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Yamareco

記録ID: 671573
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
積丹・ニセコ・羊蹄山

【御来光】ニセコ連峰縦走(雷電海岸〜ニセコアンヌプリ)

2015年07月05日(日) [日帰り]
 - 拍手
Ei-taro その他1人
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
19:32
距離
41.3km
登り
3,745m
下り
2,999m
歩くペース
とても速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
17:58
休憩
1:38
合計
19:36
0:01
215
スタート地点
3:36
3:37
18
3:55
3:57
89
5:26
5:44
39
7:01
7:06
54
8:00
8:00
26
8:26
8:49
35
9:24
9:24
73
10:37
10:38
12
10:50
10:54
10
11:04
11:04
3
11:07
11:07
20
11:27
11:28
42
12:10
12:13
38
14:43
14:44
31
15:44
15:44
20
16:04
16:04
7
16:34
16:34
84
17:58
17:59
98
19:37
ゴール地点
行ってきました。ニセコ連峰(ほぼ)全山縦走(^^

※”ほぼ”→「ワイスホルンを除く。」の意味です。
12時間以降ペースダウン、15時間以降(特に最後のアンヌプリ)はとても長く感じました。
怪我なく終了してホッとしています(^^
天候 快晴、微風
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ニセコ実施前夜、札幌からニセコへ。
丸い月が昇って来ました。明るい月夜になりそうです。
真狩村から羊蹄山を夜景モードでパチリ。
(※暗いため、眼には見えないのですが^_^)
2015年07月04日 21:46撮影 by  DSC-RX100, SONY
10
7/4 21:46
ニセコ実施前夜、札幌からニセコへ。
丸い月が昇って来ました。明るい月夜になりそうです。
真狩村から羊蹄山を夜景モードでパチリ。
(※暗いため、眼には見えないのですが^_^)
登山の準備をして雷電の海岸です。
0時を待ち、スタートします。
2015年07月04日 23:58撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7
7/4 23:58
登山の準備をして雷電の海岸です。
0時を待ち、スタートします。
体調GOOD
Ei-taroスタンバイOK(^^
2015年07月04日 23:59撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/4 23:59
体調GOOD
Ei-taroスタンバイOK(^^
朝日温泉への林道を歩きます。
序盤です。ペースを抑えて行きます。
まず暖気運転、徐々に身体を温めます。
2015年07月05日 00:34撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
7/5 0:34
朝日温泉への林道を歩きます。
序盤です。ペースを抑えて行きます。
まず暖気運転、徐々に身体を温めます。
朝日温泉です。
こちらの裏手から登山道に入ります。
2015年07月05日 00:57撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5
7/5 0:57
朝日温泉です。
こちらの裏手から登山道に入ります。
湯内川に架かる丸太を越えます。
恐かったので、超慎重に通過しました。
2015年07月05日 00:57撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7
7/5 0:57
湯内川に架かる丸太を越えます。
恐かったので、超慎重に通過しました。
尾根を登って行きます。
ごく一部、藪っぽいかなと思われるところもありますが、問題ありません。
2015年07月05日 01:04撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
7/5 1:04
尾根を登って行きます。
ごく一部、藪っぽいかなと思われるところもありますが、問題ありません。
【雷電峠】一本道でした。
ガスがかかってきました。
後に、雲海の中を通過した事が分かりました。
2015年07月05日 01:28撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
7/5 1:28
【雷電峠】一本道でした。
ガスがかかってきました。
後に、雲海の中を通過した事が分かりました。
天狗岩です。
ここに至るまで、ちょっと斜度のある登りがあったりと。
ここから明瞭な尾根歩きとなりました。
2015年07月05日 01:50撮影 by  DSC-RX100, SONY
13
7/5 1:50
天狗岩です。
ここに至るまで、ちょっと斜度のある登りがあったりと。
ここから明瞭な尾根歩きとなりました。
月夜に雲海が浮かび上がります。
先ほどの「ガス」はこの雲海の中を通過中でした。
2015年07月05日 01:54撮影 by  DSC-RX100, SONY
8
7/5 1:54
月夜に雲海が浮かび上がります。
先ほどの「ガス」はこの雲海の中を通過中でした。
空が色づきます。
なんて貴重な時間、そして貴重な場所!
感謝しきりです。
2015年07月05日 02:16撮影 by  DSC-RX100, SONY
5
7/5 2:16
空が色づきます。
なんて貴重な時間、そして貴重な場所!
感謝しきりです。
【前雷電】
特にピーク感が無かった様に感じました。
空はブルータイム。
今日は余すところ無く、空の移ろいを楽しめます(^^
2015年07月05日 02:18撮影 by  DSC-RX100, SONY
8
7/5 2:18
【前雷電】
特にピーク感が無かった様に感じました。
空はブルータイム。
今日は余すところ無く、空の移ろいを楽しめます(^^
東の空が彩られます。
2015年07月05日 03:25撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/5 3:25
東の空が彩られます。
「日の出前のニセコアンヌプリと羊蹄山」
スッキリと遠くまで見えます。
2015年07月05日 03:56撮影 by  DSC-RX100, SONY
22
7/5 3:56
「日の出前のニセコアンヌプリと羊蹄山」
スッキリと遠くまで見えます。
日の出です。
これから辿る稜線、そして羊蹄山
2015年07月05日 04:05撮影 by  DSC-RX100, SONY
25
7/5 4:05
日の出です。
これから辿る稜線、そして羊蹄山
今日も安全に登山が出来ますように・・・。
2015年07月05日 04:06撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/5 4:06
今日も安全に登山が出来ますように・・・。
五ツ沼です。
五ツ沼と言うだけにいくつかの沼があります。
こちらはそのひとつです。
2015年07月05日 04:16撮影 by  DSC-RX100, SONY
21
7/5 4:16
五ツ沼です。
五ツ沼と言うだけにいくつかの沼があります。
こちらはそのひとつです。
振り返ると、沼に月が映っています。
記念にぱちり(^^
2015年07月05日 04:17撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/5 4:17
振り返ると、沼に月が映っています。
記念にぱちり(^^
岩内岳に向かっています。
(※左側の”とんがって見える山”です。)
2015年07月05日 04:36撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/5 4:36
岩内岳に向かっています。
(※左側の”とんがって見える山”です。)
岩内岳に着きました。
朝食とします(^^
2015年07月05日 05:25撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/5 5:25
岩内岳に着きました。
朝食とします(^^
岩内湾を望む景色・・・
まだ時刻が早く、ひとりの山頂です。
2015年07月05日 05:26撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/5 5:26
岩内湾を望む景色・・・
まだ時刻が早く、ひとりの山頂です。
続いて目国内岳(写真左)へ。
どんどん行きます。
2015年07月05日 06:14撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
7/5 6:14
続いて目国内岳(写真左)へ。
どんどん行きます。
パンケメクンナイ湿原の一部です。
大きな沼もありました。お花畑です。
2015年07月05日 06:22撮影 by  DSC-RX100, SONY
11
7/5 6:22
パンケメクンナイ湿原の一部です。
大きな沼もありました。お花畑です。
目国内岳の山頂へ。
山頂は岩場
岩をくぐったりよじ登ったりして山頂へ。
2015年07月05日 07:00撮影 by  DSC-RX100, SONY
9
7/5 7:00
目国内岳の山頂へ。
山頂は岩場
岩をくぐったりよじ登ったりして山頂へ。
【目国内岳山頂】
北海道百名山も雷電と合わせて2山ゲットしました。
2015年07月05日 07:06撮影 by  DSC-RX100, SONY
21
7/5 7:06
【目国内岳山頂】
北海道百名山も雷電と合わせて2山ゲットしました。
前目国内岳を通過して、新見峠へ。
好天は持続、暑くなりそうです。
2015年07月05日 07:14撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/5 7:14
前目国内岳を通過して、新見峠へ。
好天は持続、暑くなりそうです。
前目国内岳の標識です。
後ろに写る山が目国内岳です。
2015年07月05日 08:00撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/5 8:00
前目国内岳の標識です。
後ろに写る山が目国内岳です。
ニセコ連峰、東山系
「白樺山」からです。
2015年07月05日 09:12撮影 by  DSC-RX100, SONY
6
7/5 9:12
ニセコ連峰、東山系
「白樺山」からです。
岩場の山頂でした。
どんどん進みます。
2015年07月05日 09:25撮影 by  DSC-RX100, SONY
11
7/5 9:25
岩場の山頂でした。
どんどん進みます。
シャクナゲ岳が見えて来ました。
手前にシャクナゲ沼。
2015年07月05日 10:21撮影 by  DSC-RX100, SONY
10
7/5 10:21
シャクナゲ岳が見えて来ました。
手前にシャクナゲ沼。
シャクナゲ岳へと登っています。
大きな岩の登山道です。
なかなかテクニカルな行程、体力を使います。
2015年07月05日 10:41撮影 by  DSC-RX100, SONY
5
7/5 10:41
シャクナゲ岳へと登っています。
大きな岩の登山道です。
なかなかテクニカルな行程、体力を使います。
【シャクナゲ岳山頂】
賑わっていました。
2015年07月05日 10:51撮影 by  DSC-RX100, SONY
16
7/5 10:51
【シャクナゲ岳山頂】
賑わっていました。
【シャクナゲ岳山頂】
 手前からチセヌプリ、アンヌプリ、羊蹄山が並びます。
2015年07月05日 10:52撮影 by  DSC-RX100, SONY
9
7/5 10:52
【シャクナゲ岳山頂】
 手前からチセヌプリ、アンヌプリ、羊蹄山が並びます。
シャクナゲ岳分岐点
無事に降りた安堵感を感じました。
2015年07月05日 11:21撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
7/5 11:21
シャクナゲ岳分岐点
無事に降りた安堵感を感じました。
【チセヌプリ山頂】
なんとかようやくたどり着いたチセ山頂!
水分補給が重要です。体調を崩さないように注意。
2015年07月05日 12:14撮影 by  DSC-RX100, SONY
10
7/5 12:14
【チセヌプリ山頂】
なんとかようやくたどり着いたチセ山頂!
水分補給が重要です。体調を崩さないように注意。
チセ下山時に、見渡せる地点があります。
ニトヌプリ、イワオヌプリが近くなりました。
頑張って行きましょう。
2015年07月05日 12:16撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
7/5 12:16
チセ下山時に、見渡せる地点があります。
ニトヌプリ、イワオヌプリが近くなりました。
頑張って行きましょう。
道路を通過し、ニトヌプリへ取り付きます。
2015年07月05日 13:18撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
7/5 13:18
道路を通過し、ニトヌプリへ取り付きます。
【ニトヌプリ山頂】
こちらもようやく辿り着きました。
暑く、体力も消耗。
イワオヌプリを目指します。
2015年07月05日 14:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
14
7/5 14:02
【ニトヌプリ山頂】
こちらもようやく辿り着きました。
暑く、体力も消耗。
イワオヌプリを目指します。
ラスト2山!
イワオヌプリへ登ります。
集中力を持続し、捻挫などに細心の注意を。
2015年07月05日 14:44撮影 by  DSC-RX100, SONY
5
7/5 14:44
ラスト2山!
イワオヌプリへ登ります。
集中力を持続し、捻挫などに細心の注意を。
【イワオヌプリ山頂】
残るはアンヌプリ!
せっかくのイワオヌプリ、山頂お鉢をぐるり一周してから下ります。
2015年07月05日 15:15撮影 by  DSC-RX100, SONY
15
7/5 15:15
【イワオヌプリ山頂】
残るはアンヌプリ!
せっかくのイワオヌプリ、山頂お鉢をぐるり一周してから下ります。
イワオヌプリ、火山なりの複雑な地形を形成していました。
2015年07月05日 15:17撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
7/5 15:17
イワオヌプリ、火山なりの複雑な地形を形成していました。
最後のニセコアンヌプリ登山道に入る私です。
2015年07月05日 16:34撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
10
7/5 16:34
最後のニセコアンヌプリ登山道に入る私です。
かみしめながら最後の登りを。
行きは良い良い、帰りは恐い〜。
ゆっくり登って行きます(^^
2015年07月05日 16:56撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
7/5 16:56
かみしめながら最後の登りを。
行きは良い良い、帰りは恐い〜。
ゆっくり登って行きます(^^
山頂が目前です。
秒読み態勢(^^
2015年07月05日 17:54撮影 by  DSC-RX100, SONY
4
7/5 17:54
山頂が目前です。
秒読み態勢(^^
【ニセコアンヌプリ山頂】(^^)v
最後の山に到着しました。
17時間59分・・・
18時間。よくも歩いたものです。
羊蹄山も望まれました(^^
2015年07月05日 17:59撮影 by  DSC-RX100, SONY
29
7/5 17:59
【ニセコアンヌプリ山頂】(^^)v
最後の山に到着しました。
17時間59分・・・
18時間。よくも歩いたものです。
羊蹄山も望まれました(^^
彼方から辿った稜線・・・
2015年07月05日 17:59撮影 by  DSC-RX100, SONY
16
7/5 17:59
彼方から辿った稜線・・・
そして、必死の下山中です。(^^
帰りは恐い。
太陽が西に傾いて行きます。
裏技、必死のバック歩行中
2015年07月05日 18:45撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/5 18:45
そして、必死の下山中です。(^^
帰りは恐い。
太陽が西に傾いて行きます。
裏技、必死のバック歩行中
そして一応無事に下山完了!
危うい膝は痛みなく一応セーフ。
念のため大事を取って一週間は休ませます。
日も暮れました。さぁ、帰りましょう。
2015年07月05日 19:48撮影 by  DSC-RX100, SONY
13
7/5 19:48
そして一応無事に下山完了!
危うい膝は痛みなく一応セーフ。
念のため大事を取って一週間は休ませます。
日も暮れました。さぁ、帰りましょう。
<夕暮れ、五色温泉>
独特の佇まいを感じます。
今日は睡眠を優先します。
温泉には改めて入りたいと思います。
それでは!
2015年07月05日 19:49撮影 by  DSC-RX100, SONY
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7/5 19:49
<夕暮れ、五色温泉>
独特の佇まいを感じます。
今日は睡眠を優先します。
温泉には改めて入りたいと思います。
それでは!

感想

【概要】(さらりと記述)

 時に、「なにかおもしろいこと」を、と考えていました。
 ちょっと普段と違う登山と言えば
「長距離登山・・・そうです!ロング縦走!」
 ちょっとした準備・・・計画の作成、時間の確保、体調維持・管理などなど、ひと手間掛かります。
 今回は、まるごとニセコ連峰を歩きました。
 西端は「雷電海岸」から東端の「ニセコアンヌプリ」まで。

 総時間19時間36分・・・忘れられない思い出がひとつ出来ました(^^)
 

【細部】(少し詳しく記述)
《準備》
 ロング縦走に若干の興味あり(^^
 北海道の連峰・連山と言えば、ニセコ連峰の他に十勝連峰や知床連山があります。
 また、大きな山域に大雪山系、そして日高山脈

 今回はそれほど足を踏み入れていない「ニセコ連峰」をまるごと歩いてみる事にしました。
 ニセコ連峰は「東山系」と「西山系」で構成されています。
 これらを一気に縦走する計画ですが、ひとつ残念な事に主脈から少し距離のある「ワイスホルン(東山系:三等三角点)」を通過しないため「全山縦走」とはなりませんが致し方ありません。


<今回特に、登山に入れる要素は4つです>

□日の出(御来光)登山
□ある程度のスピード
□健在性
□不測事態対処

(日の出)山の稜線などから見る日の出(御来光)は独特のものがあります(^^
登山は早出が基本ですし、是非取り入れたい要素のひとつです。

(ある程度のスピード)距離が長いので、これは致し方ありせん。

(健在性)無事これ名馬
 「無事に持続できることが大事」と、私は捉えています。
 怪我などをしては、そもそも失敗です。また、今後の仕事・生活、そして将来の登山にも影響を及ぼしてしまいます。安全第一。

(不測事態対処)
 体調不良や捻挫など、自己責任にて防止するのが前提とした上で、
 何かあった際、最寄の下山地点において私を回収するため、各ポイントにて妻が救護の態勢
 

<基本的準備>
 その他一般的な事項、エネルギー補給や雨天対策等を施し準備としました。


【ここから登山のお話】
0時:雷電海岸をスタート
   海から山へ、初めてです。
   海岸に到達する裾野を見ると、海岸から登ってみたいなとも思ってしまいます。

 そして「山と高原地図アプリ」をスタートしようとしたところ、”地図の範囲外です”との旨の表示・・・ニセコ連峰はアプリに載っていますが「朝日温泉」あたりからです。
  気を取り直して「山旅ロガー」にて記録、合わせてガーミンを使用(こちらはアンヌプリ下山中、バッテリーダウン・・・惜しい!)
  今回は山旅ロガーでのログです。

 妻と別れ、ひとり林道へ。
 スタート当初、気力も充実し特に問題はありませんが、クマだけには遭遇したくありません。深く日高山脈に入る時と同様に大きなスズをガランがラン鳴らして歩きます。
 
 ペースは抑えて。
 長丁場です。スタミナを温存。
 抑えている”つもり”だったかもしれません。ついつい・・・(^^;) ←未熟者です。

【朝日温泉】
 閉館中です。事前に確認していたので、特に問題ありません。
その奥、丸太の橋を渡りますが、慎重に慎重を重ねて・・・。安堵感。
その付近、以前に露天風呂があった場所らしいのですが、地形の崩壊が甚だしく、闇夜のその風景はちょっと怖かったです。

【尾根〜雷電峠〜前雷電】
 こちらの尾根、ひとつ心配していた事があります。
 朝日温泉の閉館に伴い、登山道が廃道化していないだろうか、と言う点です。
 時期にもよりますが、藪漕ぎは「ダニ」の付く可能性が高く遠慮したいところです。
 また、夜間は登山道が良く見えません。
 行ってみると、ごく一部歩き難いかなと思った箇所はあったものの、特に問題ありませんでした。(セーフ)
 
 少し高度を上げ、雷電峠付近にてガス・・・
 晴れ予報のなですが「ガス」となりました。
 さてさてこれは気圧配置が変わって雲が流れ込んだのか、はたまた雲海の中なのか・・・
 高気圧のなかのハズですから大きな問題は無いでしょう。

 雷電峠、こちら分かり難いところなのかな、と思っていましたが、実際は一本道。
 問題なく通過します。

 稜線をどんどん登って行きます。
 すると、雲海の上に出ました!明るい月光に幻想的な景色!
 なんて良い日なのでしょうか(^^)v

 こちらの稜線、歩きやすかったり歩き難かったり。(山ですから当然です。)
 雷電山のシルエットが見えます。どんどん行きます。

 前雷電(三等三角点)を通過し、ニセコ最高峰の雷電山に向かいます。
 そこで日の出時刻となる予定です。


【雷電山〜岩内岳〜目国内岳など】
 雷電山が近づいて来ると、空は色づき輝いて来ました(^^
 最高の天気です。

 雷電山(一等三角点)は平坦な山頂、そして標識は古くなり壊れていました。
 私の持っている「夏山ガイド」(2003年度版)に写る標識の面影、今はなし。

 岩内岳(三等三角点)に向かいます。
 すると来ました!御来光。輝かしい光です。

 岩内岳に向かう途中、五ツ沼を通りました。
 朝日に輝く沼、それはそれは大変美しい風景です。
 その後、小さな雪渓を通過したり。

 岩内岳
 マリンビュー(^^ 岩内湾を望む景色、そしてこれから辿る稜線
 風景を楽しみつつ、朝食タイム
 まだ5時半、静かなひとりの山頂です。

 目国内岳(三等三角点)
 そこへは「パンケメクンナイ湿原」を通ります。
 いやいや、こういった場所があるのですね・・・きれいな風景です。
 まだまだ元気、岩場の目国内山頂

 前目国内岳
 ニセコ連峰「西山系」最終三等三角点です。(^^
 ここから下り、新見峠へ。
 次は「東山系」へと進みます。


【東山系】
【白樺岳〜シャクナゲ岳〜チセヌプリ】
新見峠から200m登って「白樺岳」、まだ元気です。

晴天の登山を満喫しつつ、シャクナゲ岳へ。
シャクナゲ沼も最高に綺麗!言葉にならない、美しい風景が広がっています。

そしてシャクナゲ岳に立ち寄ります。
”立ち寄る”と、思ったのは良くなかったのかもしれません。
11時近くとなり陽射しが強く、気温が上昇。
そこは登りくいテクニカルな岩場の登山道で相当に体力を使います。

”ようやく”といった感じでシャクナゲ岳山頂に到着
結構賑わっていました。
下りも一生懸命に降りる。と言った感じです。パワー減少(^^;

さあ、続いてチセヌプリ。
 結論から言うと、気温の高かった11時〜3時半頃まで登坂力が低下しました。
玉の様な汗が流れます。
 しかし、汗をかき過ぎるとミネラル等の消耗・喪失により体調不良を誘発しますので、ペースを落として我慢の登り。
 相当な時間を掛けてチセの山頂へ。
 これから辿るルートもはっきり。

 下山は速くも遅くもないペース。
 チセを降りて少し休憩タイム。

【ニトヌプリ〜イワオヌプリ】
 ニトヌプリは最も暑い時間帯となりました。
 汗を抑えるため、速度を落とします。体調の維持管理、これは私の責任です。
 
 息も絶え絶え、久しぶりに(2006年以来)ニトヌプリ山頂
 アンヌプリが近くなってきました。天気も持ちそうです(^^
 休憩は省略、イワオヌプリへ出発

 イワオヌプリを省略したいな・・・と一瞬思いましたが、意地で立ち寄ります。

 この辺りはなんとなく懐かしい・・・と言うか、半分は忘れていた風景です。
 火山ですので複雑な地形、そして白い火山灰が特徴です。

 脚にトラブル無し。まだ進めそうです。

 五色温泉付近にて妻は妻なりに有意義な時間を。
 最後の山、「一緒に登れば良かったかな」、と思いましたが、準備をして来ていないのでパス(T T)

 もともとは、ニセコ比羅夫のリフト乗り場で待機する計画でした。

 ※今回は「歩いた感」に満足したので、アンヌプリ登山後はニセコ町に抜けず、再び五色温泉に下山する事に計画を修正しました。

【ニセコアンヌプリ】一等三角点
 アンヌプリ、子どもの頃に1回、最近ではこちらも2006年ぶりです。

 登山開始時にはバックパックのベルトにかなり”余裕”があったのですが、今、かなり絞れてしまっています。
 お腹も減っています。

 意識は維持できています。
 しかし、眼をつぶったら寝てしまいそうです。

 最後の山です。這ってでも登りたい!

 ゆっくりですが、確実に一歩一歩。

 登山口付近に「山頂まで2500m」との標識があり、以後500m置きに設置されています。目安になりました。

 かなりヘトヘトです。でも、もう少しで最後の山頂です。
 夜中に出発した時のこと、月夜に広がる雲海、神々しいそれぞれの景色、妻のサポート・・・いろいろな事が頭を駆け巡ります。

 そしてようやくアンヌプリ山頂に到着しました(^^

 長い道のりでした。

 羊蹄山が「おつかれさん」と言ってくれた様に感じました。


 登山は、下山して完了となります。

 下って行くところで、「膝への負担がやや大きいな」と感じます。
 これは無理をすると靭帯損傷の恐れあり。

 先ずはペースダウン。
 そして最後の裏技!「バック歩行」
 山に誰も居ない時間帯ですので、余すところ無くバックで下山
 転倒には十分注意し、ゆっくりでもそれなりに急ぎつつ山を下りました。

 夕日が眩しい、最後の下り。妻が待機するアンヌプリ登山口へ。

 連峰縦走・・・完了です。
 感無量です。

 できるうちに実行が出来て感謝しています。
 本当にありがとうございます<(_ _)>


【その他】
 ・体重等(体重計の表示によるものです。)
  登山前:64kg、体脂肪率14%、体年齢30歳
  登山後:62kg、体脂肪率10%、体年齢27歳

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コメント

長旅お疲れ様でした。
Ei-taroさん こんばんは

実はこのルートは自分も歩いてみたいと思ってましたので、Ei-taroさんの山行予定を拝見した時に差し支えなければご同行させて頂きたいと思っていました。しかし日程を合わせる事ができなかったので諦めました(T_T)
今度膝が回復したmorethanさんとやってみたいと思います!!

それにしても奥様のご理解とサポート体制が素晴らしいですね。
私がやるとしたらノンサポです^ ^;
2015/7/6 17:40
Re: 長旅お疲れ様でした。
sirfkinさん 

初めて不測事態に備えました。
歳を重ねて臆病になったのかもしれません。
何かが起きたときに手遅れにならない様にと。
2名体勢であれば、既に相互サポート状態なのでベストの対応策と思います。
蛇足ですがこの日、稜線ではドコモエリア圏外でしたが通信可能でした(^^
2015/7/6 21:45
素晴らしい!
雷電海岸から登って日の出まで見れて羨ましいですね‼︎
計画力と実行力が流石です(^^)
2015/7/6 17:53
Re: 素晴らしい!
konsaitoさん

お声がけありがとうございます。

本当に天候に恵まれました。機会を与えてくれた家族にも感謝しきりです。
今度は私が家族に恩返しをする番です(^^
2015/7/6 21:49
お疲れ様でした
Ei-taroさんこんにちは。
計画通りに遂行されたのですね。
大変、大変、お疲れ様でした。
写真で振り返ると49枚ほどですが、19時間を超える行程は
気が遠くなるほど濃いものだったことでしょう。
同じことはできませんが勇気をいただいた気がします。
ゆっくり疲れを癒して下さい。
2015/7/6 18:01
Re: お疲れ様でした
positive51さん

この山行、positive51さんとの出会いも重要な位置付けでした。
写真は見る方がいらっしゃればと、さらりと見れる様に厳選しました。
そして最後のアンヌプリ・・・本当に長く感じました(^^;

仰られるとおり・・・一週間程度は歩行も減らして、膝の疲れを回復させたいと思います。
ありがとうございました(^^
2015/7/6 21:57
お疲れさまでした!そして無事で何より!
Ei-taroさん、こんにちは!

超ロング山行、お疲れ様でした。

19時間半って、ただ起きてるだけでも長いのに、
その間ずっと登山してるってスゴい、、、

しかもソロってところがロマン感じますねぇ〜!

男として強い肉体と精神力を持った方は尊敬しますよ!!
2015/7/6 18:29
Re: お疲れさまでした!そして無事で何より!
yahさん

そんな事、全くもってないのです。好きな事をしていただけなのです。
そろそろ無鉄砲な事は・・・と思っているのですが(^^;

とにもかくにも、安全だけは確保したいと思います(^^
2015/7/6 22:02
有言実行ですネ!
こんばんは(^^)/

ニセコ連峰縦走成功おめでとうございます。

以前及び前日にこの計画を聞いていたこともあり、レコを「今か今か‥」と楽しみにしており、レコを見て非常に感動しました!。

自分もメッセージで送ったとおり強行軍山行をしていました。山頂到着時にメールを送付しようかと思いましたが、「Ei-taroさんが縦走途中で、メールの返信でタイムロスしたら‥」と思うと申し訳なくなり、山行記録がアップされるまでは連絡は控えようと思っていました。

次回縦走系の企画をされるときはバックアップ若しくはsirfkinさんと同行させて頂きたいので、是非に連絡をお願いします!(^^)!。

スーパーマンのEi-taroさんでも今は極度に疲労していると思いますので、体を休めて下さいネ(^^)/。
2015/7/6 19:13
Re: 有言実行ですネ!
morethanさん

毎度さまです(^^)/ (斜里、拝見致しました。)
ロングの時はいつも私なりに完歩の確信(感触)があるのですが、今回は体力の衰えを図れず不安がありました。→そのため、リタイアポイントを3箇所設定にて処置、備えあれば憂いなし。

もう、以前のスピードは無いと(T_T)痛感
そしてロング、きっとおそらく身体に良くないのかもしれません。

セミロング(15時間以内)はまだ大丈夫かな、と思います(^^
またGP登山、楽しみにしています。
2015/7/6 22:22
すごい・・・
距離と累積標高を見ただけでも目眩がします

これで体重が2kgしか落ちないなんて、体作りと栄養補給にも驚きます。

メンバーに「その他1名」ってありますが、同行者はどなたなんでしょう

本当にお疲れさまでした!回復までしっかり休んでくださいね!

(追記)「その他1人」は奥様ですね!素敵すぎます!!
2015/7/6 21:49
Re: すごい・・・
tacasicaさん

いえいえ、驚く事はまったくありませんです。
と、言っても信じてもらえないでしょうけど・・・(^^;
私、デスクワークですよ!本当です。

「その他1名」は妻です(^^) (HNはありません。)
私ひとりでの完歩はありませんでしたので、この表現になったと言う訳です。

お声がけ、ありがとうございました(^^
2015/7/6 22:12
お疲れ様です!
こんばんは〜
超人的なロング縦走、感動しました。
素晴らしい景色、堪能させてもらいました。
ゆっくり身体を休めてくださいね。
2015/7/6 22:18
Re: お疲れ様です!
mikuriさん

お声がけ、ありがとうございます(^^)/
天気、良いときもそうで無い時も、それぞれに良いと思います。
今回はたまたま良い方に出ただけです。

シュナイダーコース、一通り拝見致しました。
私の時はもっとガスで・・・ここはどこ?と言うくらいのガス。
そんな事を思い出していました。

ありがとうございます。少しゆっくりしたいと思います☆
2015/7/6 22:27
お疲れ様でした
久しぶりに拝見したら,素晴らしい山行をされていますね.達成おめでとうございます.このコース,逆で歩いたことありますが,タフなコースですよね.でも素晴らしいコースです.また行きたくなりました.スケジュールの組み方など,素敵です.きっと担ぎ上げる水が大変だったと思います.
私も,今度歩いてみたくなりました.
2015/7/28 8:23
追伸
このコース,いくつかの山がちょっとメインルートから外れるので,後半になってくると,そのままパスしたくなってくるんですよね.イワオヌプリでの葛藤よくわかります.その時の事を思い出しました.
2015/7/28 8:26
Re: 追伸
snufkinjrさん

snufkinjrさんの足元にも及びませんが、健在性を保ち踏破できた事を嬉しく思います。
でも、このあたりで私、”いっぱいいっぱい”です(^^;

やや無茶な山行だったかもしれませんが、どなたにもご迷惑を掛けず、ほっとしています。
イワオヌプリ、素通りはやはり出来ず・・・ですね。
葛藤するのは「お約束」なのかもしれません(^^

夏に、あとひとつやりたい事があります。
体調をしっかり管理したいと思います。

それからもうひとつ。
「大雪山ウルトラトレイル」、お疲れ様でした!
2015/7/28 22:58
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