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Yamareco

記録ID: 637110
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

2月 中央アルプスミニ縦走 檜尾岳〜空木岳(敗退)

2015年02月19日(木) 〜 2015年02月22日(日)
 - 拍手
GPS
80:00
距離
34.3km
登り
2,942m
下り
3,115m

コースタイム

1日目
山行
7:25
休憩
0:05
合計
7:30
8:30
90
10:00
10:05
355
16:00
標高1700m付近幕
2日目
山行
8:30
休憩
1:10
合計
9:40
7:30
210
標高1700m付近幕
11:00
11:30
105
標高2200m付近
13:15
13:20
160
小(シャクナゲの)ピーク(標高約2400m)
16:00
16:10
15
16:25
16:50
20
17:10
檜尾避難小屋
3日目
山行
10:40
休憩
1:50
合計
12:30
6:00
115
檜尾避難小屋
7:55
8:00
90
9:30
9:35
40
10:15
10:50
65
11:55
12:40
50
空木岳手前のルンゼ
13:30
13:40
60
14:40
14:45
105
16:30
16:35
115
熊沢岳
18:30
檜尾避難小屋
4日目
山行
6:45
休憩
0:35
合計
7:20
6:40
80
檜尾避難小屋
8:00
8:05
175
小(シャクナゲの)ピーク(標高約2400m)
11:00
11:30
150
檜尾登山口
14:00
JR駒ヶ根駅
天候 2/19 小雪
2/20 曇り/晴れ
2/21 快晴
2/22 雪
過去天気図(気象庁) 2015年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
2/19 JR駒ヶ根駅から菅の台バスセンターまでタクシー 菅の台バスセンターから檜尾岳登山口まで徒歩
2/22 JR駒ヶ根駅まで徒歩 
コース状況/
危険箇所等
このとき駒ケ岳ロープウェイは大雪による故障のため運行休止中(2014年12月〜2015年3月末まで)。ロープウェイ運休のため、林道駒ケ岳公園線は通行止め。バスは駒ヶ根橋まで。
登山口(標高約1200m)からいきなりラッセル。標高2500mくらいまでひたすらラッセル。また標高1500m〜1700mに腰ラッセルの急登あり。
檜尾登山道入り口。
2015年02月19日 10:00撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/19 10:00
檜尾登山道入り口。
登山道の周りはこんな感じ。
2015年02月19日 10:01撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/19 10:01
登山道の周りはこんな感じ。
ひたすらきついラッセル。
2015年02月19日 12:27撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/19 12:27
ひたすらきついラッセル。
かすかに見える空木岳。赤沢の頭少し先。
2015年02月20日 09:37撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/20 9:37
かすかに見える空木岳。赤沢の頭少し先。
2000m~2100m付近。こんな感じ。まだまだラッセルが続く。
2015年02月20日 09:38撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/20 9:38
2000m~2100m付近。こんな感じ。まだまだラッセルが続く。
空木岳。
2015年02月20日 09:41撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/20 9:41
空木岳。
標高が上がり、だいぶ歩きやすくなってきた。
2015年02月20日 12:58撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/20 12:58
標高が上がり、だいぶ歩きやすくなってきた。
小(シャクナゲの)ピーク付近から徐々に空が晴れてきた。正面に大きな山が見える。あれは・・・
2015年02月20日 13:18撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/20 13:18
小(シャクナゲの)ピーク付近から徐々に空が晴れてきた。正面に大きな山が見える。あれは・・・
真っ白な千畳敷!
2015年02月20日 13:32撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/20 13:32
真っ白な千畳敷!
島田娘〜濁沢大峰
2015年02月20日 13:35撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/20 13:35
島田娘〜濁沢大峰
尾根は西南西に続いていく。ルート注意。
2015年02月20日 13:36撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/20 13:36
尾根は西南西に続いていく。ルート注意。
雄大な中央アルプス。
2015年02月20日 13:38撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/20 13:38
雄大な中央アルプス。
少し尾根が細くなる。
2015年02月20日 13:39撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/20 13:39
少し尾根が細くなる。
新雪につける自分だけのトレース。
2015年02月20日 14:02撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
1
2/20 14:02
新雪につける自分だけのトレース。
奥のピークはただの肩。頂上へはまだまだ時間がかかる。
2015年02月20日 14:02撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/20 14:02
奥のピークはただの肩。頂上へはまだまだ時間がかかる。
あともう少しで雲が消えそう。
2015年02月20日 14:10撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/20 14:10
あともう少しで雲が消えそう。
これぞ冬のアルプスらしい景観。中央アルプスもいいですね。
2015年02月20日 15:01撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/20 15:01
これぞ冬のアルプスらしい景観。中央アルプスもいいですね。
中央に宝剣岳。
2015年02月20日 15:02撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/20 15:02
中央に宝剣岳。
見ていて飽きません。
2015年02月20日 15:02撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/20 15:02
見ていて飽きません。
森林限界を越える。
2015年02月20日 15:02撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/20 15:02
森林限界を越える。
南アルプス全景。鋸駒仙北間農(富)塩荒赤聖光。元サイズで見てみてください。
2015年02月20日 15:14撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/20 15:14
南アルプス全景。鋸駒仙北間農(富)塩荒赤聖光。元サイズで見てみてください。
奥に三ノ沢岳が見えてきた。
2015年02月20日 15:23撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/20 15:23
奥に三ノ沢岳が見えてきた。
空木岳。
2015年02月20日 15:39撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/20 15:39
空木岳。
避難小屋と頂上。ようやく、よ〜やくここまできました。
2015年02月20日 15:39撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/20 15:39
避難小屋と頂上。ようやく、よ〜やくここまできました。
檜尾岳避難小屋。
2015年02月20日 16:06撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/20 16:06
檜尾岳避難小屋。
檜尾岳頂上。こんなに苦労するとは思わなかった。
2015年02月20日 16:24撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/20 16:24
檜尾岳頂上。こんなに苦労するとは思わなかった。
檜尾岳から見た北部。宝剣と木曽駒はガスってしまった。
2015年02月20日 16:24撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/20 16:24
檜尾岳から見た北部。宝剣と木曽駒はガスってしまった。
三ノ沢岳と西千畳敷。
2015年02月20日 16:24撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/20 16:24
三ノ沢岳と西千畳敷。
熊沢5峰と空木岳。
2015年02月20日 16:24撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/20 16:24
熊沢5峰と空木岳。
熊沢5峰〜東川岳。
2015年02月20日 16:25撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/20 16:25
熊沢5峰〜東川岳。
登ってきた檜尾尾根。
2015年02月20日 16:27撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/20 16:27
登ってきた檜尾尾根。
中央アルプスの夜明け。
2015年02月21日 06:24撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/21 6:24
中央アルプスの夜明け。
空が黄色い。
2015年02月21日 06:25撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/21 6:25
空が黄色い。
頂上に日が当たる。
2015年02月21日 06:38撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/21 6:38
頂上に日が当たる。
御嶽山と三ノ沢岳。御嶽の噴煙も見えます。
2015年02月21日 06:38撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/21 6:38
御嶽山と三ノ沢岳。御嶽の噴煙も見えます。
日の出。
2015年02月21日 06:38撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/21 6:38
日の出。
右が檜尾岳。奥は宝剣岳と木曽駒ヶ岳。
2015年02月21日 06:52撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/21 6:52
右が檜尾岳。奥は宝剣岳と木曽駒ヶ岳。
朝の三ノ沢岳と西千畳敷。
2015年02月21日 06:52撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/21 6:52
朝の三ノ沢岳と西千畳敷。
この岩場が少し厄介。下りはロープを出した。
2015年02月21日 07:15撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/21 7:15
この岩場が少し厄介。下りはロープを出した。
熊沢岳頂上。
2015年02月21日 07:54撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/21 7:54
熊沢岳頂上。
熊沢岳から見た中央アルプス北部。(1)
2015年02月21日 07:55撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/21 7:55
熊沢岳から見た中央アルプス北部。(1)
熊沢岳から見た中央アルプス北部。(2)
2015年02月21日 07:56撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/21 7:56
熊沢岳から見た中央アルプス北部。(2)
東川岳頂上。
2015年02月21日 09:29撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/21 9:29
東川岳頂上。
西の地平線に低気圧の雲が出現。こっちに接近中。
2015年02月21日 09:31撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/21 9:31
西の地平線に低気圧の雲が出現。こっちに接近中。
正面に空木岳を臨む。
2015年02月21日 09:32撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/21 9:32
正面に空木岳を臨む。
木曽殿山荘の冬季小屋。扉が開けっ放しで天井まで雪で埋まって使用不能。
2015年02月21日 10:14撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/21 10:14
木曽殿山荘の冬季小屋。扉が開けっ放しで天井まで雪で埋まって使用不能。
空木岳への登り。この辺はアイゼンが効いて上りやすい。
2015年02月21日 11:01撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/21 11:01
空木岳への登り。この辺はアイゼンが効いて上りやすい。
徐々に近づいてくる雲の集団。
2015年02月21日 11:02撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/21 11:02
徐々に近づいてくる雲の集団。
中央アルプスの縦走路。左は乗鞍岳。
2015年02月21日 11:42撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/21 11:42
中央アルプスの縦走路。左は乗鞍岳。
少し細くなる稜線。
2015年02月21日 11:43撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/21 11:43
少し細くなる稜線。
ここで敗退。ルートは正面の岩を右から回りこんだルンゼ状の急斜面。ここが今にも雪崩れそうだったので、かなり悩んだ末引き返すことにしました。
2015年02月21日 11:57撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
1
2/21 11:57
ここで敗退。ルートは正面の岩を右から回りこんだルンゼ状の急斜面。ここが今にも雪崩れそうだったので、かなり悩んだ末引き返すことにしました。
真っ白な南駒ケ岳。
2015年02月21日 11:57撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/21 11:57
真っ白な南駒ケ岳。
頂上が近くて遠かった空木岳。泣く泣く引き返す。
2015年02月21日 14:31撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/21 14:31
頂上が近くて遠かった空木岳。泣く泣く引き返す。
今日歩いたコースをすべて往復。檜尾避難小屋(右の小さい点)はまだまだ遠い。
2015年02月21日 14:32撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/21 14:32
今日歩いたコースをすべて往復。檜尾避難小屋(右の小さい点)はまだまだ遠い。
雲がどんどん迫ってくる。奥は御嶽山。
2015年02月21日 14:32撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
1
2/21 14:32
雲がどんどん迫ってくる。奥は御嶽山。
遂に中央アルプスに達した低気圧の雲。
2015年02月21日 16:30撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
1
2/21 16:30
遂に中央アルプスに達した低気圧の雲。
雲に飲み込まれる中央アルプス。
2015年02月21日 16:32撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/21 16:32
雲に飲み込まれる中央アルプス。
ようやく樹林帯に逃げ込めた。ここまでくると一安心。
2015年02月22日 07:23撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
2/22 7:23
ようやく樹林帯に逃げ込めた。ここまでくると一安心。
最終日はこんな感じの天気。
2015年02月22日 07:37撮影 by  COOLPIX P520, NIKON
1
2/22 7:37
最終日はこんな感じの天気。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ハードシェル ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター バラクラバ 毛帽子 ザック ザックカバー アイゼン ピッケル スコップ 昼ご飯 行動食 非常食 水筒(保温性) ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ わかん
備考 わかん(スノーシュー)は必携。

感想

冬の中央アルプス短距離縦走、檜尾岳〜空木岳に挑戦した。樹林帯はわかんを着けて膝以上のラッセルが続く。結果は空木岳手前で雪崩れ敗退。尾根〜稜線ルートなので雪崩れは大地獄以外完全に予想外だった。駒ヶ岳ロープウェイは故障により運休中、そのせいか登山者の姿はまったく無し。敗退はしたものの、冬山を存分に味わえた楽しい登山だった。

1日目:
まずは檜尾岳を目指す。登山口(標高約1200)の階段を上るといきなり膝まで足が埋まる。すぐにわかんを履いた。トレースは形跡すらまったく無しだが予想通り。尾根が北よりから西よりに変わってからが大変だった。急斜面の直登なのだが腰が完全に埋まる軟雪で、前に出した足に体重がかけられない。あまりに苦しすぎてここであきらめて帰ろうかと思ってしまうほどだった。ピッケルで前の雪を切り崩し、両手をついて全身雪まみれで何とか少しずつ這い上がった。そのままラッセルを続けるも16時ごろ体力が限界に達し、足がまったく動かなくなり幕営を決定。初日はここまで6時間登り続け、たった500mしか高度を稼げなかった。

2日目:
本日中に登頂できるかわからないので、登れるところまででいいや、と思いながらゆっくりめにスタート。100mほど登ると雪の沈みが浅くなってきた、とはいえまだ膝ラッセルだ。途中赤沢の頭(1991.7m)は右側をトラバースし、いつの間にか通り過ぎていた。この少し先で木の間から空木岳が見えた。ラッセルが軽くなってペースが上がり、500m登った時点でまだ3時間半しかたっていない。行けそうなので本日中に登頂を決意する。標高約2400mの小(シャクナゲの)ピークに着いたころから空が晴れ始め、正面に真っ白な千畳敷が見える。このピークでルートは直角に曲がっており、悪天候時注意が必要。ここから尾根は傾斜が緩くなり、細かなアップダウンや、やや細い場所を通過する。1箇所左から巻く必要がある。そろそろ森林限界付近だがなかなか頂上は近づかない。ようやく檜尾避難小屋が見えたころには体はフラフラで倒れそうになる。小屋に荷物を降ろして頂上を往復した。

3日目:
6時出発。天気は快晴で絶好の縦走日和。ただ西から低気圧が接近していて、翌日は悪天候。空木登頂後はできる限り池山尾根を下っておきたいな、とこのときは思っていた。熊沢岳までは基本的に稜線通し。途中のアブミがついた岩場は潅木を頼りに登った。熊沢岳から東川岳はまけるピークはできるだけ巻いて通過した。東岳に着いたころから西の地平線に低気圧の雲の塊が見え始め、徐々に近づいてくる。空木岳の登りは雪が締まって登りやすい。やせ尾根を通過してルンゼ状の斜面を登る。ここは夏は鎖場になっているところだが、この時期は雪の急斜面になっていた。ルンゼに入るといきなり腰まで雪に埋まる。このルンゼは雪の吹き溜まりのようになっているらしい。改めて斜面をよく見るといかにも雪崩が起きそうな感じがして少し引き返した。休憩がてらこのまま突っ込むかどうかかなり悩んだ。空木の頂上はもうすぐ目の前だが雪崩が怖い。もし明日も好天ならここで幕営して、早朝雪の締まった時間に突破するという方法もあるが、西から低気圧の雲が迫ってきていて明日は悪天候、稜線は吹雪かもしれない。悩んだ末、結局今日来た道を引き返すことにした。やはり安全第一だ。ここで敗退は完全に予想外で、復路が体力的にも精神的にも苦しい。足が重くチンタラとしか歩けない。熊沢岳に着いたころ、雲の塊が中央アルプスに到達した。日没し、ヘッドライトを頼りに歩く。ガスで何も見えなくなる前に小屋に着かなければ、と気持ちは焦るが足はなかなか動かない。ガスに飲まれるぎりぎり前、18時半になんとか避難小屋に到着。もう食べる元気すらないほど疲れきっていた(食べたけど)。

4日目:
小屋から外を覗くと予想通りのホワイトアウト。ただ雪はそれほど強くないようだ。ホワイトアウトの尾根をルートを間違えず、森林限界まで下れるか、かなり不安になる。前日のまでの疲労がかなり溜まっていて、下山ルートを間違えた場合、登り返す体力はあまり残っていない。完全に夜が明けてから出発。ホワイトアウトだが、15mくらい先の対象物まで何とか見えるので少し安心する。コンパスを頼りに北東へ。こういう場合、人間はリング状に歩く習性をもつらしい。つまりまっすぐ歩けない。10歩ごとにコンパスで確認しながら歩く。ほどなくして森林限界に到達し、自分のつけたトレースを発見。これで生きて帰れると一安心。あとはトレースをたどって一気に下山をした。

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