御在所岳,国見岳:中道を辿り,下りはロープウェイ


- GPS
- 06:37
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,260m
- 下り
- 1,261m
コースタイム
- 山行
- 4:41
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 6:37
天候 | 曇り後雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
武平峠下山口から表道下山口までの区間は短いけれど,不明瞭な個所があるため,地図・コンパスかナビが必要。 |
その他周辺情報 | 鳥居道山キャンプ場:前泊する積りだったが,予約客で満員のため不可に。オンシーズンは予約するのが無難。 椿渓谷キャンプ場:上記キャンプ場から高速道路を使って20分ほどの所にある。本来のキャンプ場は閉鎖されていて,そのすぐ下にある河原にテントを張った。トイレは汲み取りで水場は無いと思われる(よく探さなかったが)。降雨が多いと増水するかも。 国民宿舎湯の山ロッジ:日帰り入浴で600円。小さな浴場が一つなので10人程度が限界かもしれないが,気持ち良く浸かれてお得だった。 |
写真
感想
大阪に帰省した帰りに御在所岳に立ち寄った。ロープウェイで下山できるので,今の体調には都合が良いのが大きな理由。前日に登り口に近い鳥居道山キャンプ場に前泊するつもりだったが,偶々,入り口付近で犬を連れて散歩中の管理人さんに出会い,この日は好天のためもあってか予約客で満杯と告げられる。止むを得ず,グーグルマップで近場のキャンプ場を見つける。高速も使って20分ほどで到着するが,キャンプ場入口は鎖で閉鎖されており使用できない。すぐ下にあった河原(多分,駐車場)にテントを張った。他には人も居らず,近くにはクマの目撃情報が貼りだされていたりして,少々の不安はあったが,静かな夜を過ごせた。
真夜中に目が覚め,再び眠れそうもないので,少々早いがテントをたたみ出発地点へ移動。途中,行動食の購入やトイレを済ませて,鈴鹿スカイラインの道路脇にあるスペースに停車。昨日,下見した時には,道路沿いの停められそうなところには殆ど車が停まっていたが,今日は天候が今一つのため車は少ない。曇り空で,未だ陽も出ていないために真っ暗だが,前線が近づきつつあったので,早々に歩き始める。
車道歩き30分ほどで中道登山口に到着。もう日の出は過ぎているはずだが,未だ薄暗かったのでヘッドランプを点けたまま登り始める。裏道への分岐を過ぎると直ぐにロープウェイの真下に出る。ここからは伊勢湾の方角の眺望があったが,残念ながらかすんでいる。4合目には負レ(オボレ)岩という2枚の巨大な岩が縦に重なったような奇岩が立ち上がっていた。そこから僅かで,今度は幾つかの岩が積みあがったようなところがあった。少し登った地点から見下ろすと,2枚の縦長の岩の上に四角い岩がバランスを取って乗っかている様が良く分かる。これがランドマークの一つの地蔵岩かと暫し目を奪われた。これら以外にも巨岩のモニュメントが多くあり,目を楽しませてくれた。
キレットはそれほど大きくもなく,手掛かり足掛かりも豊富なので問題なく通過。快適に登り続けると山上公園を周回している舗装道路に出た。直ぐの所に富士見岩と称された場所があり,東方向が開けていて伊勢湾が望める。方角的には富士山が見えても不思議はないが,残念ながらボヤッとしていて遠くまでの視界は効かなかった。
先ずは国見岳を踏もうと思い,舗装道路を少し辿った後,裏道登山道へと続くところを下って行くが,国見峠に着くころからポツポツと雨粒が当たりだした。午前中は持つかなと期待していたのだが,甘かったようだ。少し急ぎ足で先へと進む。途中で振り返ると,白い雨量レーダーが目立っており,スキーゲレンデを登っている人達も遠望できた。国見岳は大きな岩がデンとあり広場のような感じだった。ゆっくりしたかったが,雨が少し強まってきたので,休憩はあきらめて早々に御在所岳に向かう。
国見峠までは来た路を引返し,そこで愛知川方面へ向きを変える。少し行くと大きな岩がポツンとある。ハンバーガー岩というらしい。ここで方向を南向きに変え,踏み跡を辿って高みを目指す。ゲレンデの中を行くと頂上は直ぐで,大きな標識が立っている。標識には1211.95mと書かれているが,国土地理院地図では1209.4mとなっており,直ぐ西にあるポイントが1212mである。ここには望湖台があり,琵琶湖が見えるはずだが,ボヤッとしていて今一つはっきりとしなかった。風も少し吹いて寒いので少し下って,小さな休憩所に着き一休み。ただ,ここも屋根はあるので雨はしのげるが,壁がないので風が吹き抜けて寒かった。
その後,長者池,御嶽大権現と回り,ロープウェイ駅へと向かう。ただ舗装路を歩いてもつまらないので,地図を見て,武平峠下山口を経由するルートを歩くことにする。下山口を経由して舗装路を辿るが,舗装が終わったところで草地に植樹した小さな広場に出て,踏み跡がはっきりしない。地図とコンパスで方向を確認し,それらしいところを辿る。少し下ったところで,踏み跡が見えたのでそれに従って下へと向かう。細い流れに出会い,渡渉点を探していると,対岸の木に赤布を見つけた。ここから先は表道からのルートに合流するので,はっきりとした路を少し登るとひょっこりと舗装路に出た。
ロープウェイは片道で1,500円と,少々高値だが,街並みを見下ろしたり,間近に奇岩を拝めたりと眺めは最高だった。下の駅からは,かもしか大橋を経由して駐車した場所までは直ぐだった。他に2台が停まっているだけで,昨日の盛況が嘘のようである。ロープウェイ駅のすぐ脇にも日帰りで入れる大きな温泉はあったが,より安くて車で直ぐの国民宿舎湯の山ロッジで汗を流した。浴槽は小さかったが,清潔だし,空いていたのでゆっくりと浸かることができた。
ここから更に途中を楽しみながら,車中泊をし,翌日夜に無事帰宅した。
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