甲斐駒ケ岳_厳冬期_黒戸尾根_テント泊_山梨/長野県

2024年02月10日(土) 〜 2024年02月11日(日)

• GPS: 16:48
• 距離: 24.8km
• 登り: 2,913m
• 下り: 2,889m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:25
• 休憩: 0:43
• 合計: 7:08

距離 11.0km 登り 1,908m 下り 279m

7:53 尾白川渓谷駐車場
7:58 竹宇駒ヶ岳神社
10:03 笹の平分岐
12:06 12:12 刃渡り
12:25 12:45 刀利天狗
13:31 五合目小屋跡
13:42 13:59 屏風小屋跡
15:01 七丈小屋

2日目

• 山行: 7:29
• 休憩: 1:42
• 合計: 9:11

距離 13.8km 登り 1,005m 下り 2,610m

6:05 七丈小屋
7:06 八合目御来迎場
8:20 8:21 駒ヶ岳神社本宮
8:32 8:33 甲斐駒ヶ岳
8:37 駒ヶ岳神社本宮
9:53 八合目御来迎場
10:21 11:34 七丈小屋
12:15 12:25 屏風小屋跡
12:26 12:36 五合目小屋跡
13:00 13:06 刀利天狗
13:19 13:20 刃渡り
14:03 笹の平分岐
15:11 竹宇駒ヶ岳神社
15:16 尾白川渓谷駐車場

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

■最終トイレ
登山口にめちゃめちゃ綺麗なトイレあり

■最終コンビニ
ローソン 山梨白州町店

コース状況／危険箇所等

5合目〜甲斐駒ヶ岳間：12本爪アイゼン＆ピッケル
その他は適宜チェーンアイゼンやダブルストック

七丈小屋第一テント場はau電波ありました

■5合目〜七丈小屋
雪付きの鎖・梯子の連続なので三点支持で慎重に。
テント泊装備が重たかった。。。

■核心部のルンゼ
前夜雪が降ったこと、夜中〜早朝強風だったこともあってか、サラサラ雪でアイゼンの効きがあまりよくなかったです。
そのため、核心部のルンゼ下山は生きた心地がしませんでした。
バックステップで毎回3〜5回蹴り込んで、一歩一歩確実にステップを作って慎重に下山しました。(他人のステップを信用しない)

早朝強風の為、撤退するグループも数組おられました。

その他周辺情報

■温泉
尾白の湯　830円
サウナ、水風呂、外気浴設備、露天風呂あり
露天風呂からは八ヶ岳連峰が見れて良かったです
https://www.verga.info/%E5%B0%BE%E7%99%BD%E3%81%AE%E6%B9%AF

写真

2/10 7:04

ワクワクよりもドキドキが勝る

2/10 7:53

厳冬期黒戸尾根
登山開始

2/10 8:01

2/10 8:01

ずっと雪ありました

2/10 12:09

もくもく歩いて刃渡り到着

2/10 12:09

鳳凰三山と富士山

2/10 12:10

八ヶ岳
今年は赤岳行かずに甲斐駒ヶ岳へ

2/10 13:47

五合目到着
こっから12本爪アイゼンとピッケル

2/10 13:48

アスレチック感覚で楽しむんだと思い込む

2/10 14:30

もう一踏ん張り

2/10 14:37

垂直梯子手前梯子
垂直梯子は写真を撮り忘れる

2/10 14:44

ここはいやらしかった
慎重に

2/10 15:00

やっとこさ七丈小屋到着
7時間もかかってしまった

2/10 16:17

テント設営完了
雪かき腰痛し

2/10 16:17

テント目の前には鳳凰三山

2/11 6:12

翌日強風にびびり遅れて出発

2/11 6:34

日の出

2/11 6:35

2/11 6:36

一本剣と日の出

2/11 6:39

赤く染まる

2/11 6:39

実際はかなりの強風で何度も足を止める

2/11 6:42

モルゲン甲斐駒

2/11 6:42

強風で撤退した人たちが下りてきて
自分も撤退を視野に入れる

2/11 7:00

八ヶ岳も粗ぶってそうです

2/11 7:00

2/11 7:04

富士と鳳凰

2/11 7:05

先行者が登っているのを見て、自分も行けるところまで行くと決める

2/11 7:08

逆雪庇

2/11 7:20

有名なやばい鎖場
登ってしまった

2/11 7:22

核心部を見上げる
予報通り風は弱まっている
ここまで来たら登頂すると覚悟して歩を進める

2/11 7:33

横を見ると北岳のやばい景色

2/11 7:46

核心部の手前
北岳と間ノ岳を見て気持ちを鼓舞する

2/11 7:49

核心部登って二本剣到着
核心部は写真撮る余裕なし

2/11 7:53

今は下山のことは忘れて景色を楽しむ

2/11 7:53

来てよかった

2/11 7:53

予報通り風はだいぶ落ち着きました

2/11 8:01

2/11 8:03

山頂をとらえる

2/11 8:03

こういったトラバースは当たり前

2/11 8:03

八ヶ岳も落ち着いたっぽい

2/11 8:12

あと少し

2/11 8:20

神社到着

2/11 8:26

山頂到着

2/11 8:27

厳冬期、黒戸尾根コース甲斐駒ヶ岳登頂なり

2/11 8:27

女王様
厳冬期いつか登りに行きます

2/11 8:27

女王様アップ

2/11 8:27

富士と鳳凰

2/11 8:27

北岳と間ノ岳

2/11 8:27

北岳と間ノ岳アップ

2/11 8:27

中央アルプスと御嶽山

2/11 8:27

中央アルプスアップ

2/11 8:28

八ヶ岳

2/11 8:30

下山のことも考えると早々と山頂を撤退する

2/11 8:30

今回、本当に先行者さんに助けられました

2/11 8:33

グッバイ甲斐駒

2/11 8:41

2/11 8:54

二本剣まで戻ってきた

2/11 9:16

核心部
雪は少しゆるい
前の人を参考に、3~5回蹴り込んで一歩一歩確実に下山

2/11 9:47

有名なヤバイ鎖場
ここも前の人をお手本にバックステップでクリア

2/11 9:50

ここまで来たら安心

2/11 9:51

逆雪庇

2/11 9:53

あそこを登ったのかと思うと感極まりました

2/11 9:54

2/11 11:35

ゆっくりはしておられず
テント撤収して下山開始
5合目までは油断できません

2/11 12:20

五合目到着
ルンゼ下山を経験すると、五合目までの下山が優しく感じる不思議

2/11 12:33

1回登り返して

2/11 12:51

あとはひたすら下山

2/11 12:59

自分

2/11 13:00

2/11 13:17

2/11 13:17

刃渡りまで戻ってきました

2/11 13:18

2/11 15:10

下山完了
今回、初めて神社に安全登山を祈願してから登りました
ありがとうございました

2/11 15:16

厳冬期黒戸尾根
体力・精神共に過去一刺激的な登山でした

撮影機器：

SOG03 Sony

装備

個人装備

冬用行動着 ズボン 冬用靴下 ハードシェル上下 ダウンジャケット上下 フリース ニット帽 バラクラバ 耳当て オーバーグローブ 手袋 インナーゴム手袋(ニトリスト タフプラス) 手袋予備(テムレス) 食料(2食分) 行動食(一本満足バー4つ) 飲料(目安：100ml/h) 冬用ガスバーナー クッカー 地図 コンパス 笛 登山計画書 ヘッドランプ ファーストエイドキット 保険証 携帯(GPS) 腕時計 タオル ピッケル 12本爪アイゼン チェーンアイゼン トレッキングポール 十徳ナイフ ロールペーパー 携帯トイレ ビニル袋 ポケットティッシュ サングラス ゴーグル 座布団 コンタクトレンズ(2日分) 着替え(アンダー1枚&靴下1足) ホッカイロ バッテリー ヘルメット テントセット サーマレスト 銀マット 銀シート スノースコップ 冬用ペグ ナルゲンボトル シュラフ シュラフカバー ダウンソックス サーモボトル 濾過セット (19kg)

感想

kishiri

厳冬期、甲斐駒ヶ岳黒戸尾根コースへ挑戦してきました。
他の方の記録とyoutubeをたくさん何度も見て、イメトレしました。
珍しく？登山開始前には登山口の駒ヶ岳神社で安全登山を祈願しました。

2日目強風で撤退も視野に入れていましたが、先行者・団体ツアーさんが居たことで勇気をもらい、先行者の情報を聞き、先行者のバックステップを参考にし、自分も無事登頂・下山することができました。
核心部のルンゼ下降は、雪があまり締まっておらず、3~5回蹴り込んでステップを作り慎重に下山しました。

5合目以降は緊張の連続で、体力だけではなく、自分にとっては精神的にもタフな山でした。
今回以上の刺激的な厳冬期登山はもうないかもしれません。
下山後の達成感・安堵が半端ないです。
七丈小屋さんの存在、団体さん、先行者さん、情報に大感謝です。