畝傍山〜天香久山〜耳成山〜松尾山〜三室山【大和三山】

2024年01月06日(土) 〜 2024年01月08日(月)

• GPS: 53:03
• 距離: 79.4km
• 登り: 847m
• 下り: 886m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:10
• 休憩: 1:22
• 合計: 6:32

9:21 橿原神宮前駅（東改札口）
9:40 9:45 橿原神宮
10:14 10:35 畝傍山
11:04 11:05 畝傍御陵前駅
11:13 11:13 本薬師寺跡
11:48 11:58 天香久山
12:04 12:07 天香山神社
12:31 12:34 藤原宮跡
13:04 13:04 耳成山公園
13:13 13:35 耳成山
13:46 13:54 耳成山公園
14:07 14:08 八木札の辻
14:16 14:24 大和八木駅
15:33 15:33 JR/近鉄桜井駅
15:53 JR三輪駅

2日目

• 山行: 5:45
• 休憩: 1:22
• 合計: 7:07

8:09 JR三輪駅
8:17 8:21 大神神社
8:35 8:42 狭井神社
9:01 9:07 檜原神社
9:39 9:40 景行天皇陵 遥拝所
10:04 10:04 天理市営駐車場
10:13 10:51 黒塚古墳
11:59 12:00 天理駅
12:43 12:44 大興寺
12:49 13:12 櫟本駅
13:42 13:43 帯解駅
15:02 15:02 近鉄奈良駅
15:16 JR奈良駅

3日目

• 山行: 5:05
• 休憩: 0:45
• 合計: 5:50

8:32 JR奈良駅
9:51 10:08 郡山城跡
11:24 11:39 松尾寺
11:50 11:56 松尾山
13:54 14:01 三室山
14:22 王寺駅

天候

1日目：曇り時々小雨
2日目：晴れのち曇り（奈良駅直前で小雨）
3日目：晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

電車

■1日目
行き：近鉄橿原線の橿原神宮前駅から徒歩。
帰り：JR桜井線の三輪駅まで徒歩。

■2日目
行き：JR桜井線の三輪駅から徒歩。
帰り：JR奈良駅まで徒歩。

■3日目
行き：JR奈良駅から徒歩。
帰り：JR王寺まで徒歩。

コース状況／危険箇所等

三輪山は1/1〜1/8の間は登山（登拝）禁止でした。
若草山も冬季は入山禁止で、開山期間は3月第3土曜日から12月第2日曜日となっていました。

写真

1/6 9:19

本日のスタート地点は橿原神宮前駅。今日は大和三山（畝傍山、天香久山、耳成山）を目指して歩きます。

1/6 9:31

橿原神宮に到着。ここは神武天皇が即位した畝傍橿原宮があったとされる場所に、明治になってから神社を建てたそうです。

1/6 9:38

橿原神宮の社殿の奥に、いよいよ畝傍山が見えてきました。

1/6 9:51

橿原神宮の境内から、畝傍山の登山口へ向かいます...

1/6 9:53

イトクの森古墳。前方後円墳と書かれていましたが、墳丘の形が全く分かりませんでした。

1/6 9:54

畝傍山の姿が大きく見える広場の奥で...

1/6 9:58

登山口を発見！いよいよ山道に入ります。

1/6 10:00

サカキ。沢山生えていましたが、神社の森なのでおそらく植栽起源のものが多いと思います。

1/6 10:03

路面の傾斜は緩やかで、とても登りやすかったです。

1/6 10:07

カナメモチ。他の地域と同じく、岩っぽい場所に多く生えていました。

1/6 10:15

常緑樹の中をさらに進んでいくと、1座目の畝傍山にサクッと登頂！

1/6 10:16

正面には大和葛城山（右）と金剛山（左）が見えました。

1/6 10:16

右端にギリギリで二上山も見えました（汗）

1/6 10:18

今日は朝食を早くに食べたので、ここでおにぎりを頂きます。

1/6 10:39

おにぎりを食べてマッタリとしていたら、なんと雨が降り始めたので急いで下山しました。

1/6 10:46

フユイチゴ。林縁はフユイチゴとクサイチゴ、ササ類が混生していました。

1/6 10:54

橿原神宮を後にして、次の天香久山（あまのかぐやま）へ向かいます。

1/6 11:03

畝傍御陵前駅。ここで東西地下通路を使って東口へと抜けました。

1/6 11:12

天香久山へ向かう道中には、このような標識があってとても助かりました。

1/6 11:12

橿原市内では、サザンカが綺麗な状態で沢山咲いていました。

1/6 11:19

「大和三山」の文字をこんな形で目にするとは思いませんでした（笑）

1/6 11:26

天香久山が見えてきましたが、畝傍山と比べるとなだらかな山容ですね。

1/6 11:39

鞄屋の工房の脇を抜けて、天香久山の登山口に到着しました。

1/6 11:41

天香久山の山頂へは、階段を登り続けます。

1/6 11:45

階段を登りきると、山頂の広場が現れました。

1/6 11:46

2座目の天香久山に登頂！これで大和三山を2座踏破しました。

1/6 11:49

山頂からは畝傍山が見えましたが、展望はそれほど良くありませんでした。

1/6 11:59

山頂からの下山ルートを間違えて「万葉の森」方面に進んでしまいましたが、途中でどうにか計画のルートに復帰しました（汗）

1/6 12:04

天香山神社に着いたら下山完了です。

1/6 12:09

大和三山の3座目、耳成山が見えてきて気分が盛り上がってきました！

1/6 12:14

可愛らしい看板のカフェを発見😊こういうのは街歩きの醍醐味ですね。

1/6 12:22

耳成山が近づいてきましたが、その前に藤原京の跡地に立ち寄ります。

1/6 12:30

藤原京の跡地に到着。900m四方が区画整理されていたそうで、当時の土木技術を考えるととてつもない大工事だったと思います。

1/6 12:44

藤原京の跡地から住宅地の中を北上すると...

1/6 13:03

耳成山の登山口に到着。ここから耳成山口神社経由で登ります。

1/6 13:04

神社への参道は灯籠が連なっていて、さらに途中からLEDライトも点灯していました。

1/6 13:08

耳成山口神社に到着。ここで参拝を済ませてから、山頂に向かってもう一登りします。

1/6 13:12

山頂までの山道は、畝傍山と同様に歩きやすかったです。

1/6 13:14

耳成山の山頂では記念撮影中だったので、山頂を通過して山頂直下の広場にやってきました。

1/6 13:17

広場は少しだけ開けていて、二上山（中央）が見えました！

1/6 13:30

3座目の耳成山に登頂！これで大和三山は1日で踏破できました。

1/6 13:35

下山途中で見つけたソヨゴ。耳成山はアラカシやシラカシがとても多いので、ソヨゴは少数派でした。

1/6 13:36

これも下山途中で見つけたヤマモモ。種組成を見る限り、大和三山はいずれも植栽起源の林のようですね。

1/6 13:53

下山後に耳成山公園で見つけた、かなり大きなヤドリギ。ここまで成長するのにどの程度の年月がかかったのでしょうか？

1/6 14:16

大和八木駅。耳成山を踏破した後は東の桜井駅へ向かう計画でしたが、時間に余裕があるので西の大和八木駅に行ってみました。

1/6 14:31

畝傍駅。駅舎はそれなりの大きさですが、乗降客が全く居ないようでした。

1/6 14:44

伊勢湾（津市）まではさすがに遠いですね💦

1/6 14:47

手頃そうな温泉施設が有りましたが、先をいそぐのでパスしました...

1/6 14:59

裏道を歩いていたら、ここがかつては大通り（伊勢街道）と知って驚きました。

1/6 15:06

香久山駅に到着。驚くほどコンパクトな駅舎でした(笑)

1/6 15:31

香久山駅からさらに東に進んで、桜井駅に到着。桜井が相撲発祥の地というのは知りませんでした。

1/6 15:40

1日目は桜井駅で打ち止めにする計画でしたが、日没まで時間があるので隣の三輪駅まで歩くことにしました。

1/6 15:45

三輪駅が近づくと、三輪山がさらに大きく見えてきました。

1/6 15:52

1日目は三輪駅にゴールイン。

1/6 16:00

電車が来るまでの待ち時間が長かったので、駅前で三輪コロッケを買いました。

1/6 16:46

今日・明日のお宿、ホテルルートイン桜井駅前に到着。

1/7 6:51

宿の朝食を食べて腹拵えします。

1/7 8:06

2日目は三輪駅からスタートします。

1/7 8:10

三輪神社の参道は露店が連なっていて賑やかでした。

1/7 8:16

三輪神社で参拝を済ませて、いざ三輪山に登ろうとしたところ...

1/7 8:22

なんと1/1〜1/8は登山禁止と書かれていました！何のためにここまで歩いてきたのやら（涙）

1/7 8:28

久延彦神社を経由して...

1/7 8:33

狭井神社に到着。ここに三輪山の登山口があるはずですが...

1/7 8:36

拝殿の脇の登山口はやはり封鎖されていたので、三輪山は諦めて天理・奈良方面に北上することにしました（涙）

1/7 8:47

今朝は寒かったので、日陰には霜が降りていました。

1/7 8:54

玄賓庵。このすぐ先で一時的に山道を歩きます。

1/7 8:59

檜原神社。静かな境内にはベンチが置かれていたので、ここで少し休憩しました。

1/7 9:21

高台に登ると、耳成山（手前右）と畝傍山（手前左）の奥に、大和葛城山（右奥）と金剛山（左奥）が見えました。

1/7 9:34

目の前に小高い丘が見えてきたと思ったら...

1/7 9:39

なんと丘だと思っていたのは大きな古墳（景行天皇陵）でした！

1/7 9:52

さらに北上すると、隣の古墳（崇神天皇陵）が見えてきました。

1/7 9:58

崇神天皇陵も完全に森に覆われていますが、周囲には幅の広い水堀があって人工物であることが分かります。

1/7 10:10

お次は住宅地内にある黒塚古墳です。

1/7 10:12

周りには水堀がありますが、ここは戦国時代に城郭として使われていたらしいので、その名残かもしれません。

1/7 10:14

墳丘の頂上に登ると、北には生駒山が見えました！

1/7 10:15

さらに南側には耳成山と
畝傍山（中央右）と天香久山（中央左）も見えました！

1/7 10:43

黒塚古墳の石室は地震によって崩れてしまったため、盗掘を免れたそうです。

1/7 10:46

そのため、黒塚古墳では33面もの三角縁神獣鏡が出土して、邪馬台国機内説を裏付けるものとして話題になったそうです。

1/7 11:06

黒塚古墳から北に進んで、大和神社に到着。ちょっと気になったので立ち寄ってみました。

1/7 11:12

この神社は戦艦大和と縁のある神社で、戦艦大和の戦没者も祀られているようです。

1/7 11:35

農耕地と工場の間を抜けて、天理駅を目指します。

1/7 11:51

天理駅に近づくと、「○○詰所」や「○○母屋」と名付けられた天理教の施設があちこちに現れます。

1/7 11:57

天理駅に到着。2日目はここがゴールになる予定でしたが、まだお昼なので北へ向かって歩き続けます。

1/7 12:09

天理駅前の商店街。アーケードは立派ですが、お客さんの数がちょっと少ないと感じました。

1/7 12:22

この施設（東本詰所）は要塞のように大きくて驚きました👀

1/7 12:47

櫟本駅に到着。駅名の読みは「くぬぎもと」ではなく「いちのもと」でした💦

1/7 12:51

櫟本駅前の公園で昼食を頂きました。

1/7 13:38

櫟本駅前から北上すると、遠くには電波塔だらけの生駒山が見えました。

1/7 13:44

帯解寺。安産祈願で有名なお寺だそうです。

1/7 14:01

右手に見える常緑樹に包まれている山が春日山でしょうか？

1/7 14:16

JR奈良駅の一つ手前、京終駅に到着。

1/7 14:16

「京終」と書いて「きょうばて」は読めませんね💦

1/7 14:30

京終駅を過ぎると、古風な建物が増えてきました。

1/7 14:37

ついに興福寺の五重塔が見えました！

1/7 14:42

五重塔を近くで見るとさらに迫力がありますが、なんと修復工事中でした...

1/7 14:43

こちらは中金堂。平成に入ってから修復されたようです。

1/7 14:54

チラリと見える若草山。明日は若草山に登ろうかと思いましたが、なんと冬季は登山禁止でした(涙)

1/7 14:59

失意のうちに近鉄奈良駅に到着。疲労と落胆でもうボロボロです...

1/7 15:08

近鉄奈良駅〜JR奈良駅の間は観光客で賑わっていました。

1/7 15:12

2日目はJR奈良駅にゴールイン。

1/7 20:42

夜は桜井駅前のイルミネーションを楽しみました✨

1/8 6:47

3日目の朝食。しっかり食べて長丁場に備えます。

1/8 8:35

3日目のスタート地点はJR奈良駅です。

1/8 8:39

奈良市のマンホールには雄のシカとサクラが描かれているようです。

1/8 9:02

佐保川に沿って南下して行くと...

1/8 9:16

松尾山方面の山々が見えてきましたが、まだ遠いですね（汗）

1/8 9:21

奈良駅行きの大和路線（関西本線）をパチリ！

1/8 9:24

計画を大幅に変更した3日目は、まず最初に大和郡山城跡を目指します。

1/8 9:41

大和郡山城跡に到着。水堀の奥に石垣や建物が見えてきました。

1/8 9:42

城跡の東側には近鉄線の線路が走っているので、タイミングが良ければ列車を絡めて撮影できそうです。

1/8 9:46

石垣はかなりしっかりと残されていて、これだけでも見られて良かったです。

1/8 9:49

城跡には柳沢神社がありましたが、これは江戸時代中期に柳沢氏が転封されたことが関係していそうです。

1/8 9:51

天守台はしっかりした石垣でしたが、この程度のサイズだと伝承のように五層の天守があったかは疑問です。

1/8 9:54

天守台の上からは東側に二上山（右）と大和葛城山（左）が見えたほか...

1/8 9:55

西側には若草山も見えました。

1/8 10:05

追手向櫓。やけに綺麗だと思ったら、復元された建物のようです。

1/8 10:20

大和郡山城跡を過ぎた後、溜め池の多いエリアを通って松尾山を目指します。

1/8 10:33

写真中央の鉄塔が見える辺りが松尾山だと思われます。

1/8 10:40

奈良漬け専門店というものが存在するとは思いませんでした💦

1/8 11:04

この道を登っていけば松尾寺に着くので、そこから一登りすれば松尾山に着くはずです。

1/8 11:16

七曲道の大岩。私にはただの大岩にしか見えませんが、昔の人は神秘的だと感じたのでしょう（笑）

1/8 11:23

松尾寺に到着。ここから松尾寺→松尾山神社→松尾山の順に進みます。

1/8 11:26

松尾寺の本堂で参拝した後...

1/8 11:27

この三重塔の所から林内に入ります。

1/8 11:30

松尾寺〜松尾山神社への道はしっかり整備されていました。

1/8 11:33

松尾山神社に到着。ここで参拝を済ませたら、いよいよ松尾山の山頂へ向かいます。

1/8 11:38

松尾寺〜松尾山への道は、松尾山神社への道と比べるとちょっとだけワイルドで...

1/8 11:39

こんな切り通しもありました。

1/8 11:40

切り通しを通過したところで、この標識に従って進行方向を変えます。

1/8 11:42

林内はスダジイ（コジイ？）が多く、大和三山と比べると自然度の高い森が広がっていました。

1/8 11:47

車道に出たら、NHKの電波塔に向かって登ります。

1/8 11:49

4座目の松尾山に登頂！車道歩きが長かったので、標高（315m）以上に疲れました💦

1/8 11:51

松尾山からは北東方向が開けていて、若草山などがみえました。

1/8 12:01

下山中に見つけたミツデウラボシ。葉の形が様々で面白いシダです。

1/8 12:05

帰りは下り坂なのでサクサク歩けます(笑)

1/8 12:13

ハイカー向け？にポツンと置かれたベンチに腰掛けて...

1/8 12:15

奈良盆地の景色を眺めつつ、昼食を頂きました。

1/8 12:34

ゴルフ場の中の道を通って、法輪寺経由で法隆寺を目指します。

1/8 12:47

法輪寺の三重塔。先を急ぐので、外から見るだけに留めました。

1/8 13:04

法隆寺の東大門に到着。実はこの門も奈良時代に作られたもので、国宝に指定されているそうです。

1/8 13:10

仁王門と五重塔。横から見ても綺麗な建物ですね。

1/8 13:15

最後に正面から仁王門と五重塔をパチリ！

1/8 13:27

斑鳩町のマンホールは法隆寺の五重塔と、モミジの名所の竜田川が描かれていました

1/8 13:40

次の目的地の三室山は、左端に見える小さな丘...のような山です。

1/8 13:46

三室山、近付いてみるとちゃんと「山」になっていました（笑）

1/8 13:48

ここから階段を登って行きます。

1/8 13:52

サクッと5座目の三室山に登頂！標高は82mです（笑）

1/8 13:54

三室山の山頂からは、東側の生駒山地を一望できました。

1/8 14:11

大和川を渡る橋から、二上山（右）と大和葛城山（左）が見えました。

1/8 14:18

2ヶ月ぶりに王寺駅前のカバさんと再開！

1/8 14:20

JR王寺駅にゴールイン！ここまで長かったですね...

撮影機器：

PENTAX K-3 Mark III Premium Kit ペンタックス

AQUOS sense6 SH-M19 128GB SIMフリー シャープ

装備

個人装備

ソフトシェル フリース 長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 コンパス GPS 笛 計画書 ヘッドランプ ファーストエイドキット ナイフ ウェットティッシュ 保険証 携帯電話 予備乾電池 モバイルバッテリー 時計 タオル ストック カメラ

感想

ardisia

[ルート]
2023年に大和葛城山に登った際に、奈良盆地に可愛らしい山々（大和三山）があることを知ったので、さっそく大和三山に登る計画を立てました。
今回は畝傍山→天香久山→耳成山の順に登りましたが、回る順序を変えると歩行距離を短くできてより効率的かもしれません。
中盤以降は「三輪山が正月は登山禁止」で計画を変えて若草山に登ろうとしたものの、「若草山も冬期は登山禁止」ということで計画をさらに変更することになりました。
結果的には興福寺や法隆寺といった定番の観光地を交えつつ、松尾山と三室山に登って王寺駅まで伸びていた赤線と繋げることが出来たので良しとしておきます（笑）

[展望・景色]
畝傍山：金剛山、大和葛城山、二上山など西側の山々を一望出来ました。
天香久山：山頂から畝傍山がみえましたが、展望は良くありませんでした。
耳成山：山頂は木々に覆われていて展望はありませんでしたが、山頂直下の広場から二上山が見えました。
松尾山：北東方向が少し開けていて、若草山などが見えました。
三室山：東側が大きく開けていて、生駒山地の展望を楽しめました。

[動植物]
大和三山はこの地域の原生林の主要構成種であるスダジイ（コジイ）が少な目で、アラカシやシラカシ、サカキがかなり多く、さらにマテバシイのようにこの地域に自生していない種が見られたので、いずれも人の手が大きく加えられた森だと思われます。
松尾山はスダジイが多く、低木にはヒサカキやサカキ、ヤブツバキ、ソヨゴなど多様な種が見られたので、大和三山よりは自然度が高いと感じました。

[飲食・お土産]
三輪駅前の肉屋で名物？の三輪コロッケを頂きましたが、独特の甘さがあって美味しかったです。
あと名物の"三輪そうめん"を買おうと思ったのですが、すっかり忘れていて買いそびれました...

[その他]
奈良に行って驚いたのが、道路上の犬の糞の多さです。
橿原・桜井・天理・奈良・大和郡山・斑鳩の各地で見られましたが、特に大和郡山の市街地に多かったです。
桜井では糞を片付けずに立ち去る飼い主を目撃しましたが、せっかく観光資源が沢山あるのにこういった所で観光客を失望させないで欲しいと思いました...

コメント

しろくまん

古都🦌奈良周遊、とても楽しませて頂きました👏
子供の頃に住んでいた桜井辺りの風景を懐かしく思い出したり、奈良市内の駅周りがオシャレになっていたりして驚いたり…
あの頃は山に興味なんかなかったけれど、今なら登りたい山が沢山あるなぁ

いやぁ楽しいレコありがとうございました😊

ardisia

しろくまんさん、こんばんは。

以前に桜井周辺にお住まいだったとのことですが、現在の桜井市は卑弥呼をモチーフにした「ひみこちゃん」というゆるキャラを前面に押し出していて、市が作るポスターや市内の看板などあらゆるところで目にするほどです。
このゆるキャラは桜井市内の纒向遺跡などが卑弥呼の墳墓であるという説から出てきたものだと思いますが、1700年ほど前のコンテンツ（笑）を使ったゆるキャラはおそらく桜井市だけだと思います。

あと近鉄奈良駅〜JR奈良駅の間は土産物屋や柿の葉寿司のお店などが並んでいましたが、特にJR奈良駅の周辺は綺麗になっていて驚きました。
東口は屋根付きのバスターミナル、西口はペデストリアンデッキがあって、私のような観光客でも分かりやすく・歩きやすくなっていたのが印象的でした。

<マスコットキャラクター「ひみこちゃん」の使用について>
https://www.city.sakurai.lg.jp/sosiki/machidukuribu/kankouka/himiko/1394089143864.html

しろくまん

ardisiaさん

ひみこちゃん (笑)教えて頂きありがとうございます🙏
せんとくん と まんとくん しか知らなかったです😆
う～ん…個人的には卑弥呼の墓は九州にあると思っています🤔

近鉄奈良駅からJR奈良駅のアーケードは覚えています
JR奈良駅は何にもなかった覚えが😅
変わった奈良駅…見に行きたい❗️

yamaonse

ardisiaさん、こんばんは。この三連休は有意義な旅となりましたね。大和三山と山辺の道が繋がるのは想像できましたが、斑鳩までも繋げてしまうのは想像外でした。時代が古い順、その通りに流れているのもおもしろいです。斑鳩は海のある大阪への玄関口、聖徳太子もいいところに目をつけましたよね。奈良の見所を網羅した歩きレコ、傑作選に登録させてもらいます（＾＾）ルートインも豪華で落ち着けそうですね。お遍路で連泊生活を経験して、ときどきこういうホテルで態勢を整える大切さを知りました。宿と食は旅の重要な構成要素、奈良は新しいビジネスホテル、シティホテルが少ない印象でしたが、奈良駅周辺みたいに変わるものなんですね。

ardisia

yamaonseさん、こんばんは。

今回の遠征は三輪山NG→若草山NGと想定外の事態が続きましたが、結果的に藤原京跡や興福寺・法隆寺など「普通の観光っぽい部分」が一気に増えたので、私の中ではかなり変わり種の山行になりました。

「斑鳩は海のある大阪への玄関口」というのはまさにその通りで、「奈良盆地内の川は全て大和川となって斑鳩を経由して大阪湾に注ぎ込んでいる」ということを今回の遠征中に知って驚きました。
てっきり北部は木津川に流れていると思っていましたが、平城山駅付近に丘陵地があり、ここが分水嶺になっているとは思いませんでした（汗）
こういう事が分かってくると話の点と点が線で結ばれて、大阪夏の陣で徳川軍が大和川に沿って進軍してきたのも納得できますね。