そりゃ行者も還りたくなるわ岳(行者還岳・山と高原地図破線ルート)


- GPS
- 10:23
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 1,216m
- 下り
- 1,218m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは見当たりませんでした。 南破線ルートは石がゴロゴロ、斜面に細い踏み跡等と足場が悪い箇所ばっかり。 踏み跡がわかりにくいところも多くとにかくテープ頼りで、ルートロスして戻る事も度々で非常に迷いやすい。 北破線ルート(大川口〜小屋近くの奥駆道)の奥駆けからの下り口には立ち入らないようロープが張られており、実際はしごの老朽化や崩落で危険箇所多数。 大川口へのルートは崩落で消失し、他の人のログを見ると南破線ルートへの合流はできるようですが、それでもテープもわかりにくく危険なので止めたほうがいいです。 大川口からの吊り橋も老朽化で閉鎖(帰りに気付いた・・・)されてるようです。 |
写真
暑くなってきたし、そこそこ進んだので戻るの億劫に思ってしまうけど・・・沢筋は下りれる確証がないし、「迷ったら沢を下るな」の鉄則に従い元の道を戻ります。
それでもルートロスして引き返したり少し難儀しました。
この行きのルートも下山ではできるだけ使いたくなかったけど・・・目印さえたどれば何とかなるので慎重に進みました。
景観はいいんだけどねえ・・・なんせ悪路で疲れます。
このへんの川では真夏でも泳げませんね。
そりゃ沢筋は涼しいはずだわ・・・自然のクーラーですな。
感想
猛暑日が続く中、大峰ならまだ涼しいかと関西百名山・行者還岳をチョイス。
山と高原地図に載ってる西側の破線ルート(難路表記)2本の現地調査へ。
結論から言うと、北破線ルートはもはや廃ルート(帰りに前通った時に気付きましたが、大川口の登山口と思われる吊り橋も老朽化で閉鎖されてました・・・)で、南破線ルートも終始足場が悪いうえにわかりにくくお勧めできません。
北破線ルートは関西百名山地図帳にも載ってますが、もう地図上から削除すべきです。
南破線ルートの表記コースタイムは2時間ですが、寝不足のため省エネモードでゆっくり登ったにしても、足元悪くわかりにくいルートでやたら時間かかりました。
北破線ルートは下り口にトラロープが張られてたけど、他の人のレコで確か通ってたし、体力と時間にまだ余裕があったので調査に行ってみましたが・・・全然ダメでした。
地図の表記通りにはもう進めない状況みたいで、他の人のログでは自分が断念したあたりから谷筋を下れるっぽいですが、その時は全く確証がなかったので戻る選択をしました。
「迷ったら沢を下るな」は鉄則ですが、疲労や焦りがあると心理的に下りる選択をしそうになりますね。
まだ余力があったとはいえ、それまでが大変なルートだったので登り返しがしんどく思えたし・・・この時期暑さもあり、熱中症なったり体力尽きれば疲労遭難って事態もありえます。
テープ頼りのルートだと、遅くなって暗くなるとライトがあっても難しいでしょう。
道中で無茶な選択はしてない(中途半端な事前調査だけで張られたトラロープを越える時点で無茶か・・・)けど深追いし過ぎたかな・・・(^_^;)
久々に遭難やビバークが少し頭をよぎった、反省の大峰マイナールート登山でした。
コメント
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inoko611さんはじめまして。
大川口から行者還岳へのルートがそんな状態とは…
実は近々そのルートを考慮に入れた縦走を計画していたのですが、計画の練り直しが必要になりそうです。
下りで利用するつもりだったのですが、時間に余裕がないと焦って大事に至る可能性もありますし。
大変参考になりました
Hacchyさんはじめまして!
コメントありがとうございますm(_ _)m
北破線ルート下山調査は、「登ったらトラロープ張ってあるとこに出てきた」という他の方の記録を見た事があったので踏査してみましたが、やはりロープくぐってまで行っちゃダメでした(^_^;)
明らかに何かあったら言い訳できない行動でしたが、情報提供の為あえて載せました。
南破線ルートは明るいうちにテープをたどればまだ大丈夫ですが、あまりお勧めはできません。(あくまでも自分の力量からの感想ですが・・・)
北破線ルートは明らかにアウトなので、地図会社に連絡入れてみようかと思ってます
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