大東岳〜面白山周遊


- GPS
- 19:04
- 距離
- 37.1km
- 登り
- 3,431m
- 下り
- 3,417m
コースタイム
- 山行
- 9:06
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 10:43
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
まだ残雪が多く、道が隠れているところがたくさんあります |
その他周辺情報 | 下山後、秋保の公衆浴場\300 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ゲイター
靴
ザック
昼ご飯
行動食
調理用食材
コンロ
コッヘル
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
針金
ロールペーパー
携帯
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ピッケル
アイゼン
|
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感想
新しいソールで久しぶりの山です
今回は泊まりで登りたかったので行ったことの無い天童高原を目指しました。
天気予報は二日間とも晴れ、気温も上がりそうで良い感じです。
荷物は重く心は軽く出発。
表コースを進みます。立石沢までは残雪無し。藪もぬかるみも無し。途中道端にコゴミが生えていたので食事の材料に取っていきます。気温も順調に上がっていきTシャツ一枚でも汗が噴だします。
沢の水量もそれほどではありません。立石沢を過ぎたところで少しずつ雪が出てきますがもうすぐなくなりそうな量が残っているだけです。
鼻こすり手前の尾根に出たところで雪が出てきましたが上に乗って歩くほどではありません。鼻こすりも所々に土が出ているのでたまに踏み抜きがありました。
去年は5月の連休に登っていますが、そのときより大分雪が少ないです。
山頂付近まで上がると藪と残雪のミックスで夏道を見つけるのに一苦労です。面倒になってヤブ漕ぎしようと突入したら笹に追い返されてしまいました。おとなしく戻って道を探しました。山頂は雪も無く最高の見晴らしです。カスミがかかって船形より先は見えませんでしたが、あっちも雪が少なそうです。
ここまで誰も居ませんでした。権現様峠方向へは山頂からは雪は見えませんでしたが、急激に落ち込んだ先から大雪田が広がりトレース無し。ピッケルがものを言います。行く先と現在地をしっかり把握しておかないと迷子になります。
権現様峠まで夏道は見えません。木の周りの雪が解けてくぼみになったのを見ると深いところで2mは越えそうな積雪があります。沢の中も雪が詰まっておりスキーなどで遊ぶのによさそうな斜面になっていました。雪は締まっており歩行は快適です。
権現様峠分岐はその周囲だけ雪がありませんが。分岐まで行くまでが雪のためちょっと見つけづらいかもしれません。分岐から眺める南面白山方面はかなり雪が残っていそうな感じでした。ここまでトレース無し。赤テープも無し。行かれる方は気をつけて進みましょう。
分岐から北面白山方面は踏み跡が薄くちょっと判りづらいかもしれませんが、この分岐は十字路なので少し進んでみてください。
ただこの先はすぐにまた雪道になります。奥新川峠の標識は頭が見えているだけなので視界が悪いときは見落とす危険があります。長左ェ門平までがっちり雪道です、
長左ェ門平まで出ると 今まであった雪が突然無くなり分岐がはっきりわかります。天童高原から面白山駅方向へ周回する人が結構 通過しているようです。
北面白山の登りは雪の斜面が広がり道はありません。登りは上を目指せば良いので難しくありませんが、下りは夏道をみつけるのが大変そうです。赤テープも当てに出来ないようなので慎重に行きましょう。
北面白山の下で紅葉川へ降る分岐で勘違いしてザックを置いて山頂へ行ってしまい、登りきってから勘違いに気づいてザックを拾って登り返すミスで一気に疲れが襲ってきました。さすがに久しぶりのテント泊装備は効きます。今日のゴールまでもう
すぐだと思っても足が前に出てくれません。
北面白山からの下りは残雪部分もありますが登る人がたくさんいるようで足跡が沢山あって迷いません。
当日は水は2.5l持ってきたのですが、春とは思えない暑さのため余り残ってません。長命水まで来てようやく補給です。ここで飲んだ水はおいしかった。ちなみに水場は大東岳を過ぎてからここが初めてです。雪があっても汲めるところはありません。雪も汚いので飲める水は持参した分だけです。
この先天道高原までは道に問題はありません。
テントサイトになる天童高原ですが事前に調べたところ一泊\810と言うことだったのでお金を払おうと管理事務所を探したのですが、敷地内の建物に誰も人が居らず(建物も冬季閉鎖中だったのかも)結局払うことができませんでした。帰ってHP見てみると営業は5/1からだったようで申し訳なくも無断で敷地と設備をお借りする事態になってしまいました。
翌日も快晴。テント撤収後面白山高原駅へ向かう道を探します。車道をたどっても行けるようですがかなりの遠回りになるので、出来るだけ登山道を歩きたいところです。天童高原キャンプ場内に駅へ向かう登山道は案内や標識などは一切ありません。炊事棟の南にある丘に登ると道があります。ここから下っていきます。結構な急坂です。駅のそばまで来ると車道と合流。面白山スキー場の中ほどまで車道を歩くことになります。轢かれないように気をつけて歩きましょう。車が結構走ってました。
南面白山へはゲレンデを進みます。スキー場を3/2ほど登るとリフト中間駅があり、このすぐ上から左に曲がって登山道へ入りますがここまで雪無し。ここから残雪の登り。林の中を数分進み途中再びスキーコースと合流。コース上部まで雪の登り。この日はかなり暑く直射日光にあぶられて雪はかなり緩んでました。雪の上は小バエが多いです。コースを上りきったあたりで林の中の登山道へ。入ると一気に気温が下がります。少し進むと雪が消え大小の石がゴロゴロした道で歩きづらくなりますが、それも長くありません。傾斜がきつなってくると雪が増えキックステップで進むようになります。山頂直下まで雪。
山頂からは目の前に大東岳が望めます。ここからは稜線伝いになるので雪があってもコース取りは難しくないように思いますが実はそうではありません。この先は潅木と笹薮のミックスで夏道を外れると進むことができなくなります。勘を働かせて夏道を見つけながら進みましょう。たまに歩いた跡に見えるのがありますがカモシカの足跡だったりします。とは言っても遠くから見ると藪の中に道が見えるのでそれを狙っていけば大体失敗はありません。小東の分岐までは特に問題はし。分岐でザックを置いて小東岳ピストン。山頂に行ったと行ったという以外何の感慨もないところです。
この先の小東峠で樋の沢へ降りていく道があるのですが、雪がてんこ盛りでトレースは無さそうでした。前日までは糸岳の下の白糸の滝の渡渉が雪解け水の増水でどうなのか心配だったのでここを降って裏コースを行こうと思っていたのですが、時間が早いことと天気が良いので、太陽を浴びながら尾根筋を行って最後の渡渉は駄目だったら戻ってくるとか何とかなるだろうと簡単に考えて稜線コースに決定。
尾根上は思ったより雪が残っていて歩きやすかったものの半分は夏道歩き。夏道は雪で倒されたり折れた木が行く手を阻み半ばヤブ漕ぎ状態。Tシャツだったので腕が傷だらけになりました。雪は多いもののコース取りは難しくないのでほとんど地図を見ることはありませんでした。石橋峠北側ピークの斜面だけは傾斜がきつく踏み抜きも多くて苦労しましたが他は問題なし。ブナ林はまだ葉をつけてないので視界がよく先まで見通せます。糸岳からの下りも大行沢方向の斜面は残雪タップリです。風鳴平からさきは雪は無くなり急な道を下ることになります。
下り始めるとゴーゴーとした音がだんだん強くなっていきますがこれは雪解け水の音です。かなり不安になりながら渡渉点までたどり着くと水量は豊富ですが渉れないほどではない。浅いところを狙っていけばクルブシ位まで。靴は脱がないと駄目ですが気温が高いので大丈夫と思い進水。水量もそうですが水流が強くバランスを崩すとドボンと行きそうです。水中の石は表面のコケでぬるぬるしているので急ぐことは出来ません。しかしゆっくり進むと足に電気が走ったのかと思うくらいビリビリしびれてきます。雪解け水恐るべし。それでも慎重に行けば渉りきれる状態でした。
ここから先は長い林道歩き。林道は雪が吹きだまって道を完全に塞いでいる箇所と土砂崩れが数箇所あって、車はこの白糸の滝の登山口まで乗り入れることが出来ません。雪が解けてもしばらくは復旧工事で車で行くことはできないような気がします。
山の下のほうは雪が無くなっても上のほうで残っている雪が道を隠していることと、昼間に解けた雪が夜の間に凍って歩けない状態になることが考えられます。使わないと思ってもピッケルや滑り止め、地図やコンパスは装備していきましょう。
今回はアイゼンを使うところはありませんでしたがピッケルは使いました。
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