記録ID: 630270
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ハイキング
比良山系
武奈ケ岳：坊村発着，奥ノ深谷〜八雲ケ原〜イブルギのコバ〜西南稜周遊
2015年05月05日(火) [日帰り]
ryuh_5152
体力度
4
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 06:37
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,169m
- 下り
- 1,161m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 6:29
14:44
ゴール地点
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
明王谷の林道は危険と思われる場所はありませんでした。 牛コバから奥ノ深谷を経て八雲ケ原に至る道は，危険とまでは言わないものの，多少ルートが不明瞭な部分があり，道迷いに要注意です。多くの箇所で立派な丸太橋を用意して下さっているものの，渡渉もあります。また，登山道上への倒木が目立った感じがしました。(このルートに限りませんが)地形図とコンパスで確認するのが良いかと思われます。 八雲ケ原からイブルギのコバを経て武奈ケ岳山頂に至る道は概ね良好ですが，イブルギのコバからの登りで一箇所だけ通過に注意を要する場所がありました。トラロープが渡されており，慎重に通行すれば問題ないかと思います。 武奈ケ岳山頂から西南稜を経て御殿山から坊村に下るルートは登山者が多く，よく踏まれており，安心して登山を楽しむことができると思います。 |
| その他周辺情報 | 国道367号曙橋交差点の東側に公衆トイレがあります。また明王院手前に登山届のポストがありました。 |
写真
坊村の登山口に近い葛川市民センターの駐車場へは国道367号の曙橋交差点を西(画像の左側)に入ります。
安曇川にかかる曙橋を渡ったすぐのところが駐車場です。
朝8時すぎに到着した時点で20台くらいの車が停まっていました。
朝8時すぎに到着した時点で20台くらいの車が停まっていました。
これが曙橋。下山ルートで通る御殿山コースの尾根が朝日に照らされて見えています。前日は前線の通過で雨でしたが，今日は朝から雲ひとつない良い天気です。
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これが曙橋。下山ルートで通る御殿山コースの尾根が朝日に照らされて見えています。前日は前線の通過で雨でしたが，今日は朝から雲ひとつない良い天気です。
登山口へはこの「明王院」の矢印に従って進みます。画像の右下に見えるのは公衆トイレです。登山開始前に利用可能です。
左の赤い橋を渡ると明王院，そして御殿山コースの登山口に続きますが，今日私が登り始めるのは右側の道，明王谷です。
この御殿山コースと明王谷の分岐点には道標，案内板と黄色い登山届のポストが備えられています。ここで私も登山計画書を提出しました。行ってきます！！！
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この御殿山コースと明王谷の分岐点には道標，案内板と黄色い登山届のポストが備えられています。ここで私も登山計画書を提出しました。行ってきます！！！
林道の入り口には「車輌通行止」の看板と車止めのロープが張られていました。一般車は通行できないようです。
...と思ったら「二の滝護摩堂」ということでした。『 二の滝護摩堂
四峰行者がお滝参籠の
途中に煩悩を焼き尽くす為
護摩を修す道場である
登山される方は充分注意する
ようにして下さい。
明王院』
注意するって，何に注意したら良いんだろう。
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...と思ったら「二の滝護摩堂」ということでした。
『 二の滝護摩堂
四峰行者がお滝参籠の
途中に煩悩を焼き尽くす為
護摩を修す道場である
登山される方は充分注意する
ようにして下さい。
明王院』
注意するって，何に注意したら良いんだろう。
『 二の滝護摩堂
四峰行者がお滝参籠の
途中に煩悩を焼き尽くす為
護摩を修す道場である
登山される方は充分注意する
ようにして下さい。
明王院』
注意するって，何に注意したら良いんだろう。
『 不動滝 三の滝安曇川源流に修行の地を求め
比叡山四峰行の開祖相応和尚が
入峰し正身の不動明王を感得し
たと傳えられる聖瀧，毎歳行者
の入峰道場である。
明王院』
『 不動滝 三の滝
安曇川源流に修行の地を求め
比叡山四峰行の開祖相応和尚が
入峰し正身の不動明王を感得し
たと傳えられる聖瀧，毎歳行者
の入峰道場である。
明王院』
安曇川源流に修行の地を求め
比叡山四峰行の開祖相応和尚が
入峰し正身の不動明王を感得し
たと傳えられる聖瀧，毎歳行者
の入峰道場である。
明王院』
伊藤新道出合です。この分岐を右に行くと，ワサビ谷，伊藤新道を経てオトワ池，カシラコ池，スギヤ池，長池に至るようです。その先はびわ湖バレイ，打見山，蓬莱山です。
が，ここは林道沿い，牛コバを目指します。
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伊藤新道出合です。
この分岐を右に行くと，ワサビ谷，伊藤新道を経てオトワ池，カシラコ池，スギヤ池，長池に至るようです。その先はびわ湖バレイ，打見山，蓬莱山です。
が，ここは林道沿い，牛コバを目指します。
この分岐を右に行くと，ワサビ谷，伊藤新道を経てオトワ池，カシラコ池，スギヤ池，長池に至るようです。その先はびわ湖バレイ，打見山，蓬莱山です。
が，ここは林道沿い，牛コバを目指します。
「語らいの森整備事業」の碑。林道と言えば，ひたすら針葉樹林の中を通るイメージですが，この林道明王谷線は桜やもみじなどお色気のある広葉樹が植えられています。きっとこの「語らいの森整備事業」で植林された木々なのですね。つい数週間前までは桜が綺麗だったんだろうなぁ。
「語らいの森整備事業」の碑。林道と言えば，ひたすら針葉樹林の中を通るイメージですが，この林道明王谷線は桜やもみじなどお色気のある広葉樹が植えられています。きっとこの「語らいの森整備事業」で植林された木々なのですね。
つい数週間前までは桜が綺麗だったんだろうなぁ。
つい数週間前までは桜が綺麗だったんだろうなぁ。
橋を渡ってすぐの場所が口ノ深谷への分岐です。手持ちのガイド地図や地形図にはこの口の深谷の道は描かれていません。実際，「口ノ深谷 沢歩き危険 事故多発」と道標には書かれています。そう言えばこの一帯は沢登り好きがよく来られるエリアのようですね。前回夏に着た時には沢登りの方々を見かけました。
今日はまだ季節が少し早いのか，沢登りに来られた方を見かけることはありませんでした。
橋を渡ってすぐの場所が口ノ深谷への分岐です。手持ちのガイド地図や地形図にはこの口の深谷の道は描かれていません。実際，「口ノ深谷 沢歩き危険 事故多発」と道標には書かれています。
そう言えばこの一帯は沢登り好きがよく来られるエリアのようですね。前回夏に着た時には沢登りの方々を見かけました。
今日はまだ季節が少し早いのか，沢登りに来られた方を見かけることはありませんでした。
そう言えばこの一帯は沢登り好きがよく来られるエリアのようですね。前回夏に着た時には沢登りの方々を見かけました。
今日はまだ季節が少し早いのか，沢登りに来られた方を見かけることはありませんでした。
その橋の先が「牛コバ」です。コバ...というのは「木場」で木材の集散地を意味するそうです。そう言えば2つの谷が合流する，少し開けた場所がこの「牛コバ」です。木材だけでなく牛もこの場所につないでいたのかな。
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その橋の先が「牛コバ」です。
コバ...というのは「木場」で木材の集散地を意味するそうです。そう言えば2つの谷が合流する，少し開けた場所がこの「牛コバ」です。木材だけでなく牛もこの場所につないでいたのかな。
コバ...というのは「木場」で木材の集散地を意味するそうです。そう言えば2つの谷が合流する，少し開けた場所がこの「牛コバ」です。木材だけでなく牛もこの場所につないでいたのかな。
本日のルートはここ牛コバで南東に向かう林道に別れを告げて，東の尾根に取り付きます。標高差270mの登りです。
登山道はあまり明瞭ではありません。
複雑な地形ではないので登りで迷う心配はないかもしれませんが，下るときは少し注意が必要です。
複雑な地形ではないので登りで迷う心配はないかもしれませんが，下るときは少し注意が必要です。
尾根の西側斜面を登るため，この時間はあまり日が当たらない道です。そのおかげで気温は高くなく，快適に高度を稼ぐことができます。尾根への登りが終わると，登山道は巻くように水平になります。新緑が綺麗！
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尾根の西側斜面を登るため，この時間はあまり日が当たらない道です。そのおかげで気温は高くなく，快適に高度を稼ぐことができます。
尾根への登りが終わると，登山道は巻くように水平になります。新緑が綺麗！
尾根への登りが終わると，登山道は巻くように水平になります。新緑が綺麗！
尾根の北側を水平に東に向かう登山道を遮るように倒木が横たわります。倒れた木には若葉がついており，倒れて間もないことを物語っています。この場所にはこのような倒木が3〜4本ほど目につきました。何があったのでしょうか？？倒木をまたいだり，くぐったりで通過には支障ありません。
尾根の北側を水平に東に向かう登山道を遮るように倒木が横たわります。倒れた木には若葉がついており，倒れて間もないことを物語っています。この場所にはこのような倒木が3〜4本ほど目につきました。何があったのでしょうか？？
倒木をまたいだり，くぐったりで通過には支障ありません。
倒木をまたいだり，くぐったりで通過には支障ありません。
この水平の登山道では4箇所ほど谷を通過する場所があります。いずれもトラロープが張ってありますが，特にロープに頼らなくても通過可能です。ただ，滑りやすい場所もあるので注意は必要です。このあたりの地形から，小さいお子さん連れでこのコースを歩くのはあまりお勧めできません。
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この水平の登山道では4箇所ほど谷を通過する場所があります。いずれもトラロープが張ってありますが，特にロープに頼らなくても通過可能です。ただ，滑りやすい場所もあるので注意は必要です。このあたりの地形から，小さいお子さん連れでこのコースを歩くのはあまりお勧めできません。
シャクナゲの多い道なのですが，ほとんど花を見ることはできませんでした。これは貴重なシャクナゲの花の写真。
そして，登山道は沢に行き当たり，この場所で渡渉します。ところで，私の持っている古い地図(2001年版 山と高原地図 比良山系)では渡渉点がもう少し上流に描かれています。
最新の地形図ではより下流で登山道が渡渉していますので，この10数年のどこかでルートが変わったのかもしれません。
前日に雨が降った後でしたが渡渉はそれほど困難を感じませんでした。
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そして，登山道は沢に行き当たり，この場所で渡渉します。
ところで，私の持っている古い地図(2001年版 山と高原地図 比良山系)では渡渉点がもう少し上流に描かれています。
最新の地形図ではより下流で登山道が渡渉していますので，この10数年のどこかでルートが変わったのかもしれません。
前日に雨が降った後でしたが渡渉はそれほど困難を感じませんでした。
ところで，私の持っている古い地図(2001年版 山と高原地図 比良山系)では渡渉点がもう少し上流に描かれています。
最新の地形図ではより下流で登山道が渡渉していますので，この10数年のどこかでルートが変わったのかもしれません。
前日に雨が降った後でしたが渡渉はそれほど困難を感じませんでした。
数年前に同じルートを歩いた時には沢沿いを歩いてしまって苦労しました。「沢沿いを歩いて大橋へ...」というイメージがあったのですが，地形図も道標も，正しい登山ルートはここから少し山側を歩くことになります。
もちろん北の沢に入らないよう，地形図とコンパスで確認しながら注意して進みます。
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5/5 10:04
数年前に同じルートを歩いた時には沢沿いを歩いてしまって苦労しました。
「沢沿いを歩いて大橋へ...」というイメージがあったのですが，地形図も道標も，正しい登山ルートはここから少し山側を歩くことになります。
もちろん北の沢に入らないよう，地形図とコンパスで確認しながら注意して進みます。
「沢沿いを歩いて大橋へ...」というイメージがあったのですが，地形図も道標も，正しい登山ルートはここから少し山側を歩くことになります。
もちろん北の沢に入らないよう，地形図とコンパスで確認しながら注意して進みます。
少々分かりにくい道ですが，ほーら，ちゃんと道標があるので大丈夫。自信が持てます。この先，しばらくは綺麗に手入れされた針葉樹林の中を歩くことになります。沢からも少し離れます。
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5/5 10:06
少々分かりにくい道ですが，ほーら，ちゃんと道標があるので大丈夫。自信が持てます。この先，しばらくは綺麗に手入れされた針葉樹林の中を歩くことになります。沢からも少し離れます。
小川新道の分岐です。25,000分の1地形図には描かれていませんが，小川新道から中峠を経て武奈ケ岳に通じる道があります。まだ通ったことはありません。どんな道なのかな？
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5/5 10:12
小川新道の分岐です。25,000分の1地形図には描かれていませんが，小川新道から中峠を経て武奈ケ岳に通じる道があります。
まだ通ったことはありません。どんな道なのかな？
まだ通ったことはありません。どんな道なのかな？
小川新道分岐からすぐの場所に大橋小屋があります。ここからまっすぐ進む道は不明瞭となります。正しい登山道は小屋から右，つまり沢の方に進み，そして左岸に渡渉します。
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5/5 10:15
小川新道分岐からすぐの場所に大橋小屋があります。ここからまっすぐ進む道は不明瞭となります。正しい登山道は小屋から右，つまり沢の方に進み，そして左岸に渡渉します。
ここが大橋の渡渉点。きれいな丸太橋がかけられています。沢の風景が美しい。
渡渉してすぐに南比良峠方面への分岐があります。大橋を南東に進めば南比良峠，北東に進めば八雲が原方面です。ここは北東に進みます。
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5/5 10:18
渡渉してすぐに南比良峠方面への分岐があります。大橋を南東に進めば南比良峠，北東に進めば八雲が原方面です。ここは北東に進みます。
『ここで若い十代の生命が燃え尽きた
比良の山風よ
呼べど返らぬ
その魂のありかまで
仲間の歎きを
吹き送っておくれ』
悲しい詩です。
5/5 10:19
『ここで若い十代の
生命が燃え尽きた
比良の山風よ
呼べど返らぬ
その魂のありかまで
仲間の歎きを
吹き送っておくれ』
悲しい詩です。
生命が燃え尽きた
比良の山風よ
呼べど返らぬ
その魂のありかまで
仲間の歎きを
吹き送っておくれ』
悲しい詩です。
大橋以北の道も決して明瞭とは言いがたいのですが，それでも赤テープや赤ペンキの矢印が登山者を導いてくれます。
これはイワウチワですね！？苦手な花の名前も少しずつ覚えていかなければ。
イワウチワの花が終わる時には，こんなふうになるんですねぇ...。
そんな風光明媚な場所を歩いていると，突然荒々しい倒木の沢に出くわします。山はやっぱり動いているんですね。この場所にも赤テープはあり，通過に支障をきたすことはありません。
5/5 10:46
そんな風光明媚な場所を歩いていると，突然荒々しい倒木の沢に出くわします。山はやっぱり動いているんですね。
この場所にも赤テープはあり，通過に支障をきたすことはありません。
この場所にも赤テープはあり，通過に支障をきたすことはありません。
しばらく進むと沢の左岸が行き詰まります。25,000分の1地形図にはずっと左岸を進む道が描かれていますが，ここは右岸に渡渉するのが正解のようです。水量は少ないため，この場所の渡渉に不安は感じないと思います。
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5/5 10:50
しばらく進むと沢の左岸が行き詰まります。25,000分の1地形図にはずっと左岸を進む道が描かれていますが，ここは右岸に渡渉するのが正解のようです。水量は少ないため，この場所の渡渉に不安は感じないと思います。
そしてヨキトウゲ谷を経て中峠に至る分岐に至ります。2001年版 山と高原地図「比良山系」の地図でもずっと左岸を通っているので，登山道に変化があったのかもしれません。
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5/5 10:52
そしてヨキトウゲ谷を経て中峠に至る分岐に至ります。2001年版 山と高原地図「比良山系」の地図でもずっと左岸を通っているので，登山道に変化があったのかもしれません。
そして分岐の左は豪華な橋があります。八雲ケ原へはこちらを北に向かいます。
ケルンと戒めのお言葉。『山の楽しさのなかに
危険がかくれている』
実際，このあたりは最も風光明媚な場所ですが，浮かれていてはいけないのかもしれません。
5/5 10:58
ケルンと戒めのお言葉。
『山の楽しさのなかに
危険がかくれている』
実際，このあたりは最も風光明媚な場所ですが，浮かれていてはいけないのかもしれません。
『山の楽しさのなかに
危険がかくれている』
実際，このあたりは最も風光明媚な場所ですが，浮かれていてはいけないのかもしれません。
この後，登山道を北に向かいますが，このような整った橋で幾度となく渡渉を繰り返します。この辺りになると道も明瞭です。
澄んだ水の沢を行きつ戻りつ。武奈ケ岳を登るのになぜ御殿山を通る最短ルートを取らず，遠回りをするのか？...それはこの場所が美しいからに他なりません。大好きな場所です。
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澄んだ水の沢を行きつ戻りつ。武奈ケ岳を登るのになぜ御殿山を通る最短ルートを取らず，遠回りをするのか？...それはこの場所が美しいからに他なりません。大好きな場所です。
おやおや，立派な橋が壊れています。修復途中のようにも見えますが，ここは手前を渡渉します。
道も明瞭で快適な山歩き！八雲ケ原に向かう途中で東に進路を取る場所があります。迷うことはないと思いますが，地形図を読みながら進むと確実です。
むむっ，高層湿原の池の中に潜む怪しい影！？ヤモリかな？2匹います。こんにちわ。
イケのコバ方面への分岐点にあたるこの池でお昼休憩にします。青い空を眺めながらのオニギリ。おいしいですよね。
オニギリで燃料を補給したところで，いざ，武奈ケ岳に向かいます。ここは八雲ヒュッテ跡周辺。そう言えば，初めて武奈ケ岳に来たときは八雲ヒュッテやリフト跡が残っていたなぁ。すっかりきれいになりました。
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オニギリで燃料を補給したところで，いざ，武奈ケ岳に向かいます。ここは八雲ヒュッテ跡周辺。そう言えば，初めて武奈ケ岳に来たときは八雲ヒュッテやリフト跡が残っていたなぁ。すっかりきれいになりました。
イブルキのコバに向けて森の中に入っていきます。八雲ヒュッテ跡から旧スキー場を直登することもできるかもしれません。昔はこちらのルートが一般的だった気もしますが，今はほとんど歩いている人を見かけません。
確かに樹木のないスキー場跡を登るのは暑くて辛いものがあります。私のお勧めもやはりイブルギのコバ経由です。
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イブルキのコバに向けて森の中に入っていきます。
八雲ヒュッテ跡から旧スキー場を直登することもできるかもしれません。昔はこちらのルートが一般的だった気もしますが，今はほとんど歩いている人を見かけません。
確かに樹木のないスキー場跡を登るのは暑くて辛いものがあります。私のお勧めもやはりイブルギのコバ経由です。
八雲ヒュッテ跡から旧スキー場を直登することもできるかもしれません。昔はこちらのルートが一般的だった気もしますが，今はほとんど歩いている人を見かけません。
確かに樹木のないスキー場跡を登るのは暑くて辛いものがあります。私のお勧めもやはりイブルギのコバ経由です。
イブルギのコバ。ここを東に進めば八淵の滝を経てガリバー青少年旅行村に着きます。このルートも私のお気に入りですが，沢沿いは少々事故があるようです。
このイブルギのコバから西に上がる取り付きが少し分かりにくかったですが，地形図に従って西の谷に向かえば大丈夫です。
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イブルギのコバ。
ここを東に進めば八淵の滝を経てガリバー青少年旅行村に着きます。このルートも私のお気に入りですが，沢沿いは少々事故があるようです。
このイブルギのコバから西に上がる取り付きが少し分かりにくかったですが，地形図に従って西の谷に向かえば大丈夫です。
ここを東に進めば八淵の滝を経てガリバー青少年旅行村に着きます。このルートも私のお気に入りですが，沢沿いは少々事故があるようです。
このイブルギのコバから西に上がる取り付きが少し分かりにくかったですが，地形図に従って西の谷に向かえば大丈夫です。
イブルギのコバから上がる谷筋にはまだ雪が少し残っていました。もちろん通行には全く支障ありません。
最初は谷筋を遡上し，そして途中から尾根道に上がります。しかし，谷の沢水が気持ちを癒してくれます。
写真では分かりにくいかもしれませんが，イブルギのコバからの道程で唯一危険箇所がありました。急な斜面に崩れた表土が露出して，滑りやすくなっています。トラロープもありますが，慎重に通過します。
写真では分かりにくいかもしれませんが，イブルギのコバからの道程で唯一危険箇所がありました。急な斜面に崩れた表土が露出して，滑りやすくなっています。トラロープもありますが，慎重に通過します。
登りつめるとコヤマノ岳方面からの尾根に合流します。このあたりになると木々の間から武奈ケ岳の山頂が見えるようになります。
そして最後の急登です。ここの高低差は70mほどなので，それほど喘ぐことなく登り切ることができます。そして，ここを登りきれば，展望が開けます！
はいっ，武奈ケ岳山頂に着きました！見事なブルー！！そして多くの登山者がこの素晴らしい景色を楽しんでいます。
じゃあ，山頂からの景色をぐるっといきますね！
まずは南側，手前はコヤマノ岳から奥はびわ湖バレイ，打身山と蓬莱山。実は守山，草津方面も見えています。
まずは南側，手前はコヤマノ岳から奥はびわ湖バレイ，打身山と蓬莱山。実は守山，草津方面も見えています。
そして東側，コヤマノ岳から広谷方面。びわ湖の向こうは近江八幡でしょうか？びわ湖に浮かぶ沖島も見えています。
そして北東方面。こちらは白山まで見えないかと期待したのですが，ちょっと無理みたいですね。かろうじて伊吹山が見えるのみ。眼下に広がるのは高島市です。
こちらは武奈ケ岳の北陵，釣�崖拱�面。それにしても空の青が美しい！地球の色を感じさせます。
こちらは北西方面。遠くは若狭湾の方向なんですよね。もちろんよく見えませんが，これだけ晴れていたら見えている気分になれます。
そして西側，京都北部の山々です。どれかはよくわかりませんが，皆子山もこの中にあるのでしょうか？うーん，しかしこの皆子山界隈の山は苦戦した記憶があります。なかなか手強い，侮れない山々です。
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そして西側，京都北部の山々です。どれかはよくわかりませんが，皆子山もこの中にあるのでしょうか？うーん，しかしこの皆子山界隈の山は苦戦した記憶があります。なかなか手強い，侮れない山々です。
最後に南西方面。これから下る南西稜が見えます。
積雪期にはこの南西稜から上がることになるので，下りではルートをよく観察したいと思います。
積雪期にはこの南西稜から上がることになるので，下りではルートをよく観察したいと思います。
快晴の景色を堪能した後は，いざ，西南稜を下ります。この時点で13時。ある程度気温は上がっているはずですが，風が少々あるためあまり暑さは感じません。寒冷前線が抜けた後ということも影響しているのでしょうか。
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快晴の景色を堪能した後は，いざ，西南稜を下ります。
この時点で13時。ある程度気温は上がっているはずですが，風が少々あるためあまり暑さは感じません。寒冷前線が抜けた後ということも影響しているのでしょうか。
この時点で13時。ある程度気温は上がっているはずですが，風が少々あるためあまり暑さは感じません。寒冷前線が抜けた後ということも影響しているのでしょうか。
そして西南稜から武奈ケ岳を振り返ります。次はここからの武奈ケ岳を積雪期に見たいなぁ。
少しずつ樹木の背も高くなってきます。でもまだ葉が茂っているわけではないので依然として明るい尾根道です。
ワサビ峠。中峠への分岐です。
ザックが置いてありましたが持ち主の方の姿は見えませんでした...。キジ撃ち中？？？
ザックが置いてありましたが持ち主の方の姿は見えませんでした...。キジ撃ち中？？？
どんどん高度を下げていくと，尾根筋から南向きの谷に入りました。地形的にはわかりやすく，25,000分の1地形図でもすぐに確認できます。
おっ，今回も出ました！スネ夫の髪型のような形をした植物です。相変わらず名前が分からないので，もうこれからはスネオ草と呼ぶことにします。
この部分，標高で言えば860m付近なのですが，積雪期に登る場合にはどういうルートを取るのでしょうか？尾根はそのまま上に伸びているのですが，ここまで私が下ってきた夏道は尾根の南斜面をトラバースしています。積雪のない今ならともかく，その分岐が分かりにくいこと！そのまま尾根を上がっていくのでしょうか？
この部分，標高で言えば860m付近なのですが，積雪期に登る場合にはどういうルートを取るのでしょうか？尾根はそのまま上に伸びているのですが，ここまで私が下ってきた夏道は尾根の南斜面をトラバースしています。
積雪のない今ならともかく，その分岐が分かりにくいこと！そのまま尾根を上がっていくのでしょうか？
積雪のない今ならともかく，その分岐が分かりにくいこと！そのまま尾根を上がっていくのでしょうか？
標高790m付近。尾根はこのまま南に伸びていきますが，登山道は尾根の西側斜面をつづら折りに急降下します。その尾根の入り口にはトラロープと写真の「立入禁止」標識が立てられており，誤って南尾根に入り込むことを防いでくれています。積雪期の下山時も要注意かもしれません。
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標高790m付近。尾根はこのまま南に伸びていきますが，登山道は尾根の西側斜面をつづら折りに急降下します。その尾根の入り口にはトラロープと写真の「立入禁止」標識が立てられており，誤って南尾根に入り込むことを防いでくれています。積雪期の下山時も要注意かもしれません。
つづら折りの斜面を急降下した後は植生が変わり，針葉樹林の中を歩くことになります。下るにつれてだんだんと下の国道の騒音が聞こえてくるようになります。山の中にいる幸せな時間から下界の現実に引き戻される瞬間です。
つづら折りの斜面を急降下した後は植生が変わり，針葉樹林の中を歩くことになります。下るにつれてだんだんと下の国道の騒音が聞こえてくるようになります。山の中にいる幸せな時間から下界の現実に引き戻される瞬間です。
今朝，山に入る時に見た明王院の赤い橋を渡って，駐車場に戻る道をたどります。これで今日の山行はおしまい。あー，楽しかった。
感想
坊村から武奈ケ岳を目指すには御殿山コースを上がるのが最短ですが，私としてはこの奥ノ深谷から八雲ケ原を経て武奈ケ岳を目指す周遊コースをお勧めします。牛コバから奥ノ深谷のルートにやや不明瞭な部分があるため万人に勧められるコースではありませんが，比良山系の魅力が詰まっているコースと思います。まだ通ったことのない方は，地形図とコンパスを持って挑戦してみてください。
前日は前線通過で終日雨だったため，奥ノ深谷の水量が少々気になったのですが，通行・渡渉には全く問題ありませんでした。ただ，倒木などで登山道が塞がれている場所がありました。通行に支障があるほどではありませんが，注意して通過する必要があります。
渡渉のポイントにはトラロープが渡してあったり，立派な丸太橋が渡してあったりで，よく整備されていると思います。ここまで手入れして下さっている方に感謝です。
また至るところに観音様が祀られています。
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