ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 6872785
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
赤目・倶留尊高原

三多気桜から学能堂山往復

2024年06月01日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 三重県 奈良県
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:50
距離
10.0km
登り
813m
下り
808m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:54
休憩
0:56
合計
4:50
距離 10.0km 登り 813m 下り 808m
8:55
7
9:02
9:03
55
9:58
9:59
33
10:32
10:34
9
10:43
12
10:55
11:35
11
11:46
9
11:55
12:01
22
12:23
59
13:22
16
13:38
13:44
1
13:45
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2024年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
三多気の桜駐車場(無料)
コース状況/
危険箇所等
よく踏まれた登山道
その他周辺情報 登山口の杉平に蕎麦屋
色の濃さではこの子が一番!
4
色の濃さではこの子が一番!
ちょっと恥ずかしげに開く。
7
ちょっと恥ずかしげに開く。
鈴鹿の株は、花が綺麗に開かない傾向があったが、ここのものはよく開く。
4
鈴鹿の株は、花が綺麗に開かない傾向があったが、ここのものはよく開く。
山頂ではこの一輪がやっと開花。
3
山頂ではこの一輪がやっと開花。
こんなところにあったのか。
3
こんなところにあったのか。
ベニバナ愛でる天女。
4
ベニバナ愛でる天女。
駐車場から杉平への下り、行く手には学能堂山が聳えている(中央)。
2024年06月01日 08:59撮影 by  iPhone 14, Apple
2
6/1 8:59
駐車場から杉平への下り、行く手には学能堂山が聳えている(中央)。
杉平から林道を登り始めると、駐車地の背後の山、大洞山が圧巻。登ってみたくなる山容をしている。
2024年06月01日 09:09撮影 by  iPhone 14, Apple
2
6/1 9:09
杉平から林道を登り始めると、駐車地の背後の山、大洞山が圧巻。登ってみたくなる山容をしている。
2024年06月01日 09:16撮影 by  iPhone 14, Apple
5
6/1 9:16
コアジサイが随所に咲いている。昨年、夜叉ヶ池に行ったとき、登山道沿いにコアジサイがたくさん咲いていて、高貴な香りを一面に漂わせていたのを思い出す。今日もいい香りだ。
2024年06月01日 09:30撮影 by  iPhone 14, Apple
5
6/1 9:30
コアジサイが随所に咲いている。昨年、夜叉ヶ池に行ったとき、登山道沿いにコアジサイがたくさん咲いていて、高貴な香りを一面に漂わせていたのを思い出す。今日もいい香りだ。
モチツツジ。色が濃い。
2024年06月01日 09:52撮影 by  iPhone 14, Apple
5
6/1 9:52
モチツツジ。色が濃い。
フタリシズカ。
2024年06月01日 10:28撮影 by  iPhone 14, Apple
5
6/1 10:28
フタリシズカ。
鞍部に出た。
2024年06月01日 10:33撮影 by  iPhone 14, Apple
3
6/1 10:33
鞍部に出た。
やっと自然林。
2024年06月01日 10:41撮影 by  iPhone 14, Apple
4
6/1 10:41
やっと自然林。
山頂は見事な眺望が広がっていた。
2024年06月01日 10:54撮影 by  iPhone 14, Apple
3
6/1 10:54
山頂は見事な眺望が広がっていた。
どちらを向いてもいい眺め。
2024年06月01日 10:54撮影 by  iPhone 14, Apple
5
6/1 10:54
どちらを向いてもいい眺め。
登っていない山ばかり。
2024年06月01日 10:54撮影 by  iPhone 14, Apple
3
6/1 10:54
登っていない山ばかり。
三角点を確認。
2024年06月01日 10:57撮影 by  iPhone 14, Apple
6
6/1 10:57
三角点を確認。
ジシバリ。
2024年06月01日 11:01撮影 by  iPhone 14, Apple
4
6/1 11:01
ジシバリ。
この辺りが自生地。
2024年06月01日 11:02撮影 by  iPhone 14, Apple
2
6/1 11:02
この辺りが自生地。
ヤマアジサイか。
2024年06月01日 13:11撮影 by  iPhone 14, Apple
2
6/1 13:11
ヤマアジサイか。
杉平の家々には、屋号を記した灯篭がある。
2024年06月01日 13:22撮影 by  iPhone 14, Apple
2
6/1 13:22
杉平の家々には、屋号を記した灯篭がある。
アザミが咲いてもう夏。
2024年06月01日 13:32撮影 by  iPhone 14, Apple
3
6/1 13:32
アザミが咲いてもう夏。
駐車場。
2024年06月01日 13:35撮影 by  iPhone 14, Apple
2
6/1 13:35
駐車場。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック 昼ご飯 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス カメラ シュリンゲ

感想

先週末は久しく遠ざかっていた『ふるさと兵庫100山』に復帰したが、それは花見登山の中断でもある。月が替わって今週末、幸いにも土曜日が好天に恵まれ、そろそろベニバナヤマシャクヤクの開花が見込まれる季節となった。ベニバナヤマシャクヤクは鈴鹿山地の各所に自生地があり、鈴ヶ岳に連なる茶野の群生など、見ごたえがあるのだが、ベニバナといっても花の色は白だ。赤い花をつけるベニバナヤマシャクヤクの咲く近場の自生地としては、大峯前衛の観音峯山と三重・奈良県境の学能堂(岳ノ洞)山の二か所しか思い当たらない。兵庫県下、但馬地方に赤いベニバナヤマシャクヤクの自生地があるのは確かながら、それがどこなのか、情報がない。岡山県には蛇紋岩地のカルストが広がっていて自生地がありそうなのだが、お寺の庭の話しか引っ掛かってこないから、ターゲットにはならない。観音峯はロープで囲った狭い範囲にしかないとなると、もう、学能堂山以外には候補はなくなるわけだ。
この時期、学能堂山は花目当ての登山者で込み合うというから、覚悟の上の出陣となる。普段より気持ち早めの出発だったが、当初駐車地に定めていた津市出張所に行ってみて、いや待て、三多気桜のほうが近いぞ、三多気の駐車場へ行こう、となり、カーナビに頼って進むと、とんでもないころへと誘導される。普段、目的地に近づいたらヤマレコのGPSに切り替えてチェックするのだが、なぜかそれを怠っていた。というわけで、すっかり山行開始が遅くなってしまったのだった。
それでも、雲一つない青空のもと、まだ5月の余韻を残した心地よい風に吹かれて歩き始めると、気分は上々。見慣れたノアザミやクサノオウも、一際輝きを増して見える。先ほど車で上がってきた道をバス道路まで下り、宿場の面影を残す杉平の集落から反対側の林道に入って登り始める。道路に面した空き地にはぎっしりと車がとめられている。「登山口」とその少し上のスペースにも車がずらりと並ぶが、いずれも三重・鈴鹿の地元系で、先手必勝という感じだ。
目的のベニバナヤマシャクヤクは、一週間前の段階で麓では開花、山頂では堅い蕾、ということだった。ここのところ気温が低いので、山頂の開花状況は楽観できない。なので今日は、林道を進んで麓の花を確実に見ておくべきだろう。あらかじめ調べておいた自生地付近を行ったり来たりしてみるも、発見できず。前後して登ってきた6−7人の高齢パーティーと我々高齢ペアとが一群となってきょろきょろしながら登っていく。そしてついに、パーティーの一人の女性が紅色をちりばめた緑の一角を発見。我々だけだったら見落としていたかもしれない。嬉々として写真に収め、じっくり鑑賞する。
この先、林道終点付近で一輪咲いていた。ちょうど居合わせた下山のペアによれば、朝は蕾だったとか。花は同じ一日でも咲いたり、閉じたり、散ってしまったりとむずかしいものだ。山道は次第に傾斜を増して、杉の植林帯の谷間を登り、稜線直下は泥濘の急登となる。尾根に乗り上げると緩やかな登りとなり、ようやく自然林が現れるが、またすぐに植林帯にかわる。だが、山頂は近い。前方が明るくなって山のてっぺんの輪郭が見て取れるようになると、灌木林、そして草原と植生が変化して広々とした山頂に飛び出す。山頂手前の泥濘は、前日の雨のせいで特に手強い。
山頂部からは360度の見事な眺望が広がっている。三角点を越えて南にせり出した尾根上にベニバナヤマシャクヤクの自生地はある。どの株もまだ蕾は固く、ようやく一輪が開花しているに過ぎなかった。麓で花を見ておいて正解である。三角点の峰に戻って昼食とする。雑踏を恐れていたが、藤原岳や氷ノ山など、このところにぎにぎしい山に登っているので、それほどストレスを感ぜずに済んだ。もっとも、山頂の開花ピークとなるだろう一週間後は、どんな込み合い状況なのか、保証の限りではない。
なんせ、自宅まで帰るには時間を要するので、あまりのんびりするわけにもいかず、気持ちのいい山頂を辞して下山にかかる。泥濘に足を取られぬように注意しながら下る。途中、『ミツマタ』分岐を右に見送る。今朝最初に駐車した津市出張所を起点とした場合、ここに登りつくことになる。鞍部から谷に下り始めたところで、kinuasaがキクラゲを発見し、収穫する。下りは速く、難なく林道終点に降り立つ。もう一度、ベニバナを拝顔していこうと、林道を下ることにする。朝発見した一群の株を再訪し、再度写真に収める。さらに下りながら、上りで見逃した自生地があるかも、と周囲に注意を払いつつ進む。そして、林道から少し離れた一角に、こもれびを浴びて鮮やかにほほ笑む(かのように開花した)淑女たちを発見したのだった。あでやかな花園という感じで、今日のミッションを十分に果たした瞬間であった。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:171人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 赤目・倶留尊高原 [日帰り]
三多気の桜から学能堂山往復
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら