【茶臼岳・上河内岳】〜風薫る 新緑と残雪の山へ〜


- GPS
- 08:40
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,047m
- 下り
- 2,516m
コースタイム
- 山行
- 6:38
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 8:05
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 2:08
- 合計
- 9:13
天候 | 2日とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし。茶臼小屋手前の雪のトラバースは雪が腐って滑りやすい。 |
その他周辺情報 | 白樺荘で温泉に浸かれる |
写真
感想
連休後半に山の計画をしていたが、その前に晴れるようなので、急きょ地元の山・上河内岳に登ることにした。茶臼、上河内岳は四季を通じて登っているが、5月の連休の時期は雪の付き方で大きく難度が変わる。今回は、稜線には雪が少ないが、樹林帯にはまだ多くの雪があり、トレースが不明であったり、踏み抜きが多いとの情報を得て、それなりの準備をした。具体的には、ッェルト対応、軽アイゼン、ピッケルなしストックにしたが、小屋手前の急傾斜のトラバースはトレースを見失い、踏み抜きも何度かあったが、滑落するほどのこともなく、特に問題はなかった。冬季小屋に着いて、誰もおらず、テンバは雪で使用不可。そして、今日の利用は少ないだろうと思い、小屋泊に切り替え、一番で場所取りした。時間も早かったので茶臼岳にまず行ってみることにした。雲が多いものの、天気は崩れることもなく山頂からの展望を楽しんだ。
翌朝は、4時に起床。シュラフをたたんで、食料と水、防寒具をもって出発。日の出は5時前なので茶臼岳へは間に合うので、まず山頂でご来光を拝んで上河内岳に行くことにした。笊が岳の横から上がる日の出は素晴らしかった。富士山も陽を浴びて幻想的な光景になり、しばらく山頂で見とれてしまった。その後、上河内岳に向うが、早朝の澄んだ空気を吸いながら「稜線漫歩」を楽しんだ。上河内岳の手前の亀甲浄土周辺は雪の吹き溜まりになり、多くの残雪があり面白い情景も見られた。上河内岳山頂は360度の絶景が得られた。目の前に聖岳、赤石岳、荒川岳がドーンと居座り、存在感があった。自宅近くから安倍奥の山の間からチョコンと頭を出した上河内岳が見えるが、まさに今この頂にいると思うと感慨深いものがあった。見飽きるほど絶景を楽しんだ後下山にかかる。茶臼、光岳などを見ながらの気持ち良い下りだ。小屋に着くと、水が豊富にあるところでしか作らないラーメンを食べ、再度重いザックを背負い下りにかかる。風にも匂いがあると思うほど気持ち良い新緑の中を歩く。また、ミツバツツジや登山道脇の可憐に咲くスミレ等が疲れた体を癒してくれるようで、大きな励ましとなった。
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