記録ID: 6783829
全員に公開
沢登り
東北
鶴間川 二岐川左俣遡行 河内川下降
2024年05月11日(土) 〜
2024年05月12日(日)
- GPS
- 10:43
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 1,306m
- 下り
- 1,310m
コースタイム
天候 | 2日共晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■鶴間川 二岐川左俣遡行 体感1級 フェルト◯ 水量平水 魚影薄い 雪渓 源頭付近にブリッジあり 害虫なし 幕営地豊富 藪漕ぎ薄い ■アプローチ 起点は小白森山登山口駐車場。 二岐川左俣を遡行する場合、登山口駐車場から林道を御鍋神社方面へ進み、神社の手前の二俣の辺りから入渓するパターンが多いが、今回は二岐大滝を見る為にもっと手前、林道がヘアピンカーブに差し掛かる辺りの「水源かん養保安林」の看板から入渓。踏み跡あり。 スタートから入渓まで20分。 ■二俣川左俣遡行 低い堰堤の脇から入渓。チャラ瀬を進むとすぐに二岐大滝が現れる。 滝幅はあるが、落差は10m程で大滝という感じはしないが、この流域では大滝の部類に入るのだろう。 登れそうなら登ろうと思ってたが、全然登れない滝だったので、左岸巻き。 この左岸巻きがまぁまぁ悪いので、チェンスパを履いて歩いて落口へ。 その先はすり鉢状のゴルジュ地形の中に釜を持ったナメ滝が3つ程続く。 一回ドボンしながらなんとか突破したが、巻くなら大滝を見学したら沢を戻って林道に上がり、まとめて巻いた方がいい。 これを越えると、多くの記録にあるナメ床の入渓地点となり、二俣となる。右には5m程の御鍋滝がかかっている。 左に入るとナメが続くが、長くは続かずにゴーロになる。 中盤に容易な小滝が続き、終盤にまた少しナメといった感じで、至って平和な沢である。 幕営適地は序盤から中盤にかけて豊富。 1290m二俣は進むのは左だが、右俣に20mのナメ滝があるらしいのでちょっと見学だけしたが、登れるかは不明だ。 源頭手前に雪渓があるが、高巻くような地形ではないので、右岸を歩いて越える。 次第に水は枯れるが、沢型は上部まで続いており笹薮がうるさくなるくらい。 登山道手前で沢型も消失するが、笹薮を3分も進めば登山道に合流する。 ■河内川下降 登山道に合流した地点から、そのまま尾根を乗っ越してまた笹薮に入る。 出だしは笹薮が濃いが、すぐに雪渓が現れ、そのまま河内川につながっていた。 結構しっかりした雪渓が3か所程あり、上を歩いたり尻セードしたり右岸から巻いたりしながら下降する。 河内川も難所はなくゴーロとナメを順調に下降する。 幕営適地を探しながら歩いたが、途中で写真を撮るのも面倒くさくなるくらい豊富にある。 これは上流から下流に至るまで続き、泊まる場所はまったく困らないだろう。 今回は930m付近の左岸台地に幕。 地形図を見ると中盤に崖マークが続き険しい沢なのかと想像してしまうが、両岸が高くなってもスラブチックになってるだけで滝らしい滝は1個くらいである。この滝は左岸に釣り師のトラロープがあり簡単に巻ける。 次第に川幅も広がり、岩も大きくなってくる。 釣り師の巻道が付いてるので濡れずに歩く事が出来るが、右岸左岸と何回も渡渉を繰り返すので、増水時は危険な場所も多い。 両岸のスラブから流れ落ちる滝がポツポツあり、景観は飽きない。 760m二俣の左俣に馬尾滝30m。 この滝は見事であり、今回の沢旅の中で1番の見せ場であった。 715m付近で橋が見えたら林道に上がり脱渓。 ここから駐車地点の小.大白森登山口まで林道を1時間10分歩いてフィニッシュとなる。 車が2台ある場合は1台デポを強くオススメする。林道はダートだが、普通車でも問題なく走行出来る。 因みにチャリだと登り8割なのでアシスト付きじゃないときついだろう。 今回のルートの逆バージョン、河内川を遡行でもいいかもしれないが、遡行価値が高いとは言い難い。 |
その他周辺情報 | 二岐温泉 桂祇荘 700円 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
登攀具一式
泊り装備一式
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---|
感想
今シーズン初の沢泊は、ソロの時の為にとっておいた二岐川。
二岐川の沢登りはここ7〜8年で人気が出たようで、それ以前は釣りの沢として知られる程度だったようだ。
遡行記録を探すと、ここ数年の物がわんさか出てきて、癒やし系のナメ沢として紹介されている。
一方、今回下降で使った河内川の記録はほとんど見ない。
昔の福島登高会の記録と、最近では茨城の方の記録のみ。
二岐川の遡行計画を立てた数年前に、地形図を見てると尾根の反対側にゴルジュマークが続く河内川をたまたま見つけたので、これを絡めた計画を練り直した。
どうやら険しいゴルジュではなく、下降に使える程度らしいので問題ないだろう。
今回実際に歩いてみて、二岐川左俣も河内川も歩き沢である事には変わりはない。
滝の数は二岐川の方がやや多いくらいだが、渓相の良さは河内川の方が見所が多かったように思う。
馬尾滝を始め、側壁から流れ落ちるスラブ滝やナメ滝など飽きずに歩く事が出来た。
ただ難所はなく、それでいて結構距離があるので、そのへんは割り切って楽しむ必要があるかなと思う。
河内川を沢登りとして使う人は少ないが、釣り師は結構入っているらしく、中盤辺りまでは立派な巻道やトラロープがある。
今回も脱渓の橋付近で釣り師に会ったが、話を聞くとやはり釣りとしては人気の沢らしい。
なにはともあれ、今シーズンの沢泊初めを無事に終えて満足ではあるが、やはり焚火と酒は仲間で囲うのが1番である。
今シーズン何回焚火を囲う事が出来るかわからないが、あの素晴らしい時間を少しでも多く体感したいと思う。
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