槍ヶ岳 日帰り 2回目



- GPS
- --:--
- 距離
- 27.8km
- 登り
- 2,164m
- 下り
- 2,108m
コースタイム
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 2:05
- 合計
- 10:15
天候 | 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
4時の時点で9割方埋まっていました |
コース状況/ 危険箇所等 |
若干の雪渓は残っているものの登山道には残雪はなし 沢を越える際には注意が必要(前日一ヶ所橋が流され通行止めされてました) |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
会社のアスリート達と槍ヶ岳日帰り登山をしてきました。
100kトレイルやUTMFに出場するような猛者達で
天気よりも一般レベルの自分が付いていけるのかという不安しかありません。
登山計画書には《全工程11時間》と書かれていました・・・。
ちなみに前回は13時間半掛かっています。
まぁやるしかない!
前日に穂高荘倶楽部入りして温泉を満喫。
仮眠をとりつつ4時に無料駐車場へ停車。
前日からの悪天候もなんのその、駐車場には結構な数の車が停まっていました。
ヘッデンを点けてスタートしましたが次第に空が白んで来たので
使用時間は30分程でした。
登山届を提出すると、前日の雨で15時頃に一部通行止めされたという情報があり!
昨夜も雨がシトシト降っていたので沢を越えられるかも不明でしたが
取りあえず行ってみようという感じでスタート。
先頭集団だったのかすれ違う人、追い越す人もほぼいなく淡々と林道を抜けました。
すぐ横を川が流れていますが水量が多く不安が募ります。
5キロ程の林道を終え白出沢を越えると
足場が石に変わり地味な登りが始まります。
一番体力がない自分が先頭を進ませてもらいました。
迷惑を掛けたくないという一心でハイペース気味で進んだつもりでしたが
後ろ3人は特に息が上がる様子もなし(笑
槍平小屋に至るまでに5ヶ所程ある沢も特に危険な場所はなく越えられたので
引き続き山頂を目指します。
この辺りから両足親指の付け根にヒリヒリと違和感を覚えました。
距離だけで見ればここら辺が中間点でしょうか。
回復傾向という予報とは裏腹に曇天のまま千丈分岐まで到着。
まだ9時半(4時間)。
かなりいいペースでこのルート最大の難関である急登に突入・・・
したのですが、
ここまでペースを上げるために大股気味で歩いていた結果、
太ももが負荷に耐えられなくなり、一歩進む度にピクピクしてきました。
少し休ませてもらって屈伸や伸脚でつりかけた脚のストレッチ。
一時的に回復はするけど少し登るとまたピクピク。。
カールなので下からの風も強く、日差しもないので止まると体が一気に冷えます。
高度もあって息が上がりやすいので2〜3度休憩を入れてもらいつつ飛騨乗越到達。
もう3000m越えています。
10分程歩くと槍ヶ岳山荘に着きました。
写真でよく見かけるアレです。
山荘からは穂先が全く見えませんでした。
ザックをデポして穂先を一度は目指すものの
太ももがこの日最高潮の痙攣を起こしたので
自分だけ山荘で待機させてもらいました。
ヘルメットの出番もなく、槍ヶ岳プレートを持つこともできませんでしたが
下山の事を考えると仕方ない判断でした。
1時間弱の暇ができたので山荘でTシャツとバッジを購入。
汗でベタベタだった上着を着替えてみんなの戻りを待ちます。
動かないと冷える・・・。
穂先は何も見えず寒いだけだったという感想を頂き下山スタート。
3番目を進ませてもらいましたが、前2人が早い早い。
シンガリの先輩には「急がなくていいから」
と言って貰い少し気が楽になったのと、
1時間休んで太ももの張りも少し引いたこともあって
可能な範囲で駆け下りました。
ヒィヒィ言いながら登った1時間があっという間です。
千丈分岐から槍平小屋の間から雨が降り始め、
石の多い登山道が滑りやすい悪路に変わりました。
次第に本降りになり、下半身の踏ん張りが効きにくくなったこともあり
何かと足をとられます。
この頃には両足親指の違和感は完全にマメになっていて、
更に踏み込みが甘かったと思います。
また雨が降ると怖いのが沢越えです。
滝谷を越えられないと槍平で強制宿泊になるのかな?
このルートの沢はどこも急斜面で、
素人が見ても雨水で増水したらヤバイと分かる程です。
今回は無事越えられました。
また今回は穂高平小屋からショートカットを使ってみました。
急坂で雨のため足場もあまり良くなく疲れた足腰には堪えました。
距離的には結構縮められますが林道の方が安心感があります。
長い林道を終えロープウェイの建物が見えた時、
達成感が沸いてきました(穂先には行っていませんが
今回酸素缶を使ったからなのか、前2週で2900mを登ったからなのか、
高山病の症状は一切出ませんでした。
あとは10時間超の山行に耐えうる体力をつけないといけないですね。
帰りに「茶茶」という自然薯料理をやっている店でとろろめしをいただきました。
麦ごはんおかわり自由(←ここ重要
疲れた体には精力のつく食べ物が一番です!
去年も山頂は雲に覆われ北アルプスの山々は見れず。
いつになったら槍の先端から素晴らしい景色を拝めるようになるのでしょうか(笑
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