鈴鹿の稜線を繋げたい♪石榑峠〜釈迦ヶ岳〜羽鳥峰(石榑峠からピストン)


- GPS
- 09:10
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,393m
- 下り
- 1,389m
コースタイム
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 9:10
天候 | 曇りのち快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※国道421号線の石榑トンネルの滋賀県側から旧道に入る道があります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
《石榑峠⇔釈迦ヶ岳》 踏み跡は概ね明瞭で、テープやリボンの目印もしっかりありました。尾根が分かれる所で踏み跡が間違った方に付いている箇所がありましたが、すぐに踏み跡が消えるので気がつくと思います。全体にやせ尾根が多く、花崗岩が風化した白ザレ地や、浸食により崩壊地も一部にあるので注意が必要だと思います。ただ樹林帯は殆どなく、常に目指す方向が見えているので視界が良い時は安心感がありました。 《釈迦ヶ岳⇔羽鳥峰》 メインルートなので登山者が多く、よく整備されたルートです。白滝谷道分岐から先は他のルートとの分岐が多くなるので、道を間違わないように注意が必要だと思います。 |
その他周辺情報 | 【下山後の温泉】 アクアイグニス 大人600円 https://aquaignis.jp/spa.php |
写真
感想
3日前に藤原岳から竜ヶ岳を縦走したばかりですが、この日も好天の予報だったので、石榑峠から先の稜線を繋ぎに行くことにしました。
色々ルートを考えてみたのですが、今回は周回を諦めて、石榑峠からのピストンで釈迦ヶ岳を目指そうと思います。
石榑峠には駐車場がなく、滋賀県側に数台分の駐車スペースしかない上にトイレもないので、車中泊はせずに早朝到着するようにしました。
国道421号線の石榑トンネルの滋賀県側から旧道に入り、 早朝5時過ぎに石榑峠に着きました。
先着車は1台もなく、強風が吹き、どんよりと厚い雲に覆われた石榑峠は何かとても不気味な雰囲気でした。
天気予報は良かったので、登って行く内に晴れるだろうと思いながら準備をして、5時20分に旧NTT中継所のゲートから出発しました。
ゲートを越えて舗装路を上がっていくと、中継所の跡地はグラウンドのような更地になっていて、その奥に尾根に取り付く道がありました。
八風峠・釈迦ヶ岳と記された標板の方向に緩やかに登っていくと、道の脇には番号付きの標識があり、三池岳まで200m置きのポイントに設置されているようです。
木々で視界が遮られる場所が少なく、視界が良いので開放感がある道ですが、そのせいなのか強風が吹きつけてとても寒く感じます。
歩く道は竜ヶ岳から石榑峠へ下った表道と同じく、花崗岩が風化して白くザレた所が随所にありました。
昨日の雨の影響で湿気を含んでいたので、まだマシでしたが、晴れて乾燥してくると勾配のある箇所は滑りやすくなるかも知れません。
途中で道が侵食で大きく崩壊している場所があり、歩ける所がないように見えたのですが、山側に少し下りた所に道が付いていて安心しました。
200m毎のポイント標識を合目標示のように目安にしながら、約2時間で三池岳(974m)に到着して、最初の休憩を取りました。
三池岳は八風キャンプ場から来た道との合流点にもなっていて、釈迦ヶ岳方面は山頂から南西方向へ折れて進むようです。
三池岳を過ぎると、進行方向に綺麗な双耳峰としての釈迦ヶ岳の姿が確認できますが、この時はガスが山頂部分を覆っていました。
そして三池岳から10分程で、ふいに道に木の鳥居が現れました。
ここが八風街道の中間地点の八風峠で、天狗の踊り場と呼ばれる草地の広場には八風大明神が祀られています。
八風峠から10分ほど先にはTHE REST ROCKと標板に書かれた大岩や、更に5分程で八風キャンプ場から、八風峠を周回するルートにもなる中峠と、侵食した地形を鑑賞する為に作られた庭園のような場所が続きます。
どこも眺望を楽しめて、ゆっくり寛げるスペースのある休憩適地です。
そして尾根上のピークの仙香山(982m)と、尾根から外れた樹林の中にひっそりと佇むような仙香池を過ぎて、釈迦ヶ岳まであと60分と書かれた標板に元気を貰います。
何故か手書きで書かれた南峠の標示から、傾斜のある木の根が張り出した尾根を頑張って登って、釈迦ヶ岳(1,092m)に着きました。
時間は8時40分。石榑峠から3時間20分で到着しました。
山頂には誰も居らず、とりあえず最高点に向かってみます。
ずっと曇天だった空は、いつしか雲がなくなって青空になっていました。
松尾尾根に向かう分岐から5分で最高点(1097.1m)に着きましたが、まだ時間も早いし、ここで引き返すのも勿体無いので、先に進む事にします。
釈迦ヶ岳から一度下って登り返すと猫岳のピークに出ます。
そういえば去年、釈迦ヶ岳に来た時は羽鳥峰が凄く良かったので、そのまま県境尾根を進んでみます。
猫岳から先は緩やかな下りが続きますが、だんだん高度が下がっていくので、少し帰り道が心配になりました。
やがて白滝谷道分岐に出ると、左に折れて樹林帯の道に入ります。
橋が壊れた沢を回り込む場所も1年前のままで、更に進むと視界が開けて、花崗岩の砂礫地帯が目に飛び込んで来ました。
時間は9時45分。スタートから約4時間半ですが、今日はここまでにして羽鳥峰でゆっくりしました。
帰り道は、朝の強風とガスはなんだったのっていうくらいの快晴で、往路では猫岳〜羽鳥峰間で2人としか人に会わなかったのですが、復路では沢山の人とすれ違いました。
皆さん好天に笑顔で歩かれていて、私も嬉しくなります♪
往路で心配していた釈迦ヶ岳への登り道も何とかクリアして、釈迦ヶ岳でお昼にしようかと思ったのですが、狭いし先客も居られたので、中峠か八風峠で休憩することにして先に進みます。
釈迦ヶ岳直下の急下りからは歩きやすい道になり、途中で往路では気が付かなかったハルリンドウを見ることが出来ました。
今日は花が少ないと思っていたので、好きなお花に今年初めて会えて嬉しかったです。
12時に中峠に到着。尾根から少し離れたスペースでお昼にしました。
昼食中も本当に好天だったのですが、釈迦ヶ岳を過ぎた県境尾根はそれまでよりも風が強かったので、特に風が通る尾根なのかも知れません。
昼食後、再スタート。
往路でずっと登っていた記憶があったので、帰りは下り基調で楽だと思っていたのですが、意外とアップダウンが多くて疲れます。
八風峠ではお食事中のご夫婦や、三池岳を過ぎた先の尾根では、テントを張って楽しんでおられるご家族も居たりで、静かながらも皆さんが色んなルートで楽しめる尾根なんだと思いました。
そして勿論、藤原岳からテントを担いで、縦走中の単独行の男性ともすれ違いました。
日帰り分割でも大変だと思えるルートを一気に歩けるなんて、本当に羨ましいし尊敬します。
そして見覚えのある更地が見えて、14時30分に石榑峠に戻って来ました。
朝、出発した時は私たちの車だけでしたが、駐車スペースから路肩に10台以上の車が停まっていてびっくりしました。
きっと竜ヶ岳に向かう人が多いんですね。
帰り道はアクアイグニスに立ち寄りました。大混雑でした〜(汗)
稜線つなぎも、いよいよ中盤ですね。
釈迦ヶ岳は、朝明からのルートは
どれも、険しい印象なのですが
北からの縦走も、面白そうです。
仙香池、なぜここに池が??みたいな。
お天気、一気に回復して
何よりです。
次回以降は、比較的
登山ルートも多い、御在所岳が
関ってきますでしょうか。
どんなルートを組み合わされるのか
楽しみにさせて頂いております。
komakiさん、コメントありがとうございます
最近はずっと鈴鹿を歩いてるせいなのか、この前は
県境尾根を歩いてる夢を見てしまいました
仙香池…偶然見つけたんですけど確かにとても不思議な雰囲気でした
大好きな羽鳥峰まで辿り着けたので、次回はまた羽鳥峰から
線を繋ぐことができて楽しみです
ここまで来たら今月中に入道ヶ岳まで繋げたくなってますよ〜
石槫峠は鈴鹿の尾根を縦走する時は便利な所ですよね。 私もここから銚子岳とか釈迦ヶ岳には行きましたが、ハト峰まで行って戻った事は無いです。
鈴鹿の縦走は何処まで行かれたのでしょうか? 私は北の烏帽子岳・三国岳から南の野登山までの尾根を何回かに分けて歩きましたが、楽しかったです。
石槫峠は竜ヶ岳から下りてくるまで車で来れるとは
思ってなかったのですが、稜線を繋ぐのに便利だったので
起点にしてみました
羽鳥峰までは勢いで来れたのですが、帰りの登り返しが
辛かったです
縦走は鞍掛峠から御在所岳まで繋ぎました
鞍掛峠以北や南鈴鹿にも興味があるので、mountainwalkさんの
レコを参考にさせて下さいね
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