m
- 下り
- 753m
コースタイム
- 山行
- 6:12
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 7:25
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
かなり昔に付けられた道標がわずかに残る程度で、廃道に近い状態 地形図とコンパス必携 地形が複雑で、常に現在地の確認が必要 |
写真
感想
平日に休みが取れたので、この時期アカヤシオで有名な笠丸山に行くことにした。
笠丸山は10年ぶりだが、ただ登るだけではつまらないので、北側の塩之沢峠付近から歩いてみることにした。
それと、「ソデガヤ」と呼ばれるピークも気になるので、合わせて行ってみることにした。
地形図を見ると、塩之沢峠から南へ破線の道が書かれていて、ネットなどで調べるとまだ道形は残っているらしい。
旧塩之沢トンネルの西から御荷鉾林道に入り取り付き点を探したがよくわからず、林道の上南トンネルまで来てしまった。ここに車を置くスペースがあったので車を置き、その脇の山に取り付いた。西へひと山越えれば峠道に出るはずだ。
地形図とにらめっこしながら足場の悪いガレを登り尾根を西に行くと古そうな道に出た。
これを南へ辿ると楢沢峠だ。そう思いながら歩くと、突然真新しい林道に出た。古道はぷっつりと切れていた。
仕方なく林道を行くと何本もの林道が交錯する場所に出た。
傍らに石灯籠と祠があり、ここが楢沢峠だとわかった。思い描いていたもの程遠い風景だったのでちょっと残念。
ここから笠丸山に向かう。
笠丸山方面も林道が作られていて本来の山道は消えている。林道を少し東に向かうと左上にそれらしき踏み跡がありこれを斜上すると尾根に出た。何とか踏み跡と分かる程度の道だ。
ここは山と高原地図では破線のルートで、実際不明瞭な所もある。支尾根が別れる所では地形図を確認しながら進む。アップダウンも多く体力を消耗するが、アカヤシオの花が満開で心を和ませてくれる。
突然10mほどの急な鉄階段が現れ、それを登ると「マツオ」と呼ばれる岩峰に着いた。
展望はとても良く遠くに八ヶ岳も見えた。アカヤシオも綺麗だった。
マツオから急降下し、腐れかけた木梯子は下らず巻いて、さらにアップダウンを何度か繰り返すと地蔵峠に着いた。
地蔵峠には自分たちが来た方向に向かって「整備中のため…立入は遠慮して下さい」と書かれたプレートが掛けられていたが、整備中というよりも放置状態だった。
10年ぶりのお地蔵さんにご挨拶して笠丸山に向かう。
笠丸山直下のロープが付けられた岩場を登りきり、両側が切れ落ちた稜線を西に少し行くと三角点のある山頂だ。でも今年は花が少ない。先着していた方も「今年は少ないね」と言っていた。ここよりマツオの山頂付近の方がアカヤシオが多かった。
昼食ののち、今来た道を忠実に戻る。
笠丸山よりマツオのほうが標高が高いので、登り返すことを考えるとうんざりするが仕方がない。
楢沢峠まで何とか戻り、「ソデガヤ」に向かう。ソデガヤはここから西に派生する尾根のピークで標高差はさほどないのでこれまでと比べ楽チンだが登山道はない。というか、踏み跡すらなかった。
が、ソデガヤ山頂が見通せる所までくると、例の林道が山頂直下まで続いている。ひっそりとした秘峰をイメージしていただけに、がっかり。
尾根のすぐ右下にその林道を見ながら進むと、すぐにソデガヤ山頂に着いた。何にもなかった。誰が付けたのか、小さな山名板がひとつ取り付けられていて、ここが山頂とわかるだけだ。
林道がなければ最高なのになぁ…と思いながら、また楢沢峠に戻る。
本日三度目となる楢沢峠だが、今度はカモシカさんが待っていて?くれた。優しい目でこっちを見ていてまたまた心が和む。
カモシカさんに別れを告げ、40分ほどかけて駐車場所に戻った。
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