チャレンジ北海道2015 その�◆�幌尻岳（とよぬか山荘）
muraken
- GPS
- 56:00
- 距離
- 27.8km
- 登り
- 1,820m
- 下り
- 1,825m
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| 天候 | 曇り時々雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
到着時駐車されていた車は20台程度（余裕あり） 登山ポスト：とよぬか山荘に宿泊したのでそちらで入山者全て管理されています |
| コース状況／ 危険箇所等 |
川の水深：往路は時々膝上。復路は一時股下。（身長189cm） |
| その他周辺情報 | 前泊：とよぬか山荘 http://toyonuka.chu.jp 下山後の温泉：平取温泉（日帰り入浴）420円 |
写真
今回モンベルの沢用ブーツを準備しました。滑らないし、水が冷たくないし、快適でした。
でもお花畑に咲くお花はキレイでした。
な〜んにもすることありません。
昨夜の雨は弱まり、水かさは低くなりましたが、以前水流は早いです。ですが足止め喰らったみんなの帰りたい！という気持ちも爆発寸前まで高まってきました。
1
何人かが数回流されかけました（ロープを腰に結んでいたので大丈夫でした）。
帰りの林道で直径50cm弱（に思えてしまうくらい大きい）のクマのう◯こがありました。そのサイズからして、どんだけクマの体は大きいんでしょうか？
感想
「北海道にある日本百名山9座全山を一気に登っちゃおぅ‼︎」という旅の第二弾として、幌尻岳に登ってきました。長い林道、渡渉、急登山頂アタック、ヒグマとの遭遇の危険性などバラエティに富んだ山行でした...と言いたいところですが、想定外の事態発生と生死を少し感じたとても良い経験となりました。
1日目：
午前中に登った後方羊蹄山から平取（とよぬか山荘）への移動。とよぬか山荘は、食事・お風呂・部屋・コインランドリーなど、なに不自由ないとても良いお宿でした。しかも夜ご飯はジンギスカン（カレーの選択もできます）！コスパ非常に高いです。
翌日の天候がどうにも怪しく、食後からず〜っと天気情報を確認していましたが、特に雨による水嵩の増加による渡渉の危険性を考え、今回は断念し、日程を変更、翌日は利尻岳に向け稚内に移動する方向で就寝。
2日目：
当初は稚内への移動日と考えていましたが、雨脚が弱まったこと、天気予報で午前中は天候が良いこと、先行者からの情報などなどを考え、どうせ今日は幌尻山荘までの移動なので、9時のシャトルバスに乗るギリギリの時間まで待って判断しよう！と考え、ゆっくりしていましたが、他の登山者が7時のバスで急遽行くことを決断、9時のバスは自分一人のみになってしまうことを考え、バスの出発を5分ほど待って頂き急遽準備、出発しました...。出発の準備ですでに汗だくです。気にしていた渡渉は私（身長189cm）で膝上程度の水深で、無事幌尻山頂に到着。昼食を摂り明日の山頂アタックに向けて休養を取ります。しかし雨脚はどんどん強くなり、水嵩も増し、明日仮に山頂に登れたとしても、下山での渡渉が無理で、とよぬか山荘には戻れない＝次の目的地まで移動できない心配が増していきました。
3日目：
相変わらずの雨。幌尻山荘からとよぬか山荘まで下山できるかわからない状態ですが、下山できることを期待し、早朝に山頂アタックをスタート、下山への十分な余裕がある時間帯で幌尻山荘に戻っていました。山頂までの道のりは雨・ガスで視界が悪く、夢に見ていたカール・稜線歩きは夢に終わりました。そして幌尻山荘に戻ると、管理人さんの口から「がんばって登って帰ってきたけど、水嵩が増しているのと、流れが早いので、下ろすわけにはいかない」と告げられ、延泊が決定。早めに昼食を摂り（なにもすることがないので）昼寝などをして時間を過ごしました。すでに3泊目に突入している登山者も居り、みなさんの帰りたい！の気持ちはどんどん高まっていきましたが、雨脚・水嵩は相変わらず劣ろいを見せず、徐々にもう1日...？と考えてしまいます。
4日目：
みなさんの祈りが通じたのか？雨脚はかなり弱まり、水嵩・水流の心配はありましたが、下山OKの指示が出、幌尻山荘に宿泊していた登山者全員で同時に下山を開始します。水嵩は最も深いところで私の股下、水流の早いところでは簡単に流されそうになる非常に危険な状態でした。現に背の低い女性が一度流されかけ（ロープをつけていたので危機一髪で助かりましたが）、その他何名かも流されかけました。
なんとかみんなで助け合い（途中管理人さんも一緒に下山していたのでサポート頂き）渡渉を終え、長〜い林道を歩いてシャトルバス乗車場所に戻ってきた時は、本当にホッとしました。（林道にとんでもない大きさのクマのう◯こもあったし...）
今回少し無理して山行を決行しましたが、一緒に歩き、プチパーティーを組んでくれたお三方、幌尻山荘の管理人さん、下山時に一緒に下りてきてくれた皆さんの助けがとても心強かったです。（山荘滞在中の気分転換も）
計画より1日多く費やしたので、その後の日程変更がたいへんになりましたが、「まずは天候次第！」で...、全て計画通りに進まない、せっかく北海道まで来たんだから...といって無理できないということを学びました。
そして、数日を共にさせて頂いたSさんが、今回の山行で百名山登頂という偉業を達成され、その場にご一緒させて頂いたことは非常に嬉しく、羨ましく、励みになりました。普段下山すると、「また来たい！また来ます！」という心情になりますが、そう簡単には言えないとても勉強になる山行でした。いつか快晴が保証されている時にまた行きたいです...。ありがとうございました。
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