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Yamareco

記録ID: 6457246
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

【硫黄岳】稜線縦走は強風とガスで敗退(美濃戸口より)

2024年02月12日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:53
距離
21.9km
登り
1,697m
下り
1,679m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:25
休憩
1:28
合計
9:53
距離 21.9km 登り 1,697m 下り 1,698m
5:09
13
5:22
31
5:53
5:54
6
6:00
6:02
40
6:42
53
7:35
7:55
4
8:04
66
9:10
9:12
24
9:36
9:37
20
9:57
27
10:24
10:34
18
10:52
10:53
30
11:23
11:40
15
11:55
37
12:32
3
12:42
13:04
35
13:39
13:40
27
14:07
14:16
1
14:17
6
14:23
38
15:01
15:02
0
15:02
ゴール地点
天候  
天候:早朝小雪〜11時ごろまで曇り時々晴れ、11時半ごろから快晴
 風:下部樹林帯から稜線手前までは無風〜微風
   硫黄岳〜稜線上は11時ごろまで10m〜15m/sの強風
  (瞬間的に20m/s前後、11時半ごろから徐々に弱まる)
気温:美濃戸口(八ヶ岳山荘駐車場)の午前5時頃で-9℃
 
過去天気図(気象庁) 2024年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 
■アクセス
・中央道/小淵沢ICより一般道を利用し美濃戸口/八ヶ岳山荘駐車場へ
(4:55着)

<中央道/小淵沢ICから八ヶ岳山荘駐車場まで>
・距離:約17km
・所要時間:渋滞無しの直行で24分(Googleマップのナビによる)

<美濃戸口(八ヶ岳山荘)〜赤岳山荘間の林道について>
・この日の林道は前夜の降雪でアイスバーンは殆どなく、うっすらと
 新雪が積っていました。(写真4)
・轍の高さは10cmから高いところで20cmほど。この日は新雪が積って
 いましたが、その下はガチガチのアイスバーンでした。
・この林道は道幅が狭くすれ違いが難しいため、FFの普通乗用車での
 走行は今回も厳しいと感じました。

■駐車場について
・駐車場は上記の通り、美濃戸口/八ヶ岳山荘駐車場を利用
・駐車料金:800円/日(駐車場整備費として)
*駐車券に八ヶ岳山荘のコーヒー1杯無料サービス付き
・夜間入出庫可
*深夜着の場合、料金の支払いは下山後に八ヶ岳山荘で
 支払うことになります。
(深夜着で先に支払いが出来ない車には、日中に支払い要請の
 貼り紙がドアのところに付けられます)
・トイレ、水道、自販機は八ヶ岳山荘に有り

■コンビニ
・小淵沢ICを出てすぐのところに大手コンビニがあります。

■今回の出発地点である”八ヶ岳山荘”の情報はこちら
 http://www.yatsugatake.gr.jp/
(赤岳天望荘、美濃戸山荘などの情報もあります)
*八ヶ岳山荘は駐車場の他に仮眠室や休憩所、また食事や入浴
(現在はシャワーのみ)登山届の記入提出などもできます。
 
コース状況/
危険箇所等
 
【ルート状況、積雪状況など】 2024/02/12 現在

1)美濃戸山荘〜赤岳鉱泉(北沢ルート)
・今季は暖冬ですが全線スノーロードでした。この日は前夜の降雪で
 雪質が良く、氷むき出しの箇所もなく特に問題ない印象。
 明瞭なトレースがついており赤岳鉱泉までノーアイゼンで歩きました

2)赤岳鉱泉〜硫黄岳
・この区間から急登となり硫黄岳まで一気に登り上げて行きます。
 この日は明瞭なトレースがついていたので、アイゼンを効かせて
 サクサク登れました。樹林帯内ですが急登なので下る場合は
 転滑落に注意が必要です。

3)硫黄岳〜台座ノ頭の先まで(主稜線ルート)
・この日は11時過ぎまで強風とガスでコンディションは不良でしたが、
 積雪量はそれなりにあり、一部氷結箇所や雪つきが悪い箇所は
 岩石がむき出しになっていました。
・強風とガスでしたが3連休ということでトレースはついていました。
・冬の主稜線上は常に寒風が吹き付けており、万全な防寒対策と岩場
 などで風に煽られて転滑落などないよう十分注意してください。
(この日も昼前まで15m/s前後の寒風が断続的に吹いていた)
 
その他周辺情報  
<下山後の入浴はこちらの施設を利用しました>
■”ホテル八峯苑 鹿の湯”
 http://happoen.jp/hotspa/higaeri.html
・県道484号線(八ヶ岳鉢巻道路)沿い、
 八ヶ岳山荘からクルマで約15分ほどのところにあります。
 
山行前夜、中央道/双葉SAにて”もつ煮定食”を戴きました
これ、見た目はショボい感じだけど、濃厚なモツの旨味と具沢山で結構な満足感がありましたよ♪
2024年02月11日 20:59撮影 by  DSC-WX350, SONY
19
2/11 20:59
山行前夜、中央道/双葉SAにて”もつ煮定食”を戴きました
これ、見た目はショボい感じだけど、濃厚なモツの旨味と具沢山で結構な満足感がありましたよ♪
おはようございます。美濃戸口の八ヶ岳山荘駐車場より
昨年は前日の降雪により赤岳の一座登頂で縦走は断念しましたが、
今年こそは硫黄岳から横岳を経て赤岳まで、三山縦走で歩き通したいです
2024年02月12日 04:58撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/12 4:58
おはようございます。美濃戸口の八ヶ岳山荘駐車場より
昨年は前日の降雪により赤岳の一座登頂で縦走は断念しましたが、
今年こそは硫黄岳から横岳を経て赤岳まで、三山縦走で歩き通したいです
それでは午前5時過ぎ、小雪の舞う中でスタートです
今日は本気モードの雪山行。早朝から気合いを入れて臨みます!
2024年02月12日 05:11撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/12 5:11
それでは午前5時過ぎ、小雪の舞う中でスタートです
今日は本気モードの雪山行。早朝から気合いを入れて臨みます!
まずは美濃戸口(八ヶ岳山荘)から美濃戸(赤岳山荘)までの林道歩き
この日の轍は10〜20cmほど。前夜の降雪でアイスバーンは殆どなかった
でも、その下はガチガチのアイスなので、やはり普通乗用車は厳しいと思う
2024年02月12日 05:18撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/12 5:18
まずは美濃戸口(八ヶ岳山荘)から美濃戸(赤岳山荘)までの林道歩き
この日の轍は10〜20cmほど。前夜の降雪でアイスバーンは殆どなかった
でも、その下はガチガチのアイスなので、やはり普通乗用車は厳しいと思う
いつもの林道ショートカットはこんな感じ。今回も問題なく歩けます
昨年は入口から雪無し状態でビックリしたけれど、この日は雪がついてました
2024年02月12日 05:42撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/12 5:42
いつもの林道ショートカットはこんな感じ。今回も問題なく歩けます
昨年は入口から雪無し状態でビックリしたけれど、この日は雪がついてました
出発から約50分ほどで美濃戸山荘に到着。ここまでは例年通りのペースで順調
昨年と同様でこの辺の雪も少ない印象。やはり暖冬なんだなぁと思う
2024年02月12日 06:03撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/12 6:03
出発から約50分ほどで美濃戸山荘に到着。ここまでは例年通りのペースで順調
昨年と同様でこの辺の雪も少ない印象。やはり暖冬なんだなぁと思う
今年は硫黄岳から横岳〜赤岳と繋ぐ予定なので、画面左の北沢経由で進みます
2024年02月12日 06:04撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/12 6:04
今年は硫黄岳から横岳〜赤岳と繋ぐ予定なので、画面左の北沢経由で進みます
北沢の林道が終わり登山道に入るとそれなりに積っていました
でも、過去の印象からすれば、これでも少ないと感じてしまう
2024年02月12日 06:55撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/12 6:55
北沢の林道が終わり登山道に入るとそれなりに積っていました
でも、過去の印象からすれば、これでも少ないと感じてしまう
ここは北沢の沢沿いを通る木道区間。ここも雪の多い年は、
隙間なしで一面雪で覆われるが、今年はこんな感じでスカスカでした
2024年02月12日 07:00撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/12 7:00
ここは北沢の沢沿いを通る木道区間。ここも雪の多い年は、
隙間なしで一面雪で覆われるが、今年はこんな感じでスカスカでした
出発から約2時間半で”赤岳鉱泉”に到着。アイスキャンディーも健在でした
スタート時は小雪が舞っていたものの、予報通り晴れてきた!嬉しい〜♪
2024年02月12日 07:37撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/12 7:37
出発から約2時間半で”赤岳鉱泉”に到着。アイスキャンディーも健在でした
スタート時は小雪が舞っていたものの、予報通り晴れてきた!嬉しい〜♪
小屋前はそこそこ積っていましたが、多い年に比べればまだまだですね
例年通りここで12本爪アイゼンを装着し、小休止したら硫黄岳へGO!
2024年02月12日 07:44撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/12 7:44
小屋前はそこそこ積っていましたが、多い年に比べればまだまだですね
例年通りここで12本爪アイゼンを装着し、小休止したら硫黄岳へGO!
赤岳鉱泉から黙々と登り続け、1時間15分ほどで稜線上に到達
この青空でテンション激上がりの一方、予報に反して爆風だった💦
2024年02月12日 09:15撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/12 9:15
赤岳鉱泉から黙々と登り続け、1時間15分ほどで稜線上に到達
この青空でテンション激上がりの一方、予報に反して爆風だった💦
時折耐風姿勢で立ち止まりながらも硫黄岳の山頂に到達
相変わらずのだだっ広い山頂。ここは遮るものがないので爆風をモロに受ける
2024年02月12日 09:35撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/12 9:35
時折耐風姿勢で立ち止まりながらも硫黄岳の山頂に到達
相変わらずのだだっ広い山頂。ここは遮るものがないので爆風をモロに受ける
一応、登頂の証拠にパチリ
(というか、落ち着いて写真も撮っていられないような爆風ですよ💦)
2024年02月12日 09:38撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/12 9:38
一応、登頂の証拠にパチリ
(というか、落ち着いて写真も撮っていられないような爆風ですよ💦)
まだ全方位的な青空全開になっておらず、周囲の山もそれほど見えていない
取りあえず爆裂火口だけ眺めて横岳へ向かうことに…
2024年02月12日 09:40撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/12 9:40
まだ全方位的な青空全開になっておらず、周囲の山もそれほど見えていない
取りあえず爆裂火口だけ眺めて横岳へ向かうことに…
一応、横岳への稜線は見えたのですが、こんな状況…
先ほど赤岳から縦走してきた方に聞いたら「トレースはある」とのこと
風とガスは酷いけど、取りあえず行けるところまで行ってみることに…
2024年02月12日 09:45撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/12 9:45
一応、横岳への稜線は見えたのですが、こんな状況…
先ほど赤岳から縦走してきた方に聞いたら「トレースはある」とのこと
風とガスは酷いけど、取りあえず行けるところまで行ってみることに…
硫黄岳山荘付近より。視界も無くなってきたし…
予報ではそろそろ晴れるハズなのに、その気配が一向に感じられない…
2024年02月12日 09:57撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/12 9:57
硫黄岳山荘付近より。視界も無くなってきたし…
予報ではそろそろ晴れるハズなのに、その気配が一向に感じられない…
”台座ノ頭”へ登り返して前方に横岳の山頂を確認。状況が好転せず、
この後ガスで横岳が見えなくなったので、ここで諦めて引き返すことにしました
2024年02月12日 10:30撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/12 10:30
”台座ノ頭”へ登り返して前方に横岳の山頂を確認。状況が好転せず、
この後ガスで横岳が見えなくなったので、ここで諦めて引き返すことにしました
戻り始めて10分ほどで視界が…。これってもしや”下山あるある”の始まりか?
2024年02月12日 10:42撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/12 10:42
戻り始めて10分ほどで視界が…。これってもしや”下山あるある”の始まりか?
相変わらず爆風は続いているものの、予報通りガスは晴れてきた感じ…
(やっぱりそういうことかい!?)
2024年02月12日 11:01撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/12 11:01
相変わらず爆風は続いているものの、予報通りガスは晴れてきた感じ…
(やっぱりそういうことかい!?)
ハイ、完全に晴れましたネ。。。(^-^;
予報では9時ごろから晴れだったのに、約2時間半ほど遅れて晴れるという…
まぁ、もうしょうがないので、ゆっくり景色見ながら帰ることにしよう
2024年02月12日 11:20撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/12 11:20
ハイ、完全に晴れましたネ。。。(^-^;
予報では9時ごろから晴れだったのに、約2時間半ほど遅れて晴れるという…
まぁ、もうしょうがないので、ゆっくり景色見ながら帰ることにしよう
硫黄岳の山頂に戻りました。さっき(2時間ほど前)の山頂とは別世界
風も弱くなってきたし。。。「あーぁ、これだもんなぁ…」
今回は完全にタイミングを外しました。。。
2024年02月12日 11:25撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/12 11:25
硫黄岳の山頂に戻りました。さっき(2時間ほど前)の山頂とは別世界
風も弱くなってきたし。。。「あーぁ、これだもんなぁ…」
今回は完全にタイミングを外しました。。。
まだ若干雲が残っているものの、もう完全に晴れの領域に入りました
恨めしい気持ちで眺めるこの絶景。まぁ登山やっていればこういう日もあるんだけどね…
2024年02月12日 11:37撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/12 11:37
まだ若干雲が残っているものの、もう完全に晴れの領域に入りました
恨めしい気持ちで眺めるこの絶景。まぁ登山やっていればこういう日もあるんだけどね…
手前の大同心とさっき諦めた横岳。相変わらずのド迫力です
ちょうど画面左端あたりの稜線上で引き返したんだと思う
2024年02月12日 11:37撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/12 11:37
手前の大同心とさっき諦めた横岳。相変わらずのド迫力です
ちょうど画面左端あたりの稜線上で引き返したんだと思う
そして盟主の赤岳。今回は踏めなくて残念無念…
でも冬の赤岳は今季中に必ずリトライします!待ってろよ〜〜〜
2024年02月12日 11:40撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/12 11:40
そして盟主の赤岳。今回は踏めなくて残念無念…
でも冬の赤岳は今季中に必ずリトライします!待ってろよ〜〜〜
敗退でモヤモヤしながら赤岳鉱泉に戻りました
そんな沈んだ気持ちに追い打ちをかけるようなこの青空っ!
くぅ〜〜もぅなんでなの〜〜〜(>_<)
2024年02月12日 13:05撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/12 13:05
敗退でモヤモヤしながら赤岳鉱泉に戻りました
そんな沈んだ気持ちに追い打ちをかけるようなこの青空っ!
くぅ〜〜もぅなんでなの〜〜〜(>_<)
様々な思いを巡らせながら今日も無事に帰還しました
今回はタイミングが悪く敗退しましたが、大好きな冬の赤岳なので、
また気持ちを切り替えて再チャレンジしようと思います
2024年02月12日 15:03撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/12 15:03
様々な思いを巡らせながら今日も無事に帰還しました
今回はタイミングが悪く敗退しましたが、大好きな冬の赤岳なので、
また気持ちを切り替えて再チャレンジしようと思います
八ヶ岳山荘では駐車券で挽きたてのコーヒーが1杯無料で戴けます
今回は濃い方の豆を挽いてカフェオレで美味しく戴きました♪
2024年02月12日 15:26撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/12 15:26
八ヶ岳山荘では駐車券で挽きたてのコーヒーが1杯無料で戴けます
今回は濃い方の豆を挽いてカフェオレで美味しく戴きました♪
夕食は中央道の境川PAで、今回も肉そば+ミニもつ煮丼”の二品を戴きました
リニューアルした境川食堂は店内も綺麗でメニューも豊富。リピ確定です(^^)/
2024年02月12日 18:32撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/12 18:32
夕食は中央道の境川PAで、今回も肉そば+ミニもつ煮丼”の二品を戴きました
リニューアルした境川食堂は店内も綺麗でメニューも豊富。リピ確定です(^^)/
撮影機器:

感想


今年も冬の南八ヶ岳へ。昨年のこの山行は当日は快晴だったものの、前日の降雪によりトレースがなく、横岳から硫黄岳までの稜線縦走は断念して赤岳の一座登頂のみで終わっていました。
そんなこともあり「今年こそは三座縦走!」と意気込んで臨んだのですが、結果はご覧の通りでまたも敗退で終わってしまいました。

前日の天気予報では前夜に多少の降雪があるものの、翌朝9時ごろからは晴れて、さらに風については日中は10m/s以下という、厳冬期の南八ヶ岳主稜線としては稀な好条件が出ていました。
しかし、実際に現地の天候が回復したのは予報よりも約2時間半ほど遅れて11時半ごろ。
風についても硫黄岳の稜線上に出ると、厳冬期の強烈な寒風が11時過ぎまで吹きつけており、時折耐風姿勢を取りながらも硫黄岳の山頂からその先の稜線上を辿り台座ノ頭の先まで進みましたが、この付近でガスで視界が悪くなったことも重なり、この間にメンタル的な部分をかなり削られてしまいました。
そんな中でこの先の行程や時間を考えると先行きは厳しいと判断し、昨年に続いて今回も稜線縦走は断念してここで引き返すことにしました。

天候の回復が予報より遅れたことは、登山をやっていればよくあることなのでしょうがないことだと思っています。
それこそ丸一日晴天予報の日に、念願の山頂に立ったその僅かな時間帯だけガスに覆われて「眺望なし」で、下山し始めた途端にガスが晴れるということもよくありましたし、この手のいやがらせとしか思えない”下山あるある”も何度も経験して身に染みていますからね(^^)
これらも含めて「山だからしょうがないよね」。今ではそう思えるようになっています。

まぁ、それにしても結果だけみれば見事なまでの2シーズン連続で冬期南八ヶ岳縦走の敗退。2022年までこの縦走が出来ていたことを思い返すと、昨年と今年は何で出来なかったんだろうと思ってしまいます。
正直、モヤモヤして悔しいところもありますが、スノーシーズンはまだあるので、また気持ちを切り替えて再挑戦し、今度こそは冬の南八ヶ岳を達成感とともに楽しみたいと思います。
 

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コメント

lifter175さん こんにちは

厳冬期に八ヶ岳に挑られるということは一朝一夕にならず、ずっと山々、登山に繋げていらっしゃるからだと思われます。

絵になる秀麗な姿の山が綺麗✨

雪炎が舞うのも、お写真で拝見している分には素敵です。
シャッターを押すのも一苦労かと😰

私も夏の硫黄岳は登頂したことがありますが山荘で1泊しました😆
私なりにとても疲れたので本当に感心しています
2024/2/16 10:43
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まあさん、こんばんは
コメントありがとうございます!

山歴自体はたかだか10年ちょっとで大したことはないのですが、厳冬期の南八ツ(特に赤岳)ついては、冬になるとかれこれ10回くらい踏んでます。
それだけ冬の八ツは魅力的で惹かれるものがあるんですよねshine
仰るとおり、写真で風の厳しさは分かりませんし、ましてや風の冷たさなど殆ど伝わりません。でも、それらの厳しい一面も冬山の魅力なんだと思っています。
今回はタイミングを外してしまい残念な結果になりましたが、その山に惹かれるものがある限りこれからも通い続けて行こうと思ってます
2024/2/16 22:54
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