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Yamareco

記録ID: 6195411
全員に公開
ハイキング
御在所・鎌ヶ岳

サクラグチ(北岳)【冬支度を始めた静寂の稜線と晩秋の林道歩き】

2023年11月19日(日) [日帰り]
 - 拍手
onetotani その他3人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
07:42
距離
8.1km
登り
752m
下り
711m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:12
休憩
1:26
合計
7:38
7:18
97
野洲川ダム
8:55
9:00
50
P789
9:50
9:57
15
西峰
10:12
10:18
45
11:03
11:13
17
東峰
11:30
12:00
9
コルco860m(昼食)
12:09
12:26
49
破線の尾根分岐
13:15
13:15
7
P704
13:22
13:22
38
コルco680m
14:00
14:10
41
猪足谷林道
14:51
14:52
4
14:56
大河原広場
天候 晴 微風ながら冷たい風
【気温】P789:7℃ 東峰:8℃ 宮小屋橋(猪足谷林道):11℃
過去天気図(気象庁) 2023年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
武平峠の駐車場に集合し、乗り合って移動。
大河原橋を見送った通称:大河原広場と野洲川ダム駐車場に分散駐車。
《野洲川ダム》
底が見えるほど水位の下がったダムの駐車場から出発。
2023年11月19日 07:17撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
11/19 7:17
《野洲川ダム》
底が見えるほど水位の下がったダムの駐車場から出発。
防護壁の途切れた凹面から入山。
2023年11月19日 07:18撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
11/19 7:18
防護壁の途切れた凹面から入山。
四輪駆動で崖を攀じ登る。
2023年11月19日 07:21撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
11/19 7:21
四輪駆動で崖を攀じ登る。
傾斜のきつい広尾根の縁を登る。
2023年11月19日 07:37撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
11/19 7:37
傾斜のきつい広尾根の縁を登る。
やがて現れた鹿除けネットは破れたり倒れたりしながら
主稜線まで続いていた。
2023年11月19日 07:40撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
11/19 7:40
やがて現れた鹿除けネットは破れたり倒れたりしながら
主稜線まで続いていた。
尾根らしくなった急斜面を黙々と登る。
2023年11月19日 08:21撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
11/19 8:21
尾根らしくなった急斜面を黙々と登る。
やっと長い登りが尽き、緩やかな主稜線に乗って東へ向かう。
2023年11月19日 08:53撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
11/19 8:53
やっと長い登りが尽き、緩やかな主稜線に乗って東へ向かう。
本日初の展望地から鯎(うぐい)川を越えて鹿の楽園、能登ヶ峰を望む。
2023年11月19日 08:55撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
11/19 8:55
本日初の展望地から鯎(うぐい)川を越えて鹿の楽園、能登ヶ峰を望む。
《P789》
2023年11月19日 08:57撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
11/19 8:57
《P789》
落葉した晩秋の稜線。
2023年11月19日 09:01撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
11/19 9:01
落葉した晩秋の稜線。
雑木と植林を区切る「遊歩道」のような尾根が延びる。
2023年11月19日 09:05撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
11/19 9:05
雑木と植林を区切る「遊歩道」のような尾根が延びる。
聞こえるのは落ち葉を踏む音だけだ。
2023年11月19日 09:18撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
11/19 9:18
聞こえるのは落ち葉を踏む音だけだ。
《西峰》
小さな窓から望む綿向山、イハイガ岳。
2023年11月19日 09:48撮影 by  Canon IXY 650, Canon
3
11/19 9:48
《西峰》
小さな窓から望む綿向山、イハイガ岳。
《西峰》
直下の登りは意外にきつかったね。
2023年11月19日 09:54撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
11/19 9:54
《西峰》
直下の登りは意外にきつかったね。
里の雨は雪になったようだ、清水頭と奥の畑峠に降雪を認める。
2023年11月19日 09:59撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
11/19 9:59
里の雨は雪になったようだ、清水頭と奥の畑峠に降雪を認める。
《サクラグチ(北岳)》
展望の無い山頂にはプレートが四つもあった。(三角点名:大河原)
2023年11月19日 10:13撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
11/19 10:13
《サクラグチ(北岳)》
展望の無い山頂にはプレートが四つもあった。(三角点名:大河原)
《サクラグチ》
ヌタ場を見て茂みを東へ抜ける。
2023年11月19日 10:20撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
11/19 10:20
《サクラグチ》
ヌタ場を見て茂みを東へ抜ける。
梢の間に降雪後の御在所岳を捉える。
2023年11月19日 10:30撮影 by  Canon IXY 650, Canon
3
11/19 10:30
梢の間に降雪後の御在所岳を捉える。
アカマツの巨木。
2023年11月19日 10:41撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
11/19 10:41
アカマツの巨木。
見通しの悪い茂みを北側から廻り込むと、
2023年11月19日 10:54撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
11/19 10:54
見通しの悪い茂みを北側から廻り込むと、
《東峰》
ガレ場の突端は絶好の展望地だ。
2023年11月19日 11:04撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
11/19 11:04
《東峰》
ガレ場の突端は絶好の展望地だ。
《東峰》
県境稜線の山並みを望む:御在所岳、鎌ヶ岳、水沢岳。
2023年11月19日 11:06撮影 by  Canon IXY 650, Canon
3
11/19 11:06
《東峰》
県境稜線の山並みを望む:御在所岳、鎌ヶ岳、水沢岳。
《東峰》
宮指路岳、犬返しの剣、仙ヶ岳。
2023年11月19日 11:07撮影 by  Canon IXY 650, Canon
3
11/19 11:07
《東峰》
宮指路岳、犬返しの剣、仙ヶ岳。
《東峰》
茂みの中に付けられた山頂プレート。
2023年11月19日 11:13撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
11/19 11:13
《東峰》
茂みの中に付けられた山頂プレート。
若いブナの林の鞍部を抜けて、
2023年11月19日 11:18撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
11/19 11:18
若いブナの林の鞍部を抜けて、
到着した唯一の北側展望地から、水無山、綿向山、祝ヶ岳(イハイガ)を望む。
2023年11月19日 11:21撮影 by  Canon IXY 650, Canon
3
11/19 11:21
到着した唯一の北側展望地から、水無山、綿向山、祝ヶ岳(イハイガ)を望む。
そして右には清水頭、雨乞岳、イブネを望む。
2023年11月19日 11:22撮影 by  Canon IXY 650, Canon
4
11/19 11:22
そして右には清水頭、雨乞岳、イブネを望む。
昼食を終え、陽当たりの良いコバを出発する。
2023年11月19日 12:00撮影 by  Canon IXY 650, Canon
3
11/19 12:00
昼食を終え、陽当たりの良いコバを出発する。
山の恵みを発見! ヒラタケかな?有難く頂きましょう。
2023年11月19日 12:10撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
11/19 12:10
山の恵みを発見! ヒラタケかな?有難く頂きましょう。
P704へ下る通称:破線尾根の分岐目印から北側へ下る。
2023年11月19日 12:26撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
11/19 12:26
P704へ下る通称:破線尾根の分岐目印から北側へ下る。
小さな尾根は明確だが急だな〜。
2023年11月19日 12:48撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
11/19 12:48
小さな尾根は明確だが急だな〜。
岩尾根を越え、
2023年11月19日 12:59撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/19 12:59
岩尾根を越え、
細尾根を進む。
2023年11月19日 13:04撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
11/19 13:04
細尾根を進む。
鞍部に付けられた分岐目印を覚えておこう。
2023年11月19日 13:06撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
11/19 13:06
鞍部に付けられた分岐目印を覚えておこう。
P704に向かってしばらく続く岩稜には固定ロープが下がっていた。
2023年11月19日 13:11撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
11/19 13:11
P704に向かってしばらく続く岩稜には固定ロープが下がっていた。
P704は石楠花の藪だった、引き返そう。
2023年11月19日 13:13撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/19 13:13
P704は石楠花の藪だった、引き返そう。
戻った鞍部から急な東斜面をズルズルと下る。
2023年11月19日 13:29撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
11/19 13:29
戻った鞍部から急な東斜面をズルズルと下る。
踏み跡があるような無い様な・・・。
2023年11月19日 13:35撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
11/19 13:35
踏み跡があるような無い様な・・・。
無事、谷に着地。
2023年11月19日 13:40撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
11/19 13:40
無事、谷に着地。
谷間の紅葉。
2023年11月19日 13:43撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/19 13:43
谷間の紅葉。
尾根を乗り越して猪足谷の右股となる支谷を下る。
2023年11月19日 13:54撮影 by  Canon IXY 650, Canon
1
11/19 13:54
尾根を乗り越して猪足谷の右股となる支谷を下る。
猪足谷に架かる宮小屋橋に下山。
2023年11月19日 14:00撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
11/19 14:00
猪足谷に架かる宮小屋橋に下山。
【猪足谷林道】
あちらこちらで紅葉を楽しむ事が出来ました。
2023年11月19日 14:30撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
11/19 14:30
【猪足谷林道】
あちらこちらで紅葉を楽しむ事が出来ました。
《林道ゲート》
大河原橋からここまで車の乗り入れは可能です。
2023年11月19日 14:44撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/19 14:44
《林道ゲート》
大河原橋からここまで車の乗り入れは可能です。
野洲川の紅葉を見下ろしながら、
2023年11月19日 14:53撮影 by  Canon IXY 650, Canon
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11/19 14:53
野洲川の紅葉を見下ろしながら、
通称:大河原広場に帰着。
2023年11月19日 14:58撮影 by  Canon IXY 650, Canon
2
11/19 14:58
通称:大河原広場に帰着。
撮影機器:

感想

昨年の5月、野洲川ダム駐車場が工事中のため急遽、深山橋から北尾根を
サクラグチへ登ったので、今回は改めて野洲川ダム駐車場から稜線の
P789へ上がり、そしてその山行時に気になった国土地理院の破線尾根から
猪足谷林道の宮小屋橋へ下るコースを歩いてみる。

集合場所の武平峠駐車場には強く冷たい風が吹いていたが、野洲川ダムの
駐車場を出発する頃には幸い収まっていた。
衣服を調整して国道の防護壁と防護柵の間から崖のような凹面を攀じて
微かな踏み跡を追いながら、山腹を廻り込むようにして出た広尾根の
縁に沿うようにして高度を稼いで行くが、なかなかの急登だ。
杉の枯れ枝が堆積する斜面の踏み跡は定かではないが、やがて現れた
鹿除けネットを追って行くとやっと尾根らしい地形に変わってきた。

倒れたり破れたりしながら続くネットに沿って展望も無い、紅葉も
終わった尾根を黙々と登っていくと、やがて右手の鮎河から上がってくる
尾根に合流すると、やっと長い登りから解放される。
左折するように緩やかな主稜線を東へ向かうと
鹿の楽園、御所平方面の展望が広がる休憩適地に出てP789のプレートを
探すが小さなピークは少し先だった。

P789からサクラグチへ向かう明確な稜線に入ると起伏の少ない快適な
尾根歩きが始まる。僅かに残る紅葉、黄葉と落葉した樹々の間を
ぬうように進んで行くが、落ち葉を踏む音だけが聞こえる静寂の尾根は
まるで森の中を散歩しているかのようだった。

「土山町猟区」の看板が立つピークを鞍部へ下ると山腹のように尾根が
広がり直登が苦しい傾斜に変わってきたので、ジグザグ登りで高みを
目指すと西峰のピークに出て、北側の小さな窓から綿向山を望む事が
出来た。
主稜線に乗って初めての急登で立った西峰から標高差50mほどのゆるい
登り返しで到着したサクラグチは、御所平から眺めた姿には似合わない
展望も無く地味なピークだが、三角点や多くの山頂プレートがうぐい川を
囲むU字稜線の主峰を主張していた。

Y字に尾根が分かれる三角点から茂みをくぐり東へ向かうとヌタ場が現れ、
昨年歩いた記憶が蘇ってくる。
平地のような広尾根はルートを失いそうだが藪を迂回するように
ルートが変わっていた。
その後はしばらく続いた起伏の少ない穏やかな尾根が藪の濃い登りに
変わってくる。尾根下に絡む踏み跡を見送り、新しく枝を掃ったような
踏み跡を追うと北東を向いて横谷山へ向かう縦走稜線の分岐に出て、
北側直下から東峰へ上がると今回も御在所岳〜宮指路岳〜御所平へ延びる
県境稜線の山並みが一望できた。

今回の周回もここまでくれば終盤だ、ガレ場の突端からたっぷりと眺めを
楽しみ稜線を北東へ下り、若いブナの林が広がるコバや展望地を過ぎた
小さな高みで賑やかな分岐目印が目に留まる。分岐の近くで見つけた
山の恵みを頂いてから下山ルートに選んだ北向きの破線の尾根へ下ると
所々に目印テープも見られる小さいながらも明確な尾根が続いていた。
急降下、岩尾根、細尾根も現れるが藪もなく比較的歩きやすい尾根で
ゆったりした鞍部を通過するとP704の登りとなる岩稜が現れる。
ホールドもスタンスもしっかりした岩稜が尽きると酷い藪だった。
P704の確認を諦めて戻った鞍部から猪足谷へ向かい下山を開始する。

幹や枝を頼りながら転げ落ちそうな急斜面をほぼ一直線に下り、無事
降りきった谷間で名残の紅を眺めて一息入れた後、小さな尾根を乗越し
猪足谷の右股となる支谷に出るとやがて踏み跡も明瞭になって宮小屋橋が
架る猪足谷林道に合流、たっぷり休憩をとって大河原広場に向かうと
あちらこちらで紅葉を楽しみながらの林道歩きになった。

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