梅雨の合間、針ノ木岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,517m
- 下り
- 1,500m
コースタイム
天候 | 7/4 雨のち曇り 7/5 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
この時期、針ノ木大雪渓は終点の小屋前稜線まで雪でした。稜線直下の傾斜が急です。夏道が出ていれば問題ない箇所ですが、雪がありスリップすると滑落する危険があります。バックステップができる前爪付きのアイゼンとストック(できればピッケル)必須です。自分は6本爪の軽アイゼン+ピッケルで入山して失敗。12本爪アイゼンのメンバーに先行して踏み跡を作ってもらい、その後に続きました。雪渓途中の水場は雪の下で使用できませんでした。 山頂直下のトラバースは、小屋の方がルート工作していてステップがあったため軽アイゼン+ピッケルでも不安は感じませんでした。と、言ってもスリップすれば滑落します。夏山でも雪の多い時期はアイゼンに慣れてないと不安を感じると思います。 |
その他周辺情報 | 針ノ木小屋のキャンプサイトは半分くらい雪で埋まっていました。今回は雪が溶けて空いている場所に張れましたが、急斜面なので雪の上に張るのは厳しいです。 大町温泉「薬師の湯」大人一人700円。広々していておすすめ、夏はAM7:00からオープンしています |
写真
感想
稜朋会の山行で幕営訓練を兼ねて針ノ木岳を目指しました。
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前夜都内に集合、雨。強い雨の中、天候回復を期待して出発。今回は山行を実施するかどうか天候判断が難しかった。関東地方は雨、日本海側は曇りの予報。日本海側の小さな低気圧が消えて、日曜日は弱い高気圧が発生する予測となっているが....
信濃大町駅で仮眠をとって、AM5:00頃、扇沢の市営駐車場到着。雨。出発を1時間ほど遅らせて雨足が弱くなったタイミングで雨具を着て出発。梅雨らしい登山になりそう。扇沢は日本有数の観光地だが梅雨期の早朝とあって人影が無い。トロリーバス出発口の守衛室の裏より登山道に入る。山道を行くと雨足が強まってきた。
雨の中、緩い登り一時間半ほどで大沢小屋到着。小屋は開設前で無人。軒下がなく立ったまま休憩して10分ほどで出発。小屋の前に百瀬慎太郎氏のレリーフあり。小屋から30分ほどで夏道を降りて雪渓に入る。ちょうど雨が止んだ。日本3大雪渓のひとつ針ノ木大雪渓、上部はガスの中。登ってみると白馬大雪渓より細く、長く、傾斜が急だった。
ひたすら雪渓を進み、途中より、鯉のぼりに導かれて稜線の小屋に到着。テント設営後、針ノ木岳にアタック開始。山頂直下に200M位断続的に雪の斜面をトラバースする。幸い小屋の方がスコップでステップを作られていたので歩きやすかった。不安は感じなかったがアイゼン必須、この時期はピッケルを持参したい。
小屋から約1時間で針ノ木岳到着。ガスであまり展望は無かったが山頂より黒部ダムが見下ろせる。その向こうに立山と剣岳。昨年登った爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、かすかに五竜岳が見えて大迫力。これが見たかった。30分ほど景色を楽しんで幕営地に戻る。
夜半より雨、幸い起床時には雨が止んだ。天候が悪いので蓮華岳はパスして直ぐに針ノ木大雪渓を下る。小屋直下の雪渓が急傾斜で怖い。アイゼンとピッケルを利かして、バックステップ気味に降りて危険箇所を通過。後はひたすら雪渓を下って3時間ほどで扇沢に到着し今回の山行を終了した。梅雨期らしく、雨とガスの中の山行を堪能した。
帰りは大町温泉「薬師の湯」に立ち寄った。大人一人700円。広々していておすすめです。
突然ですが、テン場でご一緒したyari-tsurugi と申します。
好天とまではいきませでしたが、お互い梅雨の合間に山行を楽しめて良かったですね(^ ^)
こちらは蓮華から船窪小屋を経て七倉山荘に無事下山しました。
また、何処かでお会いした際には宜しくお願いしますm(_ _)m
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