和名倉山〜贅沢な散歩道〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 1,274m
- 下り
- 1,264m
コースタイム
- 山行
- 9:44
- 休憩
- 2:11
- 合計
- 11:55
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道迷いが多いと噂の和名倉山ですが、今回のコースに関しては、踏み跡がしっかりついています。距離は長いですが、レベル的には道志辺りの一般コース(今倉山〜菜畑山、あるいは朝日山あたり)と同じくらいに感じました。道標は少ないですが、リボンやケルンがあちこちにあり親切です。道の大半は、尾根または尾根の西側についていますから、常に西側(和名倉に向かって左側)を意識すると良いでしょう。リボンを意識してゆっくり歩いていけば、道迷いはないかと思います。登山道から外れた場合、足裏に伝わる感触でわかります。 |
その他周辺情報 | 民宿みはらしに宿泊 |
写真
感想
道迷いの多い山と聞いていくらか緊張して入山。ヤマレコの記録を参考に、道迷いのしやすい箇所など事前にメモをしてイメージトレーニングをしていく。妻には予定を書いた紙を民宿「みはらし」さんには簡易的な登山届けを提出した。
仕事を終え、いったん帰宅。風呂に入って出発した。21時。時間があるので新宿で高速を下り、青梅街道をひた走る。途中のマッサージ屋で1時間あまりマッサージをしてもらい、早朝からの登山を控え、身体全体の筋肉をほぐしてもらった。
三の瀬の民宿「みはらし」の駐車場に早朝3時50分到着。雪も想定して4時15分には出発。空はすでに白じみだしていた。牛王院平までの登山道は幅広く、牧歌的雰囲気が漂う道であった。傾斜も適度に緩急がついていて登りやすい。山の神土の分岐からは、いよいよハイウエイのような道から細い道に入る。最初は笹がうるさく、大きな倒木が横たわっているところもあったが、道はピークを巻くように上手く付けられており、余計な体力は奪われずに済んだ。リンの峰の手前は雲取をバックに気持ちいい草原が広がっていた。意外と気持ちのいいコースじゃない?しゃくなげのトンネルを抜けると間もなく西仙波の頂上。
西仙波の頂上で朝食をとる。西仙波の先から東仙波まではガレ場があるが展望が広がる。富士がボーッと霞む。今日の天気はまずまず。風がやや強い。南風だが冷たい風だ。セーターを着込む。東仙波から少し下ると、またも気持ちの良い草原が広がっていた。帰りはここで昼寝をしていこう。この先は樹林帯に入っていく。相変わらず上り下りは少なく、深い森林帯の匂い、足裏に伝わる土の優しい感触、奥秩父の良さを存分に味わえる道であった。道迷いもあちこちにリボンやケルンが配置され、心配するほどではなかった。
和名倉山頂には10時前に到着。奥秩父の匂いがプンプンする頂であった。ノンアルコールビールとさきいかでのんびりする。時間的にだいぶ余裕があったので、帰りに唐松尾を往復しようかと思った。しかし、徹夜で運転してきたため無理は禁物だと考え直す。その上、早く歩くにはもったいなさすぎる日和だったので、帰路は思いっきりのんびりすることにする。和名倉から歩いて東仙波手前の草原は、雲取をバックに実に気持ちがいい。昼寝をしていく(日差しが強くて長いこと眠れなかったが)。こんな調子で、気持ちの良い場所に出ると腰を下ろし、ノンアルコールビールを飲んだり、お菓子を食べたり、写真を撮ったり、ぼーと景色を眺めたり。たった一人の贅沢な散歩を楽しんだ。将監峠から長い林道を歩き、民宿みはらしに16時過ぎに到着。
本日行き交った登山者はたった一人。軽井沢から富士山麓まで歩くそうで、本日は二瀬コースの造林小屋跡からから三条の湯までだそうだ。今日はお風呂に入れますね。頑張ってください。
帰りの5時間の運転はちときついので、親切なおばちゃんの民宿に一泊。素朴なおもてなしが良かった。TVなし。ぼっとんトイレ。昭和のレトロな気分が味わえた。静寂な宿で夜はぐっすりと眠れた。次の日は黒川鶏冠山に立ち寄ってから、帰路の途についた。
奧秩父ですかぁ〜
いいですね
秩父の川で遊んだ記憶がよみがえります
私だったら、絶対に迷いそう・・・
しかもロングですねー。
けっこう、健脚なのですね。すごい
こんばんわ。
今回、ヤマレコの投稿の仕方が分かったので、
過去のものですが、他に2件入れてみました(ずっとコンピューターに張り付いているので妻にぶーぶー文句を言われてますが)。はまってしまいますね。
Atsumiyaをクリックしてみて下さい。
健脚なんてとてもとても・・・上り下りの少ない山ですから、
条件さえ整えば比較的楽な山と感じました。
kazumi_hiさんの早月尾根剱岳日帰り往復はすごすぎます。
私は、無理がたたって現在身体中が悲鳴を上げています。
おはようございます。みはらしに宿泊されたのですね。
4月の初旬に同じコース歩いてきましたが、
次はみはらしにゆっくり宿泊しようと思いました。
天気もよかったみたいで何よりでした。
kennogu様
はじめまして。
今回の山行はkennogu様の記録も参考にさせて頂きました。
たった3週間で雪の状況も激変するんですね。
前日は仕事を終え、その足で徹夜で運転してきたものですから、帰りは事故のリスクも考え、また、いつもヤマレコで報告されている女将さんのお人柄の良さにも惹かれて、みはらしさんに泊まることを決意しました。
薪で焚いた風呂、素朴な料理、建物も古く何もないですが、便利な生活に慣れている都会人にとっては新鮮で、ゆっくりできるんじゃないんでしょうか?その夜はぐっすり眠れ、日頃の毒を出し切った感じがしました。
三の瀬はまさに花の季節を迎えていました。みはらしさんのお庭でも丹精を込めて育てられた水仙の花が咲いていました。桃源郷とはまさにこういう場所のことを言うのですね。(しかし、三の瀬も過疎化が深刻ですよね)
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