天狗石山 八草から快適な古道を歩く

2015年05月03日(日) [日帰り]

• GPS: 04:42
• 距離: 10.7km
• 登り: 933m
• 下り: 962m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:59
• 休憩: 0:01
• 合計: 6:00

5:30 スタート地点
7:59 8:00 天狗石山
11:30 ゴール地点

地図上のゴール地点は自転車デポの場所で、列車やダム堤上での移動時間を含みます。
実質山行が終了したゴール時刻は奥大井湖上駅到着時9:50です。正味4時間半(休憩含む)でした。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車 自転車

八草(やくさ・静岡市葵区の廃村)登山口に5,6台駐車可能。auは圏外。
トイレ、水場はありません。手前の湯ノ島温泉で済ませてください。
八草口から少し登ったわさび田跡でおいしい水が汲めます。
下山した奥大井湖上駅に隣接するレイクコテージ奥大井にはトイレがあります。

コース状況／危険箇所等

非常に歩きやすい快適な道です。道標も新しく、しっかりしています。
三点確保が必要な場所は皆無。初心者にも勧められます。
開けた場所で踏跡がわかりづらい時はペンキマークを探してください。木の幹に赤丸印があります。
下草は全くと言ってよいほど無く、雨天でなければスパッツは不要。ヒルは見ませんでした。
(ヤマビルファイターはただのお守りに終わりました)

その他周辺情報

八草口(奥藁科)⇒天狗石山⇒奥大井湖上駅(接岨峡)⇒長島ダム⇒富士城峠⇒畑色⇒八草＿と徒歩、鉄道、自転車で周回しました。
温泉は、接岨峡には接岨峡温泉会館、奥藁科には湯ノ島温泉があります。湯ノ島温泉は終了時刻が早いので注意(受付最終は午後4時)。

写真

5/3 4:55

崩野集落手前(写真では右手方向)の橋を渡らず、左折して坂道を登り1.2kmほど行ったどん詰まりが八草の登山口です。

5/3 4:56

その橋の名前が読めない…
黐渕橋？

5/3 4:56

上り坂の法面にある登山口の案内標識。まだ新しいです。
崩野の寺跡から登るコースにはこの標識はありませんでした。
八草口がオフィシャルコースなのでしょう。

5/3 4:57

標識の脇にあった手作り感満載の案内図。
こちらには崩野からのコースも載っています。
不鮮明と書かれた部分にも特に迷うようなところはありませんでした。

5/3 5:21

八草登山口の様子。5,6台は駐車可能です。

5/3 5:21

登山口にあるコース案内標識。やはり崩野からのコースは書かれていません。
天狗石山へは川根側からの登山コースもあるのですが、静岡側のこの標識には書かれていません。こんなところにも縦割り行政を感じます。

5/3 5:22

八草登山口から天狗石山まで155分。
奥藁科大川とは、藁科川の最上流部地域をくくる名称のようです。
http://www13.plala.or.jp/okuwarashina_web/index.htm

5/3 5:24

登山口からすぐの元住居ですが綺麗に手入れがされています。
荒れるに任せた廃屋ではありません。
八草の集落は智者山神社の別当が居住したところで、古くから信仰の厚かった山里です。

5/3 5:29

最初は緑林された杉林を歩きます。
下草は全くありません。

5/3 5:58

使われていないわさび田へ出ます。
美味しそうな水が流れていました。

5/3 6:01

わさび田を過ぎてすぐに伐採地へ出ます。
林道が延びてきていますが、ここの林道は歩きません。

5/3 6:05

杉の葉のような形ですが、コケでしょうか？

5/3 6:07

登山道は舗装された林道に出ますが、そこを歩かずに横切ります。

5/3 6:14

次に富士城峠から延びる智者山林道へ出ます。
おなじみの標識が立っています。
ここを右折して砂利の林道を歩きます。

5/3 6:21

さらに林道の枝道へ入って行きます。

5/3 6:24

ダイナミックな表示が印象的ですが、ここは脇の階段を上がらずとも林道通しに歩いた方が楽です。

5/3 6:34

最終的に林道と別れ、登山道となります。
「奥藁科大川」の統一デザインされた案内標識はここが最後でした。

5/3 7:02

智者山の山頂を巻きながら、明るい樹林を歩きます。

5/3 7:05

落ちヤシオ

5/3 7:10

智者山山頂への分岐です。ちょっと戻るような方向へ歩いてすぐです。

5/3 7:15

智者山山頂はかなり広く、ガスが出ると登山道を見失いそうです。

5/3 7:16

今回の山行で唯一展望が望めたのが智者山山頂でした。

5/3 7:35

これがアカヤシオでしょうか？

5/3 7:35

少し盛りを過ぎていたようです。

5/3 7:39

崩野方面を示す案内標識。智者山と天狗石山の鞍部にありました。
一帯にバイケイソウの群落があります。

5/3 7:39

崩野方面の踏跡は薄く、慣れないと道に迷うかもしれません。
奥藁科大川の案内には載っていなかったので、道が整備されている保障はありません。

5/3 7:46

尾根を歩いて天狗石山へ行く最短コースと、天狗石を見て直登する巻道コースに分かれます。

5/3 7:50

天狗石の解説です。

5/3 7:51

これが天狗石。大きな岩ではありませんが、ここだけ露岩があります。
他に智者山分岐のそばに岩があったのみで、大半は土の山です。
天狗石を渡ると登山道が不明瞭になりますが、ペンキマークに従って直登すれば山頂です。

5/3 7:58

天狗石山の山頂も広いです。ベンチ一脚有り。
今回唯一の登山者に出会いました。

5/3 8:17

稜線と別れ、奥大井湖上駅へ向かいます。

5/3 8:34

こちら側も非常に道の状態は良いです。

5/3 8:34

樹間に接岨湖が見えました。

5/3 9:22

伐採地からレインボーブリッジが見えると林道は近いです。

5/3 9:29

立派な階段で接岨湖左岸林道に降ります。

5/3 9:30

林道の出合いにある案内板ですが、いったいどれだけの人が見るのでしょう？
まだ接岨トンネルが開通する前のもので、今は無きニュー久保山が描かれています。

5/3 9:44

林道から奥大井湖上駅までの間は遊歩道のような道です。

5/3 9:47

レイクコテージ奥大井に出ました。

5/3 10:15

入線する下り一番列車。GWだけあってほぼ満員でした。

5/3 11:12

DD20型ディーゼル機関車6号機「HIJIRI」号。
ヒジリに乗ったのは初めてでした。

5/3 12:42

復路は自転車で富士城峠超え。山行よりきつかった。
国道362号バイパス工事中の馬路トンネルにて。
自転車は娘が通学用に使ったお下がり。

5/3 16:41

崩野の集会所左の脇道を入ると平地があります。宝光寺という寺跡らしいです。きっちり並べれば車十台くらいは停められそうです。

5/3 16:49

墓地の脇、寺跡前の急坂を登ると崩野の登山口です。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough オリンパス

感想

JA12V

例年なら泊まりで出掛ける機会なのですが、今年は町内会長になってしまい、様子が分かるまでは長時間地元を空けられません。
行き先は昨年の対岸ということで、天狗石山へ決めました。
普通のピストンでは単調なので、反対側へ降りて乗鉄したあと自転車で戻る計画を組みました。自転車は登山前にデポしました。
プチバリルートのような崩野コースへ行こうと思いましたが、登山口がはっきり分からないうちに八草口へ到着。実に快適なコースでドキドキ感は無いですがサクッと行けます。
実は帰りの自転車での峠超えの方が核心でした。
低山は今の時期が最適ですね。