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Yamareco

記録ID: 65637
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山滑走
十勝連峰

オプタテシケ山

2010年05月22日(土) [日帰り]
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pah01510 その他1人
GPS
07:50
距離
14.7km
登り
1,406m
下り
1,398m

コースタイム

帯広(3:40)-車停止地点・トノカリ林道三股橋1.5キロ前(5:33)-アメダス(6:35)-Co920(6:57)-テン場(7:15)-Co1320棚状地形(8:20)-Co1700スキーデポ地(9:20)-オプタテシケ山ピーク(10:48)-Co1700(11:42)-アメダス(12:40)-三股橋(12:55)-車停止地点(13:23)
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年05月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
ここまで来たら東大雪荘に寄りましょう。
ガツンとした熱さではありませんが温まります。
トノカリ林道・三股橋1.5キロ手前付近
トノカリ林道・三股橋1.5キロ手前付近
車をデポした場所より手前はこの通り雪は消えてます。
車をデポした場所より手前はこの通り雪は消えてます。
三股橋から奥へ進みます。
三股橋から奥へ進みます。
林道から樹林の陰から見えるオプタテシケ山
林道から樹林の陰から見えるオプタテシケ山
雨量観測点が林道終点です。
雨量観測点が林道終点です。
雨量観測点から端麗な姿を見せるオプタテシケ山
雨量観測点から端麗な姿を見せるオプタテシケ山
樹林帯を進みます。
樹林帯を進みます。
テン場から見るオプタテ
1700付近のハイマツが除いてる部分が気になります。
テン場から見るオプタテ
1700付近のハイマツが除いてる部分が気になります。
東大雪の山並み
トムラウシ方面
美瑛富士方面
更に奥の十勝岳方面
更に奥の十勝岳方面
頂上で雲の切れ目を待つkameさん
頂上で雲の切れ目を待つkameさん
頂上に着くと美瑛富士方面もガスで隠れちゃった。
頂上に着くと美瑛富士方面もガスで隠れちゃった。
お約束の記念写真におさまる私
お約束の記念写真におさまる私
結構な広がりを見せるハイマツ帯
結構な広がりを見せるハイマツ帯
気持ちのいい滑りが楽しめるのだ。
気持ちのいい滑りが楽しめるのだ。
ふり返るとなんだって雲の切れた頂上
ふり返るとなんだって雲の切れた頂上
下ってる先でのトムラウシ・三川台方面の雄大な眺め
下ってる先でのトムラウシ・三川台方面の雄大な眺め

感想

所属山岳会のメンバーのほとんどはスキー納めとして愛山渓でスキー三昧とあいなったが、私の山スキーはまだ終わらない。

同じくスキー納めの済ませていないkameさんと一緒にオプタテシケ山に行くことにした。

前日の天気予報では大雨警報が十勝地方に発令される中、kameさんのモチベーションは下がりまくる。
強引に3時40分に濃霧の帯広を出発。屈足市街を抜けてオソウシ温泉の入り口付近あたりからいきなりガスが切れて、気持ちのいい青空に二人、車の中で嬌声をあげる。

曙橋から雪の無いトノカリ林道を快調に飛ばすが、三股橋1.5キロ手前で先行者の車が止めてあり、その後の林道は雪に埋まっている。
 ここで装備を身にまといシートラで進む。三股橋を越えてちょっと高台に出たところで、結構な雪の量に気を許して、シール歩行を開始。時々は地べたが見えるが脇を行けばスキーで不自由はほとんど無かったに等しい。

 アメダス雨量計が林道最終地点だが、あちらこちらにピンクテープはあるし、なによりもオプタテシケ山が樹林の陰からはっきりと見える。
 樹林帯は多くのピンクテープに彩られながらも、あまりにもだだっ広い。
 一応、ばか広い台地地形上にデポ旗を一本打つ。(何か疲れたデポ旗にお別れを感じた)

 オプタテシケ山を特徴付ける新得側のでっかい爆裂火口の下の沢形の平らな部分が普通はテン場として使われるが、そこに到着して初めて何物にも邪魔されずにオプタテシケ山の雄大な山容を拝むことができる。
 「すごいなぁ・・・」「かっこいいねぇ〜♪」
 自分のボキャブラリー不足にはがっかりである。

 雪は気持ちいのザラメでCo1500ぐらいからの急登部分でシールが少しバックし始める。
 Co1700以上はハイマツが一面に出てしまっている。
 テン場でこのハイマツ帯を迂回するかスキーをデポするか迷ったのだが下から見るハイマツ帯は相当広く見えたので、スキーをCo1700でデポした。

 ここまでは東大雪のニペソツ・石狩を背負う形でふり返るとよく見えるし、右に目を転じればトムラウシや三川台の大雪の広がりのある眺望に目を奪われる。
 左には美瑛富士・十勝岳などの白い頂が鮮やかである。

 美瑛富士の十勝側スロープを嬌声を上げてスキーで滑っていく一団が見て取れた。

 スキーを外している時には十勝平野側と富良野方面から雲が迫ってくる。
 特に十勝側は積乱雲が東大雪に掛かっていて雷が心配だ。先を急ぐことにした。

 つぼ足で尾根右側を登るのだがあちらこちらに雪庇の不気味な裂け目がのぞいていやな感じである。

 体調の悪い日々を過ごしていたからか、非常に体が重くkameさんの後を息も絶え絶えでついていく。

 頂上に着くとガスで見えない。
 少し待っていると周りが明るくなってきた。
 晴れ間を期待して、時間つぶしに初めての山頂メールを打つ。
 kameさんはその間たばこをくゆらす。
 しかし、いつまでたっても頭の上が時々青空がのぞくだけで眺望がひらけない。
 諦めて下山することにした。

 スキーをデポした地点にもどり、スキーの準備をして名残惜しくも山頂を見上げると、何もない青空にすくっと立つ頂上が・・・
 ・・・・人生なんてこんなもんです。

 スキーはザラメ雪の本当にきもちいい一枚バーン。
 雄大な景色の中をターンを切りながら滑りを満喫。
 今思い出しても微笑んでしまう。

 樹林帯に飛び込んでフォールラインに従ってかなり南に流れてしまう。
 kameさんのGPSを頼りに方角修正。
 無事にアメダスに到着するものの、デポ旗を(予想通り)失う。

 足下をすごい勢いで雪が融けているのが分かる。

 三股橋のたもとでしばし談笑。
 満足の行く山行に笑顔が絶えない。

 途中で札幌のかわ健さんまさんのご一行に出会う。とても嬉しい。
 かわ健さんの車の駐車位置は我々より200メートル奥で道幅が広くなっていたので私たちの車の方向転換に雪の上の車輪跡もあわせて利用させてもらった。
 
 その晩は新得神社で雨宿りをしながらの花見。はっきり呑みすぎ。
 翌日は曇天と霧雨の中、所属山岳会のロープ訓練でトムラタワー。
 その間、かわ健さん達ちの顔を思い出しながら、「楽しんでるかなぁ」と思いを寄せていたのだった。

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