遠かった八紘嶺・高かった富士見山(山梨百名山二座)
- GPS
- 06:15
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,670m
- 下り
- 1,650m
コースタイム
- 山行
- 2:25
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 2:30
12:45平須登山口
13:20標高1000m標識
14:10標高1400m標識
14:30稜線分岐14:35
14:40見晴らし台
14:55富士見山山頂15:00
15:20稜線分岐15:25
16:30平須登山口
歩行時間3時間30分
天候 | 雲が多めの晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中部横断自動車道「増穂IC」降車、 国道52号線を南下、静岡県に向かいます 梅ヶ島林道が通行不能の為、大きく迂回しなくてはなりませんでした 国道1号線に入り、千代田上土IC降車 安倍街道を北上し梅ヶ島温泉を抜け、 林道を登ると登山口が二箇所あり、いずれにも駐車場があります 安倍峠登山口にはトイレがあります 【富士見山】 安倍街道を静岡市に戻り、国道1号線を経て 再び国道52号線を北上し、身延町を目指します 信号「切石駐在所入口」を過ぎ、信号のない交差点を左折、 道なりに「平須」集落を目指し、集落の上の林道に入ると 登山口があり、林道脇に数台駐車可能です 身延駅からのバス停が登山口向かいにあります |
コース状況/ 危険箇所等 |
【八紘嶺】 登山口からいきなり急登(短いです)で尾根に出ます 林道の下方からの登山道と合流するまでに 踏み跡の薄い箇所があります 合流した後は、明瞭な登山道が続きます 急斜面のトラバースで滑落にご注意ください 【富士見山】 登山道、標識が良く整備されています 稜線まで50m毎に標高を示す標識があります 一途な登り上げはきついですが、標識に励まされました 土砂崩落箇所が二箇所あり、いずれもロープが渡されています 滑りやすいので慎重に通過しました |
写真
感想
「十枚山」、「山伏」に登った日、同じ稜線で繋がって居ながら
時間の関係で到底山頂を踏む事の叶わなかった八紘嶺。
また近々来られるだろうとその時は思いました。
しかし、その後山梨県側の梅ヶ島林道が通行不能になり、未だに未開通。
いつのまにか、とてつもなく遠い山梨百名山になっていました。
一旦静岡県に入り、安倍川を北上して梅ヶ島温泉までの距離は長すぎて
とても日帰りは無理なので、前夜泊で計画。
早朝に八紘嶺に登れば、もう一山寄って帰れそうなので
帰りの途中にある富士見山に登る事にしました。
ちょうどうまく組み合わせが出来てラッキー!
朝霧の清々しい空気の中、尾根までの急坂を登り終えると
朝の散歩にふさわしい快適な尾根歩き。
富士見台では、思いがけず雲海の上で富士山が微笑んでいて
遥々夜を徹してやってきた甲斐があったと嬉しくなりました。
急斜面を横切る登山道は、滑落注意ですが
小さなアップダウンを繰り返し、殆ど標高差なく山頂へ。
殆ど眺望のない樹林帯の中の山頂なのは残念ですが、
山頂にある七面山、山伏への標識は印象的です。
いつか機会があったら、この縦走路を歩いてみたくなります。
下山後再び、太平洋岸に戻り、北上して山梨県に入り
富士見山登山口に辿り着いたのはもう昼過ぎ。
下山は四時過ぎるのを覚悟で登り始めると
植林帯で休んでいる男性がいました。(森林組合の方だそう)
こんな時刻に登って行く女一人を見て心配して下さったらしく
崩落箇所が二箇所、ロープが張ってあるが気を付けるようにと
親切に教えてくれました。ご心配かけてすみませんでした。
稜線までは登りに次ぐ登りの一辺倒の山、
標高差が、なんと約1000m弱もあったとは、
途中で泣きたくなるような高い山でした。
50m上がる毎に目にする標識が、頑張ってと励ましてくれているようで
標識を見るのを楽しみに足を止めずに歩きました。
檜の植林帯の続く急坂の尾根道はいつしか雑木林になり、
少し斜度が緩んだ一帯にはブナの巨木が群生していました。
原生林の雰囲気を楽しみながら尾根に出ると、
そこは整然とした唐松の植林帯。
富士見山は、その標高差のある山域に
様々な種類の木々が見られる、自然豊かな山なのに感動しました。
展望台から、三角点のある山頂までは尚も尾根道を
多少のアップダウンを繰り返しながらの行程でした。
(嫌になりそうな気持を振り切って)何も考えずに歩きます。
立ち止まって考えたら、山頂を踏まずに引き返したくなりそう…
植林帯の中にある山頂は、富士山も見えず
蒸し暑さで、雷雲の発生している恐れもあって
大急ぎで引き返すことにしました。
辛い登りは、逆に下りはどんどん足が前に出ます!
涼しい樹林帯の中を快調に下り、無事登山口に。
山梨百名山93、94座目を達成しました。
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