孫祖谷御供所〜長沢背稜〜雲取まいてヨモギ尾根

2015年06月22日(月) [日帰り]

• GPS: 11:24
• 距離: 38.6km
• 登り: 3,012m
• 下り: 3,096m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:38
• 休憩: 0:47
• 合計: 11:25

6:38 東日原バス停
6:43 6:43 中日原バス停
6:50 6:50 日原観光公衆トイレ
6:54 6:54 日原鍾乳洞バス停
7:17 7:17 八丁橋
10:01 10:01 水松山
10:15 10:15 右谷ノクビレ(重松ヒラキ)
10:35 10:35 長沢山(桶木沢ノ頭)
10:52 10:53 仏小屋ノ頭(杣小屋ノ頭)
10:56 10:57 桂谷ノ頭(石楠花ノ頭)
11:14 11:16 コヤセドノ頭(犬落ノ頭)
11:22 11:46 ヤケトノ頭
12:02 12:04 芋ノ木ドッケ
12:33 12:33 大ダワ
12:48 12:52 雲取山荘
13:25 13:25 小雲取山
13:39 13:39 ヨモギノ頭
14:28 14:29 奥後山
14:51 14:52 塩沢右岸上段巡視路分岐
15:06 15:07 塩沢右岸上段巡視路分岐
16:01 16:02 塩沢橋
16:32 16:32 片倉橋
17:02 17:02 お祭バス停
17:18 17:18 所畑バス停
17:23 17:24 鴨沢西バス停
17:33 17:41 鴨沢バス停
17:49 17:49 留浦バス停
18:03 深山橋バス停

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

いつもの奥多摩朝いちパターン
（朝6：00頃　奥多摩着、即バス）
東日原の有料駐車場を利用する手もあるが、そこに戻ってこなければならないので、今回はパス。

コース状況／危険箇所等

＜東日原BS〜日原林道＞
長い道路歩き
＜孫祖谷林道（約4km）＞
これまた、長い林道歩き
主に鉱山施設関係者が出入りするため、孫祖谷林道の入り口にはゲートがある。
ふだんハイカーは、あまりいないようで、歩いていたら呼び止められた。鉱山施設に立ち入らなければOKらしい。
＜孫祖谷御供所〜中尾根〜水松山下＞
バリエーションルート。中尾根は全く道標なし。御供所からの高巻きの道は、踏み跡薄く、また何個か踏み跡（獣道？）らしきものもあり、よく分からず高巻きすぎてしまった。でも行く方向は、タワ尾根へのモノレール軌道をくぐり北へ進むことは分かっているので、なんとなく軌道修正できた。水松沢は、幻想的すぎて感動。しかし、そこにあった古い苔むした木橋に足を乗っけた途端、グラッと谷側にずれ落ちたので、ひやっとした。この後のルートはあまり人が通らないのか、どこを進めばいいのかよく分からない。右岸が進めなくなったら、左岸に渡渉。左岸がこれ以上進めなくなったら渡渉。のような感じで中尾根に取りついた。あとは尾根筋をはずさずに進むだけ。この辺りはあまり人の立ち入らぬ深山の雰囲気があり、素晴らしい。
＜長沢背稜〜雲取まき道〜奥多摩小屋＞
バリルート後のせいか、とても歩きやすく雰囲気のよい道。芋木のドッケから大ダワまでの間は、少し道が不明瞭だが、とくに問題はない。雲取まき道も、初めて通ったがなかなかいい道だった。
＜ヨモギ尾根〜後山林道＞
ヨモギ尾根は、なぜ破線ルートなのかよく分からない。一般登山道として認定してあげてもいいのではないか。確かに後山林道〜奥後山までの間は、作業道があちこちに伸びていて分かりづらいところもあるが、全体的に勾配が緩やかなのか、とても歩きやすい道だ。後山林道歩きさえなければ、鴨沢ルートよりも好きかも知れない。後山林道、ところどころ崩れたり、崩れそうになっていたりしてワイルドな林道。お祭BSまでとにかく長い。

その他周辺情報

もえぎの湯は、月曜定休。残念。

写真

6/22 6:46

今日のメインはずばり、孫祖谷林道からの中尾根。というわけで、また東日原BSに朝いちで到着。乗客は自分一人。今日も稲村岩にごあいさつ。

6/22 7:07

今日のコースパターンをイメージしながら、長い日原林道を歩く。

6/22 7:19

孫祖谷林道入口にはゲートがある。ゲートをくぐり、いよいよ本日の山行開始。

6/22 7:22

林道は長く、途中にショベルカーなども止まっている。いきなり現れると驚く。

6/22 7:37

ここからはオロセ尾根に取りつけるらしい。

6/22 7:50

今、午前8時前で、鉱山関係者が出勤してくる時間らしく、車が4〜5台通る。そのうちの一人は不審に思ったのか、鉱山施設に立ち入らないようにと念を押された。エアリアではまったくノーマークなコースなので、ここではハイカーは珍しいのかな。

6/22 7:52

タワ尾根側から流れ落ちる沢。

6/22 7:59

林道を中ほどまで歩くと、いつの間にか孫祖谷も近くなってきた。

6/22 8:04

ごつごつした大岩が現れた。地図にある燕岩は、これのことか？

6/22 8:06

洞窟のようなものもある。

6/22 8:09

あっ。でかい岩が道路を塞いでいる。徒歩なのでなんなくクリアできるが、鉱山施設に車で行く人は困ってしまうのではないか。なんとかしようにも、こんな大岩、無理だよね。そこで、あのショベルカーを登場させるのかな？

6/22 8:13

天祖山方面。すごい光景が広がっている。

6/22 8:16

ここが噂の！

6/22 8:16

鉱山施設立ち入り禁止のため、高巻くポイントだ！天祖山への裏参道らしいのだけど、いまどき、ここから天祖山に向かう人なんているのだろうか？

6/22 8:22

なんか、どう登っていいのか？最初こそ階段が5〜6段あるけど、そのあとはかなりアバウト。まあ、それを望んで来たわけだが…。

6/22 8:23

これが、御供所ね。

6/22 8:25

道らしきものはある。

6/22 8:27

でも作業道みたいなものも結構ある。

6/22 8:33

ほら踏み跡だって…。あれ、でもこれって人間の足跡ではないような…。

6/22 8:39

おっ。モノレール軌道が出てきた。でもくぐって先に行けそうなところはない。もっと上はかなりの急勾配。どうやら、高巻きすぎてしまったようだ。

6/22 8:46

急坂を下りながら、道らしきものを探す。

6/22 8:47

ここだ、ここだ。

6/22 8:48

ほら、足跡だって。あれ、でもこれも人間の足跡じゃなさそう。

6/22 8:49

何はともあれ、目当ての表示が見つかった。これは、助かる。よかったよかった。

6/22 8:52

表示通りに進む。なにやらトンネルがある。

6/22 8:52

そして、比較的新しい木橋がある。

6/22 8:52

そこに流れる、水松沢はなんとも美しく幻想的。この雰囲気は、写真では表せない。

6/22 8:53

トンネル方面に行くと、鉱山施設に入っていしまうらしいので、逆へ進む。

6/22 8:53

水、漏ってますけど。

6/22 8:54

さあ、沢を進みながら、尾根に取りつくぞ。

6/22 8:56

苔むした木橋に足をかけた途端、谷側にぐらりとずれ落ちた。一瞬、ぞっとし、すぐに跳び退いた。もっと勢いよく乗っかってたら、と思うと恐ろしい。これを機に橋恐怖症になりそう…。

6/22 8:57

沢沿いを、行く。最初は右岸。進めなくなったところで、左岸を見ると、道らしきものがあるので、渡渉する。

6/22 8:58

梅雨の時期で、最近雨も多いからか、いつもこうなのか分からないが、かなりの水量。でも岩なども多く、ぬれずに渡れる。

6/22 9:00

左岸を行く。

6/22 9:05

左岸を進むことができなくなったところで、右岸に踏み跡らしきものがあったので、また渡渉。

6/22 9:05

中尾根に取りつく。

6/22 9:09

尾根がはっきりしているので、分かりやすい。

6/22 9:10

尾根に乗った。広尾根で、幻想的だ。

6/22 9:10

ブナが美しい。

6/22 9:12

巨樹もあちこちにある。

6/22 9:20

道標は全くないが、尾根を外さなければ大丈夫。

6/22 9:22

ガスっていて、ひんやりとして気持ちいい。

6/22 9:30

尾根が、だんだん狭くなり

6/22 9:42

痩せ尾根っぽくなるところもあった。

6/22 9:44

いよいよ、長沢背稜も近いか？

6/22 10:02

でた。あそこは、水松山の下のところだ。

6/22 10:03

さあ、長沢背稜。普通の登山道は、なんと歩きやすいこと。

6/22 10:07

さあ、都県境を行く。

6/22 10:12

こぶ？

6/22 10:13

2本足の木？

6/22 10:16

シダだらけっていうのも、いいね。ここらへんにはバイケイソウもたくさん生えていた。

6/22 10:36

長沢山、到着。10：30。

6/22 10:40

のどかなところだ。

6/22 10:44

この花、調べ中。

6/22 10:54

シャクナゲ、もう跡形もなく。

6/22 10:57

岩場もあり…

6/22 11:06

根っこもあり…

6/22 11:31

そろそろお腹もすいたので、適当な場所で昼食。

6/22 11:39

へんな音？鳴き声？のする方向に目をやると、キツツキらしき、鳥がいる。

6/22 11:39

そしていつもの食事。大自然の中で、至福のひととき。

6/22 11:59

さあ、元気もでた。

6/22 12:02

雲取方面へ行くぞ。

6/22 12:04

芋の木ドッケ。名前が面白く前からすごく来たかった場所だが、とくに何もなかった。

6/22 12:09

霧が立ち込めてきた。芋の木ドッケから、もったいないぐらいどんどん高度を下げる。

6/22 12:34

やっと大ダワ。

6/22 12:34

大ダワ林道、一度は通ってみたかったのに…。唐松谷林道も、今後大丈夫かな。

6/22 12:44

男坂へ。

6/22 12:44

雲取ヒュッテだ。

6/22 12:45

閉鎖されている。

6/22 12:49

今度は雲取山荘だ。一度、お世話になったことがある。

6/22 12:51

くもとり元気みず。水量豊富に出ていた。

6/22 12:55

百名山の雲取山を巻く!?目と鼻の先にあるのにもったいない気もするが、巻き道、一度行ってみたかったので、巻くことにする。

6/22 12:55

笹多く、原生林の雰囲気のいい道だった。

6/22 13:06

嫌われ者のヤマビルがいた。

6/22 13:09

倒木、土砂崩れなど、巻き道には数か所あるけど、普通に通れる範囲。

6/22 13:23

石尾根に合流。前回、雪で行けなかった、小雲取のピークにでもいくか。

6/22 13:26

小雲取の笹の中に、ギンリョウソウ？

6/22 13:26

笹の中に、相変わらずのたたずまいの小雲取ピーク。

6/22 13:27

石尾根からの展望ゼロ。雲取山頂、行かないでもよかったかも。

6/22 13:40

夏に期待しているぞ、マルバタケブキ！

6/22 13:42

奥多摩小屋、到着。13：42。

6/22 13:43

さあ、ヨモギ尾根へ！

6/22 13:47

水場。おいしくいただく。

6/22 13:50

急に霧が立ち込めてきて、視界が悪くなる。引き返して鴨沢ルートにしようかとも思ったが、様子をもう少し見てみることにする。

6/22 13:54

橋、恐怖症。でも疑うぐらいの気持ちでいる方がいいのかもしれない。

6/22 14:03

とても歩きやすい道。霧もだんだんはれてきた。

6/22 14:09

いい雰囲気の登山道。

6/22 14:17

ときどき、親切な表示もある。

6/22 14:30

奥後山、到着。

6/22 14:40

きのこ。おいしそう。

6/22 14:44

テープも、要所要所にある。

6/22 14:57

歩きやすくて、油断していた。

6/22 14:58

あまりにも自然に作業道があったので、間違えて作業道に進んでしまった。

6/22 15:09

すぐに、間違えに気付いたからよかったものの、油断は怖い。この表示、下ってきた人に分かる位置に置いてほしい。（言い訳）

6/22 15:20

植林帯になってきた。

6/22 15:52

そして、シオ沢へ到着。

6/22 15:53

シオ沢沿いに進む。

6/22 16:14

さあ、後山林道。

6/22 16:19

崩れている。

6/22 16:22

修復している。自然が相手では敵わない。

6/22 16:33

ゲートあり。所々、崩れやすくなっていそうなので、修復作業は、今後もあちこちでありそうだ。

6/22 16:58

たとえば、こんな具合に。

6/22 17:02

青梅街道にやっとのこと着いた。長い長い。

6/22 17:04

ところが、お祭バス停には、あと2時間ぐらいバスがこないらしい。それなら、歩くか。

6/22 18:01

トンネル。

6/22 18:07

そして、深山橋バス停まで歩き、小菅方面からのバスに乗車。本日の山行終了。

撮影機器：

EXILIM Hi-ZOOM EX-H10 カシオ

感想

JiroDai

前に天祖山に行って以来、孫祖谷林道に興味がわいた。採掘の様子も少し分かるし、裏参道にも使われていたと梯子坂ノクビレの看板で知ったから。
そして、孫祖谷林道から中尾根を登れば長沢背稜を攻められる。これは行くしかないと思って計画したのが今回の山行。