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Yamareco

記録ID: 656258
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

梅雨入り前に、念願の黒戸尾根で甲斐駒へのぼってきました〜

2015年06月07日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
17.2km
登り
2,398m
下り
2,392m

コースタイム

日帰り
山行
11:00
休憩
0:50
合計
11:50
3:40
3:50
80
5:10
5:10
60
6:10
6:10
20
6:30
6:30
40
7:10
7:10
40
7:50
7:50
50
8:40
8:40
70
9:50
10:30
120
12:30
12:30
60
13:30
13:30
50
14:20
14:20
60
15:20
15:20
10
天候 8合目まではガスでしたが、その上は快晴でした。
過去天気図(気象庁) 2015年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
予約できる山小屋
七丈小屋
まだ真っ暗です。
標識の顔がちょっと怖い。
まだ真っ暗です。
標識の顔がちょっと怖い。
3分ほどで神社です。
明かりがついていて少しホッとした。
安全を祈願させて頂きました。
3分ほどで神社です。
明かりがついていて少しホッとした。
安全を祈願させて頂きました。
新緑がきれい
汗だくになってるけど、まだまだ余裕
新緑がきれい
汗だくになってるけど、まだまだ余裕
気持ちいい尾根道(^^)
ちょうど太陽の光が差し込んできて、テンションアップ
2
気持ちいい尾根道(^^)
ちょうど太陽の光が差し込んできて、テンションアップ
笹が出てきたな~って思ったら、笹ノ平につきました。
甲斐駒まで7時間ッて書いてあって、ちょっとガックシ。
笹が出てきたな~って思ったら、笹ノ平につきました。
甲斐駒まで7時間ッて書いてあって、ちょっとガックシ。
刃渡りです。
普通にあるけば、特に問題なしです。
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刃渡りです。
普通にあるけば、特に問題なしです。
このあたりだけ、ようやく展望が開けました。
日向山が見えてます。
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このあたりだけ、ようやく展望が開けました。
日向山が見えてます。
日向山の砂浜のあたりをズームアップ
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日向山の砂浜のあたりをズームアップ
最初の階段(ハシゴ)たち
しんどいけど、危険ではない感じ
最初の階段(ハシゴ)たち
しんどいけど、危険ではない感じ
刀利天狗まできました。
ここで、ひと休み(^^)
刀利天狗まできました。
ここで、ひと休み(^^)
で、のぼって〜
ガクンと急坂を下って、五合目小屋跡につきました。
で、のぼって〜
ガクンと急坂を下って、五合目小屋跡につきました。
ここから、長いハシゴのオンパレード

こんなんやら
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ここから、長いハシゴのオンパレード

こんなんやら
こんなのまで
見上げると遠くにもはしごがある(^^)
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見上げると遠くにもはしごがある(^^)
ちょっと下って、スケスケの橋をわたります。
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ちょっと下って、スケスケの橋をわたります。
ときおり、石碑と刀が奉納されてました。
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ときおり、石碑と刀が奉納されてました。
このハシゴが一番傾斜がきつかったかな
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このハシゴが一番傾斜がきつかったかな
上から見るとこんな感じ。
ここは落ちたらヤバイです。
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上から見るとこんな感じ。
ここは落ちたらヤバイです。
結構な数のハシゴが設置されてました。
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結構な数のハシゴが設置されてました。
七丈小屋です。
かなりきれいな小屋でした。
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七丈小屋です。
かなりきれいな小屋でした。
こっちは第二小屋(^^)
甲斐駒には、この脇のハシゴをのぼって行きます。
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こっちは第二小屋(^^)
甲斐駒には、この脇のハシゴをのぼって行きます。
頭上にイワカガミの群生がありました。
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頭上にイワカガミの群生がありました。
テン場(第1)
ご覧のとおり、ガスってます。
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テン場(第1)
ご覧のとおり、ガスってます。
8合目までの間には、何箇所か残雪あり。
アイゼン無しでも大丈夫でした。
8合目までの間には、何箇所か残雪あり。
アイゼン無しでも大丈夫でした。
ずっとガスなのかなって思ってたんですが〜〜〜
ずっとガスなのかなって思ってたんですが〜〜〜
八合目に出るとこの青空に、甲斐駒がどーんと

劇的な展開でした。
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八合目に出るとこの青空に、甲斐駒がどーんと

劇的な展開でした。
まさに、頑張ったかいがありました。

でも、まだ遠いなあ
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まさに、頑張ったかいがありました。

でも、まだ遠いなあ
これは、鳳凰三山と奥に富士山
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これは、鳳凰三山と奥に富士山
これは、北岳〜
ここから上は、ハシゴではなくて、鎖場がたくさんでした。
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ここから上は、ハシゴではなくて、鎖場がたくさんでした。
青空っていいな〜
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青空っていいな〜
岩には、足場が刻んであってそれを利用してのぼります。
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岩には、足場が刻んであってそれを利用してのぼります。
ワクワクしますね〜
ワクワクしますね〜
またもや、鳳凰三山
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またもや、鳳凰三山
地蔵岳のオベリスクもはっきり見えました。
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地蔵岳のオベリスクもはっきり見えました。
で、刀と鳳凰三山と富士山
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で、刀と鳳凰三山と富士山
引きだとこんな感じ
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引きだとこんな感じ
この辺りでは、ほんとにヘロヘロ
先行者に全く追いつけない・・・
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この辺りでは、ほんとにヘロヘロ
先行者に全く追いつけない・・・
山頂直下の祠まできた(^^)
山頂直下の祠まできた(^^)
あと一息
合流地点をすぎれば
合流地点をすぎれば
これをのぼれば〜
これをのぼれば〜
山頂到着(^^)
青空に間に合いました。
山頂に人は4名のみ、みんな黒戸尾根をのぼってきたので、なんか親近感がありました。
山頂は、静かでよかったです(^^)
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青空に間に合いました。
山頂に人は4名のみ、みんな黒戸尾根をのぼってきたので、なんか親近感がありました。
山頂は、静かでよかったです(^^)
北岳が時々みえました。
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北岳が時々みえました。
ひこうき雲〜
唯一の自分撮り
北岳がバックにあります。
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唯一の自分撮り
北岳がバックにあります。
きれいな雲海でしたね〜
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きれいな雲海でしたね〜
さあて、下りです。
長そうだなあ〜
さあて、下りです。
長そうだなあ〜
青空にもバイバイ
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青空にもバイバイ
八合目から下はやはりガス

ひたすら、孤独に地味に下ります。
八合目から下はやはりガス

ひたすら、孤独に地味に下ります。
黙々と歩く感じ
やっと五合目まできたぞ〜
やっと五合目まできたぞ〜
お、刀利天狗だ
刃渡りっす。
刃渡りから笹ノ平までが、地味に長くきつい。
ずっと下ってるし、前後に人影なし。
刃渡りから笹ノ平までが、地味に長くきつい。
ずっと下ってるし、前後に人影なし。
やっとこそ、笹ノ平です。
やっとこそ、笹ノ平です。
これが見えたらもう近い
これが見えたらもう近い
お〜吊り橋がみえたぞ〜
お〜吊り橋がみえたぞ〜
のぼりでは真っ暗でなんも見えなかった吊り橋地点
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のぼりでは真っ暗でなんも見えなかった吊り橋地点
こんなかんじだったのね
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こんなかんじだったのね
ありがとうございました。
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ありがとうございました。
無事着きました。
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無事着きました。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ ヘルメット

感想

このたび、ようやく念願の黒戸尾根を歩いてきました。

3年くらい前から、チャレンジを考えていたんですが、超ロングコースであることと、険しいということから、体調と天候が良い時にしかチャレンジ出来ないと思い・・・、なかなか行くことが出来ませんでした。

この週末、日曜日の予定が無くなったので、ふと今なら行ける!
と思い立ち、さくっと準備して、行ってきました〜

山と高原の地図のコースタイムだと14時間30分
ま、そこを12時間で歩けるとして、休憩を1時間と見込んで、行動時間13時間かなと予測して出発時間を決定。
朝4時にでれば、17時には戻ってこられるとふみました。

千葉を0:30にでて、尾白川渓谷駐車場についたのは3:30
まだ真っ暗ですが、駐車場は7割位埋まってました。車の横にテントを張っている方も多く、人気の高さを実感。
これからのぼろうとしている方もおられるみたいで、少し安心しながら出発です。

真っ暗なのでヘッデンをつけて、歩きだす。なぜか駒ヶ岳神社がすぐそこにあると思い込んでて、3分ほど歩いたところで、一瞬不安になりましたが、前方に明かりのついた神社を発見しひと安心。
しっかり、山行の無事を祈願して、出発です。
吊り橋は、神社の左手のところにすぐありました。もちろん真っ暗。
吊り橋を渡ったらすぐに急坂です。(^^)

先行者がいるはずなんですが、全然見当たりません。
後続も見える限りはいない感じ。

暗闇に、いきなりビビりながらも、ペースを上がらないように抑え気味でのぼりはじめました。

めっちゃしずか
でも、時折、鈴の音 チリンチリン
振り向いたら急に人が迫ってきたらこわいだろうな〜
って思いながら、時々後ろを警戒しつつ歩く

次第に空が明るくなってきて、鳥の声が聞こえ出した頃には、すっかり平気になりました(^^)

笹ノ平の手前かな、もっと手前だったか、ようやく一人の方に追いつく。
で、しばらくして、もう一人
このお二方とは、休憩するたびに追いつかれて、また追い抜いてを繰り返しました。

で、ようやく着いたのが刃渡り〜〜
予想通り、鎖もあるし、足場もしっかりしてるし、俺としては平気でした。
ここから、周りの山々も少し見えました。

日向山がずいぶんしたの方に見えてちょっと感動
砂浜の山頂もしっかり見えました。

このあたりでは、すでに汗だくで、まめに水をのむんだけど、あっという間に汗として出ちゃう感じ
体感としては、気温は高くはなく低めなのですが、湿度は高く汗が止まらない。刀利天狗のあたりで少し脱水気味でした。だめだね〜
お腹も減ったのでおにぎりもパクリ。

刀利天狗を過ぎてから、一度ガバーッと下るんですが、この下りで体調が少し戻ってきた(^^)

で、五合目小屋跡からのハシゴのオンパレード(^^)
アドレナリンが出たのか、しんどいけど元気にのぼれました。

途中には、結構激しいハシゴもあったりして、楽しかった〜

で、ほどなく七丈小屋に到着
水はまだ出ていないとのこと。

ここで、少し休憩。お腹は減ってるけど、喉が乾きすぎて食欲が無い。
行動食を水でふやかしながら、食べてました。

七丈小屋から8合目御来迎所までの間には、少し残雪もありましたが、アイゼンが必要な感じはありませんでした。

森林限界も超えてきて、息がくるしい。酸素くれ〜

まわりは、薄めのガス。
このまま展望無いのかもなあと思って、とぼとぼのぼって行ってたところ、8合目御来迎所についたあたりで、雲の上にでて、青空がドーンと(^^)
で、甲斐駒もどど〜んと!!

最高でした。劇的でした。やってやりましたって感じでした。
頑張ったかいがあったなあ〜(^^)。

でも、甲斐駒の山頂遠い・・・・・

ここからは、本格的な岩場でもありました。
ハシゴの代わりに鎖がいっぱい。

楽しい(^^)、でも、めっちゃしんどいって感じでした。
9合目の手前辺りの大きな岩の上で、大休憩
あと少しで山頂なのはわかってたんですが、ここで休憩したほうが良いと身体が言ってたので、のんびり休憩しました。

なお、この時点では、予想タイムよりかなり早い感じ。
のぼり7時間かと思ってたけど、6時間を切りそうな感じでした。

ここで、3人くらいに抜かれたかなあ。
みんな早い(^^)

ふたたび立ち上がって、のぼっていくと
うーん、懐かしい3年ぶりの甲斐駒の山頂です。
前回は、北沢峠からきて、黒戸を歩くなんて、とんでもないと思ったんだけど、それをとうとうやりました~

しかし、想像以上にヘロヘロ
汗のかきすぎが原因かな。
幸い、晴れてるし寒くないし、空いてるので、のんびり休憩して、ラーメンを作って、がんばって食べました。(塩分と水分補給)

食べてのんびりしてるとずいぶん楽になってきた。
のぼってきた長い道を下るのかと思うと、ヒャ~って気分になるし、なにより雲海の上に、浮かんだ山頂からの景色が素晴らしく、なかなか降りれませんでした。
雲の動きで、ときおり、富士山や北岳、間ノ岳も見えたり、北の方にも山が見えたりして、見飽きることがなく・・・

断腸の思いで下山開始

もともと下山は苦手なので、ゆっくりとしか降りれません。
いわば鎖場は、問題なくクリア。
下りだとあせもかかないので、身体も楽。
前後に人は見えないけど、のんびりおりましょ。
15時過ぎには降りれるはず(^^)

途中で、2,3人に追いぬかれた以外は、人を見かけなかったなあ。
あ、登ってくる人とは数人すれ違いました。

8合目から下はガスなので、登山道も静かな雰囲気。
もやっとしてるので、前に立ってる木の朽ちたやつとかが、遠くから見ると人に見えたりして、「あ、人がいる〜」って近づいていくと、木だったりしたことも多数・・・幻覚か〜

特に、下りの後半である刃渡りから下は、きつかったなあ。
危ない道ではないんだけど、地味に傾斜がきつくて、それがひたすら続く感じ。降りても降りても続くなあ〜って、1人で笑っちゃった(^^)

でも、歩き続ければゴールは必ずやってくるのが、山のいいところだね。

吊り橋が見えた時には、ホッとしたな〜
でも、終わっちゃったなあって感覚もあった(^^)
これだけしんどかったのにね〜


ということで、3年間思い焦がれた甲斐駒黒戸尾根(^^)
ようやく完遂です。

天気も劇的で、山もおだやかで、気持よかったです。

やま最高!!!!!

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コメント

お疲れでした。
こんにちは!ほぼ同時スタートで山頂もご一緒でしたね。山頂から北岳見られたんですね!僕は諦めて下りましたけど‥ お疲れ様でした!
2015/6/10 12:52
atsup624さん
こんにちは
上りの途中で前後した方ですよね。
お疲れ様でした。
上はいい天気でよかったですよね。

しかし、下りは長かった。
笹の道がいつまで続くんやろうと思いましたね。
2015/6/10 15:00
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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体力レベル
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