ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 6417763
全員に公開
雪山ハイキング
白神山地・岩木山

津軽温泉旅★梵珠山・岩木山の豪雪に惨敗するも無名の低山に登頂!!

2024年01月25日(木) 〜 2024年01月28日(日)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
16:03
距離
25.7km
登り
476m
下り
463m
歩くペース
ゆっくり
1.71.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:05
休憩
1:12
合計
5:17
10:37
73
11:50
12:31
5
12:41
12:42
95
14:17
14:17
6
14:23
14:44
61
15:45
15:53
1
15:54
宿泊地
2日目
山行
3:04
休憩
1:00
合計
4:04
10:48
7
10:55
10:55
11
11:06
11:07
36
11:43
12:04
68
13:12
13:17
21
13:38
13:38
5
13:43
13:43
5
13:48
14:21
31
14:52
3日目
山行
3:05
休憩
0:25
合計
3:30
8:54
124
10:58
11:16
60
12:16
12:23
1
12:24
宿泊地
4日目
山行
2:19
休憩
0:00
合計
2:19
9:07
139
11:26
天候 1/25 雪時々吹雪
1/26 雪時々曇り
1/27 曇り時々雪たまに晴れ
1/28 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
1/25(木) 梵珠山
SG大釈迦駅
 東京6:32-(はやぶさ1)-9:49新青森9:58-10:13大釈迦
 大釈迦15:57-16:24弘前
泊)ドーミーイン弘前
1/26(金)  岩木山
S 岳温泉BS
 大学病院前9:21-9:58岳温泉BS 弘南バス弘前〜岩木庁舎線・枯木平線
G 湯段温泉
泊)ゆだんの宿
1/27(土) 岩木山の麓の無名の山
S 湯段温泉
G 岳温泉BS
 岳温泉BS12:30-13:35弘前14:30-(リゾートしらかみ4号)-15:16木造
泊)屏風山温泉
1/28(日) 木造まち歩き
S 屏風山温泉
G 木造駅
 木造駅12:02-(リゾートしらかみ1号)-13:21新青森13:52-(はやぶさ28)-16:59上野
★大人の休日倶楽部パス利用
コース状況/
危険箇所等
※登山道の状況は、夏道がほとんど分からなかったので、以下、たまたま通ったその日の雪道についてです。
〇梵珠山
・国道(15分)〜ツボ足
・林道っぽい舗装道(1時間)〜チェーンスパイク
・登山道〜スノーシュー(すべてノートレイス。積雪50cm程度)
渡渉は、それ自体は水量少なく容易。ただし岸に積もった雪を越えるのがやや難。渡渉後のルートを見極めて渡渉地点を判断した。
マンガン登山道の二合目までは急登となり、ルートを見極めるのに苦労した。ルートが見つかれば容易。トレースがあればかなり楽で、ピストンの帰りは容易だった。
サワグルミ登山口の小屋・トイレを利用できて助かった。ここでスノーシューの着脱をした。
〇岩木山
・岳温泉BSからすぐ登山道。トイレあり。ただ雪を避けるには店舗のひさしぐらいしかなかった。
・登山道〜スノーシュー(すべてノートレイス。積雪100cm程度)
ほぼ直線のなだらかに登る尾根の一本道(道は見えないが)なので、ただっ広い尾根だが、尾根であることはわかるので外すことはなく容易。
ただし、積雪の量と質のせいでほとんど進めず(感想参照)
〇岩木山麓の無名の山(502.6m三角点 カタクリ山?)
・アプローチ道〜チェーンパイク。10分ほどで除雪されていなかったのでスノーシューに。
・登山道〜スノーシュー(すべてノートレイス。積雪50cm程度)
尾根へのとりつきが急登で直登ができず、大回りをした。
尾根に出ればややアップダウンはあるが、尾根を行けばよい。
大木の本数はやや密で、小木が雪に埋もれきれず密に顔を出していたので、ルートの見極めをした上でも枝をかき分ける必要があった。
樹木の様子からも夏道らしき痕跡は全く分からなかった。夏は藪山で登山不可かもしれない。
津軽は遠いようで案外早く来れる。1日目は駅から登山の梵珠山です。
2024年01月25日 10:15撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
1/25 10:15
津軽は遠いようで案外早く来れる。1日目は駅から登山の梵珠山です。
大釈迦は明治には交通の要衝だったが、無人駅でトイレもない。
2024年01月25日 10:19撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/25 10:19
大釈迦は明治には交通の要衝だったが、無人駅でトイレもない。
さすがに雪は多そうだ。
2024年01月25日 10:21撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/25 10:21
さすがに雪は多そうだ。
まずは国道を歩いて、、、
2024年01月25日 10:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
1/25 10:52
まずは国道を歩いて、、、
林道っぽい舗装道に入る。赤白のポールは雪用のようだ。ここでチェーンスパイク装着。
2024年01月25日 10:55撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
3
1/25 10:55
林道っぽい舗装道に入る。赤白のポールは雪用のようだ。ここでチェーンスパイク装着。
ときに地吹雪で一面真っ白になる。リンゴの模様が可愛い。
2024年01月25日 10:55撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
1/25 10:55
ときに地吹雪で一面真っ白になる。リンゴの模様が可愛い。
リンゴ農園。
2024年01月25日 11:16撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/25 11:16
リンゴ農園。
エライ天気だが、行けるだけ行ってみよう。
2024年01月25日 11:28撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
1/25 11:28
エライ天気だが、行けるだけ行ってみよう。
車道は除雪されているので、チェースパイクですいすい歩ける。車もときたま走っていた。
2024年01月25日 11:34撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/25 11:34
車道は除雪されているので、チェースパイクですいすい歩ける。車もときたま走っていた。
登山口(サワグルミ)が見えてきた。
2024年01月25日 11:46撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
3
1/25 11:46
登山口(サワグルミ)が見えてきた。
こんな天気だとさすがにノートレイス。小屋に入ってスノーシューを装着する。
2024年01月25日 11:48撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
3
1/25 11:48
こんな天気だとさすがにノートレイス。小屋に入ってスノーシューを装着する。
車道に戻って、マンガン登山口に向かう。
2024年01月25日 12:37撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/25 12:37
車道に戻って、マンガン登山口に向かう。
マンガン登山口もノートレイス。除雪の痕だけ残っている。
2024年01月25日 12:39撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
1/25 12:39
マンガン登山口もノートレイス。除雪の痕だけ残っている。
谷に落ちないように、恐る恐る行く。スノーシューはそう潜らない。
2024年01月25日 12:41撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
1/25 12:41
谷に落ちないように、恐る恐る行く。スノーシューはそう潜らない。
夏にあった橋はこのあたりだったか。どこを渡るか。
2024年01月25日 12:42撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
1/25 12:42
夏にあった橋はこのあたりだったか。どこを渡るか。
スノーシューでの渡渉って初めて。夏の気分で、狭い場所で渡ってみたら、、、
2024年01月25日 12:44撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
3
1/25 12:44
スノーシューでの渡渉って初めて。夏の気分で、狭い場所で渡ってみたら、、、
沢に降りるのと、沢から登るのが大変だった。
2024年01月25日 12:47撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
3
1/25 12:47
沢に降りるのと、沢から登るのが大変だった。
しかも渡った先が、悪かった。転げ落ちそうな気がして、引き返した。(たぶん普通に大丈夫だったかも)
2024年01月25日 12:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/25 12:52
しかも渡った先が、悪かった。転げ落ちそうな気がして、引き返した。(たぶん普通に大丈夫だったかも)
渡渉した地点に戻って、渡った先が平らな地点を探す。
2024年01月25日 12:56撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
3
1/25 12:56
渡渉した地点に戻って、渡った先が平らな地点を探す。
その地点は、川幅が広くて、飛び石だ。夏だと避けるのだが、考えてみれば、スノーシューなら楽々だったのだ。
2024年01月25日 13:00撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
3
1/25 13:00
その地点は、川幅が広くて、飛び石だ。夏だと避けるのだが、考えてみれば、スノーシューなら楽々だったのだ。
夏道は全く分からないので、傾斜が緩やかで樹木が少ないところを行く。
2024年01月25日 13:05撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/25 13:05
夏道は全く分からないので、傾斜が緩やかで樹木が少ないところを行く。
標識だ。ということはここが夏道だ。
2024年01月25日 13:07撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
1/25 13:07
標識だ。ということはここが夏道だ。
さすがに夏道はうまくルートをつくっている。だが逆に雪が深いような。
2024年01月25日 13:11撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/25 13:11
さすがに夏道はうまくルートをつくっている。だが逆に雪が深いような。
足元はこんな感じ。なんとか歩ける。
2024年01月25日 13:13撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
3
1/25 13:13
足元はこんな感じ。なんとか歩ける。
一合目の標識だ。
2024年01月25日 13:14撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/25 13:14
一合目の標識だ。
あの3本の杭はなんだったけ。あれに沿って夏道か。
2024年01月25日 13:18撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/25 13:18
あの3本の杭はなんだったけ。あれに沿って夏道か。
またよくわかんなくなる。ルートファインディング。
2024年01月25日 13:24撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/25 13:24
またよくわかんなくなる。ルートファインディング。
二合目だ。
2024年01月25日 13:27撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/25 13:27
二合目だ。
尾根に出たようだ。これで一安心。あとはそう登りはない。
2024年01月25日 13:30撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/25 13:30
尾根に出たようだ。これで一安心。あとはそう登りはない。
木の周りには雪はない。ブナの体温で暖かいのか。
2024年01月25日 13:32撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/25 13:32
木の周りには雪はない。ブナの体温で暖かいのか。
ブナですね。サワグルミ口と違ってこちらのブナ林はあまり巨木はないが、いい感じ。
2024年01月25日 13:36撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/25 13:36
ブナですね。サワグルミ口と違ってこちらのブナ林はあまり巨木はないが、いい感じ。
ブナですね。
2024年01月25日 13:47撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/25 13:47
ブナですね。
木の株に腰を下ろして休憩だ。
2024年01月25日 13:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/25 13:52
木の株に腰を下ろして休憩だ。
ところが、ここで吹雪となる。顔を打つ雪つぶが痛い。
2024年01月25日 13:53撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/25 13:53
ところが、ここで吹雪となる。顔を打つ雪つぶが痛い。
ここまでこれたから、今日はもういいかな。
2024年01月25日 13:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/25 13:52
ここまでこれたから、今日はもういいかな。
自分のトレースをたどれば、帰りはすいすい。
2024年01月25日 13:59撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/25 13:59
自分のトレースをたどれば、帰りはすいすい。
雪がひどくなってきた。
2024年01月25日 14:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/25 14:02
雪がひどくなってきた。
風も強くなってきた。葉がないから樹が遮ってくれない。
2024年01月25日 14:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/25 14:03
風も強くなってきた。葉がないから樹が遮ってくれない。
沢に戻ってきた。渡渉はもはや簡単。
2024年01月25日 14:09撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/25 14:09
沢に戻ってきた。渡渉はもはや簡単。
マンガン登山口に戻ってきた。自分のトレースしかない。
2024年01月25日 14:17撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/25 14:17
マンガン登山口に戻ってきた。自分のトレースしかない。
サワグルミ登山口の小屋でスノーシューを脱ぐ。このまま付けていても良いが、雪を避けることが出来る建物は、あと大釈迦駅くらいしかない。
2024年01月25日 14:27撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/25 14:27
サワグルミ登山口の小屋でスノーシューを脱ぐ。このまま付けていても良いが、雪を避けることが出来る建物は、あと大釈迦駅くらいしかない。
来るときに見たリンゴ農園。塩崎ジジババ農園とあった。
2024年01月25日 15:13撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/25 15:13
来るときに見たリンゴ農園。塩崎ジジババ農園とあった。
国道が一番危険だったりする。横断歩道がないのだ。
2024年01月25日 15:38撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/25 15:38
国道が一番危険だったりする。横断歩道がないのだ。
大釈迦駅に戻ってきた。奥羽本線の鈍行は意外に混雑していた。
2024年01月25日 15:51撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/25 15:51
大釈迦駅に戻ってきた。奥羽本線の鈍行は意外に混雑していた。
弘前も少し歩くとチェーンスパイクがほしくなる。
2024年01月25日 16:47撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/25 16:47
弘前も少し歩くとチェーンスパイクがほしくなる。
中央弘前駅。今日のホテルは弘前駅から徒歩30分。今日はこれが一番辛かったりする。温泉があるホテルはここくらいなので我慢我慢。
2024年01月25日 16:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/25 16:54
中央弘前駅。今日のホテルは弘前駅から徒歩30分。今日はこれが一番辛かったりする。温泉があるホテルはここくらいなので我慢我慢。
ホテルについてまずやらねばならないのは、手袋やギアを乾かすこと。明日があるからな。
2024年01月25日 17:58撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
1/25 17:58
ホテルについてまずやらねばならないのは、手袋やギアを乾かすこと。明日があるからな。
駅から遠くても弘前城には近い。追手門のライトアップ。
2024年01月25日 19:21撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
3
1/25 19:21
駅から遠くても弘前城には近い。追手門のライトアップ。
「冬に咲くさくらライトアップ」だという。
2024年01月25日 19:21撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
3
1/25 19:21
「冬に咲くさくらライトアップ」だという。
要するに咲いているわけではなく、枝に付着した雪のことらしい。しかしサラサラの雪のせいか、咲いてなかった。
2024年01月25日 19:17撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
3
1/25 19:17
要するに咲いているわけではなく、枝に付着した雪のことらしい。しかしサラサラの雪のせいか、咲いてなかった。
でも、こういうツリーのライトアップよりは、いいかな。
2024年01月25日 19:22撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
3
1/25 19:22
でも、こういうツリーのライトアップよりは、いいかな。
サービスのゼリーとコーヒー(飲み放題)。
2024年01月25日 19:41撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/25 19:41
サービスのゼリーとコーヒー(飲み放題)。
風呂上がりのサービスのアイス。
2024年01月25日 21:24撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/25 21:24
風呂上がりのサービスのアイス。
朝食バイキング。この全国チェーンホテルはサービス満点。一番手前のイカメンチが気に入った。
2024年01月26日 06:38撮影 by  KeyMission 80, NIKON
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1/26 6:38
朝食バイキング。この全国チェーンホテルはサービス満点。一番手前のイカメンチが気に入った。
2日目は岩木山です。今日も雪模様。バスで向かいます。
2024年01月26日 09:10撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/26 9:10
2日目は岩木山です。今日も雪模様。バスで向かいます。
岳温泉BSの目の前が登山口。しかし、この鳥居はくぐれないぞ。今日もノートレイスだ。
2024年01月26日 10:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/26 10:52
岳温泉BSの目の前が登山口。しかし、この鳥居はくぐれないぞ。今日もノートレイスだ。
お参りだけはしておこう。鳥居の先に見えるあの樹は何だろう。
2024年01月26日 11:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/26 11:01
お参りだけはしておこう。鳥居の先に見えるあの樹は何だろう。
神木にしては小さいし。
2024年01月26日 11:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/26 11:02
神木にしては小さいし。
これはカラマツの実だ(反り返っている)。そもそも落葉しているし。
2024年01月26日 11:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/26 11:03
これはカラマツの実だ(反り返っている)。そもそも落葉しているし。
稲荷大明神とある。(ところで、夏の写真を見たら結構高いキツネ像がカラマツの樹のところにあった。まさか化けた?)
2024年01月26日 11:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/26 11:02
稲荷大明神とある。(ところで、夏の写真を見たら結構高いキツネ像がカラマツの樹のところにあった。まさか化けた?)
この登山道は、ひたすら真っすぐのはずなので、ルートファインディングは必要ない。
2024年01月26日 11:08撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/26 11:08
この登山道は、ひたすら真っすぐのはずなので、ルートファインディングは必要ない。
しかし、すぼすぼ沈む。雪はサラサラなので何とか引き上げられるが、まるで砂を歩く感じで、力が地面に伝わらない。
2024年01月26日 11:22撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/26 11:22
しかし、すぼすぼ沈む。雪はサラサラなので何とか引き上げられるが、まるで砂を歩く感じで、力が地面に伝わらない。
全然進まないし、疲れる。休み休み行く。休んだところに、雪に半ば埋もれた小木があったので、写しておこう。
2024年01月26日 11:10撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/26 11:10
全然進まないし、疲れる。休み休み行く。休んだところに、雪に半ば埋もれた小木があったので、写しておこう。
ものによっては、冬芽で同定が出来るものだ。これはナツハゼの冬芽に似ている。関東では見かけない樹だ。夏に来て確認したいものだ。
2024年01月26日 11:14撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/26 11:14
ものによっては、冬芽で同定が出来るものだ。これはナツハゼの冬芽に似ている。関東では見かけない樹だ。夏に来て確認したいものだ。
意外に樹が密集している場所もある。樹の間をすり抜けていく。
2024年01月26日 11:17撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/26 11:17
意外に樹が密集している場所もある。樹の間をすり抜けていく。
あの樹は何で曲がってしまったのだろう。何の樹だろう。。。
2024年01月26日 11:29撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/26 11:29
あの樹は何で曲がってしまったのだろう。何の樹だろう。。。
多数の頂芽があって、、、
2024年01月26日 11:32撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/26 11:32
多数の頂芽があって、、、
葉痕が隆起している。側芽は見えない。コナラかなあ。
2024年01月26日 11:32撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/26 11:32
葉痕が隆起している。側芽は見えない。コナラかなあ。
こちらは、枝の先端からヒゲのようなものを伸ばしている。冬芽が見つからなかったので、はっきりしないが、図鑑のナナカマドの冬の姿に似ている。
2024年01月26日 11:36撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/26 11:36
こちらは、枝の先端からヒゲのようなものを伸ばしている。冬芽が見つからなかったので、はっきりしないが、図鑑のナナカマドの冬の姿に似ている。
そう傾斜はないが、だらだらと登りが続く。一休みしたい。どこか座れるところがないかな。
2024年01月26日 11:36撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/26 11:36
そう傾斜はないが、だらだらと登りが続く。一休みしたい。どこか座れるところがないかな。
しかし、座れそうな樹には雪が積もっている。
2024年01月26日 11:41撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/26 11:41
しかし、座れそうな樹には雪が積もっている。
ここがいいか。
2024年01月26日 11:43撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/26 11:43
ここがいいか。
座った樹は、凍り付いている感じだが、地衣類・苔類が生きているぞと主張しているかのようだ。
2024年01月26日 11:50撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/26 11:50
座った樹は、凍り付いている感じだが、地衣類・苔類が生きているぞと主張しているかのようだ。
ニセザクロゴケという地衣類に似ている。
2024年01月26日 11:50撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/26 11:50
ニセザクロゴケという地衣類に似ている。
こちらは苔だな。うまく写せなかった。(手袋したままなのでミスが多い。落葉樹の樹幹のコケのなかではスズゴケというのに似ているがあてずっぼ)
2024年01月26日 11:51撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/26 11:51
こちらは苔だな。うまく写せなかった。(手袋したままなのでミスが多い。落葉樹の樹幹のコケのなかではスズゴケというのに似ているがあてずっぼ)
もう少し先に進もう。といっても全然進まない。
2024年01月26日 12:08撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/26 12:08
もう少し先に進もう。といっても全然進まない。
実がかなり残っている樹は何だろう。
2024年01月26日 12:10撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/26 12:10
実がかなり残っている樹は何だろう。
リョウブの実に似ている。
2024年01月26日 12:10撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/26 12:10
リョウブの実に似ている。
こちらは? 特徴的な実で、フウにそっくりだ。しかしフウは中国産で自生はしていない。こんなところに植えるかな。(しかし、まだ全然距離を稼いでいないので奥深い森とは言えない)
2024年01月26日 12:15撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/26 12:15
こちらは? 特徴的な実で、フウにそっくりだ。しかしフウは中国産で自生はしていない。こんなところに植えるかな。(しかし、まだ全然距離を稼いでいないので奥深い森とは言えない)
谷が見えた。少しは登ってきたようだ。(実際にはどこまで来たかはわかっていない。GPSでの位置確認が面倒だった)
2024年01月26日 12:27撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
1/26 12:27
谷が見えた。少しは登ってきたようだ。(実際にはどこまで来たかはわかっていない。GPSでの位置確認が面倒だった)
ここで昼食。まだ、早いけど頃合いかな。どうせ山頂は無理だし、ここで戻ることにした。
2024年01月26日 12:31撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
1/26 12:31
ここで昼食。まだ、早いけど頃合いかな。どうせ山頂は無理だし、ここで戻ることにした。
カエデ類だな。冬芽に毛があるカエデは何種かあるけど、日本海側に分布するヤマモミジとしておこう。
2024年01月26日 12:50撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/26 12:50
カエデ類だな。冬芽に毛があるカエデは何種かあるけど、日本海側に分布するヤマモミジとしておこう。
帰りは自分のトレースを辿るのでラクチンと思いきや、、、
2024年01月26日 13:00撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/26 13:00
帰りは自分のトレースを辿るのでラクチンと思いきや、、、
トレースを踏んでも、ズホズホ潜るのだ。
2024年01月26日 13:05撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/26 13:05
トレースを踏んでも、ズホズホ潜るのだ。
さらに深く潜って、却って大変。サラサラの雪質のせいなのか。
2024年01月26日 13:29撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/26 13:29
さらに深く潜って、却って大変。サラサラの雪質のせいなのか。
ヤマウルシかな。裸芽で、葉痕はV字状。
2024年01月26日 13:14撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/26 13:14
ヤマウルシかな。裸芽で、葉痕はV字状。
もう疲れ果てて、登山口まで戻ってきた。
2024年01月26日 13:38撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/26 13:38
もう疲れ果てて、登山口まで戻ってきた。
嶽温泉は何軒も宿や店があるけど、ひと一人いない。
2024年01月26日 13:47撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/26 13:47
嶽温泉は何軒も宿や店があるけど、ひと一人いない。
宿の湯段温泉へは30分ほど。雪はあるが、除雪してあるのですいすい行ける(チェーンスパイクが快適)。
2024年01月26日 14:34撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/26 14:34
宿の湯段温泉へは30分ほど。雪はあるが、除雪してあるのですいすい行ける(チェーンスパイクが快適)。
振り返って。岩木山は完全に雲の中。
2024年01月26日 14:39撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/26 14:39
振り返って。岩木山は完全に雲の中。
湯段温泉に到着。ここはポツポツと数件の宿がある。
2024年01月26日 14:49撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/26 14:49
湯段温泉に到着。ここはポツポツと数件の宿がある。
ここが今日の宿。「ゆだんの湯」です。
2024年01月26日 14:51撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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ここが今日の宿。「ゆだんの湯」です。
お待ちかねの温泉です。ガバガバ源泉が投入されている。(後で聞いたら、ポンプで揚げているので、停電になると大変だそうだ)
2024年01月26日 16:01撮影 by  KeyMission 80, NIKON
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お待ちかねの温泉です。ガバガバ源泉が投入されている。(後で聞いたら、ポンプで揚げているので、停電になると大変だそうだ)
窓の外は雪景色です。そう熱い湯ではないので長湯できる。
2024年01月26日 16:01撮影 by  KeyMission 80, NIKON
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窓の外は雪景色です。そう熱い湯ではないので長湯できる。
夕食前と後と朝の3回入ったかな。ずっと独り占め。なぜならば、他に客はいなかったから。(これは夜)
2024年01月26日 20:35撮影 by  KeyMission 80, NIKON
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1/26 20:35
夕食前と後と朝の3回入ったかな。ずっと独り占め。なぜならば、他に客はいなかったから。(これは夜)
広い部屋が用意されていた。到着してすぐ写したものだが、レンズが曇っている。外との温度差のためだ。改めて外の寒さに気付く。大汗をかいて寒気は感じていなかったのだけど。
2024年01月26日 15:10撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/26 15:10
広い部屋が用意されていた。到着してすぐ写したものだが、レンズが曇っている。外との温度差のためだ。改めて外の寒さに気付く。大汗をかいて寒気は感じていなかったのだけど。
ロビーには、薪木のストーブ。女将は親切で、手袋類を乾かしてくれた。
2024年01月26日 16:33撮影 by  KeyMission 80, NIKON
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1/26 16:33
ロビーには、薪木のストーブ。女将は親切で、手袋類を乾かしてくれた。
小奇麗な宿。女将以外の方は全く見かけなかった。まさか一人で宿を切り盛りしているわけないだろうが。誰もいないと思うと真夜中に歩くのは、不気味。客室でない部屋から目覚まし時計のベルが鳴り続ける。。。
2024年01月26日 16:34撮影 by  KeyMission 80, NIKON
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小奇麗な宿。女将以外の方は全く見かけなかった。まさか一人で宿を切り盛りしているわけないだろうが。誰もいないと思うと真夜中に歩くのは、不気味。客室でない部屋から目覚まし時計のベルが鳴り続ける。。。
ぐっすり眠れたが、6時の朝の音楽放送で目が覚めた。集落で流されているようだ。うっかりスマホの目覚ましをONにするのを忘れたので助かった。写真は「当館土地より発掘」とある木の葉化石。
2024年01月27日 07:56撮影 by  KeyMission 80, NIKON
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1/27 7:56
ぐっすり眠れたが、6時の朝の音楽放送で目が覚めた。集落で流されているようだ。うっかりスマホの目覚ましをONにするのを忘れたので助かった。写真は「当館土地より発掘」とある木の葉化石。
三日目の朝。おっ、津軽に来て初めての陽の光だ。
2024年01月27日 07:25撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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三日目の朝。おっ、津軽に来て初めての陽の光だ。
しかし、すぐ暗くなる。岩木山は相変わらず雲の中。
2024年01月27日 09:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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しかし、すぐ暗くなる。岩木山は相変わらず雲の中。
今日目指す山は、あれかな。左の方から尾根を行くルートだ。
2024年01月27日 09:33撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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今日目指す山は、あれかな。左の方から尾根を行くルートだ。
除雪していない道路は、かなり積もっている。早々とスノーシュー装着。
2024年01月27日 09:45撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/27 9:45
除雪していない道路は、かなり積もっている。早々とスノーシュー装着。
青空も少し見えてきたが、岩木山はなかなか姿を現してくれない。
2024年01月27日 09:45撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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青空も少し見えてきたが、岩木山はなかなか姿を現してくれない。
ガードレール?も完全に埋もられている。
2024年01月27日 10:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/27 10:01
ガードレール?も完全に埋もられている。
正面が尾根筋かな。あそこを右に登ればよいだろう。
2024年01月27日 10:09撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/27 10:09
正面が尾根筋かな。あそこを右に登ればよいだろう。
岩木山がだんだん顔を出してきた。
2024年01月27日 10:14撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
1/27 10:14
岩木山がだんだん顔を出してきた。
近づいたら意外に急で高い。直登は無理なので。右手から大回りする。
2024年01月27日 10:19撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/27 10:19
近づいたら意外に急で高い。直登は無理なので。右手から大回りする。
樹が多いなあ。
2024年01月27日 10:22撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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樹が多いなあ。
大木だけでなく、小木も多い。
2024年01月27日 10:25撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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大木だけでなく、小木も多い。
樹の枝をかき分けなければ、前に進めない。夏だとここを歩くのは難しそう。
2024年01月27日 10:33撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/27 10:33
樹の枝をかき分けなければ、前に進めない。夏だとここを歩くのは難しそう。
あれが山頂かな。
2024年01月27日 10:37撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/27 10:37
あれが山頂かな。
いや、まだだ。もう一つ先にピークがある。
2024年01月27日 10:47撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/27 10:47
いや、まだだ。もう一つ先にピークがある。
振り返って。今日も予想以上の時間がかかっている。そろそろ戻らないとバスに間に合わないかも。しかし、、、
2024年01月27日 10:47撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/27 10:47
振り返って。今日も予想以上の時間がかかっている。そろそろ戻らないとバスに間に合わないかも。しかし、、、
今日こそは、ピークに立ちたいと進むことにする。(ほんの名無しの低山だけど)
2024年01月27日 10:50撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/27 10:50
今日こそは、ピークに立ちたいと進むことにする。(ほんの名無しの低山だけど)
あれが、間違いなく山頂だ。
2024年01月27日 10:51撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/27 10:51
あれが、間違いなく山頂だ。
あと少し。
2024年01月27日 10:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/27 10:54
あと少し。
三角点を探すが、あるわけがない(雪の中に決まっている)。GPSで三角点の地点にストックを立てる。登頂です。
2024年01月27日 10:58撮影 by  SHG11, SHARP
2
1/27 10:58
三角点を探すが、あるわけがない(雪の中に決まっている)。GPSで三角点の地点にストックを立てる。登頂です。
展望もいいではないか。こう見ると、森だと雪はあまり見えないものなんだな。
2024年01月27日 11:00撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
1/27 11:00
展望もいいではないか。こう見ると、森だと雪はあまり見えないものなんだな。
岩木山は、樹の枝に隠れてしまうが残念。
2024年01月27日 11:00撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/27 11:00
岩木山は、樹の枝に隠れてしまうが残念。
戻ります。
2024年01月27日 11:16撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
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戻ります。
おっ、初めて他人のトレースを見つけた。人ではないな。集団の小動物のようだ。
2024年01月27日 11:24撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/27 11:24
おっ、初めて他人のトレースを見つけた。人ではないな。集団の小動物のようだ。
これが、自分のトレース。
2024年01月27日 11:17撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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これが、自分のトレース。
天気が良いと、快適です。
2024年01月27日 11:26撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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天気が良いと、快適です。
岩木山がだいぶ顔を出してきた。
2024年01月27日 11:32撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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岩木山がだいぶ顔を出してきた。
バスの時間が迫っている。急げ。
2024年01月27日 11:45撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/27 11:45
バスの時間が迫っている。急げ。
時間がないので、スノーシューのままバス停まできた。
2024年01月27日 12:15撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
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時間がないので、スノーシューのままバス停まできた。
慌ててスノーシューを脱ぎ、収納しているうちに、、、
2024年01月27日 12:29撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/27 12:29
慌ててスノーシューを脱ぎ、収納しているうちに、、、
バスが来た。ギリギリだった。
2024年01月27日 12:30撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/27 12:30
バスが来た。ギリギリだった。
弘前駅。かえってここの方が寒いぞ。体を動かさないからだな。
2024年01月27日 13:16撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/27 13:16
弘前駅。かえってここの方が寒いぞ。体を動かさないからだな。
駅前のラーメン屋で、ご当地メニューとあった「十和田バラ焼き定食」をいただく。十和田って遠い感覚だが、ここもその文化圏なんだな。
2024年01月27日 13:25撮影 by  SHG11, SHARP
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1/27 13:25
駅前のラーメン屋で、ご当地メニューとあった「十和田バラ焼き定食」をいただく。十和田って遠い感覚だが、ここもその文化圏なんだな。
リゾートしらかみ4号に乗る。満席だ。
2024年01月27日 14:26撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
1/27 14:26
リゾートしらかみ4号に乗る。満席だ。
車窓から、リンゴ園越しの岩木山。頭の雲がとれないなあ。
2024年01月27日 14:49撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
4
1/27 14:49
車窓から、リンゴ園越しの岩木山。頭の雲がとれないなあ。
木造駅に到着。遮光器土偶がでかい。
2024年01月27日 15:20撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
1/27 15:20
木造駅に到着。遮光器土偶がでかい。
木造は意外に雪が少ない。広い田園地帯を温泉に向かう。温泉風呂付客室を予約してあるのだ。
2024年01月27日 15:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/27 15:54
木造は意外に雪が少ない。広い田園地帯を温泉に向かう。温泉風呂付客室を予約してあるのだ。
ここです。屏風山温泉。
2024年01月27日 16:00撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/27 16:00
ここです。屏風山温泉。
まあ、温泉銭湯ですけどね。宿泊もできるのだ。電話をしたら2食付きやっているとのことで、予約しておいた。食事提供は不定期のようだ。
2024年01月27日 16:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
1/27 16:01
まあ、温泉銭湯ですけどね。宿泊もできるのだ。電話をしたら2食付きやっているとのことで、予約しておいた。食事提供は不定期のようだ。
早速部屋に案内されると。。。
2024年01月28日 06:32撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/28 6:32
早速部屋に案内されると。。。
アパートみたいだけど、、、
2024年01月28日 08:57撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/28 8:57
アパートみたいだけど、、、
風呂場が付いていて、、、
2024年01月28日 06:32撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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風呂場が付いていて、、、
これが温泉なんです。
2024年01月27日 18:41撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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これが温泉なんです。
ガバガバと源泉が出る。
2024年01月27日 16:36撮影 by  KeyMission 80, NIKON
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1/27 16:36
ガバガバと源泉が出る。
かけ流しです。何回入ったことか。
2024年01月27日 16:37撮影 by  KeyMission 80, NIKON
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1/27 16:37
かけ流しです。何回入ったことか。
食事は仕出しのようだが、なかなか豪華。(近くの「柏ロマン荘」という食事が高評価の公営温泉宿と同じ仕出し屋さんという情報もある)
2024年01月27日 17:31撮影 by  KeyMission 80, NIKON
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1/27 17:31
食事は仕出しのようだが、なかなか豪華。(近くの「柏ロマン荘」という食事が高評価の公営温泉宿と同じ仕出し屋さんという情報もある)
なべも温まるし。
2024年01月27日 17:47撮影 by  KeyMission 80, NIKON
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1/27 17:47
なべも温まるし。
アルコール呑み放題だし、、、
2024年01月27日 18:13撮影 by  KeyMission 80, NIKON
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アルコール呑み放題だし、、、
コーヒーも飲み放題。
2024年01月27日 17:13撮影 by  KeyMission 80, NIKON
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コーヒーも飲み放題。
リンゴジュースも1本ついていた。
2024年01月28日 08:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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リンゴジュースも1本ついていた。
部屋にはマッサージ器が使い放題。
2024年01月27日 18:28撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/27 18:28
部屋にはマッサージ器が使い放題。
ハンガーがあるのも嬉しくびしょ濡れの衣類を乾かす。
2024年01月27日 18:40撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/27 18:40
ハンガーがあるのも嬉しくびしょ濡れの衣類を乾かす。
もちろんこちらの日帰り大浴場が本業で、、、
2024年01月28日 07:12撮影 by  KeyMission 80, NIKON
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1/28 7:12
もちろんこちらの日帰り大浴場が本業で、、、
ガバガバ源泉が投入されていた。
2024年01月28日 07:07撮影 by  KeyMission 80, NIKON
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1/28 7:07
ガバガバ源泉が投入されていた。
泡あわ、スベスベの温泉です。
2024年01月28日 07:13撮影 by  KeyMission 80, NIKON
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泡あわ、スベスベの温泉です。
4日目は晴天。こういう日に山に行きたかったなあ。今日は木造(旧木造町、現つがる市)の街歩き。
2024年01月28日 09:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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4日目は晴天。こういう日に山に行きたかったなあ。今日は木造(旧木造町、現つがる市)の街歩き。
意外に雪は少なくて、太宰治は『津軽』に、木造町全体がこみせ(屋根続きの道)で貫通されていると書いているが、今は、このように分断され、、、
2024年01月28日 09:58撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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意外に雪は少なくて、太宰治は『津軽』に、木造町全体がこみせ(屋根続きの道)で貫通されていると書いているが、今は、このように分断され、、、
こちらのこみせは、、、
2024年01月28日 09:23撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/28 9:23
こちらのこみせは、、、
中を覗くと、道ではなくて店そのものとなっていた。もうこみせは必要なくなったのだろうか。
2024年01月28日 09:23撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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中を覗くと、道ではなくて店そのものとなっていた。もうこみせは必要なくなったのだろうか。
奇妙な遮光器土偶を模した掲示板?も、使われていないようで、、、
2024年01月28日 09:24撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/28 9:24
奇妙な遮光器土偶を模した掲示板?も、使われていないようで、、、
そして、なぜか「かっぱ広場」というのがあって、河童がいる。
2024年01月28日 09:31撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/28 9:31
そして、なぜか「かっぱ広場」というのがあって、河童がいる。
何体もだ。
2024年01月28日 09:31撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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何体もだ。
しかし、このかっぱ広場は除雪されていなくて、かなり積もっていた。つまり雪がないのではなく、しっかり除雪がされていたわけだ。
2024年01月28日 09:33撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/28 9:33
しかし、このかっぱ広場は除雪されていなくて、かなり積もっていた。つまり雪がないのではなく、しっかり除雪がされていたわけだ。
たまたま間違えて寄ってみた西教寺では、、、(この後出てくる実相寺と間違えた)
2024年01月28日 10:00撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/28 10:00
たまたま間違えて寄ってみた西教寺では、、、(この後出てくる実相寺と間違えた)
お堂が「こみせ」となっていた。
2024年01月28日 10:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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お堂が「こみせ」となっていた。
こみせとは本来、雪除けの機能なんですね。ここでは彫刻を守っている。
2024年01月28日 10:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/28 10:03
こみせとは本来、雪除けの機能なんですね。ここでは彫刻を守っている。
「かっぱ広場」に説明板はなかったが、河童には深い由来があるようだ。この地方は、水虎様への信仰が根強いという。水虎様とは河童だ。この立派な実相寺(法華宗)が「河童の親方」へ「水虎大明神」という神格を与えて祈願したのが木造でのはじまりらしい。
2024年01月28日 10:16撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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「かっぱ広場」に説明板はなかったが、河童には深い由来があるようだ。この地方は、水虎様への信仰が根強いという。水虎様とは河童だ。この立派な実相寺(法華宗)が「河童の親方」へ「水虎大明神」という神格を与えて祈願したのが木造でのはじまりらしい。
なぜ河童なのか。これは三新田神社。三新田とは、津軽三新田 (木造新田・金木新田・俵元新田) のこと。17世紀に津軽藩による新田開発が行われた。
2024年01月28日 09:43撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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なぜ河童なのか。これは三新田神社。三新田とは、津軽三新田 (木造新田・金木新田・俵元新田) のこと。17世紀に津軽藩による新田開発が行われた。
この神社は、4代藩主津軽信政が開発成就を祈願するため藩費をもって社殿を造営したものという。
2024年01月28日 09:43撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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この神社は、4代藩主津軽信政が開発成就を祈願するため藩費をもって社殿を造営したものという。
今もってなお、地元の町内会が、こうしてしめ縄と米俵などを奉納している。
2024年01月28日 09:43撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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今もってなお、地元の町内会が、こうしてしめ縄と米俵などを奉納している。
河童の話に戻ると、新田開発を行い、多くの溜め池、川や用水路が築かれ、それでも沼地や湿地が残り、川の氾濫や水難事故等が無数に発生してきた。
2024年01月28日 09:43撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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河童の話に戻ると、新田開発を行い、多くの溜め池、川や用水路が築かれ、それでも沼地や湿地が残り、川の氾濫や水難事故等が無数に発生してきた。
それで、河童やスイコ様に対する畏怖と信仰が熟成されてきた。実相寺の場合は、川に落ちて亡くなる多くの子供達を憐れんでということだという。なるほど。
2024年01月28日 09:44撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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それで、河童やスイコ様に対する畏怖と信仰が熟成されてきた。実相寺の場合は、川に落ちて亡くなる多くの子供達を憐れんでということだという。なるほど。
三新田神社の本殿の彫刻。メタボな龍ですね、
2024年01月28日 09:45撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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三新田神社の本殿の彫刻。メタボな龍ですね、
こちらは、十和田神社。水神を祀るので、池がある。十和田神社もちろん十和田湖畔にもあり、浪岡にもあるようだ。
2024年01月28日 10:32撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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こちらは、十和田神社。水神を祀るので、池がある。十和田神社もちろん十和田湖畔にもあり、浪岡にもあるようだ。
奥の古墳みたいな丘が気になったが、正体不明。
2024年01月28日 11:00撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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奥の古墳みたいな丘が気になったが、正体不明。
一方、この町は近代建築物も良く残っていた。昔ながらのタバコ屋。
2024年01月28日 10:16撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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一方、この町は近代建築物も良く残っていた。昔ながらのタバコ屋。
ニッポンビールって何だろうと思ったら、サッポロビールの旧名。1949年から。1957年にはサッポロビールになった。
2024年01月28日 10:19撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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ニッポンビールって何だろうと思ったら、サッポロビールの旧名。1949年から。1957年にはサッポロビールになった。
柱も凝っていました。
2024年01月28日 10:20撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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柱も凝っていました。
こんな西洋建築もあった。今は倉庫みたいだ。
2024年01月28日 09:55撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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こんな西洋建築もあった。今は倉庫みたいだ。
これも古いな。
2024年01月28日 11:26撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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これも古いな。
歯医者だ。営業はしていないようだ。
2024年01月28日 11:26撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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歯医者だ。営業はしていないようだ。
こんなのも。3日前(この旅の初日、梵珠山にいた頃)に、この町を竜巻が襲って建物が壊れたと地域ニュースでやっていた。その被害だろうか。打ち捨てられているだけなのか。
2024年01月28日 10:06撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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こんなのも。3日前(この旅の初日、梵珠山にいた頃)に、この町を竜巻が襲って建物が壊れたと地域ニュースでやっていた。その被害だろうか。打ち捨てられているだけなのか。
お菓子屋さん。
2024年01月28日 11:10撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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お菓子屋さん。
こういうのはいいね。
2024年01月28日 11:11撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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こういうのはいいね。
帰りの新幹線のおやつに買ってきた。
2024年01月28日 14:14撮影 by  SHG11, SHARP
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帰りの新幹線のおやつに買ってきた。
美味です。そういえば、遮光器土偶は必ず片足だなあ。
2024年01月28日 14:18撮影 by  SHG11, SHARP
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美味です。そういえば、遮光器土偶は必ず片足だなあ。
こうして、津軽4日間が終わり。
2024年01月28日 10:53撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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こうして、津軽4日間が終わり。
リゾートしらかみ1号に乗る。
2024年01月28日 12:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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リゾートしらかみ1号に乗る。
車窓から。やっと岩木山の山頂が見えた。
2024年01月28日 12:20撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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車窓から。やっと岩木山の山頂が見えた。
とんがり帽子だね。次はあそこまでいってみたい。(もちろん夏)
2024年01月28日 12:20撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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とんがり帽子だね。次はあそこまでいってみたい。(もちろん夏)
こちらは八甲田だろうか。冬の八甲田の積雪は尋常じゃならしいけど。どうなんだろう。
2024年01月28日 13:00撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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こちらは八甲田だろうか。冬の八甲田の積雪は尋常じゃならしいけど。どうなんだろう。

装備

MYアイテム
翔亀
重量:4.96kg
個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 ザック アイゼン チェーンスパイク スノーシュー 昼ご飯 行動食 飲料 水筒(保温性) 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ

感想

冬は東北でスノーシューだ。

昨シーズンはスノーシューによるピークハントにこだわって、岩手県の北上山地のなだらかな平庭岳と岩神山を目指し、まあまあの天気と適度な雪量という好コンディションのおかげで、雪の森を満喫した。勢いに乗って冬の上高地でシーズンを締めた。(過去ログ*1,*2)

これでスノーシューのかねてからの目標を達成したのでもう卒業のつもりだったが、雪の便りが届くようになると、むくむくと雪の世界に行きたくなってきた。

とはいえ、公共交通でアクセスでき、スキー場ではない自然度が高い穴場で、ある程度は情報が入手できるスノーシュー適地がそうあるわけでない。

最初は、12月に計画していた「みちのく潮風トレイル」の岩手県久慈市の三陸海岸部分と久慈平岳を腰痛のため中止にしたので、そのリベンジを考えた。しかし1月ともなると久慈平岳も積雪量が多くスノーシューが必須のようだった。このコースは久慈平岳以外はもっぱら海岸線のトレイルなので、スノーシューを担いで歩くのはつらい。

久慈平岳は近くに鉱泉(大谷温泉)があるのが魅力だったが、真冬は鉱泉ではなく温泉だよな。。。でも太平洋岸は温泉少ないし。。。とつらつら考えた末、温泉を最優先にした。晴天率が低く積雪量の多い日本海側だ。スノーシューができるかは一か八かだ。ピークハントにはこだわらず、少しでも雪の森を歩ければよい、天候によっては1日中温泉でもよい、というプランとなった。

ツアー案内文ならこんな感じになるだろう。

★津軽ならではの冬を満喫する4日間★
最初に青森県民の愛して止まない里山・梵珠山の県民の森を軽くスノーシューハイク。四季を通じてハイカーが跡絶えない雪のブナ林を巡ります。山頂から望む津軽湾、展望台からの岩木山も絶景です。夜は弘前城の冬に咲く桜を鑑賞して露天温泉で疲れを癒やします。

2日目は岩木山です。嶽温泉から山頂へ向かうコースです。八合目からはピッケルが必要ですが、スノーシューでも森の中を八合目まで行けます。行けるところまで行ってみましょう。泊まりは麓の秘湯・湯段温泉です。9時チェックインの25時間滞在も可能です。

3日目。積雪期限定の岩木山の麓の山をスノーシューですいすいと登ると、眼の前に聳える岩木山に圧倒されることでしょう。午前中に軽く汗を流したあとは、観光列車リゾートしらかみで木造に向かいます。遮光器土偶で有名なつがる市には温泉も多いのです。温泉風呂付客室を用意しましたので一晩中、温泉三昧です。お食事は飲み放題付です。

そして4日目は、太宰治が『津軽』に「この木造町みたいに、町全部がコモヒ(こみせともいう。屋根続きの道)に依って貫通せられているといったようなところは少ないのではあるまいか。いよいよ木造は、コモヒの町にきまった」と書いた「雪に有難い廊下」やレトロな建築物など街歩きを楽しんだ後、帰路につきます。

★このようにいくらでも宣伝文句は書ける行程だが、はたしてその実態は?★

(1日目:梵珠山惨敗の顛末)

折しも、出発前日の日本列島は寒波に覆われ日本海側は大雪に見舞われた。津軽地方は大雪警報をはじめ多くの警報が出た。当日は注意報に変わったが、平野部でも雪が降り続いていた。天気予報も連日雪続きであった。確率的には、しかしこの地域のこと大いにありうる天気だ。

これが雨なら、山は回避していただろう。梵珠山は雨のブナ林を歩きたくて、6月に登りに来ていた(*3)。雨でも登れそうな難易度的に手頃なブナ林の山だったからだ。雨のブナ林も悪くはなかったが、晴れの梵珠山を再訪したかった。冬に晴れる確率は低くそう期待はしていなかったが、大雪警報とは。それなりに急勾配はあり標高差もある、雪ではどうなのか。昨年のなだらかな平庭岳と岩神山と同様というわけにはいくまいとは予想がついた。

宿はそのままにして代替案も考えたが、弘前城はいまだ工事中だし、遺跡も雪の中だし、弘前の露天温泉というのはビジネスホテルなのだ。

豪雨よりは豪雪の方がましかもしれない、とあらぬ願望を抱いて行くだけ行ってみることにした。数段階でチェックポイントを置き、無理と思えばその地点で引き返すことにした。

1)大釈迦駅で駅の周りの積雪の様子を見る→2)登山口で登山道の積雪の様子を見る→3)冬は撤去される橋の渡渉地点の様子を見る→4)尾根に出て風の様子を見る→5)登頂

結果的には、1)は軽々クリア(チェーンスパイクのおかげ)、2)はノートレイスに困惑したが何とかクリア(スノーシューのおかげ)、3)渡渉は難航。ただ夏と違って水の中ではなく岸の積雪を越えるのに苦労した、4)で撤退であった。しかしその撤退理由は想定外だった。

4)の尾根筋までが思いのほか急登だった。夏道が全く分からなかったためだろう。ルートファインディング(RF)の失敗だ。RFはマクロとミクロを夏は意識する。マクロは谷か、尾根かの見極めなどルート全体の俯瞰、ミクロは次の一歩の浮石とか足の置き方の見極めだ。雪の登りはその中間のミドルのRFが重要だと分かった。雪の積もり方の違いもあるので、5歩ぐらい先の傾斜と登りやすさの見極めである。直登が無理な傾斜は斜めのルートを探す。さらに森の中では樹の間をすり抜けなければならないという事情もある。こうしたミドルのRFを試行錯誤して時間を費やしてしまった。トレースがあればかなり楽だったはずだ。

それでも何とか尾根に出た。夏の記憶だとここからはそう登りはなく歩きやすいので、登頂は見えたと思った。しかし、ここで天候が悪化した。吹雪だ。

雪の天気というものをそもそも知らないのだが、この日は、雪が降るといっても、通常は小雪が降ったりやんだり。しかし、突然吹雪となって、間もなく収まるの繰り返しだった。この吹雪の時の雪が曲者で、顔に当たると痛いのである。さらに地面の雪も舞い上がって視界ゼロになる。ゴーグルは雪面の日光から目を保護するものと思っていたので、付けていなかったのも失敗だった。(バラクラバとメガネは付けていた)。さらに、夏には、雨風を防いでくれたブナ林は、全く雪風を防いでくれない。

尾根筋の切り株に腰を下ろして、この刻々と変化する天候をみて、撤退を決意した。この山の難関はクリアしたので、来週また来れば楽勝である(もちろ遠くてすぐには行けないけど)。予定時間を大幅にオーバーしていたこともある。

難儀した登りも、自分のトレースを辿れば下りは楽々だった。

(2日目:岩木山惨敗の顛末)

2日目の岩木山の惨敗は、また違う理由からだった。

そもそも、岩木山の登頂はほんの1%も目指していない。9月に計画していた岩木山を、弘前まできて雨のため中止にした(*4)ので、リベンジという気持ちはあったものの、まさかこの山を、ピッケルなしで冬に登頂できるわけがない。目当ての湯段温泉がこの山の麓にあるから、せっかくだから偵察してみようというものだった。

それにしても、あわよくば巨木の森分岐までは行けるのではないかと思っていた。しかし、全くと言ってよいほど進めなかった。

この日は前日よりは天気が良かった(小雪)。惨敗の理由は、積雪量と多分その質だ。話を聞くとこの地域の今年の雪は少なかったという。それがここ数日で一気に積もったらしい。積雪は1m程度だと思われるが、ずぼずぼなのだ。もちろんノートレイスだったのだが、このラッセルはいつもと感じが違う。スノーシューは埋まるけど、雪はサラサラなので何とか引き上げられるので雪を掻き出す必要はない。しかしまるで砂を歩く感じで、力が地面に伝わらない。蟻地獄と言ったらよいか、空転を繰り返して前に進まない。

梵珠山に比べれば、ルートファインディングは容易で、急登もない。ゆるい登りがだらだと続く。だが、一歩一歩が重くてつらい。もともと、どこまで登るというゴールがなかったので、力を振り絞る動機も薄かった。

こんな雪の中で、冬芽だとか木の実などを、こんな雪の中でわざわざ撮影しているのは、休み休み登っていたからだ。珍しい樹ではなさそうで雪の中でなくとも観察できるだろう。厳冬の植物の生きる逞しさに触れることができたとはいえるのだが。

空腹になり昼食をとってすぐ戻ったのは、早すぎる感はあったが予定の行動だった。しかし、早すぎたわけでは全くなかったのだ。下りも登りと同様に重いのである。これまで、下りの雪道ほど楽なことはないと思い込んでいたので、信じ難かった。自分の付けたトレースの上を歩いても、さらにずぼずほ沈むのであった。こうして、ほぼ予定時間ぴったりに宿に着いた。

どの地点で引き返したかをGPSで確認していなかったが、あとで見てびっくりした。これほどまでに少ししか歩いていなかったのか。1/4ぐらい。ということは、登りも下りも計画の4倍の時間がかかっているということだ。体力だけはひどく消耗した。

(そして無名の山の登頂へ:3日目)

岩木山の麓の無名の山(502.6m三角点)は、『スノーシュー・コースプランGUIDE』(2006 山と渓谷社)で紹介されていた。そこにはカタクリ山となっていたが、この山についての情報は他に全く見つけられなかった。ヤマレコのみんなの足跡も、夏も冬も皆無だった。

梵珠山は夏に登っているし、冬の岩木山のコース情報も多い。それに比べると全く見当がつかず、じつは一番不安だった。地形図を見る限り簡単そうだったが、雪の様子がわからず行ってみなければわからない。そういう意味では、この山も一か八かだった。

天候は前日から徐々に良くなり、この日は晴れ間も覗いた。とはいえ小雪になったり晴れたりと目まぐるしく変わるし、この一晩でも数センチは積雪量は増えていた。1mはあるだろう。

アプローチの除雪していない車道がやけに長く感じられ、尾根にとりつく急登も苦労をしたけど何とかクリア。尾根は意外に、埋もれて頭だけ出した細い樹が多く、枝をかき分けていく。アップダウンも何回かあり、これが山頂かと思っても、さらに先が山頂だったというのを繰り返した。予定時間をオーバーしたが、今回は意地で山頂まで行った。目標があれば頑張れるわけだ。

三度目の正直とも言えるので、どれだけ低山であろうと感激はひとしおだった。ピークにはこだわらないといいつつも、ピークは嬉しいものだ。さらに、山頂では晴れてくれたのが気持ちよかった。

勝因は、3日目ということで慣れもあるだろう。初日は、スノーシューの左右を逆に履いてしまったりゴーグルをつけなかったり、そもそも装着などの準備に手間取っていた。また、3日間すべてノートレイスだったが、ルートファインディングにもかなり慣れてきていた。

それにしても、積雪の深さには変わりはない。時間にかなり余裕を持たせたつもりだったし、もうひと山と計画していた隣の低山(472.2m三角点)を省略したのにも拘わらず、バスの時間にぎりぎりになってしまった。スノーシューを脱ぎ終わったところでちょうどバスが来た。

3日とも、コースタイムの設定に完全に失敗していた。

(おまけの温泉)

温泉最優先の計画であり、梵珠山・岩木山は惨敗であったとはいえ、印象に残っているのは雪山の方だというのは、決してヤマレコだから言っているのではない。

弘前の温泉大浴場付きビジネスホテルはサービス満点だったし、岩木山の麓の湯段温泉のいくつかある温泉宿のひとつ「ゆだんの宿」は他に客がいない宿の女将と1対1という稀有な体験だったし、木造の屏風山温泉の温泉風呂付客室の正体は、津軽に多い温泉銭湯で、実際にはアパートの一室(8畳+台所+浴室)みたいなもんだが、やけに落ち着くのであった。4日間、夜と朝は温泉漬け(最終日は酒漬け)であった。

木造町(現つがる市)は、大昔の夏に十三湖の途中で立ち寄ったが時間が取れなかったこともあって、少し時間をかけて雪の季節に歩いてみたかった。しかし木造の街歩きは、意外に雪が少なく拍子抜けだった。「雪に有難い廊下」であるこみせは、ほとんど機能していなかった。アーケードの元祖であることがよくわかる黒石のこみせの賑わいとはえらい違いだ(*5)。地元の方は、雪はこれからだと新調した雪用の靴を見せてくれた(私がチェーンスパイクもつけない登山靴てこわごわ歩いていたせいか)が、かつてより雪が少なくなり除雪作業も進んでいるのだろう。除雪していないところはそれなりの積雪だった。

最近の興味である民衆信仰に関して、北東北に色濃く残るという水神信仰として、十和田神社(十和田湖や浪岡にもあってや必ず池があるらしい) は神社の景観の常識を覆されたし、北津軽地方の水虎様(河童)への信仰も木造で盛んなことも垣間見られて興味深かった。水虎様は明治初期かせいぜい近世からのものと新しいようだ。この地域は津軽藩による水田開発が行われた地域で、水路などへの子どもの水難事故が絶えず水虎様への信仰が生まれたらしい。また、洋館建築も含めて古い建築物が残っていて飽きさせなかったが、リピートするほどのものではない。雪のない季節に、遮光器土偶の発掘された亀ヶ岡遺跡(木造駅からはかなり遠い)や、路傍に多く祀られているという水虎様は訪ねてみたい。

しかし、梵珠山と岩木山は、ますます再チャレンジの意欲が強くなった。もちろん夏も冬もである。無名の山は夏の様子をぜひ確認してみたい。温泉は山に登った後でこそである。そして雪山の後が最高なのだ。


(参考文献)
四手井綱英・斎藤新一郎「落葉広葉樹図鑑 冬の樹木学」1978 共立出版
「青森県津軽地方のスイコ様信仰の諸相と現在」青森県立郷土館研究紀要 第44号, 69 - 80, 2020. 3
https://www.kyodokan.com/images/aboutus/kenkyuu_kiyou/no44/no44_12.pdf

(参考過去ログ)
*1 岩手ゆるゆるスノーシュー旅4日間【平庭岳・岩神山】
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5121560.html
*2 雪の上高地の過ごし方(+光城山&長峰山+松本城)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5219195.html
*3 雨の日はブナ林へ★津軽遠征(梵珠山&おまけの縄文・中世遺跡)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5680862.html
*4 北東北遠征・前編★リンドウの青に染まる秋の森吉山(こめつが山荘から)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5910828.html
*5 北東北遠征・後編★イザベラ・バードの中野もみじ山(+縄文と弥生遺跡)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5933401.html

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