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Yamareco

記録ID: 6543039
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

中央アルプス東西横断 (上松A〜木曽駒ヶ岳〜伊那スキーリゾート)

2024年03月09日(土) 〜 2024年03月11日(月)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
49:52
距離
30.8km
登り
2,534m
下り
2,618m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:15
休憩
0:21
合計
7:36
8:42
83
スタート地点
10:05
10:05
36
10:41
10:42
157
13:19
13:39
159
16:18
宿泊地
2日目
山行
8:27
休憩
1:12
合計
9:39
5:30
190
宿泊地
8:40
8:52
7
8:59
9:09
30
9:39
9:40
7
9:47
9:53
9
10:02
10:02
80
11:22
11:22
22
12:03
12:12
6
12:18
12:24
12
12:36
12:37
33
13:10
13:25
21
13:46
13:58
71
15:09
宿泊地
3日目
山行
4:31
休憩
0:09
合計
4:40
5:54
38
宿泊地
6:32
6:32
4
6:36
6:36
59
7:35
7:43
67
10:34
ゴール地点
天候 9日 冬型 ☁
10日 冬型緩み→H張り出し ☀
11日 H圏内 ☀
過去天気図(気象庁) 2024年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往 のぞみ202号→しなの1号 上松駅下車
復 高速バス名古屋行き 沢渡乗車
コース状況/
危険箇所等
9日
朝一の新幹線に乗り込み名古屋まで。名古屋で長野行き特急に乗り換える。名古屋始発なので自由席でもらくらく座れるかと思っていたが、まあまあ混雑している。なんとか座席をゲット。1時間20分ほどで上松駅に到着。
駅舎で準備してデッパ。上松A登山口までは5.5kmのロード歩き。地味に堪える。登山口近くにある民家の番犬にめちゃめちゃ吠えてきた。2匹のわんこが猛烈に駆けてきたので襲われるのかと思った。鎖に繋がれてたのでそんなことはありえないのだけど。犬でビビってたら熊だったらほんとに何も出来ないなと思った。
金懸小屋までひたすらコンタ上げ。0.5合ごとに看板がある。雪は少ない。小屋には先着の4人組パーティがいた。クライミングの話で盛り上がっているところに少しお邪魔させてもらう。小屋で少し休憩。小屋先のトラバりで雪崩は今回は大丈夫そうだった。その先夏道が岩がちに。スノーシュー外してツボで行くが、氷化がひどく足の置き場を選ぶ。さっきのトラバりもあるので早めに足元を切り替えておくと無駄がない。2074.5でスノーシューに戻した。ヘトヘトになってco2300(遠見場)にテンバ入り。樹限まで上げれなかった……。てか樹限遠すぎだろ。明日はH張り出しだ!

10日
4時起床。パッキングしていると昨日の4人組に抜かされてしまった。5時半デッパ。樹限は8合目(co2600)あたり。樹限手前のトラバりがガチガチだったのでそこでESに変えた。普通に尾根辿れば良かったかも。co2660でEPに。この先雪稜ポイント。2660の雪稜は両側にカンバがパヤパヤ生えており高度感無く短い。2720の雪稜は南東側緩いが白く、北西側カンバ生えているが急。長さは30mくらい。旧D雪稜を短くしてカンバ生やしたみたいな感じだ。今回は先行者のトレースあったので使わせていただき楽勝でした。木曽前岳への取付きは急。四つん這いでステップきって登る(ここまでまんまD尾根)。稜線上は北風が強く冷たい。初めて快晴時にゴーグルを着けた。木曽前岳先でピークアタックを済ませた先行の4人組とすれ違った。早え。
気合で登り返して木曽駒ヶ岳着。ロープウェイ始発組より早く着いたので頂上は独占状態。御岳、南ア、八ヶ岳、富士が見える。北アはまだ回復していないようで雲の中だった。気分が上がり一日遅れの3月9日を歌う。歌詞うろ覚えだったことをちょっぴり後悔。風が冷たいので感傷に浸る間もなく先を急ぐ。
馬の背の下りはガチ。滑ったらオワリ。氷化した急斜アイゼンぶっ刺して下す。ほんとに急なところはBSした。co2700くらいまでは緊張感あった。初見のルート取りは結構むずい。変にトラバったりせず、真尾根上をBSするのが丸いと思う。ただコルからはのんびりとした広い稜線歩きに変わる。コントラストがすごい。ちんたら歩く。将棊頭山には中国人がたくさんいた。ツアーだろうか。
ここから権現づるねに入る。樹限はco2630。タンネの密林で地形見ずらい。地図コンパスGPSを細かくチェックしながら下りる。急斜はツボで下した。co2120にテンバ入り。18時半に寝た。

11日
6時前にデッパ。このあたりからピンテで夏道が分かる。辻山では南アルプスから登る太陽を拝めた。あと30分早く出ていれば日の出を拝めたかも。権現山先の分岐からツボに変えた。無心で下る。伊那スキーリゾートに下山。
バス停まで延長戦。伊那の町は山に囲まれていい町だなと思った。名古屋行きの高速バスに乗り込み、名古屋で寿がきやを喰らう。ひのとりのプレミアムシートで帰阪。お疲れ様でした。
その他周辺情報 ■恵那峡サービスエリアで休憩あり。お土産が買えました。
■名古屋駅の寿がきやで白ラーメンをいただきました。
上松駅下車。ここに停まる特急しなのは数少ないのでラッキー。
2024年03月09日 08:28撮影 by  Pixel 6a, Google
3/9 8:28
上松駅下車。ここに停まる特急しなのは数少ないのでラッキー。
登山口近くから稜線を見上げる。この後ガスる。
2024年03月09日 10:08撮影 by  Pixel 6a, Google
3/9 10:08
登山口近くから稜線を見上げる。この後ガスる。
本日のテンバからの景色。お地蔵さんに見守られながら床につく。
2024年03月09日 17:08撮影 by  Pixel 6a, Google
3/9 17:08
本日のテンバからの景色。お地蔵さんに見守られながら床につく。
2日目
三沢岳かな
2024年03月10日 07:15撮影 by  Pixel 6a, Google
1
3/10 7:15
2日目
三沢岳かな
日が昇る。山の名前が全然わからない。
2024年03月10日 07:32撮影 by  Pixel 6a, Google
3/10 7:32
日が昇る。山の名前が全然わからない。
木曽前岳と駒ヶ岳。近いようで遠かった。
2024年03月10日 07:32撮影 by  Pixel 6a, Google
3/10 7:32
木曽前岳と駒ヶ岳。近いようで遠かった。
2660の雪稜
2024年03月10日 07:53撮影 by  Pixel 6a, Google
3/10 7:53
2660の雪稜
2720の雪稜。構成がまんま旧Dのそれ。
2024年03月10日 08:08撮影 by  Pixel 6a, Google
1
3/10 8:08
2720の雪稜。構成がまんま旧Dのそれ。
稜線に出た。正面のピークが木曽前岳。右側のちょっと尖っているのが宝剣岳。
2024年03月10日 08:33撮影 by  Pixel 6a, Google
1
3/10 8:33
稜線に出た。正面のピークが木曽前岳。右側のちょっと尖っているのが宝剣岳。
木曽駒ヶ岳ピーク
ピークの鳥居は半分埋まっている。
2024年03月10日 09:47撮影 by  Pixel 6a, Google
3/10 9:47
木曽駒ヶ岳ピーク
ピークの鳥居は半分埋まっている。
祠とか看板とかで盛りだくさん
2024年03月10日 09:47撮影 by  Pixel 6a, Google
3/10 9:47
祠とか看板とかで盛りだくさん
南アの向こうに富士山
2024年03月10日 09:49撮影 by  Pixel 6a, Google
3/10 9:49
南アの向こうに富士山
宝剣岳と南に続く稜線。これを見ながら歌った。
2024年03月10日 09:49撮影 by  Pixel 6a, Google
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3/10 9:49
宝剣岳と南に続く稜線。これを見ながら歌った。
鼻が出ているバカ
2024年03月10日 09:50撮影 by  Pixel 6a, Google
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3/10 9:50
鼻が出ているバカ
駒ヶ岳を振り返る
2024年03月10日 10:15撮影 by  Pixel 6a, Google
3/10 10:15
駒ヶ岳を振り返る
心地よい稜線歩き。風も収まってきた。
2024年03月10日 11:23撮影 by  Pixel 6a, Google
3/10 11:23
心地よい稜線歩き。風も収まってきた。
ほげほげ
2024年03月10日 11:23撮影 by  Pixel 6a, Google
3/10 11:23
ほげほげ
将棊頭山から駒ヶ岳方面。ここは良い展望台だと思う。
2024年03月10日 12:04撮影 by  Pixel 6a, Google
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3/10 12:04
将棊頭山から駒ヶ岳方面。ここは良い展望台だと思う。
下山尾根からは駒ヶ岳がよく見えた。王様気分だ。
2024年03月10日 12:41撮影 by  Pixel 6a, Google
3/10 12:41
下山尾根からは駒ヶ岳がよく見えた。王様気分だ。
タンネタンネタンネ...。
2024年03月10日 13:41撮影 by  Pixel 6a, Google
3/10 13:41
タンネタンネタンネ...。
三日目朝
バリズボがだるい。
2024年03月11日 06:11撮影 by  Pixel 6a, Google
3/11 6:11
三日目朝
バリズボがだるい。
南アから登る朝日。もう少し早くデッパすればよかった
2024年03月11日 06:35撮影 by  Pixel 6a, Google
3/11 6:35
南アから登る朝日。もう少し早くデッパすればよかった
ゲレンデに下山。朝一で誰もいなかった。
2024年03月11日 08:51撮影 by  Pixel 6a, Google
3/11 8:51
ゲレンデに下山。朝一で誰もいなかった。
伊那の町
2024年03月11日 09:51撮影 by  Pixel 6a, Google
3/11 9:51
伊那の町
寿がきや 白ラーメン 670円也
2024年03月11日 14:36撮影 by  Pixel 6a, Google
3/11 14:36
寿がきや 白ラーメン 670円也
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 着替え 予備靴ひも ザック アイゼン ピッケル スコップ 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) ガスカートリッジ コンロ 食器 ライター 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ ポール テント テントマット シェラフ
備考 ■反省
シュラカバ忘れ
ガス缶使用ペース

感想

月曜に休みが取れたので、ちょっと大きい山行を計画。もともとは白馬に行くつもりだったが、週天見ていると冬型。白馬は諦めて冬型に強そうな木曽駒に行くことにした。
待っていたのは想像以上にきついコンタ上げ、美しいタンネの森、そしてガチガチの稜線。冬山の楽しさをギュッと詰め込んだような山行だった。
今の実力で一人でやれる山はこんなもんかなとも思った。登りはトレースに助けられたし、アイゼンワークが危ういところもあった。また気象にも恵まれた。ただシーズンの中でこういう山をやれる機会も少ないので一回一回を大事にしていきたい。

※「中央アルプス東西横断」というのは山行の規模の割に大きすぎる名前な気もするが、嘘ではないのでご勘弁(ちょっとカッコつけた)。

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