暑寒別岳(箸別ルート)
- GPS
- 08:04
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,062m
- 下り
- 1,057m
コースタイム
天候 | 曇一時晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は急登もなく明瞭で迷うことはありません。 |
その他周辺情報 | 箸別小屋に置いてあるノートを拝見すると、定期的に清掃に来てくださっていることが分かります。とても綺麗に保たれています。 |
写真
感想
樽前山に登った後、白金温泉、クッチャロ湖で宿泊し、宗谷岬を経由してオロロン街道を南下して増毛町に入りました。
オロロン街道では、20年前に登った利尻岳がズウッと見えていました。(感動)
増毛に近付くにつれて残雪を纏った暑寒別岳も良く見えて、明日、暑寒別岳山頂からの大展望の期待が膨らみました。
増毛町に入り、「まつくら」という寿司屋さんで夕食にしました。お店で暑寒別岳の情報を知りたいと話したところ、地元山岳会の方の連絡先を教えてくださいました。山岳会の方のご自宅に電話をかけたところ、突然の電話にも関わらず丁寧に応対してくださいました。北海道に入る前に増毛町役場・商工観光課に問い合わせた際には、暑寒ルートを勧められていたのですが、最盛期には半月位早いけど花を見たいならば絶対に箸別ルートに方が良いと勧められ、箸別小屋に泊まることを決断しました。
コンビニで食料と燃料(アルコール)を調達し、箸別小屋を目指しました。道が良く分からなかったので少し迷いましたが、20時に箸別小屋前の駐車場に到着しました。(北海道内での走行距離は、ここまでで836.7km)
日が長い時期でもあり、まだヘッドランプを点けなくても動ける位の明るさがありました。
宿泊に必要な装備と燃料を小屋に入れ、燃料補給しながらLINE等をしました。auのスマホとSoftbankの携帯を持って行っていたのですが、小屋内でauは問題なくつながりましたが、Softbankは圏外でした。山奥とは言えないまでも、携帯の電波が届くとは思っていなかったので驚きでした。
翌朝は4時に起床。3時過ぎには外が明るくなり出したのかも知れませんが、鳥のさえずりが賑やかに聞こえていました。お湯を沸かして朝食を作り、着替えをして山行に不要なものは車に突っ込み、小屋の掃除をしました。一時間で済むだろうと考えたいたことが一時間半も要してしまいました。
出発時の天候はガス。(シャツに薄っすらと微細な水滴が付く位の感じ)・・・昨日、好天の期待が膨らんでいただけに意気消沈でした。
登山口で登山届けに記入し、出発。緩い登りが続きます。登っていると言う実感が湧かない位の道でしたが、高度計は少しずつ上がっています。
ほぼ平坦な道が二合目まで続き、とても長く感じました。二合目まで標高を稼げていないので、そこから先の登りに若干の不安を抱きましたが、急登は皆無でした。
単調な登りが続きますが、三合目を過ぎると左手の沢に残雪が見えました。四合目を過ぎてしばらく登ると泥濘んだ道になり、大きな雪渓が現れました。踏み跡が不明瞭で、どちらに登って行くのか分かり難かったですが、慎重に周囲を見渡せば雪渓の出口が分かります。(余り行き過ぎないうちに周囲を見渡してください。)キックステップで何とか滑らずに通過することができました。
五合目を過ぎると2ヶ所に大きな糞がありました。恐らく、クマさんのテリトリーなのでしょう。
六合目を過ぎると一時樹林帯を抜け出します。晴れていれば遠くまで見えるのだろうと思いますが、雲に覆われて展望は得られませんでした。
七合目には小さな雪渓が残っていました。そして、森林限界を越えました。お花畑の始まりです。花のピークは7月中旬頃と聞きましたが、今でも沢山咲いていました。ピーク時は花で埋め尽くされるのでしょうね。花は登山道にまで咲いているので踏まないように気を付けて歩く程でした。
七合目から九合目の先で暑寒ルートとの合流まで花、花、花、花、お花畑です。
九合目の先に見えていたピークが暑寒別岳山頂だと思っていたらば、暑寒ルートとの合流地点でした。ここで今回の山行で初めて人に会いました。暑寒ルートから登って来られたそうです。話を伺うと、花は多いという程では無かったそうなので、箸別ルートを登って正解だったと思いました。
暑寒ルートとの合流から先は少し下って登り返し、10分程で山頂に到着しました。上空は晴れているのに周囲は雲で覆い尽くされたままでした。雲が無ければかなり遠くまで望むことができそうな雰囲気でしたが、南暑寒岳も雲の中で、粘っても雲は切れそうにありませんでした。
お腹が空いたので早めの昼食をとり下山開始。(山頂滞在時間は53分)
暑寒ルートとの分岐から少しばかり暑寒ルートの方に行ってみました。相変わらず雲に覆われていて遠くまで見ることはできませんでしたが、花は余り咲いていないように感じました。
分岐に戻って下山再開。お花畑の中を順調に下ります。
五合目と四合目の間にある雪渓は、登りの時よりも緩んでいました。キックステップで慎重に下りましたが、へっぴり腰で一度尻餅をついてしまいました。
この雪渓を過ぎれば危ないところはありません。
登りは4時間13分、下りは2時間54分でした。
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