厳冬期⛄ 稲村ヶ岳〜山上ヶ岳周回

2024年02月11日(日) [日帰り]

• GPS: 07:41
• 距離: 18.2km
• 登り: 1,474m
• 下り: 1,483m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:36
• 休憩: 1:02
• 合計: 7:38

7:05 母公堂
7:15 7:17 母公堂・五代松鍾乳洞への分岐
7:52 7:52 法力峠
8:23 8:23 パオーン杉
9:07 9:07 山上辻
9:11 9:13 稲村小屋
9:28 9:43 大日山
9:53 10:06 稲村ヶ岳
10:13 10:14 大日山
10:23 10:30 稲村小屋
10:30 10:30 山上辻
12:00 12:00 レンゲ辻
12:33 12:39 山上ヶ岳
12:45 12:52 山上宿坊
12:59 13:00 西の覗岩
13:09 13:09 鐘掛岩
13:16 13:17 松清店
13:25 13:30 洞辻茶屋
13:39 13:39 お助け水
13:58 13:59 一本松茶屋
14:18 14:19 一ノ世茶屋跡
14:25 14:25 大峯大橋
14:31 14:31 毛又橋
14:43 14:43 母公堂
14:43 ゴール地点

天候

曇り
てんくら予想気温-9〜-4℃

アクセス

利用交通機関：

自家用車

道の駅「吉野路黒滝」で車中泊
母公堂駐車場（奈良県吉野郡天川村洞川） \800。下山後、ご主人がコーヒーとミニチョコを御馳走してくださいました。

コース状況／危険箇所等

母公堂〜稲村ヶ岳：よく歩かれていて道迷いの恐れ少ない。山上辻手前に切り立った斜面があるので注意。大日山のトラバースは道幅狭く急斜面で滑落注意。氷化していたら危険。
山上辻〜レンゲ辻：途中から急斜面のトラバースがひたすら続く。積雪があると登山道がわかりづらい。たまにあるピンク（赤、白）テープを見つけると安心する。この日は柔らかい積雪でしたが、氷化していたらとても危険。この日はチェーンスパイク、ピッケルで歩きましたが、アイゼンがベターでした。積雪時、トレースなければ尾根道を歩いたほうが良いかも。
レンゲ辻〜山上ヶ岳：アイゼンかチェーンスパイク必要。
山上ヶ岳〜大峯大橋：道迷いの恐れ少ない。

写真

2/11 7:03

母公堂。役行者がその母親を住まわせたという庵。前にある駐車スペースに駐車して、07:00、登山スタート。

2/11 7:05

母公堂のすぐそばに稲村ヶ岳への登山口がありました。

2/11 7:26

少し新雪があります。

2/11 7:53

50分ほどで法力峠を通過。

2/11 8:42

片側が切れ落ちた細い狭い箇所もあり。

2/11 8:46

いい雰囲気。

2/11 8:54

鎖が設置された狭い箇所は慎重に。確かこの前後でチェーンスパイクを装着。

2/11 8:58

霧氷が出てきた。

2/11 9:08

あいにくの曇り空。

2/11 9:09

2時間ほどで山上辻に到着。

2/11 9:09

稲村小屋

2/11 9:18

いい雰囲気です。

2/11 9:26

大日山。『大日』と名の付く山は急峻なのが多い気がする。

2/11 9:27

大日山のトラバース。ここが稲村ヶ岳への核心部でした。左側が切れ落ちているので慎重に進みます。先行者のトレースを辿ります。今日は私が2人目かな。

2/11 9:32

トラバースを振り返る。

2/11 9:37

大日キレット。大日山に寄り道。「注意!!」の表示がありましたが、さほど危険は感じませんでした。

2/11 9:42

大日山山頂。

2/11 10:00

大日山から10分ほど歩き、稲村ヶ岳山頂に到着‼️‼️

2/11 10:01

あいにくガスで真っ白、展望なし。さて、次は山上ヶ岳を目指そう。

2/11 10:13

大日山。白黒の世界。

2/11 10:13

稲村ヶ岳を振り返る。こちらも白黒。

2/11 10:25

山上辻に戻ってきました。山上ヶ岳を目指します。

2/11 10:32

山上辻からレンゲ辻方面へはトレースなく、動物の足跡のみ。先行者はピストンで下山したか。

2/11 10:48

ムヒョー。

2/11 10:48

青空だったらよかったのに。

2/11 11:00

レンゲ辻へのトラバースは本日の核心部でした。急斜面のトラバースがひたすら続きます。一歩一歩、積雪を足で固めながら踏み外さないように慎重に歩を進めます。雪で夏道が消え、正解がよく分からない。ヤマレコのみんなの足跡（雪山）ではトラバースのほうが歩かれていそうだったのでトラバースを選んだが。尾根沿いを歩くんだった…と絶賛後悔中😱。

2/11 11:23

幻想的な雰囲気✨ 。この谷を渡る道が一番わからずしばらく彷徨いました。でも写真を撮る余裕は残っている。

2/11 11:23

足を踏み外したらどこまでも滑り落ちてしまいそう。でもフォトジェニック。

2/11 11:24

大つらら群✨ 。トラバースを選んだご褒美❓

2/11 11:57

寒々しい空模様

2/11 11:58

ブルーバックだと良かったのに。でも白黒の世界もまた良し。

2/11 12:00

遠くに見える山は大天井岳かな。

2/11 12:03

レンゲ辻に無事到着！！！生きててよかったー。山上辻からレンゲ辻まで、コースタイム50分のところ、90分かかりました。

2/11 12:02

山上ヶ岳周辺は今なお女人禁制を守っている。身口意の三業を整えて門をくぐる。

2/11 12:03

ここからは比較的緩やかな尾根道を歩きます。

2/11 12:08

大天井岳

2/11 12:18

うっすら青空も垣間見える。

2/11 12:20

歩いてきた山を振り返る。

2/11 12:23

霧氷、成長中。でも明日からまた暖かくなるらしい…。

2/11 12:26

稲村ヶ岳は雲の中。

2/11 12:27

頂上まであと少し。

2/11 12:31

分岐まで来たら山頂はすぐそこ。ここから登山者のトレースが復活しました。

2/11 12:35

山上ヶ岳山頂に到着‼️‼️2021年5月に大峯奥駈道を歩いて以来2回目。その時の記憶がよみがえります。

2/11 12:37

もう少し先に山頂三角点がありました。

2/11 12:40

今上天皇徳仁様御登山の記念碑。

2/11 12:40

山頂に構えられた大峯山寺本堂。国重要文化財で、世界遺産でもある。2021年5月に登った時も雪が積もっていたっけ。

2/11 12:42

厳かな雰囲気が漂っている。

2/11 12:44

結構雪が積もってますね。今年は暖冬だから、普段はもっと雪深いのだろうな。

2/11 13:02

大日山と稲村ヶ岳（たぶん）。

2/11 13:02

天川村が見えます。

2/11 13:03

白黒の世界。

2/11 13:03

大天井岳、右奥の四寸岩山（たぶん）へと続く縦走路。

2/11 13:07

たくさんの供養碑が立ち並んでいます。

2/11 13:08

大峯山寺に参拝するまでに存在する4つの門の一つ、等覚門。

2/11 13:09

少し青空が！

2/11 13:09

晴れるかと思いましたが、この日はずっと曇ってました。

2/11 13:18

松清店。洞川の陀羅尼助屋、松谷清造本舗さんの出店。和漢胃腸薬で有名な陀羅尼助は、飛鳥時代の持統天皇の頃、疫病が大流行した際、役行者が奈良県葛城山麓の修行地で、オウバクを煎じて人々に施薬、救済した事が始まりらしい。

2/11 13:19

ここを通過するのは2度目だが二度とも閉まっている時期だったので、賑わっている時期も歩いてみたい。

2/11 13:19

西村清五郎出店。こちらも陀羅尼助屋さんですね。

2/11 13:27

洞辻茶屋を通過。

2/11 13:31

ここで洞川方面へと下る。まっすぐ行くと吉野方面。

2/11 13:46

大つらら

2/11 14:25

大峯大橋側の女人結界門をくぐる。

2/11 14:26

大峯（清浄）大橋に到着。

2/11 14:38

母公堂まで舗装路を1.5kmほど歩いて本日の山行は終了。おつかれさまでした😀。いいお山でした。

2/11 17:54

創業1585年、奈良県で400年以上続くという老舗和菓子司「本家菊屋」さんに立ち寄り。

御城之口餅は売り切れていたので、上生菓子と菊之寿をいただきました。しっとりと上品な味わいでとても美味しかったです😋。

撮影機器：

サイバーショット DSC-RX100M3 SONY

感想

Rinox

近畿地方で冬に登りやすい山、稲村ヶ岳と山上ヶ岳に登ってきました。山上ヶ岳は2021年に奥駈道を縦走して以来2回目、稲村ヶ岳は初めて登りました。大峯山寺や、山上ヶ岳から洞辻茶屋までの大峯奥駈道ルートは、1300年以上続く修験道の信仰の歴史が感じられ、よい山でした。