初のテン泊@尾瀬湿原〜至仏山
- GPS
- 10:51
- 距離
- 24.6km
- 登り
- 880m
- 下り
- 862m
コースタイム
- 山行
- 3:09
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 3:13
天候 | 初日) 雨。バスが到着した早朝は降っていなかったが、6時過ぎから降り始め、どんどん激しくなる。いくら雨が似合う尾瀬といっても、少々気分はへこむのでした。 2日目) 雨は上がったものの、曇天&ガス。燧ヶ岳は一切望めなかったものの、至仏山への登りすがら、振り返るとガスが晴れて尾瀬湿原が開けてくる様は、素晴らしい趣を感じました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
夜行バスにて鳩待峠へ。ビッグホリデーの尾瀬行きバスは、最終的には池袋出発で、その池袋までの送迎として大宮発、新宿発、東京発などのショートバスがあるのでした。東京からがっつり寝るぜ!と思っても、池袋で乗り換えさせられ、しばらく待たされたりするので、最初から池袋から乗ることにした方が気持ち的には楽だと思う。しかし実はワタクシは東京から9時20分に乗るはずが、時間を1時間間違えてしまい、復旧策として大あわてで池袋にむかったのでありました。結果オーライというかなんというか。 バスは池袋を23時に出発し4時に尾瀬戸倉着。間に休憩は2回。そこからマイクロバスに乗り換え、自家用車規制道路を鳩待峠まで。戸倉を4時半過ぎに出発し、鳩待峠に5時15分頃着。 帰り) 鳩待峠14:40分集合、14:50分出発のマイクロバスで戸倉まで。戸倉で大型バスに乗り換え、池袋に7時半頃到着、新宿に8時頃到着。間に休憩は2回。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
尾瀬湿原のうち、一部ルートが崩落により通行止めになっており計画ルートの変更を余儀なくされました。通行止めになっていたのは八木沢道。鳩待峠から富士見峠経由で見晴に行く予定が、山ノ鼻経由に変更。長沢新道という選択肢もあったものの、滑りやすい急降ルートとのことで、テン泊重装備で雨天の中歩くというリスクを取ることはやめようということになりました。 で。尾瀬湿原、雨の木道はとても滑りやすく、そして、雨の翌日の至仏山も岩、泥ともによく滑る。 至仏山の下の方は整備された階段が続きますが、沢歩きのように水が流れてきました。森林限界を超えると蛇紋岩が出てきますが、これがまた滑りやすい岩で。私は靴のおかげかそれほど難儀しませんでしたが、大転びしてどろどろになってしまった登山者の方を見かけました。また登り、下り共に泥濘が激しくぐちゃぐちゃで、それがために複数箇所で大渋滞が発生。追い越す側(急ぐ人)も追い越される側も気を遣いあって譲り合う精神が非常に大切だと思いました。 |
その他周辺情報 | 14時過ぎの鳩待峠は、多くのバスツアー客であふれかえっていました。トイレはそれほど混雑していなかったものの、足洗い場に行列ができていました。 |
写真
装備
個人装備 |
シュラフ
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共同装備 |
テント一式
ストーブ2台
鍋
夕食と朝食
|
感想
今回は初めてのテン泊体験。メンバー全員が初めてで、どうなることやらの珍道中。
とにかく重装備を背負って歩き続けられるだろうか、ということがみんな心配だったのですが、終わってみたらなんとかなった・・・。
残念だったのは1日目の大雨。初めてのテント設営が雨の中で、というのもちょとつらかった。しかも、八木沢道が通行止めだったので最短ルートで見晴まで行ってしまったので、なんと9時に到着し、そのままだらけてしまったのもちょっぴり後悔、かな。でも夜行バスで疲れた体にむち打って、雨の中に散歩に出る気力はなかったのでした。
シュラフで眠るのも初めての経験。うまく眠れるか心配でしたが、バスでの睡眠不足のおかげで、夕飯の小屋カレーを食べておなかがくちくなったところであっという間に撃沈しました。しかし、私は閉所恐怖症。夜中にふと目覚めたとき、狭いテントの中、ちょっとパニックに成りかかりました。また、夜中に何か動物の闘うような声(ギャギャギャ!的な)が聞こえたのにも恐怖心をあおられました。布一枚で外界と隔たっているだけだものねえ。熊に襲われたらおしまいだ・・、とか考えてしまったりね。
それと、お隣さんの声が、あたかもテントのすぐ脇でしゃべっているかのように良く聞こえる、というのも新鮮でした。こちらの声も良く聞こえているのだろうなー。
ともかく、それほど熟睡感はなかったものの、時間だけはばっちり10時間近く確保したので、翌朝はさわやかに目覚めることができました。
至仏山への登りは、食料分の重さが減ったので、皆で荷物を分け合って少しだけ荷物が軽くなった感じ。さらに、背負っていると重さにも慣れてくるもので、しだいに重さは全く気にならなくなりました。最後なんて、バスの時間が気になって小走りするほど。この荷物を背負って走れるようになるとは、順応ぷりにびっくりでした。
ひどい泥道に、だれも転ぶことなく全うできたのもよかった・・・。
一度体験すると、自分のテントが欲しくなるものです。これまで、1人用と1-2人用、どちらにしようか考えていたけど、閉所パニックのリスクを考えると、私には大きめが良さそう。まだ踏ん切れないけども、臨終収入が入ったら考えようかな。
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