河倉峠道から藤原岳〜移りゆく季節〜
- GPS
- 09:10
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,255m
- 下り
- 1,251m
コースタイム
- 山行
- 8:53
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 9:10
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
★河倉峠〜真の谷(ほぼ廃道) 所々に踏み跡が残る廃道です。東のボタンブチから崩れる石灰岩の岩ゴロ地帯は浮石に注意が必要です。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
携帯
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
晴天の約束された連休です。新緑と静寂を楽しみたいと思い、またまた河倉峠道に足を向けました。池ノ谷からは少し時間がかかると思いましたので、今回はノタノ坂から尾根通しで峠へ向かいました。
河倉峠ではいつも探して見つけられない古い木の札の代わりに、幹に刻まれた文字を見つけました。こちらもだいぶ古いものでしょうね。河倉峠道は前回来たときと同様に、二連の窯跡までは踏み跡は不明瞭です。その上、新緑が綺麗すぎて上ばかり見ているので、かんたんに道を見失いますので適当歩きで進みました。二連の窯跡に着いて一服、ここで炭を焼いていた往時の杣人に気持ちを馳せていると、新緑の美しさに時間を忘れます。
ここから亀尾まではやっぱり道は不明瞭で、前回よりも高度を下げすぎたりしてなかなか往時の道がたどりにくい感じです。逆方向から歩いてみる必要がありますね。亀尾のコバで一旦気を引き締め直してこれからの石灰岩地帯のトラバースに備えます。はじめの沢を渡る部分に倒木がありこれを超えるのに難儀しました。谷を超えた所に窯跡があり石灰岩地帯のトラバースが始まります。今回は前回の教訓を踏まえ、少し早めに高度を下げ、雨裂の下部を通過するように進みました。するとちょうど次に窯跡が見えて、もしかするとこれが道跡かもしれないと思いました。ここからは高度をあまり下げない様に進むと、真の谷へ続く明瞭な踏み跡が現れ目印の杉のあるポイントへ着地できました。
少し上流のテン場へ来ると、先客がテントを設営しておられ今からのんびり過ごしますとのこと。最高に贅沢な時間の使い方ですね。白瀬峠へ登る一般道は快適そのもので、新緑に囲まれ気持ちの良い道でした。峠に着くと三重県側の景色が一気に広がり、展望も楽しみながらの高速道路となりました。ちょうど芽吹きのタイミングで明るい林を藤原岳に向かって進みます。
だんだん人が増えてきたなと思ったら天狗岩との分岐でした。どうせなら寄り道して行きましょう。それにしてもお腹も空いてきましたが、人の多いのにも気を使うので西尾根の展望地まで一気に進んでしまおうと、ワッセワッセと歩いているうちに、藤原山荘、展望丘を通過しました。西尾根方面は人がおらず、また静寂の尾根歩きです。食事をしていると遠くで猿の声がします。こちらに来ないでほしいなと思いながら声の方に目をやると、10匹くらいの一団が尾根を渡っていきます。山頂の人の多さと対象的ですぐ隣り合わせに野生がいる不思議を感じます。
咲き残りのカタクリを見ることができたのは幸いでした。すでにエビネが咲いているのでもう見れないかと思っていましたので。疲れも吹き飛び軽快に尾根を下り茶屋川に着地しました。やや水量が多いので、渡渉地点を探しながら右往左往することがありました。オーバーシューズかサンダルが要りますね。
ノタノ坂取り付きの茨川が見渡せる高台に来ると、葉の色が濃くなり始めた山里が一望できます。また季節が巡っていきますね。今日もいい一日でした。
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