武奈ヶ岳〜釣瓶岳〜畑／冬枯れの比良、吹雪と青空、霙と雨

2023年12月03日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 12.4km
• 登り: 1,218m
• 下り: 1,193m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:30
• 休憩: 0:00
• 合計: 8:30

8:30 イン谷口
9:40 9:40 青ガレ
10:30 10:30 金糞峠
11:40 11:40 コヤマノ岳
11:50 11:50 コヤマノ分岐
12:10 12:10 武奈ヶ岳
13:30 13:30 釣瓶岳
14:20 14:20 イクワタ峠
15:20 15:20 地蔵峠
17:00 17:00 畑バス停
17:00 ゴール地点

天候

曇り〜吹雪〜晴れ〜霙〜雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

大阪からJRで湖西線比良駅
JR比良駅〜イン谷口：江若バス
畑〜JR近江高島駅：高島市コミュニティーバス（江若バス）

コース状況／危険箇所等

イン谷口レスキュー小屋の登山ポストに登山届
青ガレ〜金糞峠間、標高750m辺り、谷の右岸に大きな崩落地あり。

写真

12/3 9:58

JR比良駅前から比良山系を望む。低い所にまだ紅葉が残っている。

12/3 10:52

大山口手前、散り残りのモミジ。

12/3 11:52

青ガレを登り切った辺り、鈴なりのムラサキシキブの実があった。

12/3 12:04

金糞峠手前から、琵琶湖を遠望する。

12/3 13:02

コヤマノ岳南尾根、葉を落としたブナの大木を見上げる。

12/3 13:10

曇り空の下、冬枯れのブナの森。

12/3 13:23

12/3 13:24

姿のいいブナの大木。

12/3 13:28

薄暗いブナの森。

12/3 13:30

灰色の空に、枯れ枝を伸ばすブナの木。

12/3 13:38

ブナの倒木に白い雪。

12/3 13:41

コヤマノ岳稜線に出る。コヤマノクラウンのブナの大樹もどこか寂し気だ。

12/3 13:43

コヤマノ岳山頂手前のブナの森。

12/3 13:44

大きく枝を曲げたブナの老木と、その向こうのブナ林。

12/3 13:48

コヤマノのブナの森を下る。

12/3 13:49

12/3 13:53

気温は0℃、寒さに毛糸の帽子とネックウォーマーを着込んだ。

12/3 13:53

12/3 13:59

コヤマノ岳を下った鞍部、灰色に沈んだ武奈ヶ岳が見える。

12/3 13:59

山頂に人影は見えない。

12/3 14:00

ブナの太い幹の向こうに武奈ヶ岳。

12/3 14:01

12/3 14:09

武奈ヶ岳山頂手前、コヤマノ岳を振り返る。ついに、粉雪が降り始めた。

12/3 14:16

山頂稜線に出ると、強風が吹きつのる。

12/3 14:17

誰もいない武奈ヶ岳山頂。

12/3 14:18

粉雪が降りしきる中、北稜へ向かう。

12/3 14:24

北稜直下、ブナの木のシルエットが、ぼんやり見える。

12/3 14:25

吹雪にかすむブナ林。

12/3 14:26

ブナの大樹のシルエット。

12/3 14:26

薄暗いブナの森。

12/3 14:27

吹雪に煙り、深い奥行きが感じられる、冬枯れの森・・

12/3 14:28

見上げると、樹林がいっせいに、手を伸ばしているように見える・・

12/3 14:51

枯れ枝と杉の木のシルエット。

12/3 15:02

見上げるような杉の大木。

12/3 15:03

吹雪の切れ間に、明るい光が覗く。

12/3 15:04

12/3 15:06

細川越、1000m辺りから、広谷方面を見やる。

12/3 15:19

粉雪は降りしきる。

12/3 15:20

粉雪とガスの切れ間から、釣瓶岳山頂が覗く。

12/3 15:34

釣瓶岳山頂付近のブナ林。

12/3 15:35

12/3 15:38

釣瓶岳山頂、少し下った所から、北を見るも、ガスで見えない。

12/3 15:39

釣瓶岳稜線のブナ林。

12/3 15:40

ブナの木の薄暗いシルエットが浮かび上がる・・

12/3 15:40

釣瓶岳山頂直下のブナの大木。

12/3 15:41

ガスの中に浮かび上がる樹林の影・・

12/3 15:42

この時、強風がガスと雪雲を吹き払い、突然青空が覗く・・

12/3 15:44

樹木の黒いシルエットに青空・・

12/3 15:45

振り返ると、釣瓶岳山頂の景色が、強風に目まぐるしく変わる・・

12/3 15:46

12/3 15:46

12/3 15:51

やがて、ガスと雪雲は去り、極彩色の景色がよみがえる。

12/3 15:52

しかし、強風はつづく。

12/3 15:54

時折、体を持っていかれそうになる程の、強風が吹き続ける。眼下に広がる、美しい京都北山の山並み。

12/3 15:57

正面に、蛇谷ヶ峰。私の背後の杉林の影が、長く伸びている。

12/3 15:59

右手は、釈迦岳〜リトル比良の稜線と琵琶湖。

12/3 16:05

枯れ枝の所どころに赤い実が残る。

12/3 16:07

イクワタ峠へ下る。

12/3 16:23

イクワタ峠から、リトル比良と安曇川の野を見ると、地平線が雪雲で煙っている。

12/3 16:24

小雨が降っているのか、蛇谷ヶ峰の山裾に虹が・・

12/3 16:31

笹峠への下り、枝越しのリトル比良。少しだけ、虹の切れ端が見える・・

12/3 16:33

青空に、すっきりした枯れ枝の冬景色。

12/3 16:39

所どころの斜面に、葉を散らしたシロモジの林。

12/3 16:40

枯葉の散り敷く林床が美しい・・

12/3 16:40

なだらかなアップダウンの続く稜線を下る。

12/3 16:42

標高860m、小ピークから、蛇谷ヶ峰を望む。雪雲が近づいている・・

12/3 16:44

ついに降り始めた。雨混じりの雪・・みぞれだった。

12/3 16:45

景色は、また、グレーを基調とした寂し気な色彩に戻る。

12/3 16:45

雪雲に煙るリトル比良の山。

12/3 16:58

樹林の黒いシルエットと、モノトーンの世界。

12/3 17:04

笹峠を過ぎた辺りで、一旦、みぞれは止んだ。

12/3 17:07

12/3 17:24

地蔵山、また、空模様が怪しくなってきた・・

12/3 17:25

なのに、振り返ると、青空が覗いていたりする。

12/3 17:54

地蔵峠を下る。落ち葉の散り敷く山道が、いい雰囲気だ・・

12/3 17:56

12/3 17:57

ついに、雨が降り始めた。雨で落ち葉が濡れる・・

12/3 18:03

標高550m、まだ黄葉が散り残っている。

12/3 18:18

夕方4：20、林道に着地。枯れ枝に雨の雫が滴る。

12/3 18:19

林道脇から、畑の集落が見えた。

12/3 18:44

夕方4：50、小雨の降りしきる中、森を抜けて畑の集落に入った。

撮影機器：

LUMIX DMC-FT4 パナソニック

感想

arajin

　10年以上前、電車とバスで比良山系を歩き廻った。森山岳、中谷右股、口ノ深谷左岸の尾根など、バリエーションも含めて歩き廻り、比良の山々の全体像が分かってきた時、それでも比良を歩くなら、ここしかない、と思ったのが、イン谷口〜金糞峠〜コヤマノ岳南尾根〜コヤマノ岳〜武奈ヶ岳〜釣瓶岳〜イクワタ峠〜地蔵峠（横谷峠）〜畑という、現在歩き続けているルートである。
　この日、下界は晴れていたが、山頂は吹雪、そして、強風が雪雲とガスを吹き払い、突然の青空が覗く。景色は陰鬱なモノトーンから晴れやかな極彩色に。稜線を下るうちに、また雪雲に蔽われ霙となり、下山する頃には雨に変わった。移り変わる山の表情を見ているだけで飽きない。
　歳を取って足腰が弱くなり、余り無茶もできない。これからも、歩き慣れたこのルートのお世話になることだろう。