【硫黄岳】稜線縦走は強風とガスで敗退(美濃戸口より)


- GPS
- 09:53
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 1,697m
- 下り
- 1,679m
コースタイム
- 山行
- 8:25
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 9:53
天候 | 天候:早朝小雪〜11時ごろまで曇り時々晴れ、11時半ごろから快晴 風:下部樹林帯から稜線手前までは無風〜微風 硫黄岳〜稜線上は11時ごろまで10m〜15m/sの強風 (瞬間的に20m/s前後、11時半ごろから徐々に弱まる) 気温:美濃戸口(八ヶ岳山荘駐車場)の午前5時頃で-9℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■アクセス ・中央道/小淵沢ICより一般道を利用し美濃戸口/八ヶ岳山荘駐車場へ (4:55着) <中央道/小淵沢ICから八ヶ岳山荘駐車場まで> ・距離:約17km ・所要時間:渋滞無しの直行で24分(Googleマップのナビによる) <美濃戸口(八ヶ岳山荘)〜赤岳山荘間の林道について> ・この日の林道は前夜の降雪でアイスバーンは殆どなく、うっすらと 新雪が積っていました。(写真4) ・轍の高さは10cmから高いところで20cmほど。この日は新雪が積って いましたが、その下はガチガチのアイスバーンでした。 ・この林道は道幅が狭くすれ違いが難しいため、FFの普通乗用車での 走行は今回も厳しいと感じました。 ■駐車場について ・駐車場は上記の通り、美濃戸口/八ヶ岳山荘駐車場を利用 ・駐車料金:800円/日(駐車場整備費として) *駐車券に八ヶ岳山荘のコーヒー1杯無料サービス付き ・夜間入出庫可 *深夜着の場合、料金の支払いは下山後に八ヶ岳山荘で 支払うことになります。 (深夜着で先に支払いが出来ない車には、日中に支払い要請の 貼り紙がドアのところに付けられます) ・トイレ、水道、自販機は八ヶ岳山荘に有り ■コンビニ ・小淵沢ICを出てすぐのところに大手コンビニがあります。 ■今回の出発地点である”八ヶ岳山荘”の情報はこちら http://www.yatsugatake.gr.jp/ (赤岳天望荘、美濃戸山荘などの情報もあります) *八ヶ岳山荘は駐車場の他に仮眠室や休憩所、また食事や入浴 (現在はシャワーのみ)登山届の記入提出などもできます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【ルート状況、積雪状況など】 2024/02/12 現在 1)美濃戸山荘〜赤岳鉱泉(北沢ルート) ・今季は暖冬ですが全線スノーロードでした。この日は前夜の降雪で 雪質が良く、氷むき出しの箇所もなく特に問題ない印象。 明瞭なトレースがついており赤岳鉱泉までノーアイゼンで歩きました 2)赤岳鉱泉〜硫黄岳 ・この区間から急登となり硫黄岳まで一気に登り上げて行きます。 この日は明瞭なトレースがついていたので、アイゼンを効かせて サクサク登れました。樹林帯内ですが急登なので下る場合は 転滑落に注意が必要です。 3)硫黄岳〜台座ノ頭の先まで(主稜線ルート) ・この日は11時過ぎまで強風とガスでコンディションは不良でしたが、 積雪量はそれなりにあり、一部氷結箇所や雪つきが悪い箇所は 岩石がむき出しになっていました。 ・強風とガスでしたが3連休ということでトレースはついていました。 ・冬の主稜線上は常に寒風が吹き付けており、万全な防寒対策と岩場 などで風に煽られて転滑落などないよう十分注意してください。 (この日も昼前まで15m/s前後の寒風が断続的に吹いていた) |
その他周辺情報 | <下山後の入浴はこちらの施設を利用しました> ■”ホテル八峯苑 鹿の湯” http://happoen.jp/hotspa/higaeri.html ・県道484号線(八ヶ岳鉢巻道路)沿い、 八ヶ岳山荘からクルマで約15分ほどのところにあります。 |
写真
昨年は前日の降雪により赤岳の一座登頂で縦走は断念しましたが、
今年こそは硫黄岳から横岳を経て赤岳まで、三山縦走で歩き通したいです
この日の轍は10〜20cmほど。前夜の降雪でアイスバーンは殆どなかった
でも、その下はガチガチのアイスなので、やはり普通乗用車は厳しいと思う
先ほど赤岳から縦走してきた方に聞いたら「トレースはある」とのこと
風とガスは酷いけど、取りあえず行けるところまで行ってみることに…
予報では9時ごろから晴れだったのに、約2時間半ほど遅れて晴れるという…
まぁ、もうしょうがないので、ゆっくり景色見ながら帰ることにしよう
感想
今年も冬の南八ヶ岳へ。昨年のこの山行は当日は快晴だったものの、前日の降雪によりトレースがなく、横岳から硫黄岳までの稜線縦走は断念して赤岳の一座登頂のみで終わっていました。
そんなこともあり「今年こそは三座縦走!」と意気込んで臨んだのですが、結果はご覧の通りでまたも敗退で終わってしまいました。
前日の天気予報では前夜に多少の降雪があるものの、翌朝9時ごろからは晴れて、さらに風については日中は10m/s以下という、厳冬期の南八ヶ岳主稜線としては稀な好条件が出ていました。
しかし、実際に現地の天候が回復したのは予報よりも約2時間半ほど遅れて11時半ごろ。
風についても硫黄岳の稜線上に出ると、厳冬期の強烈な寒風が11時過ぎまで吹きつけており、時折耐風姿勢を取りながらも硫黄岳の山頂からその先の稜線上を辿り台座ノ頭の先まで進みましたが、この付近でガスで視界が悪くなったことも重なり、この間にメンタル的な部分をかなり削られてしまいました。
そんな中でこの先の行程や時間を考えると先行きは厳しいと判断し、昨年に続いて今回も稜線縦走は断念してここで引き返すことにしました。
天候の回復が予報より遅れたことは、登山をやっていればよくあることなのでしょうがないことだと思っています。
それこそ丸一日晴天予報の日に、念願の山頂に立ったその僅かな時間帯だけガスに覆われて「眺望なし」で、下山し始めた途端にガスが晴れるということもよくありましたし、この手のいやがらせとしか思えない”下山あるある”も何度も経験して身に染みていますからね(^^)
これらも含めて「山だからしょうがないよね」。今ではそう思えるようになっています。
まぁ、それにしても結果だけみれば見事なまでの2シーズン連続で冬期南八ヶ岳縦走の敗退。2022年までこの縦走が出来ていたことを思い返すと、昨年と今年は何で出来なかったんだろうと思ってしまいます。
正直、モヤモヤして悔しいところもありますが、スノーシーズンはまだあるので、また気持ちを切り替えて再挑戦し、今度こそは冬の南八ヶ岳を達成感とともに楽しみたいと思います。
厳冬期に八ヶ岳に挑られるということは一朝一夕にならず、ずっと山々、登山に繋げていらっしゃるからだと思われます。
絵になる秀麗な姿の山が綺麗✨
雪炎が舞うのも、お写真で拝見している分には素敵です。
シャッターを押すのも一苦労かと😰
私も夏の硫黄岳は登頂したことがありますが山荘で1泊しました😆
私なりにとても疲れたので本当に感心しています
コメントありがとうございます!
山歴自体はたかだか10年ちょっとで大したことはないのですが、厳冬期の南八ツ(特に赤岳)ついては、冬になるとかれこれ10回くらい踏んでます。
それだけ冬の八ツは魅力的で惹かれるものがあるんですよね
仰るとおり、写真で風の厳しさは分かりませんし、ましてや風の冷たさなど殆ど伝わりません。でも、それらの厳しい一面も冬山の魅力なんだと思っています。
今回はタイミングを外してしまい残念な結果になりましたが、その山に惹かれるものがある限りこれからも通い続けて行こうと思ってます
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