鈴鹿の稜線を繋げたい♪白船峠〜藤原岳☆(藤原簡易Pから木和田尾〜聖宝寺)


- GPS
- 07:40
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,173m
- 下り
- 1,176m
コースタイム
- 山行
- 6:55
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 7:40
天候 | 快晴(遠望に霞みあり) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
《白瀬峠登山口⇒白船峠(白瀬峠)》 全体に踏み跡は明瞭で、テープ等の目印も豊富です。前半の沢沿いの道で倒木等の若干荒れた箇所があったり、後半に道幅の狭いトラバースがありました。鞍掛峠が開通している期間は利用者が少なく、静かな山行を求める人向きだと思います。 《白船峠⇒藤原岳》 快適な稜線歩きです。頭陀ヶ平、天狗岩、藤原岳と3つのピークを繋ぐので、その都度のアップダウンがありますが、御池岳方面よりも展望がある分、ガスや悪天候時でなければ目的地は目視可能だと思います。 《藤原岳⇒聖宝寺登山口》 全体に急な下りで、ザレた石も多い滑りやすい道なので、常に足を緊張させながらの下山でした。ただ目安の合目標示板や、テープ等の目印も豊富な上に、ロープや手すり等の整備は良くされています。個人的にどちらかといえば登りに使いたい道です。 ※登山ポストは白瀬峠登山口と聖宝寺登山口にありました。 ※トイレは藤原山荘前に新設のバイオトイレがありました。 |
その他周辺情報 | 麺処 はな (定休日⇒日・祝・月 営業時間⇒11時〜14時) https://www.city.inabe.mie.jp/pages/3259_0.html 阿下喜温泉 あじさいの里 大人500円 http://ajisainosato.com/ |
写真
感想
今週はGWに取っておきたいくらいの好天の一週間が続いて、週末も天気予報は良好です。
先週に鈴鹿山脈の稜線を繋げたいと、御池岳から白船峠までの稜線を歩けたので、早速今日はその続きを歩いて来ました。
先週も利用した藤原簡易パーキングに前日到着して、車中泊をしてみましたが、トイレは夜間も使用可能で適度な照明もあり、とても快適に過ごすことが出来ました。
出発はある目的の為に、先週より30分早い5:30にスタート。
今回は国道歩きで迷うことはなく、スムーズに白瀬峠登山口に着いて、先週は下山で使った木和田尾道で登り始めました。
白瀬峠登山口からの木和田尾ルートは踏み跡は明瞭で目印も多く、前半の谷筋の道はやや荒れ気味ながらも変化に富んでいて楽しい道です。
先週は標高600〜700m付近にあったカタクリは更に花の数を増やしていて、中部電力R203号鉄塔辺りから白船峠まで、まんべんなくその可憐な姿を鑑賞することが出来ました。
まだ花が咲いていない葉も沢山あったので、花のピークはもう少し先かも
知れません。
やがて先週とほぼ同様の、駐車場から約3時間で白船峠に到着。
軽く休憩をしたあと、県境尾根の縦走路を藤原岳方面に向かいます。
先週は8時間歩いた後で頭陀ヶ平への登りを諦めてしまいましたが、実際に歩いてみると傾斜はそれ程ではなく、むしろ風が通る尾根は涼しく快適で、白船峠から30分で鉄塔のある頭陀ヶ平に着きました。
頭陀ヶ平は三角点のあるピークですが、周囲は360°のパノラマが広がり、最高の展望が望める素敵な場所でした。
この時はまだ誰も居ない山頂だったので、ここでお昼にしたら気持ち良さそうですが、まだ時間は9時になったばかりなので先に進みます。
頭陀ヶ平のピークから一旦下って、今日の縦走路での最高地点になる天狗岩へと登り返します。
頭陀ヶ平から天狗岩へは、縦走路を東側から回り込むようなルートになっているので、分岐の手前からショートカットして天狗岩に取付きました。
天狗岩には、この日初めて会った先客者が居られたのでご挨拶しました。
私たちは先月、藤原山荘から天狗岩まで歩いているので、これで鞍掛峠から藤原岳までの赤線が繋がったことになります。
前回は賑やかだった天狗岩ですが、まだ9時台で時間が早かったので、先客者の方以外は誰も居ませんでした。
天狗岩から先は一度歩いた道ですが、先月はまだ残雪があったので、また印象の違った稜線です。
そしてここまでは殆ど誰にも会わない静かな山歩きでしたが、天狗岩から先は何組もの人とすれ違い始めました。
雰囲気の良いカレンフェルトの道を歩いて行くと、すぐに見覚えのある建物が見えて藤原山荘に着きました。
時間は10時を過ぎ、次々と藤原山荘に到着される人が増えてきたので、まだ新設されたばかりの真新しいトイレを横目に先に山頂に向かいます。
藤原岳は今日で3度目ですが、考えたら無雪期に来るのは初めてでした。
馬酔木の花や、今年初のショウジョウバカマを写真に収めながら、雪のある時期より少し息の上がる坂を登って山頂展望台に到着しました。
沢山の人が休憩されていた山頂で、春霞みのある遠望を御池岳からの県境尾根や、次回以降に歩きたい竜ヶ岳から御在所方面を見て、鈴鹿の山々はやっぱりいいなと思います。
藤原山荘に戻り、念願の新設バイオトイレを利用させて頂いてから、お昼は取らずに早々に下山開始です。
九合目付近にはまだ息の長い福寿草が花を咲かせていて、沢山の人が撮影を楽しむ姿は先月と同じだなと思いました。
九合目から夏道で八合目に着くと、大貝戸コースより駐車場に近い筈なので、まだ歩いたことのない聖宝寺コースで下山することにしました。
聖宝寺コースは長い通行止め期間を経て、2014年4月から復旧した道で、私たちにとっては初めての道です。
足元の滑りやすい急な下りが続く上に、ザレた石が多いので落石にも注意が必要な道ですが、踏み跡はしっかりとあって、ロープが張られた箇所も多くルートは分かりやすかったです。
七合目からの目安になる合目標示を減らしながら、三合目からのガレた枯れ沢から二合目を過ぎると、眼下に立派な砂防堰堤が現れました。
まだ新しい堰堤のようで、直近の工事により建設されたようです。
山側からの小滝が何本も連なり、落ちた水が堰堤の沢に流れていました。
斜面に付けられた階段を堰堤のある鞍部まで下りると、再び堰堤の反対側への階段を登り返します。
堰堤の上部から、また下へ降りる階段がありましたが、駐車場への近道になるかと、舗装された林道を下りていきました。
林道はS字に蛇行するだけで、結局は聖宝寺登山口に着きました。
登山口から聖宝寺の脇を過ぎ、坂本集落を歩いて国道に出て、藤原簡易パーキングに戻りました。
そして今日のもう1つの楽しみだった、藤原簡易パーキングの敷地内にある『めん処 はな』で昼食を取りました。
先週この駐車場を利用した時に気になっていたのですが、お店の営業時間が14時までだったので、今日はスタートを早くして、14時迄に返って来れるようにしました(笑)
帰り道では阿下喜温泉に立ち寄り、下山後の楽しみも充分に満喫して、また次回の計画を練ろうと思います。
次に目指すのは竜ヶ岳への稜線です。もう自転車がないと難しいかな?
コメント
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聖宝寺は今まで通行止めになっていたので歩いたことがありません。 その内一度行って見たいと思っています。 登りが良いか 下りが良いか 思案する所ですね。(^_-)-☆
コメントありがとうございます
初めて歩いた聖宝寺道でしたが、ワイルドで新鮮な道でした
私は次回もし歩くなら、出来れば登りで利用したいです
mountainwalkさんからお薦めして頂いた鈴鹿の稜線繋ぎに挑戦中ですよ〜
カルスト地形の、独特な開放感が
いい、縦走ルートですね。
カタクリが、彩りを添えてくれて。
次回は、竜ヶ岳周辺の、線つなぎですか。
北部ゾーンでは、難易度が高いと
されてる箇所、ぜひ、お気をつけて
楽しまれて下さい。
つい一ヶ月前にkomakiさんにお会いした時に比べて
一段と新緑が進んだ藤原岳周辺でした
次回は北から線を繋ぐか、komakiさんが歩かれた鎌縦走
にするか、家族会議中です(笑)
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