記録ID: 6439045
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積雪期ピークハント/縦走
支笏・洞爺
徳舜瞥山→ホロホロ山周回ルート
2024年02月03日(土) 〜
2024年02月04日(日)
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 25:16
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 986m
- 下り
- 970m
コースタイム
天候 | 2/3(土)晴れのち曇り 出発8時半時点では晴れていたが、昼前くらいから曇りへ。 徳舜瞥山は無風だったが、ホロホロ山周辺では風速20m/sほどの強風。 天気概況:冬型の気圧配置 2/4(日)曇りのち晴れ 午後から晴れ間が見えてくる。 天気概況:冬型の気圧配置 上空3000m付近(500hPa)の-36℃の寒気は抜けるが、-30℃の寒気は居座る。 てんきとくらす徳舜瞥山:A〜B判定 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
除雪の邪魔にならないように隅の方に停める必要あり。 近くのコンビニはセイコーマート大滝店が朝7時から開いていた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
シールスキー、アイゼンピッケル、アイゼンストックで登山。 風が弱ければスノーシューでも登れると思います。 ■三階滝公園駐車場〜林道 標高点670 車は三階滝公園のトイレ脇の駐車場に停める。 地元の方とお話して除雪の邪魔にならない隅に停めた。 はじめは道路を歩いていく。橋を渡ってしばらく行くと左手に「民有林林道 上ホロホロ線 管理者 伊達市」という看板があるので、そこから入っていく。 標高500mの建物付近まで除雪が入っており、そこからはラッセル。 そんなに雪深くなく20〜30cmほど。 林道沿いに歩いていくと、再び「民有林林道 上ホロホロ線 管理者 伊達市」という看板があり、ここで林道は終了。 ここからコンパスを切って徳舜瞥山の尾根へ取り付いていく。 ■標高点670〜徳舜瞥山ピーク カンバ林の緩い尾根をひたすら登っていく。 標高710m付近の斜度変化から尾根の形がはっきりしてくる。 テントが晴れる樹林限界は標高950mくらいか。 その先は徐々に背の低いカンバで疎になってくる。 標高1100mで氷混じりの斜面になるのでアイゼンストック シートラ(スキーをザックに固定して登る)に切り替える。 ただ、雪ズボズボでハマりながら登る。あまり斜面は固くなかった。 スノーシューなら楽に登れそう。 ヒーヒー言いながら徳舜瞥山ピークへ。 こんな青い看板だったっけ? 視界は100mほどと無いけど風は無いので快適なピーク。 ピーク写真を撮ってホロホロ山方面へ向かう。 ■徳舜瞥山ピーク〜ホロホロ山ピーク直下 徳舜瞥山からの下りは南側が岩で切れ落ちているので北側を意識して下る。 にしても雪が柔らかくてズボる^^; その先も尾根南側には雪庇や吹き溜まりがあるので寄らないように進む。 真っ白ではなくブッシュの頭が見えているので尾根の判別は付く。 徳舜瞥山ピークとホロホロ山ピークのちょうど真ん中は地形図からも分かるように尾根が並ぶように2つになっており、南側の尾根から北側の尾根へ乗り換えが必要。 尾根の間は雪が吹き溜まっており、ここだけスキーに切り替えて進む。 その先、段々と風が出てきて斜度も出てきたのでアイゼンピッケルに替えて進む。 あと、標高差20mでホロホロ山ピークだが、さすがに風強いのでピークカットして北尾根方面へトラバースすることにする。 風速20m/sくらいは吹いていたと思う。沢からの吹き上げに加えて上空の北西風も合わさってなかなかしんどかった。 ただ、振り返ると晴れた徳舜瞥山が一瞬見えてやはりあの頂きはかっこいいと思った。 ■ホロホロ山北尾根〜標高960m C1 ホロホロ山北尾根は尾根上広く雪も固くないため、天気のいいときはスノーシューで楽に進めるだろう。 今回は北西風が強いのでアイゼンピッケルで進んだが、雪質がズボズボでかなり時間を取られた。 時折、尾根東側は雪庇や吹き溜まり、切れ落ちがあるので西側斜面をトラバースしながら進む。 標高1280mまで来ると尾根が急に広がって視界が開ける。ここでスキーに切り替える。 ここから目的の尾根に進めるように沢源頭にコンパスを切って進むもブッシュが多く、思ったようにまっすぐ進めない。 途中GPSで位置を確認しながら目的の尾根へ入っていく。 日帰り山行もありえる工程だったが、ズボズボ雪にハマりかなり時間を取られたのでテント泊することにする。 だいたい標高1000mくらいから樹林がしっかりしており斜度も緩いので全天でテント泊できると思う。 ■標高960m C1〜三階滝公園 下山 今日は下山の日。尾根が緩すぎてなかなかスキーが滑らない。 楽しそうな南側の斜面の方へ滑ってしまうと沢型にハマってしまうので、北寄りで尾根を意識しながら下る。 スキーが楽しいのは標高800m付近と標高700m付近の斜度変化くらいで、あとは緩すぎてほぼ滑らない。 加えて吹き溜まっているところもあって少々登るところもあって、シールを外したスキーでは少し大変だった。 標高580m付近からは人工的に植えられたタンネ林に阻まれる。 ちょうど尾根に対して垂直に列を成して並んでいるので抜けるのがなかなか大変だった。 過去の人のログを見ると北寄りに進むとうまくタンネ林を避けられるようだ。 私達は標高560m付近で南側に避けてしまい、さらに斜面を下ったので沢型に降りてしまった。 沢は大穴が空いており渡渉不可能で沢沿いも急斜面や堰堤あったりで進めないので、少し斜面を登り返して進んだ。 ちゃんとコンパス方向と地図を見ながら進むべきだった。 その後は尾根沿いに下ろして道路に合流。 色々あったがなかなか密度の濃い山行であった。(本来のホロホロ山&徳舜瞥山はもっと楽チンで楽しいはず^^;) |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
着替え
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
ビーコン
スコップ
ゾンデ
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
|
---|---|
共同装備 |
スノーソー
|
感想
ラッセルあり!アイゼンピッケル&シートラ!稜線縦走!風にも吹かれる!
こんな予定じゃなかったけど充実した1泊2日山行でした(*^^*)
当初は北大雪 ニセイカウシュッペ山へ行こうと思ったが、あまり冬型が緩まないのでそれでも行けそうなホロホロ山&徳舜瞥山へ。
午前中は晴れていたけど、次第にガスに覆われる結果に...こちらへ来る決断が遅かった^^;
徳舜瞥山ピークは無風でしたが、ホロホロ山周辺では風速20m/sくらいの北西風に見舞われたので、ピークカットして北尾根へ。
それでも一瞬晴れたときの徳舜瞥山の姿は圧巻でした!
今度は天気のいいときにニョロニョロ方面から日帰りで来ようかな。
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