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記録ID: 62867
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

杓子岳(双子尾根)

2010年05月03日(月) 〜 2010年05月04日(火)
 - 拍手
GPS
10:05
距離
14.9km
登り
1,932m
下り
1,927m

コースタイム

[5月3日] 
 6:20 猿倉荘
 8:20 小日向のコル
 8:40 小日向山
10:20 樺平

[5月4日]
 5:00 樺平
 6:15 ジャンクションピーク
 7:05 杓子岳山頂
 8:20 大雪渓
10:40 猿倉荘 
天候 3日 晴れ
4日 曇り(山頂強風)/麓は晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年05月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
双子尾根は、杓子岳への積雪期限定のルートということで、今回初めて行ってきました。
アプローチが良いので、ピストンなら日帰りも可能だと思います。
ルートは、樺平からは急登で体力勝負、上部は尾根が痩せ、高度感が増してきます。
積雪期のルートとして登りごたえがあり、眺望もよいので、とてもおもしろいいルートでした。
猿倉荘
2010年05月04日 10:36撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/4 10:36
猿倉荘
猿倉荘の脇から登り始めます
2010年05月03日 06:27撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/3 6:27
猿倉荘の脇から登り始めます
猿倉台地を過ぎると
正面に杓子岳が
2010年05月03日 07:21撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/3 7:21
猿倉台地を過ぎると
正面に杓子岳が
小日向山より
八方尾根
2010年05月03日 08:43撮影 by  PENTAX *ist DL2 , PENTAX Corporation
5/3 8:43
小日向山より
八方尾根
白馬岳
2010年05月03日 08:49撮影 by  PENTAX *ist DL2 , PENTAX Corporation
5/3 8:49
白馬岳
鑓ヶ岳と杓子岳
中央が今回登る双子尾根
テントのあるのが小日向のコル
2010年05月03日 08:56撮影 by  PENTAX *ist DL2 , PENTAX Corporation
5/3 8:56
鑓ヶ岳と杓子岳
中央が今回登る双子尾根
テントのあるのが小日向のコル
双子尾根取りつき
2010年05月03日 09:45撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/3 9:45
双子尾根取りつき
2010年05月03日 10:07撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/3 10:07
中央の窪地が樺平
2010年05月03日 10:08撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/3 10:08
中央の窪地が樺平
鑓と杓子
2010年05月03日 12:40撮影 by  PENTAX *ist DL2 , PENTAX Corporation
5/3 12:40
鑓と杓子
今日のテン場
2010年05月03日 12:51撮影 by  PENTAX *ist DL2 , PENTAX Corporation
5/3 12:51
今日のテン場
大きな岳樺?の木
なんか絵になる木です
2010年05月03日 13:10撮影 by  PENTAX *ist DL2 , PENTAX Corporation
5/3 13:10
大きな岳樺?の木
なんか絵になる木です
翌朝、樺平あとに
2010年05月04日 05:13撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/4 5:13
翌朝、樺平あとに
尾根には綺麗にトレースが
2010年05月04日 05:46撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/4 5:46
尾根には綺麗にトレースが
ぐんぐんと高度を上げていきます
2010年05月04日 05:56撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/4 5:56
ぐんぐんと高度を上げていきます
シャンクションピーク
2010年05月04日 06:17撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/4 6:17
シャンクションピーク
山頂下部
ほとんど視界なし
2010年05月04日 06:56撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/4 6:56
山頂下部
ほとんど視界なし
杓子岳
猛烈な風です
すぐに退散
2010年05月04日 07:05撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/4 7:05
杓子岳
猛烈な風です
すぐに退散
稜線も視界のないうえにすごい風
2010年05月04日 07:14撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/4 7:14
稜線も視界のないうえにすごい風
一瞬白馬岳が見えたがすぐに消えた
諦めて雪渓を下ることにする
2010年05月04日 08:11撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/4 8:11
一瞬白馬岳が見えたがすぐに消えた
諦めて雪渓を下ることにする
長い大雪渓の下り
2010年05月04日 09:05撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/4 9:05
長い大雪渓の下り
駐車用より
2010年05月04日 10:39撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
5/4 10:39
駐車用より

感想

猿倉の駐車場はGWピークを過ぎたせいかところどころに空きが目立った。
上部の駐車場の好位置に車を止め、猿倉荘の脇より斜面に取付く。
早朝でもやはり雪は緩んでいるが、さほど歩き難くはない。
分岐を鑓温泉方面に進み、猿倉台地を過ぎると正面に杓子岳が聳える。
昨日は、大勢のスキーヤーや登山客で賑わっていたようだが、今日は人影はまばらである。
GWということで覚悟はしてきたのだが、何か拍子抜けしたような感じだ。
ま、今日の行程は余裕だし、天気もいいことなので、景色を楽しみながらのんびり行くことにしよう。
 小日向のコルには何組かのパーティーがくつろいでいた、何ともゴールデンウィークムードである。
来る途中、小日向山からの眺望が良いと聞いてきたので、コルにザックを置き、小日向山まで登ることにする。
ここからは白馬岳、杓子岳、鑓ヶ岳が見事に並んで見え、唐松岳から延びる八方尾根がとてもきれいに見えた。
そして、中央にはこれから登る双子尾根の全貌が全て見渡すことができる。
山頂付近には、カメラマンも何人か陣取っていた。
 コルまで戻り、いよいよ尾根にとりつくと、尾根にはしっかりとしたトレースが続いていて、それに連れられるようにいくつかの小ピークを越えると、
程なく本日の幕営地、樺平が見えてきた。
毎年、GWはのんびり山行としているのだが、今年もやはり午前中の早い時間に到着してしまった。
テントを張って、のんびりすることにする。本を読んだり、うとうとしたりしていると、いつの間にか夕刻になってしまった。
夜は、7時ころには寝てしまっただろうか、夜中に時折、強風がテントを揺らし、何度か目が覚めたが、その時以外はぐっすり眠ることができた。
 翌朝、身繕いをして出発すると5時過ぎになっていた。既にかなり上方に、何パーティーかが登っていた。
今日は、昨日とはうって変わり、怪しい空模様である。山頂はガスで見えない。
 ここからはいきなりの急登である。緩みかけた雪壁を一歩一歩無心に登る。ギリギリとテント装備が肩に食い込む。
尾根は次第に痩せて、両側が切れ落ちてくる。
時折吹く突風に身構えるものの、コース自体に不安はない。晴れていればさぞかし爽快なルートだろうと思うとまことに残念である。
高度が上がるに従って、視界が無くなり、風も強さが増してきた。
稜線に出た途端、猛烈な風に身体が持って行かれそうになる。
ルートを白馬岳方面にとり、ほとんど視界の無い暴風の中を必死に歩く。この時点で白馬岳へ縦走する気持ちは萎えてしまっていた。
大雪渓の分岐までがとても長く感じた、ここで白馬岳に少し未練を残しながらも大雪渓を下ることにする。
少し下ると、さっきまでの暴風がうそのように止み、じりじりと暑い日差しが差してきた。
冬から夏へと一瞬のうちに変貌を遂げた中、汗だくになりながら長い雪渓を下った。

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