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Yamareco

記録ID: 6557733
全員に公開
雪山ハイキング
中央アルプス

将棊頭山〜将棋ノ頭 ラッセルの果てに

2024年03月16日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:05
距離
20.8km
登り
2,021m
下り
2,018m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:59
休憩
1:07
合計
9:06
6:54
25
スタート地点
7:19
7:26
49
8:15
8:18
15
8:33
8:33
8
8:41
8:42
10
8:52
8:52
45
9:37
9:48
18
11:40
11:52
36
12:28
12:28
35
13:03
13:15
3
13:18
13:18
9
13:27
13:29
9
13:38
13:38
8
13:46
13:47
16
14:03
14:07
10
14:17
14:17
23
14:49
14:49
10
14:59
14:59
5
15:04
15:05
3
15:08
15:08
6
15:14
15:17
23
15:40
15:43
17
16:00
ゴール地点
復路:馬返しより下は大体走っています。
天候 快晴!
気温高く暑いくらい
過去天気図(気象庁) 2024年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
桂小場手前、冬季閉鎖ゲート前の駐車スペース(10台程度)に駐車しました。
7時前の到着で半分くらい埋まっていました。
コース状況/
危険箇所等
※3/16時点の状況です
特別危険を感じるような箇所はありませんでした。

大樽避難小屋(2,075m)より先はノートレース。
積雪は吹き溜まりで1m強。
稜線まで膝上〜腰上ラッセルでした。
 
その他周辺情報 大芝の湯(日帰り入浴500円→割引450円)で入浴しました。
朝、7時前に冬季閉鎖ゲートを出発。
意外にすいていました。
朝、7時前に冬季閉鎖ゲートを出発。
意外にすいていました。
スタートから林道は雪たっぷり。
途中、倒木箇所から先は轍もなく先行者のトレースのみ。
スタートから林道は雪たっぷり。
途中、倒木箇所から先は轍もなく先行者のトレースのみ。
桂小場登山口。
オンシーズンはここまで乗り入れできるのでしょうか。
桂小場登山口。
オンシーズンはここまで乗り入れできるのでしょうか。
緩やかな斜面を登っていくと、遥か遠くに雪の稜線が見えてきます。
緩やかな斜面を登っていくと、遥か遠くに雪の稜線が見えてきます。
カラマツ林の登りが続きます。
カラマツ林の登りが続きます。
馬返しからは雪が深くなります。
大樽避難小屋手前で先頭の方に追いつき、そこから先はノートレース。
馬返しからは雪が深くなります。
大樽避難小屋手前で先頭の方に追いつき、そこから先はノートレース。
先頭の方にお礼を言って、ひとまず先を目指します。
先頭の方にお礼を言って、ひとまず先を目指します。
胸突八丁。
積雪深は変わりませんが、長い尾根の登りが続きます。
胸突八丁。
積雪深は変わりませんが、長い尾根の登りが続きます。
無雪期なら何て事の無いような尾根も牛歩で進みます。
(このへん必死こいてたので殆ど写真撮ってません…)
無雪期なら何て事の無いような尾根も牛歩で進みます。
(このへん必死こいてたので殆ど写真撮ってません…)
六合目。セーブポイントは写真に収めておきます。
一瞬まだ六合目かと思いましたが、駒ケ岳の六合目なんですね。
六合目。セーブポイントは写真に収めておきます。
一瞬まだ六合目かと思いましたが、駒ケ岳の六合目なんですね。
だいぶ登り、時折稜線が見えるようになってきました。
針葉樹林の中にダケカンバが増えてくると励みになります。
だいぶ登り、時折稜線が見えるようになってきました。
針葉樹林の中にダケカンバが増えてくると励みになります。
最後に小さな雪庇の脇を越えると、一気に視界が開けます。
やっと稜線に出ました!
1
最後に小さな雪庇の脇を越えると、一気に視界が開けます。
やっと稜線に出ました!
右手には茶臼山と奥に御嶽山。
2
右手には茶臼山と奥に御嶽山。
そして目の前に広がる大展望!
そして目の前に広がる大展望!
踏み跡の無い雪稜の先に、目的地の将棊頭山と右奥には木曽駒ケ岳。
踏み跡の無い雪稜の先に、目的地の将棊頭山と右奥には木曽駒ケ岳。
ここまで来れば深い踏み抜きは無くなり、快晴微風の稜線歩きになります。
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ここまで来れば深い踏み抜きは無くなり、快晴微風の稜線歩きになります。
少し進んだところに分水嶺の看板。
少し進んだところに分水嶺の看板。
目指すは将棊頭山。
2
目指すは将棊頭山。
上部は凍結してツルツルの斜面。
斜度はそこまで急ではなかったのでアイゼンは使わず仕舞。
結局チェーンスパイクで登り降りしました。
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上部は凍結してツルツルの斜面。
斜度はそこまで急ではなかったのでアイゼンは使わず仕舞。
結局チェーンスパイクで登り降りしました。
振り返れば雪稜と展望。
振り返れば雪稜と展望。
斜面には彫りの深いシュカブラ。
この日は微風でしたが、普段は相当に強風が吹くのでしょう。
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斜面には彫りの深いシュカブラ。
この日は微風でしたが、普段は相当に強風が吹くのでしょう。
登り切って将棊頭山山頂。
山頂は360度の展望でした。
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登り切って将棊頭山山頂。
山頂は360度の展望でした。
木曽駒ケ岳方面。
ここまで登ると奥の宝剣岳も見えていました。
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木曽駒ケ岳方面。
ここまで登ると奥の宝剣岳も見えていました。
西駒山荘と将棋ノ頭への雪稜。
西駒山荘と将棋ノ頭への雪稜。
奥には少し霞んでしまっていますが南アルプスがずらり。
甲斐駒、仙丈、白峰三山あたりまではまだよく見えていました。
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奥には少し霞んでしまっていますが南アルプスがずらり。
甲斐駒、仙丈、白峰三山あたりまではまだよく見えていました。
歩いてきた稜線。
奥には御嶽山、乗鞍岳、北アルプスの峰々が並びます。
歩いてきた稜線。
奥には御嶽山、乗鞍岳、北アルプスの峰々が並びます。
右手眼下には経ヶ岳。
しばらく登ってないので暑くないうちにまた登りに行きたいところ。
右手眼下には経ヶ岳。
しばらく登ってないので暑くないうちにまた登りに行きたいところ。
アップで乗鞍岳。
この時期は周りより白が濃くて一際目立ちます。
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アップで乗鞍岳。
この時期は周りより白が濃くて一際目立ちます。
笠ヶ岳〜抜戸岳の稜線や穂高岳、槍ヶ岳。
よく見えていました。
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笠ヶ岳〜抜戸岳の稜線や穂高岳、槍ヶ岳。
よく見えていました。
アップで御嶽山。
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アップで御嶽山。
最後に、山頂と木曽駒ケ岳へと続く稜線。
これを見たらまたいずれ歩きに来たくなりますね。
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最後に、山頂と木曽駒ケ岳へと続く稜線。
これを見たらまたいずれ歩きに来たくなりますね。
天気良いので将棋ノ頭を往復することにします。
西駒山荘へ降り、将棊頭山を振り返ります。
天気良いので将棋ノ頭を往復することにします。
西駒山荘へ降り、将棊頭山を振り返ります。
将棋ノ頭へと続く稜線。
麓から遥か遠くに見えた稜線をようやく歩けました。
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将棋ノ頭へと続く稜線。
麓から遥か遠くに見えた稜線をようやく歩けました。
なだらかな稜線を進むと将棋ノ頭が見えてきました。
なだらかな稜線を進むと将棋ノ頭が見えてきました。
小ピークは特に看板は無く、観測計か何かの機器があるのみでした。
小ピークは特に看板は無く、観測計か何かの機器があるのみでした。
将棋ノ頭から伊那市街を一望。
奥には浅間山や八ヶ岳オールスターズが並んでるはずです。
将棋ノ頭から伊那市街を一望。
奥には浅間山や八ヶ岳オールスターズが並んでるはずです。
将棋ノ頭から木曽駒ケ岳方面。
ここまで来ると空木岳が見えるようになっていました。
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将棋ノ頭から木曽駒ケ岳方面。
ここまで来ると空木岳が見えるようになっていました。
アップで左奥に空木岳。
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アップで左奥に空木岳。
将棋ノ頭から将棊頭山方面。
山頂はたおやかな稜線。将棊頭山へ引き返します。
将棋ノ頭から将棊頭山方面。
山頂はたおやかな稜線。将棊頭山へ引き返します。
西駒山荘と将棊頭山。
西駒山荘と将棊頭山。
混じり気ない純白の山頂への登り返し。
混じり気ない純白の山頂への登り返し。
このあたりにも彫りの深いシュカブラ。
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このあたりにも彫りの深いシュカブラ。
再び将棊頭山山頂へ戻ってきました。
再び将棊頭山山頂へ戻ってきました。
将棋ノ頭から歩いてきた稜線を振り返る。
将棋ノ頭から歩いてきた稜線を振り返る。
再び木曽駒ケ岳の絶景。
再び木曽駒ケ岳の絶景。
極上の稜線。
今度は木曽駒ヶ岳まで歩きに来たいです。
極上の稜線。
今度は木曽駒ヶ岳まで歩きに来たいです。
天気は相変わらず快晴微風。
勿体ないですが、時間は14時前とそろそろタイムリミット。
天気は相変わらず快晴微風。
勿体ないですが、時間は14時前とそろそろタイムリミット。
来た道を戻ります。
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来た道を戻ります。
将棊頭山を最後に振り返って展望とはここでお別れ。
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将棊頭山を最後に振り返って展望とはここでお別れ。
下りはあっという間。
大樽避難小屋まで降りてきました。
下りはあっという間。
大樽避難小屋まで降りてきました。
馬返し手前には少し開けた広場。
少し登り返すと馬返しです。
馬返し手前には少し開けた広場。
少し登り返すと馬返しです。
カラマツ林の巻き道。
緩やかな傾斜が続きます。
カラマツ林の巻き道。
緩やかな傾斜が続きます。
1時間ちょっと前には歩いていた稜線があんなに遠くに。
1時間ちょっと前には歩いていた稜線があんなに遠くに。
途中の水場。
このあたりだけ雪が解け、地面が見えていました。
途中の水場。
このあたりだけ雪が解け、地面が見えていました。
桂小場まで降りてきました。
ここからは雪の林道歩き(走り)。
桂小場まで降りてきました。
ここからは雪の林道歩き(走り)。
雪深い渓谷を渡る。
雪深い渓谷を渡る。
無事にゲートまで降りてきました。
無事にゲートまで降りてきました。
下山後は大芝の湯に寄って帰宅。
慣れない筋肉使ったので翌日は筋肉痛でした。
下山後は大芝の湯に寄って帰宅。
慣れない筋肉使ったので翌日は筋肉痛でした。

感想

3/16土は中央アルプスの将棊頭山へ。
前週に足首痛めて、1週間トレーニングも出来ずに安静にしてたので体調は万全。
天気も良さそうだったので、普段より少し標高高いところにしようと計画しました。

登山口には7時前に到着。
出発時間遅いにもかかわらず思ってたより車は少なく、歩き始めから雪はたっぷり。
先行者に追いつくたびに薄くなるトレース。
だんだん嫌な予感がしてきます。
標高2,000m少し上にある避難小屋の大樽小屋手前で先頭の方に追いつくと、そこから先はノートレースの世界。
大体平均して膝上、吹き溜まりの多いところで腰上くらいの積雪。
前週の雪は降っていた時間は短かったので完全に油断していました。
(使い慣れていないワカンも、車の中に置いてけぼり)
割と人が入る山なので、見事に読みが外れました。
普段他の方のトレースを借りることが多い身で、あまりラッセルには慣れていないので、体力全振りでも牛歩で登ります。
後の方が追い付いてくれることに期待しつつ延々と独りラッセル。
とは言え、タイムリミットを決めて諦めることも想定内だったので割と気楽に登ってました。
結局最後まで一人のまま稜線に出ると、そこは別世界!
視界が一気に開き、目の前に将棊頭山への雪稜とさらに奥の木曽駒ケ岳へと続く銀世界でした。
絶景を目の前にして感動もひとしお。
ここまで来れば雪で深く沈むことも無いので、あとは疲弊した足に鞭打ちながら最後の登りに入ります。
将棊頭山山頂からは360度の大展望。
特に、木曽駒ケ岳への稜線!今回は適いませんでしたが、いつか積雪期に木曽駒まで足を伸ばしに来たいところです。
時間は微妙でしたが、せっかくなので山頂にザックをデポして将棋ノ頭まで往復しました。
別角度から望む将棊頭山は白一色の雪山。
将棋ノ頭まで来ると空木岳もよく見える位置関係でした。
山頂はこの頃には風も弱まり、気温高く暑いくらい。
暫く休憩し、名残惜しみつつ下りへ。

あれほど苦労した登りも、下りはあっという間。
時折大きく踏み抜き足を取られますが、急斜面では無いのでサクサク下れました。
馬返しまで来れば踏み抜きは無くなり、緩やかで歩きやすくなるので、消化試合のごとく走って下りました。
普段使い慣れない筋肉使ったからか、下山後はあまりない類の疲労感。
時間も遅かったので、この日は伊北ICから高速使って帰りました。
翌日は案の上筋肉痛でした。
 

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