西沢渓谷から奥秩父の軍鶏(シャモ)の鶏冠山
- GPS
- 09:47
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,536m
- 下り
- 1,537m
コースタイム
- 山行
- 6:33
- 休憩
- 3:10
- 合計
- 9:43
天候 | 晴れ時々曇り、微風、朝一番は半袖では肌寒い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※駐車場にトイレありません。 トイレ:道の駅『道の駅みとみ』 西沢渓谷ゲート前簡易トイレ、 渓谷内の分岐点に数箇所あります。 ■路線バス ・山梨市市営バス(山梨市駅−西沢渓谷:900円) http://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/guide/house/traffic/bus.html ・塩山市(塩山駅ー西沢渓谷線:1030円) http://www.city.koshu.yamanashi.jp/kurashi/koutsu/detail/%E3%83%90%E3%82%B9%E6%99%82%E5%88%BB%E8%A1%A8#C5 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト ・西沢渓谷ゲート、西沢渓谷の各トイレ等多数 危険な箇所 ・渡渉:鶏冠谷出合いの増水 ・第一岩峰と第三岩峰は巻き道があるので、危険箇所の 筆頭は第二岩峰の二つの鎖場とその周囲のやせ尾根の 移動である。 ・また標高1700m付近から山頂までの登攀箇所は全体的に 気を抜ける箇所はない。 地味な場所でも強引に登り降りするポイント多数なので 背の低い方や非力の方は危険が増す。 ※登攀が得意の方は問題ないでしょうけど…。 西沢渓谷〜鶏冠谷出合い(渡渉)〜チンネのコル ・西沢渓谷の遊歩道に入り、“二俣吊橋”を渡りながら、 右手に鶏冠山がそびえるのを眺めるのが良い。 ・吊り橋を渡ると右手に鶏冠山登山口の入口がある。 ・暫く行くと河原に降りれるので河原にでる。 ※沢沿いに登山道は続くが最後の河原に降りる箇所が 急斜面で滑り落ちそうで危険である。 ・“鶏冠谷出合い”の渡渉ポイントは、看板が木に 掲げてあり、ケルンもあるので判ります。 ・靴を履いたままの渡渉は厳しいので、裸足でも石は 痛くないが、水が刺すように冷たい。 ・渡渉したら、右折して細い“鶏冠谷”の沢側に入っていく。 ・“鶏冠谷”に入るとすぐに鶏冠山の登山道口の立派な標識と 登山道が続く。 ・標高1700m過ぎまで、ひたすら急斜面の尾根道をまっすぐ登る。 ・突然樹林帯で、良く滑る根っこと少しぬかるんだ急斜面を 手足を使って登る箇所が出始める。 ・その後、岩尾根を左に巻くように進み。その後も手足を使う 場所が連続する。 ※水が湧き出て岩や土が濡れている箇所もあり注意。 ・更に左巻きに登っていくと折れたストックが突き刺さっている “チンネのコル”に出る。(林の中で見晴らしもない) ※休憩ポイントに良い。 チンネのコル〜第1・第2・第3岩峰〜山頂 ・“チンネのコル”を右折して引き続き尾根を左巻きに登る。 ・泥濘が良く滑る急斜面地帯を登って暫くすると第一岩峰に到着。 ・第一岩峰の直登は鎖となっているが、右に巻き道がある。 ・但し、巻き道の最後の登りは背が低い方は手が届かなく、 岩をよじ登れないと思う。 ・下山時の第一岩峰からの岩場の下りも要注意。(足が届かない) ・次は長い鎖場の第2岩峰だが、体重移動を気を付ければどうにか 登れる。 ・下山時は鎖に体重かけて懸垂下降するが緊張を強いる。 ・痩せた岩尾根の移動も注意が必要。 ・第2岩峰の2つ目の鎖場は、左足が倒木・右足が岩場を利用する ことになるがどうにか登れる。 ・下山時は倒木側の左足が滑って大変だし、体の左右の移動も厳しい。 ・その後、明確な足場がない場所で岩を抱くように左巻きに進む箇所も、 下山時は逆斜面の岩の足場を下りながらの移動になるので痺れる。 ・第三岩峰目前の割れた岩をまたぐのもちょっと嫌な場所。 ・第三岩峰は、右巻きに『迂回路』があるので迂回路を行く。 ・尾根に出ると左折し暫く行くと山梨百名山の山頂がある。 ・2115mの山頂は木賊山側に暫く登っていくとあるが、 標識は破損していて紛失寸前の状態です。 ◆展望 ・第1岩峰〜第2岩峰の岩尾根、 ・山梨百名山の山頂 |
その他周辺情報 | ◆日帰り温泉(立寄りの湯) ・花かげの湯・鼓川温泉・笛吹の湯 http://www.yamanashishi-kankou.com/iyashi/3onsen.html web割があるので必ず閲覧のこと。 |
写真
感想
・山梨百名山の中では難所となる山の一つになります。
・最近は体力の低下も著しいので行くのをためらっていましたが、
もうそろそろ限界かもしれないので、陽が長く未だ猛暑でもない
梅雨の晴れ間として、急遽本日決行しました。
・ついでに行くならシャクナゲの季節と思っていたし・・・。
・ちょっと遅めの6時40分頃に西沢渓谷に到着したのですが、
なぜか今日は駐車場に8割程度しか車がなく。少ないのかな?と
感じました。
・もしかしたら西沢渓谷そのものが橋などの工事中で立入り制限が
あっているのが原因で少ないのかもしれません。
(6月末まで工事中だそうです)
・二俣吊橋から鶏冠山を見上げつつ、気を引き締め渡渉ポイントへ
と向かいますが、川原に降りないで最後まで登山道らしき道を進む
と滑落しそうな急斜面を降りる羽目になりますので、河原に先に
降りて渡渉ポイントまで進むのをおすすめします。
・今回渡渉後に左折して東沢渓谷側に行ってますがそれは間違い。
改めて渡渉ポイントを右折して“鶏冠谷”に向かったので
ちょっと時間をロスしてます。
・登山道口の標識を見つけると後は一本道の尾根道をひたすら登るの
ですが、極力体力温存のためゆっくり登ってますので、それほど
辛くは有りませんでした。
・標高1700m過ぎから登山道が一変して手足を使ってよじ登る箇所が
連続してきます。
・第一岩峰〜第三岩峰がクローズアップされてますが、第一岩峰手前
でも気を抜けないポイントが多数あります。特に水混じりのために
滑る土の斜面、泥混じりの岩や木の根っこなどがあり下山時も注意
深く降りる必要があるため下山まで体力の温存が必要になります。
・チンネのコルは休憩ポイントにちょうど良く、小鳥の巣も多そうでした。
※親鳥がおとりになってここから離そうとしてる様でした。
・実は第一岩峰の巻き道の情報を持ってなかったので、第一岩峰の
途中まで登ったのですが、降りる自信がなかったので一旦敗退して
岩峰を降りてます。
・辺りを見渡して運よく第一岩峰の巻き道を見つけたのでそのまま前進。
その巻き道も最後の第一岩峰に乗り上げるのに力技が必要です。
下山時も足が届くか心配したけど辛うじて届いてます。
・第2岩峰の二つの鎖場は、登りはそれほど辛くないけど、下山時は一歩
間違えれば本当に死ぬので本当に痺れました。
・細尾根の岩場の移動が続くので気が抜けませんので、振り返ると写真を
ほとんど撮って無かった。
・第三岩峰は巻いて進むだけなので問題はありません。
・山梨百名山の山頂と奥の2115mの山頂に行った後、岩峰の下山に自信が
なかたので、よっぽど木賊山経由にしようと思ったが時間が遅く陽が
暮れるのが嫌だったので、再び慎重に岩峰を下ってます。
・明らかに多少ラッキー込みでしたが危険地帯を通過できましたが、
最後の渡渉完了まで本当に気が抜けませんでした。
・最後の渡渉時もちょっと脚にきてたので、水温が昼でも水が刺す様に
痛いので急いで渡ろうとしたら水流に脚を取られそうになり、ぐらっ
として川にハマりそうになってます。
・渡渉後は冷や汗込みの汗だらけの全身を川の冷たい水で洗って
頭も体もクールダウン。
・西沢渓谷をテクテク歩いて駐車場へ、下山するとアドレナリン全開の
登山を久しぶりしたので、どっと精神的に疲れて暫くぼーとしてました。
・山梨県の『山のグレーディング』には同等レベルの山が未だありますが、
年齢も含めて慎重に行かないといけないと改めて感じてました。
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