ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 6651861
全員に公開
ハイキング
大峰山脈

洞川温泉〜大天井ヶ岳〜吉野山

2024年04月13日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:15
距離
25.3km
登り
1,174m
下り
1,796m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:23
休憩
0:52
合計
7:15
10:39
10:39
9
10:48
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13
11:01
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9
11:10
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12:36
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28
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5
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8
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17:05
19
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9
17:33
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14
バスは定刻より少し早く洞川温泉に到着。大天井ヶ岳と四寸岩山でパン休憩。大天井ヶ岳頂上からちょっと道を間違えてタイムロス。金峯神社から先は参拝したりお土産を買ったりもちろん桜を見たりとゆっくり歩きました。
天候 晴れ。気温高め。
過去天気図(気象庁) 2024年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き)近鉄吉野線・下市口駅/奈良交通・洞川温泉BS
帰り)近鉄吉野線・吉野駅
コース状況/
危険箇所等
下市口駅に登山ポスト。洞川温泉にもあったと思います。
よく整備されています。大天井ヶ岳の先は激下り。そのしばらく後にも落葉でスリッピーな下りあり。二蔵宿から五番関まで大天井ヶ岳を捲く横駈の道は崩落のため通行不可とのこと。
吉野山は車の通行が多いです。
その他周辺情報 吉野温泉。観光地なので他にもいろいろ。
逆コースなら洞川温泉も。大峰の登山基地としか認識しておらず秘湯を想像していましたが、良くも悪くも観光地的に栄えています。
洞川温泉。もっと秘湯的な想像をしてましたが人で賑わっていました。でも水は澄んでいます。
2024年04月13日 10:33撮影 by  F-02L, FUJITSU
3
4/13 10:33
洞川温泉。もっと秘湯的な想像をしてましたが人で賑わっていました。でも水は澄んでいます。
母公堂。かつてはここから女人禁制だったそうです。
2024年04月13日 11:00撮影 by  F-02L, FUJITSU
3
4/13 11:00
母公堂。かつてはここから女人禁制だったそうです。
要約すると「女人禁制は伝統なので変える気はありません」
「お願い」と言い条、内容が薄い割に大仰な物言いには得心したり好感を抱いたりはし難い。女人禁制そのものの是非とは別ですが。
2024年04月13日 10:58撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 10:58
要約すると「女人禁制は伝統なので変える気はありません」
「お願い」と言い条、内容が薄い割に大仰な物言いには得心したり好感を抱いたりはし難い。女人禁制そのものの是非とは別ですが。
林道をショートカットして直登する道。行けそうなら通ろうと思っていましたが完全に沢なので止めました。
2024年04月13日 11:29撮影 by  F-02L, FUJITSU
4/13 11:29
林道をショートカットして直登する道。行けそうなら通ろうと思っていましたが完全に沢なので止めました。
キブシ。度々レコで見ているのに名前が思い出せず気になっていました。今回撮影してグーグルレンズで解決。
2024年04月13日 11:34撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 11:34
キブシ。度々レコで見ているのに名前が思い出せず気になっていました。今回撮影してグーグルレンズで解決。
五番関トンネルの登山口。小さな公園が整備されています。駐車スペースに1台停めて準備中の方がいました。
2024年04月13日 11:41撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 11:41
五番関トンネルの登山口。小さな公園が整備されています。駐車スペースに1台停めて準備中の方がいました。
新しい女人結界。
2024年04月13日 11:51撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 11:51
新しい女人結界。
この切り通しみたいな間を抜けます。なかなかワイルド。
2024年04月13日 11:57撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 11:57
この切り通しみたいな間を抜けます。なかなかワイルド。
正面奥に二等辺三角形の頭だけ出しているのは百合ヶ岳(1346m)
2024年04月13日 11:59撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 11:59
正面奥に二等辺三角形の頭だけ出しているのは百合ヶ岳(1346m)
幅広の歩きやすい尾根道。
2024年04月13日 12:14撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 12:14
幅広の歩きやすい尾根道。
大天井ヶ岳頂上。
2024年04月13日 12:24撮影 by  F-02L, FUJITSU
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大天井ヶ岳頂上。
三等三角点「大天井」(1438.98m)
2024年04月13日 12:24撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 12:24
三等三角点「大天井」(1438.98m)
モノレールに沿って行ったところ急斜面の行き止まりに。白リボンのマークは5月開催予定の弘法トレイルのもので左の小天井ヶ岳(1170m)の尾根へ続く。正解は頂上手前の分岐まで引き返して右、でした。
2024年04月13日 12:31撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 12:31
モノレールに沿って行ったところ急斜面の行き止まりに。白リボンのマークは5月開催予定の弘法トレイルのもので左の小天井ヶ岳(1170m)の尾根へ続く。正解は頂上手前の分岐まで引き返して右、でした。
激下り。
2024年04月13日 12:42撮影 by  F-02L, FUJITSU
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激下り。
モノレールに倒木が。
2024年04月13日 12:45撮影 by  F-02L, FUJITSU
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モノレールに倒木が。
金剛山、水越峠、大和葛城山。
2024年04月13日 12:45撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 12:45
金剛山、水越峠、大和葛城山。
バイケイソウ。この辺りの緯度と標高ならコバイケイソウじゃないですよね。
2024年04月13日 12:47撮影 by  F-02L, FUJITSU
4/13 12:47
バイケイソウ。この辺りの緯度と標高ならコバイケイソウじゃないですよね。
二蔵宿。
2024年04月13日 13:09撮影 by  F-02L, FUJITSU
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二蔵宿。
はじめて道標に吉野山の名前が。
2024年04月13日 13:19撮影 by  F-02L, FUJITSU
4/13 13:19
はじめて道標に吉野山の名前が。
黒滝村に入ります。奈良県はまだ村がたくさん残っていていいですね(?)
2024年04月13日 13:20撮影 by  F-02L, FUJITSU
4/13 13:20
黒滝村に入ります。奈良県はまだ村がたくさん残っていていいですね(?)
鋸歯状の稜線が特徴的だけどどこの山だろう。確か東側。
2024年04月13日 13:40撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 13:40
鋸歯状の稜線が特徴的だけどどこの山だろう。確か東側。
ちょっと霊仙山や藤原岳っぽい。石灰岩かな。
2024年04月13日 13:45撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 13:45
ちょっと霊仙山や藤原岳っぽい。石灰岩かな。
ネコノメソウの仲間。詳しくは判りません。
2024年04月13日 13:49撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 13:49
ネコノメソウの仲間。詳しくは判りません。
四寸岩山頂上。4人グループとアマチュア無線?の方1人が休憩中。
2024年04月13日 14:03撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 14:03
四寸岩山頂上。4人グループとアマチュア無線?の方1人が休憩中。
二等三角点「心見ノ峠」(1235.85m)
2024年04月13日 14:03撮影 by  F-02L, FUJITSU
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二等三角点「心見ノ峠」(1235.85m)
南方面。中央手前に大天井ヶ岳。
2024年04月13日 14:04撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 14:04
南方面。中央手前に大天井ヶ岳。
アップで。その左奥に特徴的に鋭利な大日山と稲村ヶ岳。
2024年04月13日 14:04撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 14:04
アップで。その左奥に特徴的に鋭利な大日山と稲村ヶ岳。
南西、和歌山県最高峰の龍神岳や伯母子岳が見えているはず。
2024年04月13日 14:04撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 14:04
南西、和歌山県最高峰の龍神岳や伯母子岳が見えているはず。
袋がパンパンに。標高1200mもありますからね。
2024年04月13日 14:06撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 14:06
袋がパンパンに。標高1200mもありますからね。
ふたたび大天井ヶ岳。左奥に山上ヶ岳と右奥に近畿最高峰八経ヶ岳。
2024年04月13日 14:08撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 14:08
ふたたび大天井ヶ岳。左奥に山上ヶ岳と右奥に近畿最高峰八経ヶ岳。
右の貼り紙に全面通行止とありますが、もう期間は終わっています。
2024年04月13日 14:45撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 14:45
右の貼り紙に全面通行止とありますが、もう期間は終わっています。
川上村の標柱が出たところで舗装道と別れて登山道へ。
2024年04月13日 14:49撮影 by  F-02L, FUJITSU
4/13 14:49
川上村の標柱が出たところで舗装道と別れて登山道へ。
奥千本は戦前の植林や災害でスギヒノキの植林に変わってしまったので現在再生植樹中です。皆伐した小山に桜の苗木が植えられていますがちょっと殺風景。苗木が育つ前に近年頻発する豪雨で土砂崩れなど起きないといいのですが。
2024年04月13日 15:04撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 15:04
奥千本は戦前の植林や災害でスギヒノキの植林に変わってしまったので現在再生植樹中です。皆伐した小山に桜の苗木が植えられていますがちょっと殺風景。苗木が育つ前に近年頻発する豪雨で土砂崩れなど起きないといいのですが。
青根ヶ峰頂上。
2024年04月13日 15:08撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 15:08
青根ヶ峰頂上。
三等三角点「西川」(858.07m)
2024年04月13日 15:09撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 15:09
三等三角点「西川」(858.07m)
金剛山から二上山までよく見えます。ピンク色の桜密集エリアがありますね。
2024年04月13日 15:12撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 15:12
金剛山から二上山までよく見えます。ピンク色の桜密集エリアがありますね。
片側はまだ植林。「吉野の美林」と言って林業も伝統ですしね。
2024年04月13日 15:19撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 15:19
片側はまだ植林。「吉野の美林」と言って林業も伝統ですしね。
西行庵までは細道を行きます。ハイカーなら何ということもない道ですが、すれ違うのは観光客ばかりなのでちょっと気を使いました。
2024年04月13日 15:22撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 15:22
西行庵までは細道を行きます。ハイカーなら何ということもない道ですが、すれ違うのは観光客ばかりなのでちょっと気を使いました。
2024年04月13日 15:29撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 15:29
「見渡せば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりける」素性法師
2024年04月13日 15:30撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 15:30
「見渡せば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりける」素性法師
2024年04月13日 15:32撮影 by  F-02L, FUJITSU
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苔清水。
2024年04月13日 15:35撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 15:35
苔清水。
ヤマルリソウ?
2024年04月13日 15:35撮影 by  F-02L, FUJITSU
4/13 15:35
ヤマルリソウ?
「順路→」という看板が現れ、実は逆走していたことが判明。出口の側には何も掲示がなかったので。見落としたのだけかもしれませんが、下から登ってくる人向けに考えられているのかも。
2024年04月13日 15:36撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 15:36
「順路→」という看板が現れ、実は逆走していたことが判明。出口の側には何も掲示がなかったので。見落としたのだけかもしれませんが、下から登ってくる人向けに考えられているのかも。
西行庵のある広場。
2024年04月13日 15:41撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 15:41
西行庵のある広場。
西行庵。ちょっと作り物っぽい…
2024年04月13日 15:41撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 15:41
西行庵。ちょっと作り物っぽい…
木々の間から特徴的な龍門岳(904m)
2024年04月13日 16:11撮影 by  F-02L, FUJITSU
4/13 16:11
木々の間から特徴的な龍門岳(904m)
高城山休憩所からの眺め。休憩所は屋根のある、四阿よりもう少し広くて立派な建物です。
2024年04月13日 16:18撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 16:18
高城山休憩所からの眺め。休憩所は屋根のある、四阿よりもう少し広くて立派な建物です。
2024年04月13日 16:18撮影 by  F-02L, FUJITSU
4/13 16:18
嫩芽の赤茶色もいいですね。色も種類があってよいです。ソメイヨシノばかりが桜ではないと。
2024年04月13日 16:18撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 16:18
嫩芽の赤茶色もいいですね。色も種類があってよいです。ソメイヨシノばかりが桜ではないと。
水分神社。小ぢんまりした境内に枝垂桜が印象的。
2024年04月13日 16:32撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 16:32
水分神社。小ぢんまりした境内に枝垂桜が印象的。
山吹。
2024年04月13日 16:34撮影 by  F-02L, FUJITSU
4
4/13 16:34
山吹。
写真とかでよく見る景色ですね。ここは花矢倉展望台。茶店があります。
2024年04月13日 16:37撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 16:37
写真とかでよく見る景色ですね。ここは花矢倉展望台。茶店があります。
アップで。奥のお寺が金峯山寺。
2024年04月13日 16:37撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 16:37
アップで。奥のお寺が金峯山寺。
茶店で飼われているらしい、賢そうな犬。
2024年04月13日 16:40撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 16:40
茶店で飼われているらしい、賢そうな犬。
もう少し下からも同じ風景が見られます。ここ花矢倉は佐藤兄弟の片割れ忠信が義経を守って討ち死にしたことになっていて石碑もありました。
2024年04月13日 16:43撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 16:43
もう少し下からも同じ風景が見られます。ここ花矢倉は佐藤兄弟の片割れ忠信が義経を守って討ち死にしたことになっていて石碑もありました。
2024年04月13日 16:48撮影 by  F-02L, FUJITSU
4/13 16:48
緑が鮮やかで美しい。
2024年04月13日 16:50撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 16:50
緑が鮮やかで美しい。
四等三角点「中千本」(435.09m)
2024年04月13日 17:00撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 17:00
四等三角点「中千本」(435.09m)
広場の背後、小高い丘の上に四阿もあり休憩に良さそう。もうみんな余計に登りたくないのか周囲の人の多さとは対照的に無人でした。穴場。
2024年04月13日 17:01撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 17:01
広場の背後、小高い丘の上に四阿もあり休憩に良さそう。もうみんな余計に登りたくないのか周囲の人の多さとは対照的に無人でした。穴場。
吉野山わかの店。
2024年04月13日 17:10撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 17:10
吉野山わかの店。
店主居眠り中。
2024年04月13日 17:11撮影 by  F-02L, FUJITSU
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店主居眠り中。
ぽすくま?
2024年04月13日 17:22撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 17:22
ぽすくま?
山肌が夕日に染まりつつあります。
2024年04月13日 17:24撮影 by  F-02L, FUJITSU
4/13 17:24
山肌が夕日に染まりつつあります。
カフェにいたクマの修験者。熊野古道だし?
2024年04月13日 17:26撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 17:26
カフェにいたクマの修験者。熊野古道だし?
近鉄の線路が見えました。
2024年04月13日 17:36撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 17:36
近鉄の線路が見えました。
近鉄吉野駅。思ったほど人は多くありませんでした。普通列車に坐って帰れましたが、臨時特急の指定席特急券は売切れだったそうです。
2024年04月13日 17:46撮影 by  F-02L, FUJITSU
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4/13 17:46
近鉄吉野駅。思ったほど人は多くありませんでした。普通列車に坐って帰れましたが、臨時特急の指定席特急券は売切れだったそうです。

装備

個人装備
長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 携帯 時計 タオル

感想

 週末はかねてから行きたいと思っていた吉野山の奥千本が満開という予想だったので山歩きと絡めて行ってきました。当初予定では吉野駅から入山して四寸岩山辺りまで行ってピストンか、周回気味に東側に下山と考えていたのですが、いくつかのレコを拝見すると同じくらいの距離で洞川温泉から大峯奥駈道を北に縦走して吉野山に下山という手があることが判りました。ただ5月にならないとバスの朝早い便がなく、10時半過ぎ登山開始というのはちょっと遅いなと懸念もあったのですが、休憩込みCT0.7で歩けば行けるはずというのと、吉野山までたどり着けばたとえ暗くなっても大丈夫、むしろ人が減っていいかもと考え挑戦。大峰山脈デビューです。

 何と言っても有名な吉野の桜、少なくとも電車は混むはずと心配でしたが、近鉄阿部野橋駅から乗った急行吉野行きはギリギリ坐れました。後ろの車輛は途中で切り離すので前後で混雑具合の差がすごい。でも下市口駅で下車したハイカーは私だけでしたね。そんなわけでバスも空いていました。座席は半分も埋まらず、途中広橋峠で1人降りた他は乗降がなく(1人途中で乗って来たかも)、およそ半数が天川川合で下車、終点の洞川温泉で降りた私以外の3人は湯治か観光目当てといった風で、ハイカーは私だけでした。私と同じことを考える人もいるのではと思ったので意外。11時前に入山しようなどという不心得なハイカーは私だけですか、そうですか。

 五番関トンネルの登山口から入山してすぐに1人を追い抜き、その後は大天井ヶ岳頂上まで誰とも会いませんでした。降りる方角を間違えて頂上に戻ってくるとザックがデポしてあります。登山口で追い抜いた人のものではないようでした。小天井ヶ岳をピストンされていたのかなと思いますが、その後追いつかれることもなく不明です。四寸岩山への正しい道を降り始めるとすぐに2人組とすれ違いました。私と逆コース、吉野山から来られたそうです。早いですね。確かに逆コースで吉野駅からの方がスタートを早められるので一応検討はしたのですが、吉野山の混雑が読めないのとバスを1本逃したらアウトなので放棄したのです。その後、ソロ1人、四寸岩山で4人組、青根ヶ峰までの間に3人組とソロ2人の計12人とすれ違いました。ほか四寸岩山で何やらアンテナを張っている人もいました。アマチュア無線でしょうか。ともかく距離の割に人は少なく快適に自分の好きなペースで歩けました。登山道もよく整備されて快適です。一度間違えましたけど…

 青根ヶ峰からは奥千本エリアで一気に観桜の人達が増えます。もっとも有名神社の初詣みたいな有様を想像していましたが、それよりはずっと人が少なかったですね。ハイシーズンの六甲ロックガーデン〜有馬温泉くらい。やはり奥千本まではかなり登らないといけないので人を選ぶのでしょうか。奥千本口のバス停にはすごい行列ができていましたし。

 桜の方は奥千本はまだ再生中ということでどこか疎らな印象は拭えませんでしたが、今後何十年後かに期待ができます。「ワシは再生が始まったころに見に行ったことがある。お前さんたちは今の立派な姿しか知るまい」と団菊爺しぐさを披露して若い人に嫌われたいものです。最近は異常気象もあることですし、無事大きくなってくれることを祈ります。
「昔たれかかる桜の種を植ゑて吉野を春の山となしけん」 九条良経

 いまいち映える写真は撮れませんでしたが(腕のせい)、じかに見る分にはいいものでした。山桜は変化があっていいですね。個体差もあり、開花具合にも差があります。「花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは」です。ソメイヨシノはあれはあれでいいものだと思いますが、どこに行ってもそればかりとなるとちょっと食傷気味に。映える景色を見たいなら中千本あたりが満開の時に上から眺めるのがいいのかな、と思いました。

 山は逃げないと言うものの、花期に当たる週末は年に1,2回、天気は運次第なので初めての訪問で晴天に恵まれて桜を楽しめたのは幸運でした。アクセスが悪いので躊躇していた大峰山脈に初めて行けたのも満足です。様子が判りましたし、観音峯山や稲村ヶ岳を周回してバスで帰る、あるいはもっと遠出して洞川温泉に後泊する、という計画も立てられそうです。色々と楽しみの広がる山行でした。

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